最新の観てきた!クチコミ一覧

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ボス・イン・ザ・スカイ

ボス・イン・ザ・スカイ

ヨーロッパ企画

AI・HALL(兵庫県)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

個性的な舞台でした
舞台設定がとても個性的だなと思いました。
想像していたイメージと違っていい意味でのユルさが楽しめました。

ネタバレBOX

あまり舞台で常に見上げる状態は体験した事なかったので新鮮でした。

非現実的な世界観の中に、ものすごく日常にありそうな会話のやりとりが
何とも言えない独特の世界に感じました。自分は好きな世界観です。
実際ドラゴンも頻繁に出現したら、こんな仕事でこんな会話が繰り広げ
られそうだなぁと思いました。

場面転換の時に照明が落ちて暗くなって演者さん達の移動などがはっきり
見えてしまうのは何だか現実に引き戻されてしまった感じでちょっと残念
でした。
また機会あれば他の作品も観たいと思います。
SURROUNDED ALWAYS

SURROUNDED ALWAYS

年年有魚

新宿眼科画廊(東京都)

2009/05/27 (水) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★

ブタとサイとカバが好き☆
壁面に飾られていた、なかむらきりんの紙アートがとても柔らかい空気を発していて、とても居心地のよい空間に。

反面、その雰囲気のなかでは、いかにもな白もの家電っぽいオーブンレンジや、テーブル、イス、時計あたりは不釣り合いだったかも(紙アートは弟の作品、という説明があっても、です)。
さらにいえば、台詞も演技ももっと抑え目、引き算なほうが体感にあったかも。

たとえば、ウェルカムドリンクのメニューからオレンジやグレープフルーツのジュースは除く、みたいな感じで(途中、氷の音が少し気になったし)。
あるいは、温かい珈琲だけに限定する代わりに、一杯ずつ、丁寧に入れるとか。たとえ開演後にお客さんに渡すことになったとしても、そんなに違和感はなかったと思うんだけど。

ネタバレBOX

個人的には、夫にも妻にも共感できたし、
互いの思いとは裏腹な仮面夫婦的な危うさも上手く伝わってきたので、
もう少しだけ、笑いを取りにいかないで、
脚本や役者、さらには観客をもっと信じて作って欲しかった、ような気も。
良品だけに、ちょっと惜しい。
リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足
昨年末のお芝居とはまったく雰囲気の違う、リアル・ラスベガスを堪能してきました。

豪華なセットと緻密な役者の会話・かけ引きがたまらなかったです。なんといっても、映像が良かった。映像の中の隠れキャストも(笑)

帰り道に、「このカジノってひょっとして・・・」と、終演後に謎が解けたようで、なんだか自分の中でスッキリしました。もう一度観て、確かめたいな。

カフェイベントも期待しています!

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

劇団ING進行形

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった!
笑えて泣けて、殺陣とダンスと躍動する俳優達。
物語の王道をひた走った作品でした。

他に例を見ない運動量は今回も健在。

エンタメ作品の快作だと思います。キジ役の人がキュートでしたv

ネタバレBOX

鬼のメイクにびっくり。すごい迫力ありました。
JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

おしゃれ。
友人に勧められて観に行きました。

フライヤーの洗練されたイメージ通り、
おしゃれな空間でした。

女性陣がみな可愛い。
男性陣がみな濃い(笑)

丁寧で緻密な演技に、
肩の力の入れ具合まで自在にコントロールされてしまった感じ。

ネタバレBOX

多少劇的な舞台が好みな私ですが、
「かちっ」と入れ替わるシンプルな照明や、
「なんでもない」と口々に呟きながら舞台をあとにする転換?の部分などが
大いにツボにはまった舞台でした。
リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです
何回かとくお組の公演を観てきましたが、今回はいつもと感じがちがって新しい感じでした。途中笑う場面はいつもより少なかったですが、ラストが予想を裏切らず満足の内容でした!!

やや左から観ていたので、役者さんがかぶってしまって表情が良く見えなかったのが残念でした。

個性豊かなとくお組にこれからも期待しています!!

一月三日、木村家の人々

一月三日、木村家の人々

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★

「グーで殴りたくなった」
・・とは、某登場人物のことば。
介護体験を持つ自分としては、無責任な家族を怒鳴りつけたい、「グーで殴りたくなった」気持ちを抑えるのに必死。乱入したくなるほどに参加している気持ちになったのでしょうね。
よく考えれば、殴りたくなるほど、彼らの存在感がすごかったのだと。

介護者としては、もう少し描いてほしかったところもあってのマイナス1点。これは、芝居としての感想ではないかも。

無頼茫々

無頼茫々

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/05/18 (月)公演終了

満足度★★★

再演を待つ
なんと書いたらいいのか迷って今日になりました。
前回の『機械と音楽』がすご過ぎたのかもしれない。あれは再演だった。
これも、再演されたらきっと、もっとすてきになると思います。

前作は、論争をしながらも、その論旨からこぼれた意志や感情を感じさせる舞台だったと、今回もそれを期待していたのだと思う。
一人一人が魅力的でした。
『無頼茫々』も、その種を持っている。ぜひ再演を。
それを期待しての星3つ。

トワイライツ

トワイライツ

モダンスイマーズ

鎌倉芸術館(神奈川県)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/04 (木)公演終了

満足度★★★★

切ない
蓬莱氏のつくる舞台というのを観たくて行きました。
とても切ないパラレルワールド。音が印象的でした。

ブラインド・タッチ

ブラインド・タッチ

一般社団法人 日本演出者協会

あうるすぽっと(東京都)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/06 (土)公演終了

6月はあうるすぽっとに何回行けるかな
「日韓演劇フェスティバル」が1ヶ月間も開催されているのが凄い!最初の演目を見ることができました。戯曲も俳優も良かったです。

ネタバレBOX

最後の、ピアノ2台の不協和音のハーモニーが素晴らしかった。
花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

肌で感じるように伝わる物語
空気の硬さ、やわらかさ
心のかたくなさ、広がり、癒し

全てをべたに表すのではなく
大切なものを
水彩で繊細に描いていく感じ

空間に浸潤されるなかで
肌で感じるように物語がしっかりと伝わってきました。

ネタバレBOX

前半の骨董屋さんでの顛末、
役者達の演技からお店の雰囲気がヴィヴィドに浮かんできます。
仕草、視線、音、扇子の動き、それぞれがしっかりと観客を捉えていきます。

淡く確かな光景のなかで
役者達の想いや熱が
しなやかにくっきりと観客に伝わってくる。

しかも明確であることが余韻を殺さないのです。

たとえば古道具屋の手違いで他の人に渡ってしまった
ソムリエナイフが戻るのを待つミキと対応する店員との空気が
紅茶の香りのなかでゆっくりと変わっていくシーン。
バイト店員を演じた星野菜穂子の滑らかなテンションに
花合咲が演じるミキの心が少しずつほどけていくところがすごく良くて・・・。

そのトーンが菅野貴夫と雨森スウが演じる古道具屋夫婦の空気と違和感なくマージしていきます。するとひとくせありそうな近くのレストランのシェフを演じる鈴木浩司が馴染む居場所がそこに生まれて・・・。5人の役者達の色がぼけることなくその空間でひとつの色をかもし出すから、後半の幹の旅に導かれる成り行きにも不思議と無理がないのです。

ソムリエナイフの記憶。星野が演じるミキの祖母と雨森が演じる母親の確執。祖母が母親を思う心と母親がミキを守ろうとする気持ち、それぞれの想いがミキの視点を凌駕して生々しいほどに観客を包み込む。鈴木が演じる朴訥としたミキの父の想いも本当に秀逸。

さらに戦後混乱期の菅野演じるミキの祖父の祖母との再開へと物語が導びかれて。凛とプライドに心を隠す祖母の姿。そんな祖母への祖父のまっすぐな愛。ソムリエナイフに刻まれた兎の由来が語られて・・・。

まるで仕付けられるようにつながれた3つの時代、祖母ー母ー幹それぞれがもつ、どこか言葉足らずで片意地で、でも真摯に相手を思う気持ちのあたたかさが時代の重なりのなかで浮かんできます。

母と重なる「臭覚」の才能だけでなく、その生き様や想いにミキと祖母や母の血のつながりを醸し出すところ、旨いなと思う。

最後の歌の響きが、やわらかく心を揺らします。いくつもの旋律の美しい重なりに、満たされた不思議な気持ちが降りてきました。

この作品、WIPも見せていただいて、そのときから役者の方から伝わってくる思いには心惹かれていたのですが、本番では個々からやってくるものに浸潤されるだけではなく、全体が醸し出すふくらみのようなものに圧倒されました。前半の空気がWIPのときより細やかになっていて、その分後半にソムリエナイフがミキの心に満たしたものが、より豊かに伝わってきたようにも思えて・・・。

終演後、拍手をするとき、べたな言い方ですが、すごく優しい気持ちに満たされていました。

公演の終わりにもう一度観にいこうと思います。
すでに間違いなく魅力的な作品だけれど、さらなる色が感じられるような気がするのです。

押入れのちよ

押入れのちよ

神道寺こしお商店街

「劇」小劇場(東京都)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

カチューシャの歌
連日満員御礼だそうで、当日券のお客様をお断りしている状態!
だから、予約して観に行くべし。
それでも2階席に客入れしないのは何故か??
混んでる時は、2階に続く階段も客席にした劇団があったけれど・・。
なんだか、当日券を断られたお客様が気の毒で・・。

舞台は上質なユーモアのあるセリフに笑い、心温まる物語とちょっぴり切ない物悲しい情景にヤラレル!
ホラーではない。コメディ色の強い優しい物語だ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

リストラ同然で会社を辞めた恵太は36000円の超格安マンションに引っ越した。そしてその部屋の押入れの中に、市松人形のような明治39年生まれの14歳のちよ(幽霊)が住んでいたと言うお話。
この幽霊がちっとも恐くない。最初、びびっていた恵太はちよが人相を見られると知ってから就活先の多数の社長の人物を尋ねながら、何となく仲良くなっていく。
ちよはちよの両親が死んでから親戚に財産を取られ売り飛ばされた挙句、カラゆきさんとなって、その後マラリアにかかって死んだという過去を持つ。

14年生きてきて何か楽しかった事があったか?と恵太に聞かれ、その答えが切ない。ちよの悲運な運命を聞き、恵太は己の傲慢さに気づき、恵太自身も人として変わっていく。

ここに住んでいる301号と303号の住人のキャラも楽しいし山下千代も愉快だったし、その上、霊媒師にはすんごく笑える!(^0^)
ちよが歌う「カチューシャの歌」に懐かしさと哀しさを漂わせキャストの演技力で魅せる!

セットの作りこみも上手いなぁ。。ひじょうに質の高い舞台でした。
お勧め!(^0^)


マイハマ・バイス

マイハマ・バイス

ATTENTION, PLEASE!

Duo STAGE BBs(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

今回はエンターテイメント色
観劇させて頂きました。この作品はあらすじ通り、事件の重要参考人と取調べを続ける刑事たちの話を中心としながらもダンスシーンを多少多めに交えたエンターテイメン色の強めの作品でした。アテプリを観賞させていただくのは2回目になりますし、脚本を書かれている山縣有斗の作品となるとこれで3作品目になりますが、この方の作品は必ず観る者を楽しませようと、作品のどこかがエンターテイメント色のある作品となりますけれども、今回はそれがいい方向にいった気がします。物語の流れ的には今まで観劇させて頂いた作品の中では一番コンパクトな作品のような気もしましたが、このDuo STAGE BBsの舞台を取り囲むような客席で、小さな非常に密閉感の強い劇場のためかあまり話し自体は最後にくるまで大きな展開らしきものは感じられなくも思えてしまいました。今まで観劇させて頂いたこの方の作品とも共通していますが、作品のどこかで深く調べたと思えてしまう部分個所が必ずありましたが、今回は若干それが物語の表面でサラッと流れていたようなぐらいな気もしました。ただ、その分物語にエンターテイメント性をいつもより強めていたいたような気もしました。小さく、狭い劇場なせいもありますがダンスを演じられると、すぐ手の届きそうにすら思える距離となり、脳裏に焼き付いてしまいました。しかも、この狭くて密閉感すら感じられる舞台で手足を思いっきり表現させたダンス表現を観ていると、「よくこの密閉感でそこまで思いっきり良く踊れるものだなぁ~」と思わずにはいられませんでした。今回の作品の評価はエンターテイメント性を評価するならばもう少し高く星の評価をすることになりますが、自分の場合はこの山縣有斗の脚本に強く関心がありますので、今回は今まで観劇させて頂いた作品の中では一番無難とも思えてしまう物語展開でしたので、その点から星の評価をつけさせていただきました。しかし、この小さな劇場Duo STAGE BBsでは役者さんたちが手の届きそうとも思える距離と、すぐ目の前でのダンスは迫力と魅力がありました!意外と観る方がどの点から評価するかで、評価が分かれそうな気もします。

ミュージカル シラノ

ミュージカル シラノ

東宝

日生劇場(東京都)

2009/05/05 (火) ~ 2009/05/28 (木)公演終了

満足度★★

ホリプロ・ミュージカルは、せこすぎる!!!
予定が合わず、観劇が千秋楽になってしまいました。
いや、先般の「回転木馬」につづき、
ホリプロミュージカルは、せっこいねぇ~
舞台美術が簡素という名の安っぽい作りなら、
アンサンブルの数、オケの数も、リストラ気味というか、
東宝の同クラスの作品に比べ2/3~半分位でしょうか。
これじゃ、夢の世界に浸れないというか、
ゲンナリっすよ、ホリプロさん。
「スペリングビー」も、安っぽい舞台になるんだろうな。

内容ですが、
恐ろしいほど、今回強調されていたように見えた切り口は
「フェチおばさんの、憂鬱」
って感じでしょうか。
単なる、愛の言葉フェチな朝海ひかる。
言葉責めで濡れちゃうタイプなんだろうなって
下世話なイメージしか出てこない。

しかも、エリザベートで親子の役柄だった浦井君とのコンビじゃ、
マダムのホスト遊びにしか見えてこない。
まぁ頭の悪い中身のない役柄の浦井君はハマリ役でしたが。

そして肝心の鹿賀丈史
パワーなくなっちゃったなぁ、声は通らないし、
芝居はちっちゃくなっちゃって。
もう大劇場の真ん中に立つ人じゃなくなっちゃった。
脇に回ってください。

ミュージカルの主役とも言える楽曲は素晴らしい分、
主催者のセコさも原因で、
とってもレベルの低い作品になっちゃった。

こういう作品を、観劇体験の少ない人が見ると、
興味なんて持ってくれなくなっちゃう。
最近、興行数も多すぎるし、
ホリプロさんは市場から退場して頂きたいっすね。

リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

赤坂REDにぴったり
RED THEATREのおしゃれさと
作品のおしゃれさが非常にうまく馴染んでいた

笑いと人情のバランスが程よく誰でも楽しめる作品

登場人物に嫌な人が出てくるようになると
もっと広がるのかなぁ
でも、今の一体感がいいのかなぁ

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

アトリエ・ダンカン

吉祥寺シアター(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

確実に、驚くほど、進化している
繰り返しだけど、初日と中日と千秋楽で、著しく芝居のレベルが
違っている場合、チケット代金は同じなんだから、
不平等で、そういう姿勢は極めて失礼なカンパニーと思っている。
本番を通じて稽古をして、公演後半にやっと出来上がるってね。
じゃぁチケット代も、毎日100円づつ高くするとか、
前半はパンフレットを付けるとか、誠意を示していただかないと。

とは言うものの、そんなことで興行形態が変わるわけでもないので・・・
素直に観劇してました。
いやいやビックリ、確実に、驚くほど進化しているのだ。
なんだか、テンポがいいなぁ、キレがいいなぁ、
変わったなぁと思い、
前半、脚本の一部が削られたか、演出が見直されたかと思っていたら、
上演時間は変わらないし、見覚えのあるシーン。
つまり役者の芝居が上手くなっている、
体に染み入ってきているのだ。

時間と共に役者さんの阿吽の呼吸で、時系列を表現できるってのは、
やっぱり数こなさなきゃだめなんだろうな。

話がわかっている視線での観劇なので、驚きや発見はないけど、
やっぱりね、あらすじというか、映画なり本を読まずして
この作品を見ても、半分くらいしか理解できないと思う。
映画の公開は終わっちゃったけど、なにかしら情報を得てから
観劇はしないといけないだろうな。
そういうこと、チラシやサイトに正直に謳ってない部分は、
潔くよくないというか、不親切というか・・・

間口の広い作品なので、これからも
役者を代え切り口を代え、いろんなバージョンで上演していって欲しい。
青春作品の傑作なのだから。

ネタバレBOX

初日に比べ、1幕ラストのフルモンティショー、
恥じらいもなくなり、大胆に楽しんでパンツ脱いで踊ってる。
逆に見ているほうが、恥ずかしい。・・・
ガラスの家族

ガラスの家族

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/10 (水)公演終了

満足度★★★★★

本当の家族を手に入れるまで。
「海は知っている」のキャサリン・パターソンの作品だけあって、存分に他人を愛する、という言葉がそこここに散りばめられてバイブルのように刷り込まれていきます。
アメリカンポップな音楽や描写、ダンスも楽しく、舞台セットも展開の仕方が上手い。

ギリーが人間らしい心を取り戻していく過程には感動と涙があり、終盤は泣ける。愛すると言うこと。これが全てです。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

父親は行方不明。4歳のときから母親と離れ、里親の家をたらいまわしにされ、子供心に「人間は強くならなければいけない。弱さをみせると他人につけこまれる。」と信じて疑わなかった主人公ギリー。そんなギリーが5人目の里親メイム・トロッターの家にやってくる。トロッターの家には里子でいじめられっこのウィリアムが居た。
大らかで他人にも見返りのない深い愛情を持って接するトロッターに触れているうちにギリーは、本当の家族とは?血の繋がりだけではない。という真理を理解していく。

トロッター役の池田幸代がひじょうに素敵です。「アメリカのお袋さん」のイメージそのまんまで、「ああ、こんなお母さんに育てられたらどんな子も素直で良い子に育つのだろうなぁ。」と印象付ける。ギリーが盗みをした時や、友達との喧嘩のシーンなどに、ギリーを心底庇ってやる姿勢。と同時に厳しく諭す姿勢。愛する気持ちを優しい思いやりを行動に移すという姿勢。大きな危機にはみんなで力を合わせて乗り越えると言う事。自分が愛されたいと思うなら、自分から相手をただ愛せばいい、という言葉。

トロッターのセリフや行動が屈折したギリーの心に呪文のように沁み込み、やがて氷解していくのです。物語はベタで解り易く、再演再演を重ねて沢山の劇団が公演を打ってきましたが、やはり名作は感動するのです。

キャストも充分に実力があります。決してじめじめしないポップで楽しい舞台です。お勧め!(^0^)



リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

発想は・・・
面白いと思いました。セットもすてきだし映像の使い方もうまいです。
でも、途中から先が読めてきて意外性がなかったのが残念。もうひとつなにかひねりが欲しかったです。

花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

少数精鋭。
とある骨董屋を舞台に綴られる、親から子への思い。

ル・デコの殺風景な(言葉が悪ければ飾り気のない)空間によくあった、静かな、でも「濃い」空気が観てて心地良かったです。

上手い役者が揃えばたった5人でこんな事が出来ちゃう。
芝居ってすげぇ。

ズッコケ蟹工船

ズッコケ蟹工船

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いとリアル
笑いすぎて 苦しいくらいでした。
客演が3名&座長は 脚本演出のみなので いつもとは少し雰囲気が違う。

しかし やっぱりミルクホール☆ ダンスありネタありで盛り上げ! 原作の世界もしっかりありました。

もう1回 観に行きます☆

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