
ザ ワースト オブ 表現・さわやか
猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか
シアターブラッツ(東京都)
2009/04/03 (金) ~ 2009/04/10 (金)公演終了
満足度★★★
ワーストだけど
わたし、今まで観たさわやかの中では一番笑ったかも。指定席よりも座布団でかぶりつくほうがお薦め。できればこの規模の劇場でやり続けてほしいけど、次は本多劇場なんですね。。。

淫乱斎英泉
東宝
あうるすぽっと(東京都)
2009/04/02 (木) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★
長かったー。
元々この作品
英泉、長英を一緒描く必要があったのかな?(あと、越後屋も)
この二人が関わった事実を基にしているのかと思ったら
そういうわけでもなさそうだし。
対照的な存在として?
長いしなんかテンポもいま1つ
ラストの方では完全に思考停止だった。
豪華な出演者、
みんなそれぞれに良かったのに。(山路和弘さん特に)
その良さがいまひとつ生きていないような。
英泉なら英泉、長英なら長英で
話をもっと絞って全体に短くした方が
良かったのでは?

さとがえり
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
女として、人として
昨日の続きに今日があって、今日から続いて明日があるっていう当然のように感じていたことが、覆されてどきっとしました。続いている自分は線で捉えられるけど、それ以外のものはどんなに近くにあってもどんなに遠くにあっても自分と交わる点でしか感じることはできない。ぐさりと痛い部分でもあるけどやさしく示してくれて、哀しいのに元気になりました。
スズナリだから当然指定席かと油断してゆっくり行ったら、自由席。自分的にはいい席で観られたので満足でしたが。

Dress Omnibus Theater#4
DRESS AKIBA HALL
DRESS AKIBA HALL(東京都)
2009/04/07 (火) ~ 2009/04/07 (火)公演終了

偽伝、ジャンヌ・ダルク
アロッタファジャイナ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/04/07 (火) ~ 2009/04/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
知らないエピソードが沢山
知らないエピソードが沢山。覚えきれない^^;
なんかワタシは好きですね、この作品。
めずらしく星沢山つけちゃいます。

さとがえり
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
新たな出会い
スズナリでお芝居を観たのは今回が初でした。
すごく優しくて包み込むようなお芝居でした。
ゆっくりと時が流れていくんですが、
間延びすることなく細かいところまで
こだわりが見える濃密さが魅力でした。
素直に観れて良かったと思える作品の一つですね。

アチャコ
ユニット・トラージ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
ゆるさと適当さがたまらない。
このゆるさは、しかし好きじゃない人も多いだろうな、といらぬ心配もしつつ。
でもって、ナンセンスっていうのは、こういうもののことをいうのだと思う。言葉を変えると、絶望の、その深さというか。

『こわれゆく女 your eyes only』
指輪ホテル(YUBIWA Hotel)
イムズホール(福岡県)
2009/04/02 (木) ~ 2009/04/03 (金)公演終了
満足度★★★★★
頭じゃなくて もっと別の場所に響く感じで
既存の演劇とコンテンポラリーダンスの境界線をぶち壊して
そこに“在る”からだを真摯に見せる舞台作品なように感じて
非常に面白かったです。
口から発せられるコトバが重すぎなくて
からだが紡ぐコトバと同じ地平に それがあって
バカバカしいけど切実な感じで
でもちゃんと緻密に創られてて
女性のからだでしかできない質感だったけど
かわいいっていうより カッコよくて
たぶん 明確な物語がないと安心出来ない観客は
拒絶反応を示すだろうなあとは 思うのですが
こういう舞台を福岡市内に持ち込んでくれた
羊屋白玉さんに感謝!

さとがえり
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
大満足
設定自体は、ありえない話でしたが、家族との距離、他人との距離間が実に自然に演じられていて、いい作品でした。
これだけのものを見せられると同時上演されている方も気になっていますし、同じ作品「さとがえり」をもう一回みたい気持ちもあります。

7歳の孫にジンを2杯飲ませた祖母
うさぎ庵
アトリエ春風舎(東京都)
2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
トニー・カーティスの夢
ボストン絞殺魔という映画をご存じですか?
とある、男(トニー・カーティス扮)が次々と女性を絞殺していくのですが、
この男、絞殺しているときは
自分が何者であるのか、自分が何をしているのか、
意識がないんです。
何か夢を見ているような状態なんですね。
つまりは一種の二重人格なのですが、
最後には
その二重の人格が、ひとつになって、
その男に戦慄の瞬間が訪れる、という物語なんですけど、
あたしがいいたいのは、
何もこの芝居がそういう物語なのだということではなく、
見ているあたし自身が
その男になったような気がしたということ。
ただし、訪れた瞬間に見えたのは、
天明留理子さんの美しさ。
桜の舞い散る日の、
真昼の夢のメリークリスマスでしたね。

humming3
ポかリン記憶舎
cafe MURIWUI(東京都)
2009/03/31 (火) ~ 2009/04/06 (月)公演終了
繋がる時間の重なり感
登場人物の今に、つながる時間のやわらかい印影が
そこはかとなく感じられる・・・。
ここちよく、少しだけ切ない時間に浸されました

いいだせなくて
カラフル企画
SPACE107(東京都)
2009/04/01 (水) ~ 2009/04/14 (火)公演終了
満足度★★★★
笑った!!
面白い!開演から飛ばしている感じが伝わってきて、役者自身ものってるのが観ていてよくわかる。劇中の物まねシーンも面白いし、ストーリー展開もわかりやすくて、子供でも飽きずに見られそう。ただ、全体を通じてキレが悪い。ダラダラした感じがあり、休憩を入れて2時間40分はちょっと・・・・。もう少し凝縮してもいいのではないか?休憩無しで2時間に収めることも出来ると思うけど。

二時間目は体育
渡辺美帆子事務所
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/03 (金) ~ 2009/04/05 (日)公演終了
満足度★★★
面白いタイトル
朗読劇、でいいんだと思うけど・・・。
旗揚げ公演にしては6人の女優さんの息がぴったり合っており、かなりの練習量をこなしたんだろうな、と想像が付いた。体育の授業に見立てた更級日記、十分の堪能できた。これからもこういうアイデアで新しい演劇を確立して欲しい。

humming3
ポかリン記憶舎
cafe MURIWUI(東京都)
2009/03/31 (火) ~ 2009/04/06 (月)公演終了
ばしょさいこう。
カフェ公演て素敵なんだ、と初めて思いました。
何よりも喫茶店の存在自体が素晴らしく、登場人物のこの場所に対する愛情を素直に感じることができました。
ただ、演技とドラマのさじ加減にちょっぴり違和感。
観た回は快晴で、窓からさしこむ明かりが眩しいくらいでした。
雨の日の公演も観たかったなあと。

刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/04/01 (水) ~ 2009/04/05 (日)公演終了
満足度★★★★
刻
ストーリーは内容の濃い、感動した舞台だった。ただ、妙に小さな笑いを取りに行くことが多く、滑っていたのは気になる。「刻」では静のキャラ設定がちょっと違和感を覚えた。「我」も観たかったけど・・・。

蜉蝣峠
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

いいだせなくて
カラフル企画
SPACE107(東京都)
2009/04/01 (水) ~ 2009/04/14 (火)公演終了
ウエルメイドなコメディ
役者さんは良いし、スタッフワークも良いんだけど、
脚本がダラダラし過ぎ。
プロットは良く解るので、
ムダなシーンと登場人物を削れば、
もっと見易い芝居になったと思う。
小劇場で3時間弱は、正直辛い。
次回作に期待。

蜉蝣峠
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
アウトロー古田がシブイ。笑い、涙、歌、殺陣と満腹の3時間。
「古田主演で、チャンバラがあって人間ドラマなら何でもいい」という、いのうえ さんの注文でクドカンが書いたという。
確かに、黒沢「用心棒」の二つの組が対立した宿場町を舞台に、記憶を失った流れ者の巻き起こす騒動の物語。
主役の記憶を失ったアウトロー古田がシブイ、カッコイイ。
セリフが少ないのがまたいい。少ないセリフでもしっかり笑わせる。
笑いに、歌を交えて、泣かせる話。
そして、なによりもクライマックスの、活劇、殺陣がダイナミックで素晴らしかった!
古田さんもうまいが、特に、堤真一さんの長身が舞う大きな身振りが気持ちいい。
これまでも殺陣のある舞台がいくつかありましたが、これだけ動きのスケールが大きいのも珍しいです。
いや(私の少ない観劇のなかでは)、これまでで一番だと思います。
さまざまな構成要素がうまく詰まっていて、満腹の3時間でした。

蜉蝣峠
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2009/03/11 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★
いまひとつ
役者さんは、皆良かったけど、クドカンだから×
何も、あんな風に下品で、グロじゃなくて、いいんじゃないかと。
いつも、新感線は、もう一度見たいと、思うのだけれど、
これは、いいわ。
この作品が、古田新太の記念公演だなんて、悲しすぎますよ。

おやすまなさい
カニクラ
アトリエヘリコプター(東京都)
2009/03/18 (水) ~ 2009/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
裏に秘められたモノ
「眠れない女」と「眠りたい女」による70分弱の二人芝居、なにやら象徴的な部分もありつつ、とりあえず表層部分だけでも面白く、がしかし、偶然同じ回を(そして以前の風琴工房版も)ご覧になっていた知人から終演後に裏に秘められたモノを告げられ「そういうコトだったのか」と大いに納得。
観ている間、疑問に思っていたのでアフタートーク用の質問用紙に書いた演出意図までその瞬間にわかっちゃった、ってなモンで。(笑)