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邪道・プロポーズ

邪道・プロポーズ

柿喰う客

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/23 (土)公演終了

創作コンペティション
一つの戯曲をそれぞれ違った演出で見ることは、面白かったです。
並べて見ることで、それぞれ、どう戯曲を捉えているか、垣間見られました。
先日のアントンクルーを含め、4回「結婚申し込み」を見たのだけれど、
まず、アントンクルーの比較的ベーシックと思われるものを見ていたので、
創作コンペの3作品が楽しめたと思います。

CASSIS

CASSIS

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

期待は裏切らないですね。
今回はオープニングからキタキタ!!という感じで期待値が相当上がった状態で始まりました。
途中やや退屈する場面がありましたが、最後はお得意の派手かつスピード感あふれる演出で楽しめました!
ただ今回はあんまりスカッとはできませんでしたが、犬と串の新たな一面を観た気がして、もっと好きになりました。あっあと勉強になりました。


通過

通過

サンプル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

過程と家庭。
始まりと終わりが曖昧な物語。劇構成が曖昧なのではなく、人々の行いの始点と終点が混沌に満ちていて理由や結果が明確ではない。過程だけが描かれた物語。確かに日常の中で、初めは曖昧だった理由や結果が後から付いて来る時がある。その状況下での行動の是非は自分でも判断のしようがない。あの煮え切らない気持ちをずっと抱かせられる作品でした。
自分が観た回では隣の席に外国の方がいて、笑うツボが同じだったのが印象的でした。勿論サンプルですから爆笑ではなく苦笑に近いもの。爆笑するにはセンスが関わるでしょうが、苦笑は「人として」の部分が関わるかと。国が違ってもそこは一緒だったみたいですね。

ネタバレBOX

状況が以降していく事、誰かに覗き見られているという事。それらが「通過」を指していたのかな。常に役者の誰かが出入り口付近で舞台を俯瞰していたのが後者をより強く思わせました。
久夫が雄一に尻を叩かせるのを見て、「SMにKYが参加するとこんなに滑稽なるのか」とか。でも久夫はKYと言うよりは傲慢だったか。空気は読める上で無視してた感じがしたし。
ハッとした台詞は『あと戻り出来ないって時』と『好きにすればいいよ』。前者は洋子が返した通り、まだ戻れるつもりなんだなと。後者は信頼して自由を与える様でいて、実は束縛する所有欲がなく無関心という事でもあるのかと。別の場面で洋子が往年の常套句である『私は物じゃない』とも言ってるけど、少しくらいは所有されたいよね。
熊/結婚申し込み

熊/結婚申し込み

劇団 アントンクルー

福岡女学院大学(福岡県)

2009/05/14 (木) ~ 2009/05/23 (土)公演終了

満足度★★★★

戯曲でシンプルに笑わせる。
チエホフの結婚申し込み、熊、面白かったです。
私は結婚申し込みが好きでした。
シンプルな言葉のやり取りの喜劇。
普段の生活の中にも、遭遇するような、
見栄の張り合いだったり、売り言葉に買い言葉だったりという場面を
面白くカリカチュアしてあり、楽しい。
ことばのやりとりや繰り返しの面白さ、
脚本で笑わせる、ということを舞台上でシンプルに
表現している舞台で好感が持てました。
一番印象に残っているシーンは、
プロポーズしにきたイヴァンがナターリャと会う場面。
イヴァンの緊張と動揺、ナターリャの恥じらい(イヴァンへの好意が伝わる)
が生むぎこちない空気。
そこがあるからこそ、その後の言い争いとラストシーンの円満さが生きてくるなあと思いました。

時間屋

時間屋

『和』 -NAGOMI-Company

荻窪小劇場(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

ハッピーエンドが1番。
まぁ、ハッピーエンドになってよかったです。

ネタバレBOX

途中、子供をおろしちゃいそうになりアタフタもんでしたが、まぁ、なんだかんだで結婚まで行き着きよかったです。

死神のキャラが死ぬほど濃いのでもっとうまく使って欲しかったです。
女の子・・・最終的には猫だったらしいですが、どうもわかりにくかったです。

介護の人、いい感じでした。
おじいさん役の人も良かったです。
CASSIS

CASSIS

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★

なんか良かったです。
パワーありました。
勢いありました。

若者達の肉体が若々しくまぶしかった。

ネタバレBOX

メル・・・ヘンなんですかね。
まぁ、その類なんでしょう。

ミミズの人がやけに面白かったです。
お兄ちゃん役の肉食系がやけにかっこよかったです。
きょう子さんやけに体はってました。
カシス・・・かかりました。

面白かったです。
というか、楽しかったです。
トランス

トランス

青の靴下と鳩と太陽☆PROJECTS

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

やられました。
さすが・・・って感じでした。
で、なるほど・・・って感じでもありました。

鴻上尚史さん、すごいですね。

物語に翻弄されました。

ネタバレBOX

まさかのひっくり返しの更にがえしがえしに会いました。
いやぁ、いったい誰が医者で誰が病人ですっかりわかりませんでした。

途中までのゆっくりとした時間の流れが急に変わったのは最初の返しの時でした。
びっくりしました。
面白かったです。
関数ドミノ

関数ドミノ

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

こう思ってしまうことあるよね~
ドミノ幻想、共感しました。
みんな大なり小なり、考えてしまうことではないでしょうか。
そんな身近なところから出発し、引き込まれました。
後半になるにつれ、スリルを増し、目が離せない構成が面白かったです。
最後の終わり方は、あんまり好みではなかった。
やっぱ、ドミノあったんだ~。

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

みた。
好きです。
あのいやな空気はとっても気持ちがいいです。
芝居を観たって感じで。

CASSIS

CASSIS

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり最高!
お疲れさまですー!毒のあるメルヘンさがたまらなかったです!役者さんがたの眩しさがすごくうらやましかった!
これからも期待してます!
そして
犬と串、愛してます!

CASSIS

CASSIS

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

カシスかカオスか
鍛えた肉体と若い勢いが潔い。
下ろし立ての尖ったHえんぴつ、青いりんご、軽妙な千鳥足といった感じがとてもcuteだ。
笑いと娯楽にひかりを当てた既視感的違和感とピンクレディUFOに遭遇したような感激を与えてくれる。
舞台美術は甘く切なく、照明はクールでスタニング、そして音楽がスウィートポテト。
少し足りなくなったのが貪欲さ?

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

閉塞感もきちんと
舞台の裏側にあることになっているバイオスフィアの諸施設までが
しっかりとイメージできるところに
この劇団の表現力の精緻さを感じて・・・。

ビターなラブストーリーとしても、環境のことについても、
いつもの「北京蝶々」らしく
いろんなことを感じさせたり考えさせる力を持った舞台でありました。


ネタバレBOX

バイオスフィアの内部を観察している研究員が
なかに入っていくところでやわらかく深くぞくっときました。

バイオスフィアの中の閉塞した現実ですら
外側の環境の悪化の中では
シェルターの役割を果たすことになるという近未来の設定が
真綿で締め付けるような感触の恐怖にかわって・・・。

現代の環境のマクロ的な視座のなかで集約化された人間模様を
緻密に描いていく。このテイストは
やはり北京蝶々ならではだと思うのです。

でも、そんななかでも、男女間の普遍的な関係が
逞しく動いていく姿が緻密に描かれていて、
そちらもたっぷりと見ごたえがあって・・・。


コマツ企画から客演の本井さん大好演。帯金、鈴木の安定した演技、岡安の演ずるキャラクターから垣間見えるある種の普遍性、さらには白井が絶妙に演じる周りの見えなさ・・・。森田の不思議な実存感・・・。などなど

下世話さの風味をいかして地球規模の真理をさらっと切り取って・・・。、うまいなぁと思うのです。
成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

自分にとっては極限なくらいリアルな舞台
当日キャンセル待ちでの入場で見切れ席だったのですが、まるで不満はなく。
もっとも、最前列観劇の知人の話を聞くと、さらに良かったような雰囲気は漂ってましたが。
ちっ(笑)。

とにかく、丁寧な作りで、
男女問わず、すべての登場人物が違和感なくそこに存在している、
というのはけっこう凄いことで。
ほんとに珍しく、脚本をこうしたらいいのに、ということがまるで思い浮かばない舞台でした。

正直いえば、あまりに生々しすぎて、ちょっと苦手な系統の作品でもあるのですが、
なんだろう、視ている世界が一緒な感じで、これはかなり癖になりそうです。
つねに半歩踏み込んだ会話がいいんですよね☆

いやあ、好きな台詞やシーン、多すぎ!

ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

駅前劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

情感豊かな作品に仕上がってます
前作とはかなり違うアプローチですが、意外なほど質の高い舞台に仕上がっていたと思います。観て楽しい舞台であると同時に、胸の深いところに感動が残る、そんな作品でした。

Back Stage -舞台ヴァージョン-

Back Stage -舞台ヴァージョン-

LEMON LIVE

駅前劇場(東京都)

2009/05/13 (水) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★★

スピード感のある舞台です
ドタバタコメディには必須のスピード感と切れが、初めから終わりまで途切れることなく、全く退屈する場面がありませんでした。

愛のルーシー

愛のルーシー

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

設定が秀逸
2回目の北京蝶々。

前作が新型インフルエンザで大変な事になる話で、現実世界が今まさにそんな状況。
まあ豚だったから良かったのだけど。

そんな事もあって、北京蝶々の作る作品は決して現実から飛躍してない、という事が身に染みたため、今回の作品はどのようなものを提示してくれるのか、楽しみに見に行きました。

結果、やはり期待は裏切らない作品だったと思います。

ネタバレBOX

宇宙空間での長期生活のサンプルとして実験される「バトルスフィア」という施設。
アメリカ等は既にその研究を止めているが、未だに続けているのが唯一日本、というところがまず興味を引かれる題材でした。

完全に隔離された施設で、その中では水も空気も食料も循環してひとつの生態系をなしている「バトルスフィアJ」という施設。
その中には「楽園」を求めてやってきた男女が自給自足の生活を送っている。

生活に精一杯で年頃の女性なのに髪も肌もボロボロの状態。
でも、やはり恋心が芽生えればそんな中でも少しでもキレイに見せるために努力をするのが女性。
男たちは生活してゆくための知識を豊富に持っている男から、軟派な男、明らかに駄目な男。
こんな小さな世界にすら差別等は生まれる。
そして恋愛も生まれる。
そしてそんな人間関係を楽しみながら見ている女性。

そんな箱庭を眺め、観察している研究者たち。
箱庭の人々はやがてその小さな世界の生態系の破綻より前に、自分たちのエゴで自滅への近づいてゆく。
そんな中に「救いを差し伸べる」という名目で介入してくる研究者たち。
彼らもまた、その生態系の中に取り込まれてしまっているのだろう。


突飛な舞台設定で科学的な裏打ちが沢山あるのだろう舞台なのに、以外に普通に人間関係の絡みに終始してしまったのは勿体なかった気がしました。
あと、「密閉された極限空間の人間関係」というのが実は前作と被っていて、それも勿体なさを後押ししていた気がします。

結局普通の人間関係の観察劇になってしまったのは、この題材にしては話のスケールを小さくしてしまったかな。

題材はとても良いので、ここから一歩踏み込んで作家の新しい解釈を提示できるともっと良かったかと思います。


役者さんは皆さん良かったです。
特に「イナカ」さんは「判りやすい人」というのが丁寧に演じられていて、凄く好きでした。
コマツ企画の本井さんは、本井さんらしい駄目っぷりの役で、見ていて愛らしい。
舞台上の登場人物がどれも魅力的に見えたのは、役者さんがその役を愛してるからでしょう。

次はまた全然趣きの異なる作品になるようなので、前作・今作の「密閉された空間での人間関係」とは違うものを見せてくれる事を期待します。


帰りには過去公演のDVDを3本買ってしまったのでした。。。
通過

通過

サンプル

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

へんなことが起こっている
めっちゃくちゃに面白かった。
どんどん変なことが起こる。

なぜあれについていけるのだろうかと、観劇後にびっくりした。
変なことが次々と。
そして、それが全部本当にそこで起きているので疑う間もなくついていっちゃうと最終的にとんでもないことになる。

すごい。演劇おもしろい。

ネタバレBOX

終幕で、戒名とか、なんで崖?とかいう話をしていて、
トランプサイレンがなって
妻が崖をのぼる
そのあたりでフェード暗転。
には「ひゃはぁー」となりました。

私の中では完全に葬式は妻です。
するともう、本当に、とんでもないことだ。

主人は豚になっちまった。

おかんはもともといなかった、のかも。

保険屋はユートピアへ

ああああああ。
とんでも無いことだ。
人生の表舞台が1階から2階へ遷っちゃったお話でした。
誰の人生って私の人生だった。のになー、みたいなお話。
ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

ボン・ボヤージュ[次回は10月番外公演!!!]

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

駅前劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

新鮮。新機軸もおもしろい
新鮮。どたばたコメディ路線をあえて封印した新機軸も意欲作。
おもしろいです。これはお薦め。
伏線も含め、謎が解けていくのが楽しい。

SUBLIMINAL

SUBLIMINAL

発電NOTE

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごっ
ものすごくおしゃれな空間。
ダンス、とか表現、とか一言で片付けられない、「空間」。
頭も心もスッキリ。間の笑い?の部分もとても好感がもてる。

決して明るい雰囲気ではないけれど、好感が持てる舞台でした。
主宰の人柄か、踊ってる人たちの雰囲気か…

世のダンスの舞台が全部こうなのだとしたら、
観に行かないのはとても損してるかもしれないと思いました。
題名通り、いろんなものをサブリミナルされました。

小さな劇場でこっそり上演された感じだったけど、
超得した気分とともに、もったいない気がしました。

ネタバレBOX

映像はうしろに映ってるものだと思ってたけど、
ダンサーの体にも床にも映っていて、
プラネタリウムのような感覚。
いやー、良かったです。
Little Eyolf―ちいさなエイヨルフ―

Little Eyolf―ちいさなエイヨルフ―

shelf

atelier SENTIO(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

ツエ ガ ウイ タ
充実した身体から発せられる言葉は
なんというか、朗読のようなのに、実を伴っている・・・。

物語を見せられているのではない感じですね。
他の方がご指摘のように、ストーリーを知っているかどうかで
受け取れるものがかなり違いそう。

ネタバレBOX

「ツエ  ガ    ウイ   タ     」

が、一番、なんというか、なんかありました。

客入れの構図に本編中に一時なるのだけど、
あの構図が客入れになっているのは何かあるんだろうか。
何かあるんだろうなぁ。

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