最新の観てきた!クチコミ一覧

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結婚

結婚

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2009/06/20 (土) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台という異空間を楽しむ
好き嫌いは分かれるものの、この舞台には確かな空間が存在してます。演劇を楽しむ、これが重要だし、楽しい。詳しくはネババレ。

ネタバレBOX

・・・なんて、難しく書いてしまいましたが、つまるところ、ライブを楽しむという点については、演劇は様々な手法は大歓迎で、こういう作品も、確実に面白いです。よく、「なんでも楽しめてうらやましい」と言われるのですが、いやいや、「しっかりと完成している」ものなら、楽しめるのです。だめなものは、最初から観ない(ようにしてる)。

ネババレだから書きますが、藤崎あかねは知り合いです。だから、最初は彼女を応援っていうか、そんなつもりで観に行きました。でも、ボクが知っている彼女とは明らかに違って(ごめんなさい!)、すっとして素敵で、清潔感のある、きれいで燐とした女性でした。先に、書いておきます(笑)。

恐ろしいくらい単純でシンプルな設定を、その5人の関係性と考え方だけで見せていく。これが実に、緊張感がありました。ひとつの舞台(客席を挟んだ中央にあり、これが実によかった)の上で、ゆっくりと、確実に時間が流れていきます。僕らはそれをただ見守るだけ。登場人物はすべて舞台人(演出家やら役者やら評論家やら脚本家やら)であり、意味ありげに絡んでいきます。これなんですよ。実は、意味ありげだけど、どう捉えるかを自分で空想して楽しむ。単なる設定でもいいし、そうでなくてもいい。観念的な台詞のオンパレードですが、これも、音楽を聴くようように耳に入れるか、理解しようとメモでもするか、それによって楽しみ方も変わるでしょう。

役者と脚本家の夫妻の前で、結婚相手を紹介する主人公。そこに現れる結婚相手(藤崎あかね)は、別れていない恋人がいる。・・・ドロドロの人間模様になっていくのだが、表面的には群像劇の質を落とさず、頭の中で創造してぞっとするようになっていて、これに気づいたとき、この作品を実に楽しめるようになった。恋人から脅迫されるシーンは、やってる行為は実に子供っぽいのだが、エロすぎて呆然としてしまったくらい。

わかる人にはわかるけど、わからない人には絶対にわからない芝居だと思います。しかも、わかるっていっても、解釈は色々、楽しむポイントもバラバラかもしれません。でも、ぼくはまた観たくなりました。
・・・いい、お客さんでしょ(笑)
GOOD MANNER?? BAD MANOR!?

GOOD MANNER?? BAD MANOR!?

ジーモ・コーヨ!

ザ・ポケット(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

若き、シチュエーションコメディ
予想を遥かに超える舞台に、十分楽しめました。詳しくはネタバレ。

ネタバレBOX

実は、大谷くんは知り合いです。でも、まったく関係ナシに、冷静に、舞台を拝見しました。

シチュエーションコメディに挑戦すること自体、まずは拍手したいです。これって、かなりハードルの高いものだと思うからです。脚本も、キャラクター設定も、演技にも、かなりのスキルが要求されます。劇団(作家)の思い込みだけでは、決して面白いものはできません。正直、見る前は不安でした。

しかし、実にがんばっていました。導入から映像を使った工夫がなされ、テレビ番組という枠組みがあったにしろ、マナーハウスでの群像劇に終始したし、キャラクターも極力際立った設定にして、役者さんも必死に(元々持っているキャラを生かして)作り上げて、しかも、楽しんで演じているように見受けられました。これが大事で、この雰囲気がお客さんに伝わるのです。

だだ、全体的に「若い」という印象でした。キャストが若手がほとんどということで、そこに絞った内容にするのは当然ですが、味が一点に絞られた分、少し物足りなさも感じました。細かい点においても、先述の方も書かれたような、設定の追い込みはまだ甘いようにも思えます。

しかし、これから期待の持てる劇団に出会えた!という喜びのほうが大きかったです。どんどん面白い作品を、彼らは生み出す気がしてなりません。今回も大勢の観客が入られていたようですが、もっと上を目指してがんばってほしいと思います。
イヌ物語

イヌ物語

劇団サーカス劇場

シアター711(東京都)

2009/06/24 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

じょゆうの。
力技には圧倒させられます。
ただ、そういう演出なのでしょうが、力技しかなかったのが残念。

スメル

スメル

キリンバズウカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

たなばたに。
観劇。母と娘の関係が心をうちます。

ネタバレBOX

東京に来て、何もしてないけど帰るのには抵抗がある、という気持ちは非常に分かるし、その群集劇の場にゴミ屋敷を選んだことにも類まれなるセンスを感じます。

ただ、20年ぶりに帰ってきた娘はその辺の事情とはあんまり関係がなくて。そのまま不器用な親子の話が本筋となり、産業廃棄物がアイテムとして出てきたりしたことに戸惑ってしまいました。
オープニング、前半、後半、エピローグ、と全てテーマが違うように感じてしまったのです。
拡大解釈できないこともないのですが、親子の話が本当に素晴らしいと思ったので、「東京に住む」ということに重きを置かず、それに絞って観たかったです。

終盤の稲川さん、黒岩さんのセリフが心に強く響きました。
スメル

スメル

キリンバズウカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

良かったんだけど‥
永住禁止令、ゴミ屋敷とかなり奇抜な感じの舞台を想像してたけど、意外に普通な感じの親子ドラマでした。役者も良かったし楽しめたことは楽しめたんだけど‥ホラー映画を期待して観に行ったら、感動的なドラマだったみたいなそんな感じ。良い作品だとは思うけど、やっぱりイメージしていたものと違ったせいなのかな?

奇ッ怪

奇ッ怪

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

さすがですっ!
七夕の夜にとっておきの怪談を楽しませていただきました。音や光の効果で客席から声が上がるほど。池田成志さんと小松和重さんのゆるゆるコンビはすばらしいです。

ネタバレBOX

イキウメ前川さんのテイストはふんだんにあり、奇妙な世界に迷い込んじゃった感覚。全5話の構成がホラーでもありミステリーでもあり愛の物語でもあり、いろいろな形でドキドキしました。

池田さんと小松さんがすばらしすぎて、仲村さんの男前感覚が中途半端でもったいない。
スメル

スメル

キリンバズウカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっばり、人は人と一緒にいたいんだ
まず、なんと言ってもフライヤーがカッコいい。素敵だ。
ここに惹かれた。

そして、舞台は、フライヤーのように素晴らしいものであった。
平日夜間に満席なのもうなづける。

表面に見えるテーマ的なものだけではなく、その根底にある人の姿、特に現代に生きる人の姿・気持ちが浮かび上がってきた。

ネタバレBOX

冒頭の「東京都永住禁止条例」についの説明にあたるシーンで、「この説明っぽさは、どうかなのかな・・」と思ったのだが、フリーターの男と都の職員が同窓であることが観客にわかり、さらに葬式シーンが続き、「なんだ?」と思ったあたりから、作者の術中にはまったと言っていい。
この展開、興味の持たせ方は、「うまいなぁ」と思わず唸ってしまった。

「東京って人多すぎ」ってなことを言っている自分が東京にいて、まさに多すぎの人々を自分自身が形成している。
「なぜ東京じゃなきゃダメなの?」と面と向かって訊ねられても返答に窮する人も多いだろう。
そんな人たち(大多数の観客たち)の気持ちに、ざわっとした空気を送り込むような舞台だったと思う。

東京一極集中、ゴミ問題に、介護や就職難なんていう今様のテーマと、親子の関係、男女の関係など普遍的テーマをうまく絡めて、テーマ、テーマしすぎず、見事に台詞で世界を紡ぎ出していた。
台詞の息づかいのようなものがとても素晴らしいと思った。

そんな表層のテーマとは別に、「人と繋がりたいのだけど、うまく繋がることができない人たち」の哀しさが舞台が進むごとにじわっとやってきた。
人恋しさとでもいうのだろうか。
だったら故郷に帰ればいいじゃないか、と言われても「いや、でも・・」と言葉は濁る。
ゴミ屋敷の清掃で人々はかろうじて繋がり、お金や(危ない)仕事、芸能人になるなんていう淡い夢で繋がる。
儚い繋がりと知りつつも、それにすがってしまうのだ。

これって、捨てられないゴミとの関係にも似ているのではないだろうか。
ゴミだから捨てないと、という気持ちと、いつか何かに使えるのではという気持ち。ゴミとわかっていてもつい拾ってしまうような。

本編ラスト(?)でゴミ屋敷の女主人が泣き、「さて朝ご飯でも食べるか」と言い放つ強さにちょっと感動しつつ、本当のラスト、というか蛇足ともとられかねないラストでは、さらにもう一度、人が人と繋がりたいという欲求と、人との繋がりの危うさを、皮肉を込めて見せてくれた。

台詞がよかったのだが、ゴミ屋敷の女主人の台詞も若者言葉にやや引っ張られているように感じた。普段あんなふうにしゃべっているのだろうか。ちょっとだけ気になった。

前作とゆるい繋がりがあると知ってしまったら、前作も観たくなった。再演してほしい。

蛇足だが、登場人物たちの名字が、1人を除きすべて世田谷区の地名だった。異なる1人というのが、娘の岡村。
この疎外感は一体なんだったんだろうか。たぶん意味があると思うのだが。
スメル

スメル

キリンバズウカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

お〜
1年待った甲斐があった。

バンサラ!!

バンサラ!!

東京パチプロデュース

【閉館】江古田ストアハウス(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

小説みたい
東京パチプロデュースの公演は初めて拝見しましたが、
予想以上に面白く大満足でした。

単純にストーリーだけでも完成度が高く、
まるで先の読めない小説を読んでいるかのようでした。
コメディーとちょっとした秘密と悲しみと希望とがいい塩梅で
配合されていて、その匙加減が絶妙でした。

役者さんも個性的な方ばかりでした。
お菊さんの表情の豊かさに感心しました。
そして、おキクちゃんのキュートなこと。
金の字・・はいいですねぇ。

ネタバレBOX

皿屋敷の話は色々なバリエーションがあるようですが、
マザコンでプライドだけ高いバカ殿が自分の思い通りにならない腹いせに
思わず斬ってしまう・・それまでの経緯も含めて、いかにもありそうな話で
説得力がありました。

一番笑ったのは、「実は俺も見えないんだよね」のところでした。
他にも「うっすらは見えるよ」とか、「ワタクシ、モテモテですね」とか
何気ない台詞もやり過ぎず、センスが伺えます。

あと個人的には、お菊さんの所在なさげな立ち方が好きです。
異人たちとの夏

異人たちとの夏

東宝

シアタークリエ(東京都)

2009/07/04 (土) ~ 2009/07/25 (土)公演終了

満足度★★★★

夏ですね
いやぁ。いいわぁ。とても素敵なお話ですよね。その舞台の脚本と演出の鈴木勝秀さんが好きで観に行きました。
だいぶ私なりに分かってきたつもりです。スズカツ演出。
20年以上前の作品とは思えないですよね。現代でもぜったいにあり得そうな話だし。ぅん、良かったです。

向日葵と夕凪【ご来場頂き誠にありがとうございました。】

向日葵と夕凪【ご来場頂き誠にありがとうございました。】

七里ガ浜オールスターズ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/07/07 (火) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

内容濃い60分
初日に観劇して来ました。
上演時間約60分なのに、急かして詰め込んだものではなく、ゆったりとした展開で内容の濃いものでした。
公演会場が補修しているかのような鉄パイプで囲まれたところです。
チケットは、、1,500円で発泡酒ではなく(缶)ビール350ml付きでした。
改めて、芝居はチケット代や場所じゃない、と思い知らされるいい作品でした。

奇ッ怪

奇ッ怪

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

笑いました
なんかもう、とにかく面白かったです。見に行って良かった!

ネタバレBOX

さんざん笑わせておいてあの結末・・・うっかりじーんときてしまいました。
小松さんが何やら面白いことになっていたのはこの回だけでしょうか?わざと?
セインツ・オブ・練馬

セインツ・オブ・練馬

ロハ下ル

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん
戦後まもない時代の作品で楽しみにしていたのですが、いまいち盛り上がりが中途半端かなぁ~と思いました。もう少し住人以外の暴動を前面に出した方がしっくりきたのかもです。次回作に期待したい。

『Tepes』

『Tepes』

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/06/26 (金) ~ 2009/06/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

こんなすっ飛んだ舞台・・・なんかいいかも
ぎりぎりで劇場に入ったので、パンフも見ずに観劇。
一部、過激な内容に「えぇっ・・・」
で一人何役もやってる役者がいるのか?!難しかった・・・
あとでパンフ見てなんとなく理解?出来たかも~
でも見た直後、なんとも言えぬ感動。
平日昼割り引きだったので安かった~何か得した気分。
次の公演のチラシも入ってたのでまた来てみようっと!
すっ飛んだ舞台、次回作も期待してます。

ATTLIVE -Live,too Death,too-

ATTLIVE -Live,too Death,too-

ATT

アイピット目白(東京都)

2009/06/23 (火) ~ 2009/06/23 (火)公演終了

満足度★★★★

新ワザや新ネタ満載
ATTの公演としては前年10月の『悪っぱれ』以来、ATT LIVE としては前年5月以来という久々のもので、その間に開発したであろう新ワザや新ネタ満載。むしろオール新作、的な?
中では、一般的な芝居では何度か観たことがある“全く関連のない2つの状況での会話がリンクする”手法を使った「一方その頃」と、お馴染みのCMをATT流にアレンジした「CMごっこ」にウケる。
他に「ラピュタリング上の戦い」のアイデアに感心。
さらに、メンバー紹介的に各人のソロをフィーチャーした「エンディングアクション」も良かったなぁ。そういえばこういうの、今までになく、名前と顔と得意技を覚えるのには最適。フィーチャーされたメンバー以外はマスクをしているってのもナイス。
で、おおかた満足するも、「Happy smile, Happy fool. A-T-T!」の唱和が今回もなかったのはちょっと物足りないような…

知新笑新・噺二題

知新笑新・噺二題

イエロー・ドロップス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/06/22 (月) ~ 2009/06/23 (火)公演終了

満足度★★★

吉村雄之輔氏の立居振舞
落語や古典をベースにした和のテイスト、ということで、前半は「花魁お染(=品川心中・前段)~だまし蕎麦や~幽霊の辻」の「吹き寄せ」(←音楽で言えばメドレー:約45分)。
「立体落語」とでも言うべきそのスタイルは2月に観た『噺劇と落語の会』の噺劇(しんげき)パートと近い趣向ながらアチラが落語寄りだったのに対してコチラは小劇場系芝居寄り。そのアレンジの違いから、噺劇で感じた「下げでスパンと終わる落語の潔さが失われた」という憾みはほとんど感じず。
中入(本編内容からいって「休憩」よりこっちでしょ?)後の「らくだ」は約50分かけてジックリと見せる。が、終盤はかつて読んだり聴いたりしたものとは異なっており、そんなところも落語だねぇ、みたいな。
で、これのイントロとコーダにあたる部分に登場した吉村雄之輔氏(だよね?)の立居振舞が、何とも色気や愛嬌のあるもので、「技術」ではなく「芸」というのはこういうモノなんだ、な印象を受ける。

ダーリンダーリン

ダーリンダーリン

colorchild

LIVE HOUSE GRAFFITI(東京都)

2009/06/20 (土) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

ライブハウスの特質を活かして
ストーリー自体は既視感があったり強引だったりするものの、実際のステージを公開録音(録画か?)会場に見立てたシーンがあったり、70年代末から80年代初頭あたりのアイドルポップスを歌って踊ったり、客に振ったりと、ライブハウスの特質を活かしているのが楽しい。
あと、またもや「心の中に入る」ネタがあり、ホントに今年はこれが多いこと。心を病んだ現代の象徴か?(笑)

タバコの煙とコーヒーの湯気

タバコの煙とコーヒーの湯気

オムプロモーション

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/06/13 (土) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★★

会話の巧みさは健在
ある喫茶店の閉店後、コーヒーを飲むことができるように自らを訓練(?)する女性従業員とマスターがその日訪れた客たちを話題にあげて…というオープニングに導かれる会話劇オムニバスで、06年4月のペテカンによる初演に新たなエピソードを附加した作品。
観ながら「そうそう、そうだった」というのが少なくて、記憶力がそんなに減退したかと思っていたら、後から新作の方が多いと耳にして一安心、みたいな。(爆)
で、初めて観たペテカン作品である『やわらかな君の髪をなでる』(04年12月)以来舌を巻きっ放しの会話の巧みさは健在。時には自然に、時には誇張されてコミカルに、ホント上手い。
なお、家族ネタに弱い身として「父と娘と」で娘の妊娠を知りさり気なく娘の煙草を隠す父と、「梅雨兄妹」で「母が死ぬワケがない」と力説する兄に涙腺を刺激される。

aoi labo 2(初日完売御礼)

aoi labo 2(初日完売御礼)

ノアノオモチャバコ

ラ・グロット(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

初見でした
こんな狭い空間で公演できるんですね。感心しました。
初めてこの劇団を観たのですが、
女優さんが大昔の彼女に似ていて、
気になって気になってしょうがなかった。
当然あまり集中できなかった。
今回は番外公演ということで、いつもとは違うのでしょうか。
そしたら本公演はどうなんでしょう?とても気になります。

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF・OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★

隔離空間のリアルを俳優の身体から感じたい
 擬似地球“バイオスフィア2”にて自給自足生活を送る8人の男女と、彼らを外部から観察する研究者たち。OFF OFFシアターの舞台上にある柱を活用して、上手側に研究室、柱を挟んで中央および下手にバイオスフィア内部を対置させた具象美術でした。茂った木々に実る作物も丁寧に作りこまれた美術は見ごたえあり。文字映像で上手壁に居住者たちの日記を表示し、人物の背景を伝えていました。

 スフィア内は農作物の収穫が少なく、海洋地区が汚染されて魚が取れないなどの食糧危機にあり、居住者は常に飢えていているはずなのですが、役者さんの演技は状態を説明する型どおりのもので、私には切迫感や恐怖、狂気、そして殺気などが感じられず。残念ながら、物語の起承転結が体を素通りしていくようでした。例えばシミュレーションゲーム「シムシティ」(古いですね)や冒険もののロール・プレイング・ゲーム等で、画面上の架空の街を攻略していくような手軽さに似てる気がしました。お好きな方もいらっしゃると思います。

 敢えてリアリティを求めない演出だったのだとすれば、一観客の個人的でわがままな願いではありますが、隔離された空間でのサバイバル以上に、意外だったりわくわくするものが欲しかったですね。
 北京蝶々の作品を観るのは初めてでした。作・演出の方は慎重に考えた末に題材や視点を選択されているようなので、また違った作品も観てみたいと思います。

ネタバレBOX

 居住者たちは飢え続けて、身体的にも精神面でも限界に近づいていきますが、ある問題が解決したことで食べ物に困らなくなり、突然あっけなく平安が訪れます。でもそれまでにひっ迫した空気がなかったため、舞台上の人物と一緒にホっとしたり嬉しくなったりできませんでした。外部から白衣の研究員が入ってきた時は空間がゆがんだように感じて面白かったですが、その後にドラマが起こらなかったのも残念。

 噂話を広めて恋愛のドロ沼をよりひどいものにした女の「だって退屈だったんだもの」というセリフが痛快。
 酒と一緒に食すると毒になるきのこを、皆に食べさせた男のセリフに納得。
 「自分が食べるものなのに、他人の言うことを鵜呑みにして、勉強もしないで」
 それが私たち日本人ですよね。

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