最新の観てきた!クチコミ一覧

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父と暮せば

父と暮せば

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

利発な雨もあんぽんたんな雨もあるが、雨が止むのを待つしかない。あの時の広島では、死ぬんが自然、生きるが不自然、そんな思いも、すぐに癒されるものではない。そんな時、おとったんが娘を支えに来て、そして去って行く。世の中、どれだけ理不尽なことがあるか、また、それをみんながそれぞれ乗り越えてどうやって前向きに生きていくか、その難しさと大切さ、そんなものを感じました。10平米ほどの舞台でひたすら2人の会話ではなしが進んで行くのは、大昔の映画「終着駅」を彷彿させるものがありました。2人の会話と演奏及び歌を聞いているとあたまの中にそれぞれのシーンが浮かんで来ました~

ワンマイク ONE MIC

ワンマイク ONE MIC

ホチキス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/09/23 (火) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回の舞台であるレコーディングスタジオのセットの作りが素晴らしかった。コメディとしては、面白い部分と今イチ弾まない部分が混在していて、ちょっと物足りなさも。

松本清張「点と線」

松本清張「点と線」

カンパニーデラシネラ

神奈川県立青少年センター・紅葉坂ホール(神奈川県)

2024/07/27 (土) ~ 2024/07/28 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

地元神奈川での開催であったが公演期間短く都合がつかなかった「とても観たかった」作品。動画配信をやっていて観る事ができた。思わぬ僥倖。無茶面白い。2009年が初演との事だが再演に掛けたのも分かる。タイトルになる題材の抽象的な造形にとどまる作品もデラシネラにはあるが、本作はストーリーをしっかり伝えている。発語がある。闇に浮かぶ陰影の濃い絵、スタイリッシュな衣裳と動き、サスペンスの教科書のような原作中の象徴的場面が美しく提示されて行く。国広和毅氏の音楽は、言わずもがな。

~喜楽に落語~ ハルカス寄席

~喜楽に落語~ ハルカス寄席

近鉄アート館

SPACE9(大阪府)

2025/09/02 (火) ~ 2025/09/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

桂かい枝さんの落語が印象に残りました☆

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

プロ棋士を目指し夢破れ、それでも将棋から離れられずにコンピューター将棋の開発に携わる男を軸に周囲の人々を描いた作品ですが、初期型iMacを持ち出したり、TV等への露出も多く誰でも知っていた名人を登場させたりと当時を想起させる仕込みもあり、当時を思い出させ引き込まれた。時々ぐっとくる場面もありとても良かったです。

勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

フライヤーとはとても違っていて素敵な女性ばかりと素敵きでした。
お芝居というよりはバレエパフォーマンスって感じでとてもよかったです。
特に主演の女性のダンスも素晴らしいし演技、顔の表情や感情のこもった演技は見応えあり有りで最高ですね。

mother

mother

元素G

調布市せんがわ劇場(東京都)

2025/09/25 (木) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ホラーとダーク・ファンタジーの要素を取り入れた 独特の世界観に魅入らされる。現界と異界を交錯しながら展開していく物語。怖いもの見たさ という刺激の希求、恐怖と好奇心という相反する感情の狭間で揺れる思いが上手く表れていた。ダークでグロテスクな要素にダンスパフォーマンス、さらにユーモアを加えた 大人向けの公演。

物語は、異界のものたちの怨念の原因なり理由はハッキリ明かさず、秘めた謎にしている。しかし、タイトルにある「mother」的存在の紅蓮が呟く一言がカギ。都市伝説的な廃墟で起こる奇妙な出来事、それを浮遊感あるダンスで表現する。やはり 元素Gの表現力はすばらしい。そのパフォーマンスを引き立てる音響/音楽や照明といった舞台技術が 妖しげな世界観を支えている。
(上演時間1時間35分) 

ネタバレBOX

舞台美術は、廃墟イメージの汚れたコンクリート壁、上手/下手に鉄骨柱。中央上部に格子状の窓が並び、板には底上げした敷鉄板に階段を設え、下手は別空間。全体的に怪しく不気味な感じを漂わせている。

物語は、説明にあるように 烏丸理人は、収益化されていないホラー系動画ー後ろの正面チャンネルーで編集活動をしながら、気まぐれにカフェでバイトをする。或る日チャンネルのメンバーが『廃墟に行ってからおかしな事が起こっている』と幼馴染から相談を受け、撮影も兼ねて調査に向かう。廃墟に何もなく、撮影は無事に終わったかのようだが…おかしなことに 後日1人の女性が妊娠する。医師は想像妊娠というが。

後ろの正面チャンネル=「かごめかごめ」の歌を連想。その歌詞に込められた意味---姑によって後ろから突き飛ばされ流産した妊婦や、遊郭等から抜け出せない遊女を謡ったとする俗説があるらしい。物語では、デザイン違いで汚れた(または血が付いた)白い衣裳の女性が多く登場するが、台詞はない。薄暗い中で踊る(白い)姿は浮遊感があり、まるで幽霊のよう。YouTuber(メンバー)は踊っている姿が見えないことから、この世のものではない。

男優陣は主に現世のYouTuber、女優陣の多くはダンサーとして妖しい世界観を表出する。勿論ダンス/パフォーマンスは見事で、その演技だけで魅了する。この世のものではない妖(アヤカシ)を統べるのが紅蓮ーMother的存在。想像妊娠した女性は行方不明になり…劇中では白いシーツで出産シーンを被う。紅蓮の 愛する人の子が欲しい、その一言によって廃墟で彷徨っている白い浮遊者は紅蓮の子のよう。観応え十分。
次回公演も楽しみにしております。
成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実際の将棋の世界を再現された感じでとてもよかったです。
主演と思われる師匠の演技、さすがですね。
舞台セットにライトもすごく考えられていてとてもよかったです。
昭和時代の大好きな楽曲が流れていてとても心地良よかったです。

ネタバレBOX

前説の将棋講座はあまりにも超超初心者過ぎていまいち。
Letter2025

Letter2025

FREE(S)

ウッディシアター中目黒(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大変良い作品でした。
戦後80年の節目で 戦争を題材にした舞台の中で特に心に残りました。
幕開けは現代の高校の部活のシーン。ここから2011年の東日本大震災をきっかけに悲惨な東京大空襲の翌日に急展開します。このギャップで戦争を「情報」ではなく「疑似体験」する空間に引きこまれました。そして主人公が加わった特攻に赴く兵士たちのそれぞれの立場、思い、それぞれの夢…。それにかかわる家族や兄弟、仲間たち。軍隊の中で出会ったものたちのそれぞれの物語が心を震わせます。最後では私の周りではすすり泣く声が聞こえました。そして、主人公は現代に戻ることができず、戦没者の遺品として現代のヒロインの元に届いた手紙。軍隊の中で苦労し、成長した主人公の言葉に感動しました。すばらしい時間をありがとうございました。

父と暮せば

父と暮せば

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いやー、最高の舞台でした。もうNHKの朝ドラレベルですね。何もかも完璧です。劇団演奏舞台というと劇伴が生演奏なのが売りですが、今回も最高でした。ちょっとヴォーカルの音量が大きすぎてハウっていたのが残念でしたが… で、劇団演奏舞台の舞台というと「純白観想文」「息子」「楽屋」を観てきたのですが、いつも注目してしまうのが劇団演奏舞台の看板女優の池田純美の演技(とギタープレイ)。で、今回は池田純美の演技というか演技力に度肝抜かれました。こんなにすごい演技をするんだ…とマジで感服というかびっくりです。ぶっちゃけ、若手の舞台女優で観るものを完全にコントロールできるのは池田純美と平体まひろぐらいじゃないかと… とにかく圧巻の演技でした。最高の舞台をありがとうございます。劇団演奏舞台の舞台にはずれなしですね。知人に宣伝しまくります^^

勿忘草

勿忘草

シレネ

キーノートシアター(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ひとこと、最高!です。まさに私のための舞台いやショーでした。いい意味でフライヤーに騙されました。こんなにうれしい騙しはありません。まず、幕開け前のビョーク?の曲が秀逸です。あの選曲で「この劇団はセンスあるな…」と思いました。そして、劇中、なんと柳ジョージとレイニーウッドのあの名曲を使って舞ったり沢田研二のあの曲を使って舞ったりしたのにはおじさん完全にやられましたw それはそうとして、クラシックバレエをやっている人のダンスは違いますね。完全に魅了されました。久しぶりに「身体表現とは何か」について考えさせられました。お世辞抜きで最高の時間をありがとうございます。ダンスやっている若者にさっそくシレネさんのこと伝えておきました。また一つ推しの劇団ができました^^

砂漠のノーマ・ジーン

砂漠のノーマ・ジーン

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

台本が非常に優れており、空想の会話で語られる物語の世界に引き込まれた。家族の複数の人物を演じる森尾舞氏の演技が実に素晴らしい。ほとんど一人芝居。この演技がなければ成り立たない作品だろう。

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

物語がとても味があってしかも面白く、良くできている。舞台装置もよく考えられている。

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

棋士VS女流棋士、コンピューター将棋どちらも見ごたえがあり関係性が進んでいくにつれ場面に合った曲の効果もあり涙が・・・
女流棋士の続きをぜひ見てみたいです。

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

キ上の空論

上野ストアハウス(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

【彷徨-】鑑賞
サイコパスとサスペンスにSFを加味して妖しげな展開が続く中、髙岡葵さんが元気印で舞台を重くなりすぎないよう軽快にテンポよくバランスをとる役割を担当していてとても楽しい。

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

彗星を観劇しましたが、素晴らしかったです。
役者さん達の演技、美術、音楽、演出、その他諸々・・芸術でした。
ストーリーは興味深く、ちょっと危うい雰囲気に惹き込まれました。
沢山の要素に付いていけない時がありましたが(自分が悪い)面白かったです。
役者さん達、皆が素晴らしく、特に金原賢三役の宮原奨伍さんが印象的でした。
贅沢な時間を過ごしました。

風のやむとき

風のやむとき

演劇集団円

吉祥寺シアター(東京都)

2025/09/27 (土) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/27 (土) 14:00

座席1階

演劇集団円の創設者の一人、芥川比呂志の演劇への情熱を後輩たちが戯曲化。劇団創設半世紀の記念企画であり、パンフレットにもある通り若手劇団員たちに創設者の思いを引き継いでいくことが狙いだ。劇団の歴史を伝承する舞台で、どちらかというと劇団員自身に向けたやや内向きの舞台であるが、若手俳優たちも多数出演。芥川の実像を伝える舞台としては興味深い。

芥川は病を抱えながら演劇人生を生きた。泉鏡花の「夜叉ヶ池」は劇団で唯一の演出作品であり、池袋のサンシャイン劇場のこけら落とし演目だったという。今作では、病を押して無理を重ねながら、上演に至るまでのさまざまな出来事が明らかにされる。蜷川幸雄など著名な演出家らが実名で登場するのもおもしろい。

蜷川もそうだったが、舞台制作では演出家は一大権力者だ。しかも、芥川は劇団創設者。昭和という時代背景もあって、そのワンマンぶりは控えめな表現だったとは思うが十分に伝わってくる。蜷川は瞬間湯沸かし器のように怒りを爆発させることもあったが、芥川もそうだったのかもしれない。
今回の舞台は芥川3兄弟ら家族や劇団員たちの姿が描かれ、群像劇に仕上がっている。だが、芥川の演出ぶりがどうであったかを詳しく知ることはできない。それは本筋ではないのかもしれないが、彼の演出のどこがすごいのか、どんなところが客席の魂を揺さぶったのか、もう少し表現されていてもよかったのではないか。「夜叉ヶ池」にしても、仮に蜷川がやっていたらどんな舞台になったのか、興味をひかれるところだ。

きらめく星座

きらめく星座

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/09/07 (日) ~ 2025/09/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 13:00

40年前の初演以来通算10回目(5年ぶり)となり、観ていて先がワカって泣けるのみならず、かつてのキャストを想い浮かべたりしつつ堪能。
随所に戦争のあれこれに関連して利を得ようとする浅ましい行為への皮肉(というより告発/怒り)が含まれていて妙にイマとのシンクロを感じてしまう。そして本作を今、上演する意義を痛感するとともにそう感じてしまう昨今の世相に「ヤな渡世だなぁ」と感じざるを得ない。(嘆)

Toll the Bell

Toll the Bell

明治大学ミュージカル研究会

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなかのキーワードを学生が演出して演じて…は、背景もカンパニー全体で落とし込まないと表現も難しいだろうなぁと思っていましたが、しっかり演じ切っていて素晴らしかったです。巧みな小道具使いで感情も見え、楽曲が効果的でした(個人的に2部冒頭が大好きな曲だったのでお得感w)。演者は声も通り、歌唱力もあがり、レベルアップしています。主演はもちろんのこと、全員に持ち場やナンバーがつくのは母体ミュー研ならでは!個人的にとても好きなところ。欲を言えばもっとダンスナンバーがみたかったなー。次作も期待してます!

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

将棋を差す場面が何度か出て来る。対戦の会場は舞台セットの天井をギリ攻めた上段で、盤を挟んで上手下手に対戦者が向き合う。客入れからそこに人が居て、下段すなわちセットの大部分は主人公の棋士森が経営する将棋道場の広間。開演前のそこでは大盤(将棋盤を拡大した、Eテレで良くやってるやつ)を出して観客向けに女流棋士と新人棋士(と名乗るが役だろう)が将棋の入門講座をやっている。
この大盤は最終局面での勝負でまた出て来るが、多くは上段で、その多くも「今対局が行われている」状況説明として、それを背景に目前でドラマが展開する、という構図だ。この対局の打ち手が全て「フリ」でなく実際に打っただろう手を打っていると見えるのである(そこまでのこだわりを当然作り手は持っている、と確信されるのだ)。将棋愛に貫かれた作劇であり、将棋をやってる自分への「なぜ」の問いは誰しもの人生に通じる普遍性も備える。

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