満足度★★★
確実に、驚くほど、進化している
繰り返しだけど、初日と中日と千秋楽で、著しく芝居のレベルが
違っている場合、チケット代金は同じなんだから、
不平等で、そういう姿勢は極めて失礼なカンパニーと思っている。
本番を通じて稽古をして、公演後半にやっと出来上がるってね。
じゃぁチケット代も、毎日100円づつ高くするとか、
前半はパンフレットを付けるとか、誠意を示していただかないと。
とは言うものの、そんなことで興行形態が変わるわけでもないので・・・
素直に観劇してました。
いやいやビックリ、確実に、驚くほど進化しているのだ。
なんだか、テンポがいいなぁ、キレがいいなぁ、
変わったなぁと思い、
前半、脚本の一部が削られたか、演出が見直されたかと思っていたら、
上演時間は変わらないし、見覚えのあるシーン。
つまり役者の芝居が上手くなっている、
体に染み入ってきているのだ。
時間と共に役者さんの阿吽の呼吸で、時系列を表現できるってのは、
やっぱり数こなさなきゃだめなんだろうな。
話がわかっている視線での観劇なので、驚きや発見はないけど、
やっぱりね、あらすじというか、映画なり本を読まずして
この作品を見ても、半分くらいしか理解できないと思う。
映画の公開は終わっちゃったけど、なにかしら情報を得てから
観劇はしないといけないだろうな。
そういうこと、チラシやサイトに正直に謳ってない部分は、
潔くよくないというか、不親切というか・・・
間口の広い作品なので、これからも
役者を代え切り口を代え、いろんなバージョンで上演していって欲しい。
青春作品の傑作なのだから。