最新の観てきた!クチコミ一覧

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bravery

bravery

カラスカ

劇場バイタス(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

濃い~
もう役者さんが登場しただけで、「ぷっ」って感じになります。どこからあのインチキくささ(良い意味)、人間くささが湧いてくるんでしょうか。何より、劇団員自身が楽しんでいるって感じが伝わってきます。

フェルマータ

フェルマータ

LETUBO(ルツボ)

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2009/09/17 (木) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

せつない物語
初見の劇団?でしたが,つかみは上々,物語の中に引き込まれました。人の想い,不安,逃避,後悔,見事に表現され,最後にはせつない気持ちで満たされました。芝居自体には全く文句は付けようがありませんが,当日は空調が具合悪かったんかな?途中生ぬるい空気が出ていたような・・このような素敵な芝居には心地よい環境で観劇したいものです。

The Musical AIDA アイーダ

The Musical AIDA アイーダ

梅田芸術劇場

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2009/08/29 (土) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

再演希望
音楽がすばらしい。「間も無く銅鑼が鳴る~♪」の歌は背筋がゾクッときた。

宝塚版との最大の違いは、本作は皆歌が上手いことかな(笑)

「極み唄」

「極み唄」

LIVES(ライヴズ)

タイニイアリス(東京都)

2009/09/15 (火) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

軽妙な短編集
お気楽に観れて快く笑わせてもらいました。安定感はさすがなもので,LIVESの芝居は人を連れて行く,または人に勧めるのに全く不安はありません。ただただ,個人的にはLIVESは短編でないほうが好きかな。短編集では心にグッとくるには短いですもの。

ジェーン・エア

ジェーン・エア

松竹

日生劇場(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/29 (火)公演終了

満足度★★★★

松さんを堪能。
ミュージカル初主演、ほぼ出づっぱりの松さんを堪能。

朗読劇 少年口伝隊一九四五

朗読劇 少年口伝隊一九四五

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/09/18 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

4回目
初演から数えて4度目の鑑賞。4度目でも中盤までボロ泣き。傑作朗読劇だと思います。今年は二期生から三期生へとバトンタッチされ、来年は四期生に。

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

キャストに不満
大河ロマンの醍醐味は味わうことができた。壮大な物語の流れにどっぷりつかった9時間だった。通しではなく3日に分けての観劇。
登場人物はいずれも情熱的で濃厚で個性的な人たちなのだけれど、各役者の人物造型がいまひとつぼやけた感じでものたりなさを感じた。勝村政信のバクーニンは愛嬌があってよかったけれど。
3万円という高額なチケット代金に見合う喜びを得られたかどうかは微妙なところ。濃密な劇時空を楽しむことはできたのだけれど。

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)

『轟きの山脈』(公演写真を掲載中!「写真」をクリック◎→→次は6月中野ポケット☆★)

舞台芸術集団 地下空港

劇場MOMO(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

壮大なロマン!
物語は壮大。それでいてとてもロマンティック。
どこか神話か何かにある物語のようだ。
BGMとして使っているクラシックが見事に芝居と合い、物語を大河ドラマに仕上げている。装置の使い方も秀逸。特に立体的に使い、空間処理が素晴らしかった。

静かじゃない大地

静かじゃない大地

G2プロデュース

本多劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/09/23 (水)公演終了

満足度

脚本家G2に失望!
演出家としてのG2ファンなだけに、今回の作品にはかなり失望しました。
好きだった男の人間性を知って、裏切られたような感じ。

前半、笑っていた、自分自身までが、許せない気分になりました。
病気をネタにしてもいいけど、もっと深い意図の基に、扱えよ!
一つの病気は、笑いのネタにはすべきでないし、もう一つの病気は、浅い知識で扱っている感じで、どちらも、非常に不快でした。

役者さん達、こぞって好演しているだけに、余計残念な思いが募る作品でした。せっかくの、浜田さんの客演舞台、他の作品で観たかった!
内田慈さんの、変幻自在の演技力には、また驚かされました。

お願いだから、G2さん、これからは、演出に専念して下さい。

サッちゃんの明日【松尾スズキ新作!】

サッちゃんの明日【松尾スズキ新作!】

大人計画

シアタートラム(東京都)

2009/09/18 (金) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★

個人名でなく

作演出が松尾スズキとなっているが、大人計画と丸めてしまえばいいのにと思った。
笑いを起こすのは個々人の演出力で、物語は松尾の熱烈なファンか誰かが真似して書いたように見えた。

skc 『サンタのはし』 全国22都市公演

skc 『サンタのはし』 全国22都市公演

全国たび周りユニットskc

GalleryOneLIFE(宮城県)

2009/08/29 (土) ~ 2009/08/29 (土)公演終了

満足度★★★★

とても楽しみました
「じーちゃん」役の方がすばらしかったです。また仙台に来て欲しいです。

HIGAN

HIGAN

劇団マニアック先生シアター

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

個人的には
楽しめた。魅力のある舞台だと思った。

ネタバレBOX

チケット代が1500-1800だったら、よかった。
詳細はhttp://sakuteki.exblog.jp/10194538/
マクベスの妻と呼ばれた女

マクベスの妻と呼ばれた女

劇団東京ドラマハウス

萬劇場(東京都)

2009/09/17 (木) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

主役は女中!
何が面白かったって、終演後の岩田のボケた紹介はサイコーでした!(^0^)
ツボにはまって笑った!笑った!

一方、芝居はっていうと、これが中々面白い!とにかく6人の女中の会話が哲学的でいて楽しい。。

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX


民衆が欲しているのは頭に王冠を乗せたマクベスだと、マクベスをその気にさせたマクベス婦人は、夫の為にダンカンを殺してしまう。
マクベス婦人は夫に従順に仕える妻こそが美徳だと乳母に育てられた。そのことに疑いもせず、両親の言いなりになって自分というものがなかったマクベス婦人は、女中にも、その他の民にも偽善の優しさを投げかける。
「この者を許しておあげなさい。育ちが卑しいが為に心が貧しいのです。もっと心を広く持ちなさい。」と優しく微笑みながら冷たく言い放つ。

一方でダンカンが殺された現場の掃除をしていた女中たちは、ドレスで引きずったような血の痕を見て不信感を抱く。様々な推理から、マクベス婦人が怪しい、と考えた彼女たちはダンカンの亡霊で幽霊騒ぎを企てる。そのことによって恐怖に怯えたマクベス婦人の自白を期待したが、その呼び水をたっぷり吸い取ってしまったのは、マクベス婦人に仕えていたオフィーリアだった。彼女は夫人の血のついたドレスを燃やしたことから、良心の呵責に苛まれて狂人になってしまう。

しかし、女中たちは手負いの鹿を追い詰めるがごとく真実という名の断罪に向かってマクベスを追い詰めていく。女中頭のヘカティはマクベスを精神的に追い詰めることで、この国の戦争を止めようとしていたのだった。
それはスコットランドとイングランド、ポーランドの和合こそが争いをなくす手段と考えていたからだ。
やがて、マクベスはダンカン王の息子マルカム王子に殺されてしまう。

マクベスの妻には名前がない、という声のない抗議を聞いたような物語だった。当時の世間が持つ女性に対する偏見に縛られて窮屈な思いをしているマクベスの妻を媒体に正義とは?生きることに対しての誠実さとは?主張する女を問いかけた作品。

最後にヘカティが何故、自害したマクベスの妻を狂人と偽ったか?が明かされる。「『マクベスの後を追って従順に自害した』という噂は私たちの娘にも覆いかぶさるのよ。」という未来を想定した心中は・・・う~~ん・・、深い!
そして、えっと・・・ジュリエットの小芝居は面白くなかった!無い方がいいかも・・。笑わそうとしてるんだけれど、むしろ、くどくて笑えない。(すみません正直で)

舞台衣装共々楽しめた。6人の女中の会話は本当にいい。。




中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

魅せられました
全然わからないんだけど、とても「魅せられた」舞台でした。平幹二郎さんはさすがの存在感。他の出演者さんも音楽も本当に良かった。不思議な時間を堪能しました。寺山作品を初めて観ましたが、私には理解できないです。しかしとても満足した100分でした。是非ご覧になられたほうがいいと思います。

もののけがたり’09

もののけがたり’09

こかげかずひろプロデュース

喫茶・谷中ボッサ(東京都)

2009/08/30 (日) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

「「怪異譚」を人間ドラマっぽく
亡霊が出たりする「恐怖譚」ではなく、人の心のコワさあるいは不条理さを描いた「怪異譚」、ホラーというよりは心理サスペンスのオモムキ。
元ネタが古典(古文書?)に僅かな記述があるという程度のものはもちろん、ラフカディオ・ハーン原作のものも独自の脚色がなされており、それによってより人間ドラマっぽくなっているような。
また、会場の構造・キャパの関係もあってか今回は1人語りが3編で、2年前の「もののけカフェ」の1人語りが講談あるいは落語風だったのに対して限りなく朗読に近いスタイルだったが、むしろそれが内容に合っているような気もして。

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★

何度目の決意
面白くしようとする意思は感じるが、伝えようとする意図が感じられない。
蜷川の演出作品を観ていつも覚えていた違和感はそれだと気づいた。見せ方だけの演出が多すぎないか?効果としての演出に乏しい。

次から次に出てくる横文字の名前に追いつけなかった一部。関係性がまったくつかめないまま次から次へと場面が変わる。キャストたちは真剣だけど、台詞が全然入ってこない。完全においてけぼり。
楽しんで観ようと思うとあらすじを読むのはもちろん必須。あとはパンフレットを購入すること。(そもそもパンフレットに頼りすぎ)
これだけのキャストを集めて稽古したことは認めるけど、公演としてはちょっとな、、という感じ。

蜷川はもう観ない。って何回目かなあ、観るたびに言ってる気がする。(自分でお金払ったチケットじゃないから行ってしまうのかもしれない)

双界の高き神座

双界の高き神座

projectMISSLING

シアターブラッツ(東京都)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

日本神話と仏教系の相互乗り入れ
神無月の1日、通天閣のはぐれ神・ビリケンのもとに高天原の三貴神(アマテラス、スサノオ、ツキヨミ)が「家出してきた」と突然訪れたところに四神獣のうちの朱雀も現れ…という出だしから始まる物語、日本神話の世界と仏教系キャラの融合…と言うよりは「相互乗り入れ」、それぞれの元ネタの性質を活かしたキャラクター設定が面白く、中でもウズメとフドウ、それにヒルコのキャラ設定が特に○。
また、腐敗した世の中に疑問を抱き何とかしようとする若者たち、というテーマはありがちではあれ、それをこういったキャラ及び設定で寓話的に描いたのもアイデアとして見事。
欲を言えば以前ここを観た時の『西遊記アンリミテッド』(07年)のようにヒーローものやアニメからの引用も欲しかったが、2~3あったからガマンしようか…。
あと、『西遊記…』同様衣裳のセンスもイイ。

アジミ祭

アジミ祭

味わい堂々

atelier SENTIO(東京都)

2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

しょーもねー(笑)
「アジミ公演」と銘打った番外公演の2回目、今回は内輪モメ的寸劇をプロローグにこゆび侍、バジリコ・F・バジオ、リボルブ方式、サンチャゴの作家が1編ずつ書き下ろすという趣向。
全体的には「しょーもねー(笑)」とか「なんてベタなの(爆)」なれど、いわば味わい流「ラフカット」なオモムキ、既知・初見含めて各編それぞれに特色があった上に、最後の一編がプロローグと対を成すような内幕系であることに加えて3編目に出てきた放火ネタまでとりこんであり(←偶然か?)感心。
ちなみに外注4編の中で個人的に一番気に入ったのが「ふたくちめ」の「マッチ売りの少女たち」だったのは、中では一番多く作品を観ている成島秀和によるものだったからか?
なお、ここのもう1つの特色でもある荒船恭廣による映像もいつもながら見事。ギリギリまでかかったというだけに、作品内容もシッカリ反映させているのがスゴい。

新釈 ヴェニスの呆人 2009

新釈 ヴェニスの呆人 2009

コマツ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

スキゾ型あるいは点的思考演劇
一言で表現すればスキゾ型(対義語は「パラノ型」)あるいは点的思考(対義語は「線的思考」」)演劇、視点がコロコロ変わるというか刻々と対象や表現が変化してゆく様は、あるテーマについて話していながらもある言葉をキッカケに「そういえば…」と方向が変わりなかなか本題に戻らないσ(^-^) にも似て…(爆) こまつ主宰ってば、もしやB型?(笑)
ある女性が刑事を招き入れる場面をプロローグに、以降女性が語る内容が舞台で演じられる…というのはノーマルな(笑)スタイルながら、本作の場合はその演じられる内容に刑事がツッコミを入れたり、女性が演技指導をしたりというメタフィクション、しかもそれがほぼ全編にわたっているというのが実験的。
また、こういうスタイルが長く続くとアクが強すぎると感じそうなところ、85分程度にとどめたのもちょうど良い感じか?
で、終幕直前、開幕時(ってか開場時)から舞台前面で客席と舞台を隔てていた目の粗い「網」が落とされて、登場人物全員がこちらを向いた時には舞台から風が吹いてきたような感覚にとらわれ、急に当事者意識に目覚める。(笑)
これって、公開収録とかドキュメンタリーの取材を野次馬気分で観ていたら、突然マイク(とカメラ)を向けられて「アナタはどう思いますか?」と振られた状況に似ているかも?う~ん、ヤられたぁ!
序盤のシーンでボールが転がり出ないように設置したのかと思っていたら、もっと深い意味があったのね。
そういえば前説も前説らしからぬ寸劇で、そういうところも最近少なくはないものの、ここまで前説らしからぬものはないぞ、みたいな。

聴こえるのは、あの歌だけ

聴こえるのは、あの歌だけ

plAy/diE

d-倉庫(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ほとばしる熱いパトス
人口の増加によりマザーコンピューターに選ばれた者は HEAVEN という施設で「処理」され、人類もそのことについて特に疑問を抱いていない、という若干の既視感を伴う「暗い未来」譚、「回答を与える」タイプではなく「問題を提起する」タイプということもあり解釈(深読みや誤読も含む)の余地が大きいのが面白い。
たとえば主人公を追う黒い影たちは死の象徴で実体はないのではないかとか描かれている「未来の人類」は管理されていることに何の疑問も持たない現代の人々にも通ずるのではないかとか観ながらいろいろと想像をふくらませてしまう。
若干粗削りな部分もあったものの、「熱いパトス」が伝わってくるような感もあり、そんなに急がなくても良いので次作もいつか観たい、的な。

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