最新の観てきた!クチコミ一覧

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花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

やさしい気持ち
数年前に父を亡くしてから、家族ものに弱いのですが
本作品はなんともやさしい気持ちにさせてくれる、
いい作品、というか美しい作品でした。観てよかった。

ラストは恥ずかしながら、目頭がきゅぅとしました。

ネタバレBOX

店長が「モノの記憶」を辿れるという能力、
スピリチュアルってキーワードが伏線になってると云えばなってるんですが
あまりの唐突なトーンの変化に一瞬「?」と、我にかえってしまいました。

店長をそんな特殊人間にしなくても、「モノには記憶がある」と説くだけで
ミキが勝手に記憶を辿る旅にでてもよかったかなあ、と。

いあ、このくらいしないとメリハリがなくなってしまうか‥
終演後、そんなことを考えながら。
「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★★★

混乱の具合が
すごくそそります。おもしろいもの、作りたいもの、みたいもの、みせたいもの、そのあたりのバランスの取りかたに少し迷いっていうのか、振れ幅があるように思います。だからどう転がっていくのかがひどく気になる。

全体を通して引っ張れられるっていうよりは、あ、ここ、っていうポイントがいろいろなところに散りばめられていて、どれだけ拾えたか、気になっちゃう。

ネタバレBOX

おばちゃんという生き物に対する岩井さんの視線が、おもしろくもあり、締め付けきつくもあり。表層をなぞるわけじゃないから敢えて女装して、リアルに見せたら生々しくて辛い部分をきちんとたどっている。

すっごく嫌な気分も浮かんでくるのに、こんなおばちゃんになりたいとも思えてしまう。

アフタートークで五反田団の前田さんが、切るべきところなどを指摘しながら、それは「大人の意見」だから、と言っているのが興味深かったです。すっきりさせるため、とか形として成立させるため、とかっていうテクニック上の問題なら解決方法はいくらでも浮かんでいるはず。そこをわかっていながらもあえて拾い上げたい部分を捨てないっていうのを、今回公演のおもしろポイントにしているところが気になります。
夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

劇団ING進行形

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

なるほど。
まさかの大逆転的な芝居でしたね。

今回は前半戦と後半戦の二部構成
そこが展開のキーとなる感じでした。
とにかく、あーやっぱりそこは「ING」かぁと思わせてくれる展開とラストを
見せてくれて大変満足しました。

言葉遊びとトリックアクション的な役者達の演技。
退屈させてくれる間もなくラストまで行きました。

うん、良かったです!!

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

劇団ING進行形

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

素敵な話でした!
お疲れ様です。観た感想ですが・・・。

ネタバレBOX

作品の雰囲気が自分に合っていて自然と引き込まれる感じがしました!
役者一人一人が生き生きしていました。特にコメディー部分が知っているネタを取り入れてありつつ、役者の動きに力強さがあって観てて飽きなかったですね。
神様とその他の変種

神様とその他の変種

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★

けっこう満足
前作『シャープさんフラットさん』は未見ながら、それよりも前の何作かは自ら言うところの「晩年」のケラ作品、ナンセンスな会話などは封印気味で、落ち着いた、ドラマ性の高い作風なのがやや物足りなくはあったのだが、これも自ら言うところの「異色作」である本作では「いやいやいや、そうじゃなくて…」的なナンセンスな会話も復活(?)しており、そういう意味では「異色作」っぽくないのでは?(「晩年のケラ作品」としては「異色」ということではあるまいな?(笑))
で、ある一家の父母が連続殺人を犯しているのでは?な物語、怪しさ(ブラックさ?)と可笑しさが程よくブレンドされて「これぞナイロン」または「これぞケラ」な感じ。
また、終盤で明かされる真相も(ちょっと無理もあるんでないかい?という気がしないでもないが)「あ~なるほどぉ」だし、ラストの本水を使った演出も良いし、けっこう満足。

愛妻は荒野を目指す

愛妻は荒野を目指す

チェリーブロッサムハイスクール

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

今回も…
すごいです。演出柴田が病気降板ということで一抹の不安があったが、もともとここは作と演出の分業とそのコラボがすぐれているところ。
たしかに柴田のスタイリッシュな演出で見たい舞台であったが、見ている間。
1時間45分、まったく引き寄せられて、時間を感じなかった。

なんという脚本の爆発力。

「その後」にさらに絶望を重ねる小栗の世界観のオリジナリティは、ほんとに今ここでしか見られない世界を作ってくれています。
私を「登録している人」は全員見にいくようにね。上から目線で言っちゃうからね。

ネタバレBOX

いつも人がいっぱい死ぬチェリーですが、今回は…。
人がいっぱい死んだ後の話ですね(笑)
関数ドミノ

関数ドミノ

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

非常にわかりやすい
お得意の「得体の知れない不安感」的なものは控え目で「ある仮説」の真偽が明らかになる(と言えるかはやや疑問?)までを比較的ストレートに描いてイキウメにしては非常にわかりやすい。
途中で「ドミノ」は本当は存在せず、単なる偶然+思い込みではないか、という気もしつつ、その後に存在はするが実は別人なのでは?という疑問が沸いたら、そういうオチだったのも「わかりやすい」という印象を受けた要因か?
がしかし、彼が本当のドミノであるかどうか示さずに終わるし、終演後に「期間限定なので、途中から変わった」という解釈も示唆されたし、もしや前日に引き続き盲点を突かれたのか?などと思わされてしまうのはやはりイキウメ(笑)。

愛妻は荒野を目指す

愛妻は荒野を目指す

チェリーブロッサムハイスクール

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

暴れる人間交差点。
内容説明は苦手なので毎度のごとく感じたことだけ。

ネタバレBOX

これだけ一見、男性的力強さ、時に強すぎる場面が多い本であるのに、嫌悪感が何故出ないかというのは(あくまでも私は、です)作家の根底にあるいろいろな方面へ向かう愛、が深いからだろうと思う。特に根底にあり続ける子供たちへの愛。それが今までのどの作品にもありました。非常に女性的な感覚の強い作家で(と思ってます)「あなたを妊娠したい」なんかは「愛する人の子供さえいれば生きてゆける」といったメスの気持ちに似ている部分もあり、好き過ぎて食べちゃいたい、自分の中に取り込みたい、ひとつになりたい、いつも君を感じていたい、といった気持ちが入っていたと思う。今回の作品で一番共感した箇所です。
 荒川氏の振付。もっと激しいのがもっと観たいです、としつこく感想に書いていた(笑)私には嬉しいもので、振付の一つ一つに意味を潜ませているんでしょうね、これは何の意味だろうと考えるのも私の遊びになっています。今回は本を開いたり閉じたりという動き、イライラして髪をむしって集める動き、情報に操られた人間(ピエロ)みたいな動きなど・・・人数が多いので全部観きれなかったけど、本の言葉をきちんと拾っているんだなあと感心。
 右奥に潜むピエロと何度か目が合い微笑み合った今回の作品でした。
にしても東澤有香さん、いいなあ・・・またどこかで必ず観たいです。
イチキさんがカメラをかまえてステージが回転する時の曲名が知りたい。有名な曲ですよね。
 帰り際、「あーもうあたし死んじゃいたいよ、もうほんと死んじゃいたい、死んじゃいたい死んじゃいたい」とちょっと噛んでしまったことを猛省している三科さんを背に、帰路へと向かうのでした。
きらめく星座 ~昭和オデオン堂物語~

きらめく星座 ~昭和オデオン堂物語~

こまつ座

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/05/06 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

第5場がやはり白眉
10年ぶり6度目(に加えて戯曲も読んでいるし)ということで内容はよく憶えていて、印象的なシーンや台詞などは舞台で演じられる前に脳内で再生されたりもするが、中でも初演時(85年9月)から感銘を受けている「人間についての広告文」を筆頭として名場面・名台詞のオンパレードな第5場がやはり白眉。また、10年前と同様に、源次郎のような人物を作り上げてしまったあの当時の教育に大いなる疑問(とはちょっと違うか)を感じる。(←これは第5場限定ではないが)

今勧進帳【公演終了:次回ジェットラグは10月「肌(仮)」】

今勧進帳【公演終了:次回ジェットラグは10月「肌(仮)」】

ジェットラグ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/29 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

うむむ
うまい! としかいいようがない。
うますぎて、ほめるところがない、という珍しい経験をした。
「勧進帳」とは、モチーフの一部を除いて関係がありません(笑)

うまいです。
それはそれで好きです。

「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★★★★


…すごいんです。
しかし、疲れます。体力要ります。
実験作であると同時に、岩井さんが、何かを突き抜けようとしているのを、ひしひしと感じます。
賛否両論よりも、否が多かろうとは思う。
しかも、今この時期に、このような力業を、「あえて」ぶつけてくるところに、「男岩井」の骨太さを感じます。
すぐには無理だけど、もう一度はみたい。
「わからないもの」をどこが「わからない」か精密に腑分けする作業のつかれることったら、心底、男岩井を尊敬しますね。

Believe

Believe

相模舞台同盟

相鉄本多劇場(神奈川県)

2009/06/06 (土) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

力入りました
全編パワー全開。いや、ここって毎回そうなんだけど、特に今回は。止まってるときがない。ついついこちらも力入って、終わったら疲れが……。
ちょっと物足りなかったのは、パワーの印象が前面に出て、「役者が楽しんでる」感じ(私がこの劇団が好きな理由)が薄く感じられたことかな。
私としては、パワーより楽しさを求めていたので、今回はこの評価。
好きな劇団ですが。変わってゆくのかな、これから。

ネタバレBOX

「2列目までは汗やつばきがかかるかも」という前説の言葉通りになりました。
初めて、カラーパンフがあったのでつい買ってしまいました。よく考えてみると、本番ではコスチュームプレイでないので、この衣裳って、パンフレットのためだけに作ったんですね。この劇団らしい懲りようだなと思いました。
JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)

MU

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

初体験
ハセガワ初体験でした。
「JUMON」とても面白かった。
これは、しばらく目が離せない、才能だろう。

へんないい方だが、両A面じゃなくて、B面がみたいとおもう。

花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

このクオリティ
うーん、黒澤世莉である。すごい演出力だった。
もちろん持ち道具の使い方、エピソードのつなぎ方、そして何よりも、ストーリーの「少女マンガ」風というところに、さまざまなご意見がでるだろうことは、想像にかたくない、とも。
しかし、演出のバランスのよさ。演技の統括の見事さ。
学ぶところは、多すぎて、これまたすばらしいと思う。
スターシステムと真反対の極北にいる「クロサワ」をもっと、顕彰せねばいかんよ、みんな。
今日はちょっとえらそうなものいいね。

ズッコケ蟹工船

ズッコケ蟹工船

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度も観たい
重たい話しなのに、ミルクカラーに染まり、楽しめました。
ですが楽しいだけではなく、芝居が心に沁みてきます。

もちろん、いつもどおり踊りあり、激しい殺陣があり、飽きさせません。

この芝居は観ないともったいないですよ!!!

花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ストレート過ぎるくらいの想いにほろり。
本当に素敵な空間。芝居を観に行ってこんなにもてなされてる感を味わえることはそうそうない。(椅子のすわり心地は悪いけど。)心からくつろぎたいと思いながらの開演。本当に素直にゆったりと空間に浸り、びっくりするくらい切なくもまっすぐなお話に心洗われました。

外部での演出も多い黒澤さんなので、どのあたりで差別化していくのかも興味があったけど、劇団としての再出発にあたってのあり方、作風、見せ方、しっかり考え抜かれてこうした、という感じの信念を感じ、これなら追いかけて行こうと思いました。さらけ出してこうなんだよ、って言われて、こっちも開かなくちゃいけないようなどきどきと、そうしても大丈夫と思える安心感、両方を感じることができました。

時間堂カフェがあるとは知らずに行ったのはちょっと失敗だったな。その気で行ったらもっと楽しめたのに。ビールやジュースだけじゃなく、お薦めワインや自家製梅酒、コーヒー紅茶まで揃っているのは素晴らしい。何度も観て毎度入り浸りたい雰囲気でした。

ネタバレBOX

私が母娘ものに弱いっていうのもありますが、後半の娘が母・祖母の人生を振り返るシーンには大河ドラマのようなロマンを感じました。前半とのバランスをどうとったのか、気になるところ。結構しっかり雰囲気を変えるので。私は前半が若干長く思えましたが。

少人数の劇団員でまわしていたこともあり、現代の役と回想シーンの一人数役。そこも含めて俳優さんの魅力が形を変えて伝わりました。私は女優さんは回想シーンが、男優さんは現在のシーンがおもしろかったです。

いろいろな道具を使った生音もよかった。ギャラリーならではの姿の消し方と音の使い方が。

脚本としてはいろいろなところでの再演がみられたらおもしろそう。
リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい意味で
裏切られました。
最後、泣かされてしまって悔しいw
いつもよりも大人しい感じがしたのは、前回のイメージが強いからかな?
赤坂だから大人な感じにしてきたのかしら、ということで満足です。

ネタバレBOX

外人投入はズルイ笑
おもしろすぎた。
リアルって・・・そういうこと?!
今勧進帳【公演終了:次回ジェットラグは10月「肌(仮)」】

今勧進帳【公演終了:次回ジェットラグは10月「肌(仮)」】

ジェットラグ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/29 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★

ううん…
何を伝えたいのか、いまいち。

勧進帳を読み上げる芝居は圧倒。
ただ、その清水宏さんのお芝居のパワーが、浮いてしまっている印象でした。


女信長

女信長

RUP

青山劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

がんばってました
黒木メイサちゃん演じる信長。
踊りアリ、殺陣アリ、でとってもがんばってました。
そしてかっこよかったです。
信長としての顔、御長としての顔。
いろんな演じ方があって面白かったです。

「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/16 (火)公演終了

満足度★★

これはハズレだった
問題作というよりも、作品としてこれはちょっと問題ありでしょ。貧弱な脚本を演出でカバーしようとして、しきれてない感じ。
こんだけいい役者を揃えておいて、脚本家はなんでもっといい台詞を書いてあげないのよ。

ネタバレBOX

男が女を演じる意味もない。「ヒッキー・カンクーン・トルネード」でやったのをただなぞってるとしか思えない。

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