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学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

キレなかった14才♥りたーんず

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

拝見しました
飛躍感が、楽しかった。
笑いが多いが、なぜか、泣きそうになる瞬間もあった。
俳優も、十分に魅力が引き出されていた。

さよならね。

さよならね。

みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース

取手市立福祉会館(茨城県)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/10 (日)公演終了

満足度★★★★

60年代
筑豊炭鉱の大労働争議の一部を指揮、加担していた詩人・革命家「谷川雁」は、争議の敗北・解体後、東京に戻って、さる企業の取締役として、今度は資本家の一員として労働者にあたることになった。
さらに十数年後、ラボ・パーティという子供のための文化活動を組織。分裂を経て「ものがたり文化の会」を発足。黒姫山に拠点を移すなど、活動を広げていたが、1995年に死去。
活動は、日本各地のテューターたちにより、継続されていった、というのが今までの状況ね。

ネタバレBOX

--紫竹あかね。バッハのチェロ曲に詞をつけた「おぼろ月」独唱初演と斉唱練習。
--高野パーティ最終メンバー『ざしき童子のはなし』リーディング。
--榎本元。ギター弾語りで2曲。
---休憩25分。
--斎藤トモヤ(ボギリ)+鈴木コースケ(ex. 時々自動)(口琴/パチカ/トランペット/ホーメイ)他でセッション。
--根本コースケ。「ベビー・ピー」で京大吉田寮で初演したばかりの『道が塞がれている』(出演者3人強)を一人で上演。途中で観客から出演者を引込む。...実は登場人物は全員人間ではないことが途中から判って来る。
--近況報告の続き。姉妹関係にある「ねもとパーティ」の紹介。
---休憩10分。
--谷川雁 + 新実徳英の合唱曲集『白いうた青いうた』より4曲を合唱。「青い花」「自転車で逃げる」「小さな法螺」「ねむの木震ふ」。
--みやしろ演劇パーティ + 根本コースケ『烏の北斗七星』。...何故か「蒲田行進曲」風の設定で、根本さんが走り回って進行にからみ、混沌とした様相になってくる。
--「FOMALHAUT」3人編成Live(8曲)。
--おまけや久三。新作落語『ツェねずみとクンねずみ』。出囃子はFOMALHAUT。
--バッハ「おぼろ月」全員斉唱。
--記念写真撮影。形見分け(読書会で使った本を分ける)。
トライアルE

トライアルE

笛田宇一郎演劇事務所

フリースペース・カンバス(東京都)

2009/05/07 (木) ~ 2009/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

足が痺れた。
冒頭からしばらくは、

ネタバレBOX

外国の劇場で撮影された、俳優だったホームレスの男の映画。劇自体の仮設性を際立たせる役目の映像か。
その上映に繋る形で劇が演じられる。「ク・ナウカ」の寺内亜矢子さんに「錦鯉タッタ」の男優氏二人(岩崎健太・山田零)。

寺内さんは例の特異な体の使い方とメイク、衣装などでギトギトした感じの女性像を演じる。
「錦鯉タッタ」の2人はホームグラウンドの方がやはり面白い。窮屈そう。

登場人物が相当紛わしい設定で二役で演じられる(亡霊役という事らしい)。分かり難さを生む設定も、脳内妄想的な色合いを強調する役割なのだろう。
ラストにフランスのベルナール=マリ・コルテスからの引用あり。

前半話を省略し過ぎた感じで、狂気の場面までは王様が軽薄な間抜けに見える。
性的な場面は練れていない。
思わせぶりで内向きの妙な劇ではないが、理に落ちてる感じ。
学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

学芸会レーベル♥KR-14【中屋敷法仁】

キレなかった14才♥りたーんず

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/20 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

キレなかった14才りたーんず 『学芸会レーベル』を観た
前から気になって観たいと思っていた柿食う客主宰中屋敷氏の作品。

夢の遊眠社!ってのがオレのとにかくの印象。

演出した明確な色を持った演技。

好き嫌いがはっきり分かれるんだろうな~。

周りのファンと思しき客達はホント楽しそうだった。

オレは嫌いじゃないけど、後半正直お腹一杯になってしまった。

クラブを思わせる爆音の音響は好感もてた。

オレの前の舞台と幼稚園、バトルという点だけ被っていたが、
全く異質な作品で気にならなかった。

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/04/27 (月) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

『R2C2』を観た
くんく、好きなことやり倒して楽しそうだな~。

近藤公園器用だなー、芝居上手いだけじゃなく出来ることがドンドン増えてる。

ロック大好きだし、WhoのTommyも好きだからもちろんおもろかった。

B-Tもね。

ただ起承転結じゃないけど、物語の展開のタイミングが悪かったと思う。

あの展開をもっと前に起こしていたら、とか思う部分があった。

多分、前回の自分自身の舞台にも中だるみという同じ点があったからだろう。
※作演はもちろん気づいてたが、時間的に修正できなかった。

あの位の出演者になると、くんくも任せちゃってるのかな?

あと客のレベルが低かった~。

前にも言ったけど皆川猿時が出てきただけで、笑うなよ!話すなよ!

もちろん皆川猿時はおもろいよ!でも何かやって見せてくれたのを笑えよ!バカ!

その点で言うと、くんくが客に対して間口を広げた気がして残念な気がした。

テレビドラマでファンになった多くの若い女性客がドン引きしてた『ウーマンリブ先生』か
くだらなおもしろさ満載の『七人は僕の恋人』みたいに何かとはげしいモノが良かった。

パルコだから?

パルコの芝居好きだったし外れないけど、
放送禁止コードみたいな演劇的刺激禁止コードがある気がしてきてる。

ネタバレBOX

くんくギターどんどん上手くなってるな~。

しかも座って練習しにくいフライングV。

見た目イエモンのベースみたいだった。
朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)

朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/09 (土) ~ 2009/05/20 (水)公演終了

満足度★★★

エロと狂気
相変わらずのイッチャッテル舞台。よくやるよ。(苦笑!)
毎度の事ながら、「HOTEL SeaSide」でのあっは~ん!うっふ~ん!あり!(苦笑!)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

大きな白いシーツの中に11人がうずくまって穴の中から、巨大な芋虫みたいに、モコモコ・・モコモコ、登場する。この時点でキャストが中に入っている事は分かるが一体何が始まるのか皆目、検討がつかない。
だからか・・、初版から舞台に引き込まれる。
やがて男女が円になって男、女、男、と言う風に顔だけシーツから出して、まるで円周率の11区点のように配置される。その先には脱ぎっぱなしの衣類が無造作に塊のように11塊、置いてある。興味深く観ていると、一人の男が隣の女に、その女は左隣の男に、またその男は左女に、何やら愛の言葉を囁きながら、シーツの中でその衣類を着用する。シーツの中の男女は、どーやら裸らしい。が、全員が薄いパンツは穿いてるようだ。女性は背中が丸見えの場面があり、ブラはしていないのが分かる。したら・・・乳首にパッチだけ貼ってるのだろうか?それともカップブラか・・?

やがて全員が順番にシーツの中で服を着用した後、男女の愛の営みのダンスが始まるのだが、セリフには隠語が飛び交い、セックスの言葉の嵐!(苦笑!)
一番可笑しかったのは藤一平が老骨に鞭打って、深井順子と絡むダンスシーンは、とにかく見もの!(^0^)
ハアハア・・ゼイゼイ・・ハアハア・・ゼイゼイ・・。客席にまで呼吸の乱れが聞こえてきて、気の毒には思ったものの、やはり可笑しい!(^0^)
深井に「エロじじい」呼ばわりされて(苦笑!)吐くセリフも可笑しい。

西田夏奈子の相変わらずの独特な雰囲気にヤラレル!
途中、中だるみ感は否めない。時間を短くしてポップなテンポで押し切ったほうが良さそうな気もするが、いかがなんでしょ?

この舞台、好みで評価は割れるかも知れないけれど、女性でありながら、こういう舞台を作る深井順子を愛しいと思う。

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

劇団四季

四季劇場 [春](東京都)

2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

満足度★★★★

年を重ねるごとに…
年を重ねるごとに、なにか深い意味性を感じるステージに見えてきて…。今回は2人の娘たちを連れて観にいってきた。1ヶ月以上前から劇団四季版の「ライオンキング」サントラを車で聞き倒しながら備えてきただけあって、知った曲のオンパレードで楽しめた様子。前代未聞のロングランにもかかわらず、変わらぬキャストも目につき、違った意味での感動が味わえた。
相も変らぬ出来の良さに感服しました。本当に楽しい舞台鑑賞でした。また行きたいです。

ネタバレBOX

個人的には今回3回目の鑑賞でしたが、唯一、スカー役の方の台詞のみ、抑揚というか声質なんでしょうか…ちょっと聞き取りにくく、サントラで歌詞の予習をしていなかったら、正直、娘たちは「わからなかった…」と言っていました。この点を強いて難点としても、楽しい舞台鑑賞になりました。また行きたいです。
グァラニー ~時間がいっぱい♥KR-14【神里雄大】

グァラニー ~時間がいっぱい♥KR-14【神里雄大】

キレなかった14才♥りたーんず

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

キレなかった14才りたーんず『グァラニー ~時間がいっぱい』を観た
事前情報ほとんどなしに観たが面白かった。

話のベースは主宰の自叙伝で、
異質に対する排他と異質自身の排他されてる感を楽しく魅せていた。

衣装をスクリーンに変えるアイディアも良かった。

正直とかく映像が流れる芝居が多い今、映像に飽き飽きしていたが、
背景映像とシンプルなマイムのシーンがすごく良かった。
映像のポップな軽さと役者の楽しげな表情がマッチしてたからかな。

あと高須賀千江子さんと上田遥さんという2人の女優さんが素敵だった。
2人とも綺麗系だが、
みじめな状況でツバを飛ばしながら必死な形相としゃべりで、
元の容姿を忘れる位よかった。(本心からの褒め言葉なんで誤解せぬよう)

もしかして有名なお2人かもしれないけど、オレは初めて。
いい役者さんってまだまだ一杯いるんだ、と思った。

神様とその他の変種

神様とその他の変種

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ケラリーノ・サンドロヴィッチ流サイコ・ミステリー?犬山イヌコ大倉孝二凄い!
いよいよケラさんの待ちに待った「ナイロン100℃公演」です。
ギャグを交えながらもシリアス、神様といじめを題材にミステリー調で
物語は進展します。
そして、意外な真相が明らかになり、泣ける展開になったかと思えば、
一転、まったく違った結末を迎えます。
この意外な展開だけでも十分面白いのですが、
もちろん一筋縄には、いきません。

最近のケラさんの公演では、パンフレットのインタビューに
毎回あるように、ウェルメイドに話がうまく収束するいい話が
多かったり、その反面でたらめな無意味な話にいきそうだったり
常にその間を行き来しながら書いているように感じます。

今回も、普通にまとめることもできそうな話ですが、
もちろんそうはならなくて、ナンセンスギャグをはさんで
別の高み?を目指して転がり始めます。
この辺が、さすがというか、味というか…面白いところです。
それにしても、犬山さんは難しい微妙な役を本当にうまく
演じられていて、凄い。
また、みのすけさん、峯村リエさん、山崎さんも芸達者です。
大好きな水野美紀さんは、手堅く好演。
山内圭哉さんは、いつもの勢いのある役ではなくて、
ダメな役。情けなさ加減がイイです。

そして!大倉孝二さん。変わらぬ大倉ワールド。
出てくると、一気に「持って行ってしまう」。
もっともっと観たい!!
人数の少ない座組みで「大倉ワールド」に存分に浸りたいです!

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/04/27 (月) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

クドカン最高!そしてkyon2
クドカンって、、すごい!!文句なしにおもしろい!!
阿部サダヲ氏最強!!意外性が観れて感激の松田龍平氏!
もちろん大人計画の俳優さんも最高!
そしてkyon2。←詳細はひみつ。
2列目で観たのですが迫力あって細部まで手抜きなし、
笑いのセンスも私は“ウーマンリヴシリーズ”より好き!

観劇後は、みんなハンバーグが食べたくなる舞台でした。

この舞台を観たら“メタルマクベス”がもう一度観たくなりました。

無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★★

う~ん…これは一見の価値あり!
プレビュー(D列ほぼ中央)。詩森作品&風琴工房初見にして、心をわしづかみにされてしまった…!骨太の人間ドラマが見たい人には、一見の価値あり。中でも、大正時代モノや、宮本研の『ブルーストッキングの女たち』を好きな人には、特にオススメ。

タイトルやチラシの宣伝文などから<男芝居>かと思いきや、登場する個々の女性たちも十分魅力的な<群像劇>といったほうが良さそう。すべての役者の持ち味を生かすべく、愛情に溢れたつくりに好感。

「表現の自由」「権力との関わり方」といった硬派なテーマを中心に据えつつ、それぞれのロマン(といってよければ)をもってたくましく(時にふてぶてしく?)生きようとする様々な人間像を描く意欲作、と見た。――といって、うわべだけを見て、「よくある官憲vs表現者モノ」「いわゆる大正ロマンもの」と考えたら大間違いだ。独自の視点で語られる物語には、現代に生きる僕ら表現者たちに向けた、痛切な問いかけが含まれている。

――もしかしたらこの作品は、今後は他の劇団でも上演されるような本格社会派劇となっていくかも…?

 一般の演劇ファンはもとより、魅力的な本を求める制作者、演出者、劇団関係者にも、まずはぜひ、一度ご覧いただくことをお薦めしたい。(5/18まで)

ネタバレBOX

●「言論の自由を管理・弾圧しようとする官憲と、そこに抗う気骨ある表現者たち」という図式や、「歴史は強者による強者の(ための)記録」というだけならありきたりだ。しかし、この詩森作品の秀逸さは、「だからこそ《空白の記録》の意味がある」という独自の視点を持ち込み、そこに挑む弱者=表現者の姿を描こうとした点にある。

●また一方、登場人物のうち今日の我々が最も共感するのは、主役の新人記者・堂海とは限らない。体裁を重んじ、生活を重視した生き方に拘泥してしまう記者・権堂や、権力側に内通しつつ、信念もなく迷いを捨てきれない記者・角本――そんな、僕らの周辺にごろごろいそうなヘタレな人間たちを、詩森は愛情を持って他の登場人物たちと変わらず丁寧に描き出し、現代の僕らの生き方に問いかけを発する。

ここにこそ、《今日の僕ら自身のための演劇表現》としての大きな価値があると感じた。
路地裏の優しい猫

路地裏の優しい猫

“STRAYDOG”

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/05 (火)公演終了

満足度★★

笑わせ部分が多すぎて逆にダメ
大内さんが好きなので見に行ったんですが、多々ある関西ノリの笑わせ部分が自分には合いませんでした。
周りで爆笑してるオバサン達がいたのでウケる人にはウケるんでしょう…自分には余り笑えなかった。
その部分のせいで気持ちが冷めてしまい、後半泣いてる方もいましたが自分の琴線には触れませんでした。
無駄なお笑い部分をカットして、ちゃんとシリアスに作ればもっと尺も短くまとまり、話も良く出来そうなのに…勿体無い。

まさか猫耳つけた人達が歌い踊るシーンがあるとは思わなかったです。
良いか悪いかは置いておいて、印象には残りました。

京都から二千匹発送しました。

京都から二千匹発送しました。

燐光群

梅ヶ丘BOX(東京都)

2009/04/30 (木) ~ 2009/05/17 (日)公演終了

敬意を表します。
題材になった事件にとても関心があり、観に行かせてもらいました。
まず、このようなテーマを取り扱う事自体に敬意を表しますし、それだけで素晴らしいと思っています。その中で、だからこそ感じたことをあえて書きます。
題材の事件について表面的に話をなぞるに留まり、作者の言いたい事、芝居にした意味等を感じることはできませんでした。無理やりハッピーエンドっぽく終わらせようとしているように思え、本当にそれでいいのかと、実際はそんなものではないのでは、と思えてなりませんでした。
私はこの事件は犯罪であったと思っています。皆がいい人になっていくようなストーリーでこの題材の本当に根深いものを表現できるのか疑問です。もっともっと観る人に訴えかけるような作品にしてほしく、残念だと思いました。
最後に余談になりますが、この話は母親がとても重要な役割だと思います。ドキュメンタリー番組等で実際の母親の向き合う姿が放送され、多くの人が見ているはずです。役者さんの演出含めイメージが違い、感情移入という点では違和感がありました。

苛々する大人の絵本(公演終了)

苛々する大人の絵本(公演終了)

庭劇団ペニノ

はこぶね(劇団アトリエ)(東京都)

2009/04/08 (水) ~ 2009/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★

大人の笑い
オバカなことを超マジメに!
大人のための笑い、がわかり易い表現で
私シモネタ、結構好きなんですよ。
シモネタかましつつも、
大変愛くるしい役者さんたちに魅了されました。

公演後セットをじっくりみれる機会を作って頂いて
じっくり
写メもとりつつ観察。
凄くえらいこっちゃでした。

母乞食

母乞食

MissPRs

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★

うまいですね。
ストレートな芝居ってどうも苦手なのですが、この芝居にはなんだか引き込まれ、二時間程の時間を集中しっぱなしで観終わることができました。

ネタバレBOX

役者のみなさんがとにかくうまいですね。
それもちょうどいい感じでそろっている感じでした。

ちなみに、ちょうどいいっていうのは、時代劇で言えば、水戸黄門と助さんと角さんとうっかり八兵衛がきっちり揃っているような感じです。さらには弥七と、えーっと、名前知りませんがあのお風呂に入る女性も揃っているくらいのちょうどよさでした。

今度は時代劇でもやってほしいものです。
黒手帳に頬紅を

黒手帳に頬紅を

劇団唐組

花園神社(東京都)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/10 (日)公演終了

満足度★★★

はじめての唐組。
噂だけは前から聞いていたのだが、とうとう観に行ってきた!
期待が膨らみすぎたのか、「大感動!!」というまではいかなかったが、
それでも楽しい時間が過ごせました。

ネタバレBOX

水槽が出てくるシーンはよくわからない迫力に胸を打たれた。
雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/05/06 (水) ~ 2009/05/30 (土)公演終了

満足度★★★★

異種決戦!宝塚の一本勝ち!
宝塚(鳳蘭)と、元四季(三田和代)、アッカーマン(中川安奈)、そして
蜷川ワールドが四つ巴となって、がっぷり絡み合い、
非常に濃い世界が繰り広げられた結果、
宝塚・鳳蘭の一本勝ちとなったと言えよう。

非常に見応えのある作品である。

量産しすぎて、もう何を上演しても蜷川節になって食傷気味だったんだけど、
この作品は、
あくまでも蜷川カラーはベースであり、
その上に実力派の役者陣が、それぞれの得意技を出して
緊張感と高級感漂う、約3時間。
カーテンコールの挨拶の余韻も含め、
「これぞ、演劇」な出来栄えとなっていた。

コクーンの舞台を全て覆った、
豪勢な舞台装置さえも、
鳳蘭が真ん中に立てば、すっかりオーラで
空間を全て隠してしまう。
三田和代の怪しげな秘力は、
おとぎ話的な設定さえも、真実にしてしまう。
そして、アッカーマンの元で修行を積んでいる
中川安奈の狂気は、圧倒的。
みな素晴らしいのだが、
この中で、主役なのに殆ど出番のない鳳蘭が、
存在するだけで、目を釘つけにする、あの存在感が、
最も印象的。

真琴つばさは、スーザンでは魅力があったけど、
今回は、まんま宝塚口調で、非常に芝居が臭い。
なんで配役されたのか、よくわからないウェンツは、
四季にもいたはずなのに、
まるっきし舞台に溶け込めず、浮いた存在。
あれは、かえって邪魔。
高橋洋にでも、やらしときゃよかったのに。

古谷一行はじめ、ベテラン男優陣は、
メインの女性陣を惹き立てる、とっても包容力のある芝居をしていて
これはこれで見事。

役者がしっかりしているからか、
見劣りするのは蜷川の演出というか構成というか。
ホント、何をやっても同じ演出なんだなぁ。
あれが蜷川節だから、と言われれば
仕方ないんだけど。

今回、初めてコクーン2階最前列(左サイド)に座りました。
この席、視界に柵が入ってくるんだよな。
若干見切れもあるし。
S席1万円の席です。
これは、ちょっと問題だなぁ。

ネタバレBOX

ラストの清志郎は、飛びすぎ。
あれは、かなり興ざめ。
母乞食

母乞食

MissPRs

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

観てきました
内容が良かった。子が親を思う気持ち とても良く表していました。
共鳴する部分があり 感動しました。

ショート7

ショート7

DULL-COLORED POP

pit北/区域(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★

Aプログラム
『ショート7』のAプログラム。
様々な作風の作品が入り乱れる。
どれか好みの作品に出会えるはず。

ネタバレBOX

『ソヴァージュばあさん』
翻案・演出 谷賢一
原作 ギ・ド・モーパッサン
アクティングディレクター 黒澤世莉(時間堂)

これ、好き。
わかっちゃいるけどどうにも解決しようの無い問題を抱える二つの事柄を、二つの言語を解する者が、奇妙さとやるせなさに引き裂かれながら、ただただ記述する。
迷い・戸惑いの感覚を和知龍範が好演。


『Bloody Sauce Sandwich』
作・演出 谷賢一

一人の人間が世界をどのように捉えるか。
そこには無限の宇宙が広がっている。
目を背けたくなる痛々しさをたたえた彼女の日常は、今も続いているのだろう。
個人的にはとても苦手。


『15分しかないの』
作・演出 谷賢一

『15 minuites made vol.5』から時間をさほど置かないでの再演。
初演よりも濃密な空間で描かれる三人一役芝居。
一人の人間の思考が三つの肉体で描かれる面白さは、空間が狭まった事でより増したように思える。
特に四人目の人物である元彼との思考の混ざり具合がよく見えたように思う。
一人の人間の持つ、様々な思考を目に見える形で描き出した作品。
初演ほどのインパクトはないものの、斬新さは消えず。


『アムカと長い鳥』
作・演出 谷賢一

憑依の芝居というものを見せつけられる作品。
ややこしい計算などから完全に解き放たれた自由な表現体が存在する。
そこに観る物は引き込まれてしまうわけで、後はもう言うことはない。
長い鳥の声が本当に不快に感じ、もうどこにも行き場がない、強い八方塞がり感に襲われる。
ショート7

ショート7

DULL-COLORED POP

pit北/区域(東京都)

2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

Bプログラム。
贅沢すぎる2時間。もう、満腹。

ネタバレBOX

以下、作品毎の感想など。

『息をひそめて』
作・演出 谷賢一

口語会話に独白を織りまぜるダイナミックな作品。
以前観た初演時には口語会話が印象的であったが、改めて観てみると、独白の持つ力強さに心打たれる。
現代の恋愛模様を描いた作品だが、独白は異様な程に力強い台詞で、シェイクスピアを想起させる迫力がある。
恋人の話を床下で盗み聞く、という構成も、情けない話だがダイナミック。
床下・床上の空間の切り取り方、混ぜ方も絶品で、決して映像作品では実現できない舞台の魅力を体現したつくり。
現代日本の小さな一室に起きる、小さな恋の問題を、繊細に、かつダイナミックに描き出す作・演出に惚れ惚れする一品。


『エリクシールの味わい』
作・演出・作詞 谷賢一
音楽 伊藤靖浩(作曲・演奏・出演・音楽監修)

「飲尿ミュージカル」(業界初)という宣伝文句がひときわ目をひく、今回の企画唯一の初演作。
とあるバーで酔いつぶれる製薬会社のサラリーマンのおやすみとおはようの間の物語。
とにかく良かった。
どうしても「飲尿ミュージカル」という言葉にとらわれてお馬鹿作品の様なイメージが付きまとってしまうが、そのイメージを前面に押し出すのは、これほどまでに痛々しく切ないラブストーリーを書いてしまった作者の照れ隠しなんじゃないだろうか。
本当によかった。僕は涙目で観ました。
飲尿を扱った大胆さ・馬鹿さと、作者が全身全霊を込めたラブストーリーの繊細さ・もろさがとてもいい具合に混ぜ合わされていて本当にいい。
初期のDCPOPの馬鹿馬力と現在のDCPOPの緻密さ・繊細さを兼ね備えた、これからのDCPOPの可能性を改めて見せつけられる傑作。
役者も素晴らしい。
「くたびれたサラリーマン」という言葉が似合いすぎる小林タクシーの軽妙な存在感はもちろん、個性豊かなおしっこ娘たち、ミステリアスなバーテン(千葉淳)、感情むき出しの恐い女(清水那保)などなど、強すぎる存在感の絶妙さは何とも言えない。
そしてその中でも極めて異質な迫力を放つ、飲尿の天使・岡田あがさ。
「まるで、天使」なんて台詞を何の疑いもなく受け入れられる、驚異的なまでの存在感・現実感のなさ。
この作品は、このキャスティングにより戯曲の持つ力をとことん引き出している。
岡田あがさの登場から立った鳥肌はカーテンコールまで続いた。本当に、よかった。なんだあれ。

そして、バーの謎の演奏者伊藤靖浩(作曲・演奏・出演・音楽監修)の手によるミュージカルナンバーが本当に心にぐっとくる。
アホらしい歌詞なのにあそこまでぐっと来る曲がつくと、気分はまるでブロードウェイ。
帰り道に口ずさめる覚えやすいが心にささるナンバーは必聴。劇場でCD売ってたら絶対買ってた。
特に「ひゃくまんかい」は本当にいい。小林タクシーの異様に高い歌唱力と岡田あがさの消えてしまいそうに淡く優しい歌声に、もうどうしていいかわからない。
そんなこんなで感動の渦に引き込まれてしまう。
中国の古典に、お粥が出来るのを待ってる間に眠ってしまい、自分の一生の夢を見て、目が覚めたらまだ粥は出来ていない、なんて話があったが、そんな中国の古典の雰囲気を舞台で味わったのは本当に初めて。
いい芝居観たよ。


『藪の中』
翻案・演出 谷賢一
原作 芥川龍之介

芥川龍之介の『藪の中』を翻案した一人芝居。
花組芝居の堀越涼が出演。
『エリクシールの味わい』ですでに夢見心地だったのに、もう一本あるという短編のグランバザールの幸せ。
この作品も初演を観ているのだが、役者に合わせて大胆に趣を変えた作品になっている。
漂うのは日本の伝統芸能的香り。
狂言・歌舞伎を織り交ぜたような独特の演技スタイルは『藪の中』の時代観を出すにはもってこい。気持ちよく見得を切り、朗々と語られる台詞によって作られるピンと貼りつめた空気感は見事の一言。
ただ、型のダイナミックさを追求する余り、感情のダイナミックさ・目に見えない迫力がやや犠牲になってしまっている印象を受けた。
型のダイナミックさで見せる今回よりも、目に見えない爆発力があった初演の方が僕は好み。
本当に、ただの好み。
これはこれで素晴らしかった。

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