最新の観てきた!クチコミ一覧

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ジェネラルテープレコーダー

ジェネラルテープレコーダー

あひるなんちゃら

「劇」小劇場(東京都)

2009/11/18 (水) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

A面
観ましたよ。最後まできちんと解明されないまったりとした感じがいつも通りだけど、竜巻を起こす何か(誰か)が欲しい印象も。B面のメンバーと一緒の絵がみたいと思った私です。久しぶりに高橋優子さんにも会いたかった・・・

最後の料理人

最後の料理人

味わい堂々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/30 (月)公演終了

満足度★★★

作家の白日夢願望?
タイトルバックに使われる荒船泰廣による不気味なアニメーションに比べれば、後の展開は意外にふつうに感じた。楽器のガチャガチャした生演奏で出演者たちが踊る場面は唐十郎風だし、ノスタルジックな録音音楽で女性たちがポージングする場面は清水邦夫風で、どこか70年代初頭のアングラ芝居の懐かしさも感じさせた。
フラッシュバックのように同じ印象の場面が続くので、少々退屈でもあるが
とても不思議な世界に思わず引き込まれる。
「喫茶店に伝説の料理人がいて、こんなことが起こったら面白いね」という作家の白日夢願望を具現化したような作品に思えた。

ネタバレBOX

旱魃による飢饉に見舞われたらしい村の3人の農婦の会話から物語は
始まる。食べるものが何もないのに、「こういうときは抱かれたくなる」などと
言い出し、村に残る男はいたっけという話題で、老衰で亡くなった村人の
名やジョニー・デップの名前が出てくるなどメチャクチャだ。
場面が変わって、めいめいコンプレックスを抱え、どこか壊れている女たちが集う喫茶店。
アングラ芝居の雰囲気と言ったが、言い換えると小劇場演劇の
貧乏くささも漂う。また、女子校の学園祭劇の雰囲気もあり、洗練された
感じではない。ホラーと御伽噺は切っても切れない縁があると思うが、
「注文の多い料理店」みたいなのを想像したら、あそこまでブラックな話では
なかった。
「女たちの呪い」をときどき呪文のように口にしながら折鶴を折っているメガネ(宮沢紗恵子)、小説を書きながら、女たちを観察している小利口そうな女たまこ(浅野千鶴)、この2人にそっくりな物言いと容貌の知人がいるので、思わず笑ってしまった。願望に合わせて嘘をつき、妊婦を装い、ばれても悪びれず、笑い飛ばす女(川口恵理)。個人的には、出会い系サイトで不倫してるクールなコーヒー夫人(梅澤和美)が魅力的だった。
ミュージカルのアニーみたいなヘアスタイルで「おかか」を演じるタカハシカナコのオバチャンぶりは強烈。彼女がいないと、この芝居は成立しなかったと思われる。ああいうオバチャンっていますね。笑い上戸の陰に実は隠された素顔があるのかと思ったが、おかかは最後まで屈託なく笑っていた。
手癖の悪いバイト(宮本奈津美)が店の金をごまかしたり、万引きをしても、ニコニコして許すというより、受け入れてしまう。少し頭が弱いみたいな物言いのバイトのマイを演じているのが作・演出家の岸野聡子。
メガネの宮沢紗恵子が頭にタオルを巻いていきなり立川談志のモノマネを始めるなど、突拍子もないリアクションもあった。
すべてはたまこの妄想なのか。日照りで餓死した女が生まれ変わって、今度はたまこの言うように至福の味わいの中で死んだとしたら・・・なんて考えたり。嫌いな芝居ではないが、何かもうひとつ味がしまらないような感じが残った。
余談だが伝説のある飲食店には、やはり白日夢を期待するものだ。60年代に東京・蒲田に「80番(オッタンタ)」といううまい外国料理を食べさせる店があり、ここの皿洗いは有名なミュージシャンになれるという伝説を店主がこしらえたらしい。事実、この店から、有名GSグループのメンバーも輩出した。
中学生のとき、授業中にこの「オッタンタ」を舞台にした白日夢のショートストーリーを落書きしたものだ。写真と地図から場所にあたりをつけて、見に行ったことがあるが、大人になって蒲田に勤務したときには、町の様子が変わり、もう場所さえも覚えていなかった。オッタンタについては「店はなくなっても、伝説は残った」と何かの本に書いてあった。この芝居を観て、久々にオッタンタのことを思い出した。

欲望貴族

欲望貴族

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/30 (月)公演終了

満足度★★★

期待
初めて観させて頂きました。
良い意味で第10回公演くらいに観るととても面白いんじゃないかなぁ。
志を感じるよい舞台でした。
将来もう少し大きいハコでみるとかなり良いと思う。
内容に関しては、全体的にもう少し整理したほうがいいかなぁ、
スピード感も含めよい意味でのわかりにくさが売りだとは思いますが、
モチーフも含めて詰め込み過ぎかなぁ。
でもきっと次も楽しみに観に行きます。

一度、原作ものとかやるといいのにね

アジア舞台芸術祭2009東京【アジアンキッチン】

アジア舞台芸術祭2009東京【アジアンキッチン】

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★

東京編観劇
当日券をゲットできたので観劇。不思議な舞台ではあったが,なかなか面白かった。なんかのアニメを彷彿させるんだけどな。なんだったっけ?25分弱楽しく観劇できました。

アジア舞台芸術祭2009東京【「東京舞台」LIVE版2009】

アジア舞台芸術祭2009東京【「東京舞台」LIVE版2009】

APAF-アジア舞台芸術人材育成部門

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/11/28 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★

Dプロ観劇
shelf 目当てに行ったのだが,ひょっとこ乱舞が良かった。もちろん,20分にも満たない舞台なので芝居の良し悪しまで言えるわけなく,劇団紹介のプロモとしての評価ではあるが・・・この劇団,是非とも本公演を観に行きたいね。shelfも演技は素晴らしくて,引き込まれたのだが,沖縄民謡?はないべっていう感じ。あの歌だけで???です。

BOOKEND

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INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

無意味をあきらめない
まだ第三回公演なんだという感じ。その間番外もやってるから、実際はもっと公演を重ねてきているんだろうけれども…作劇のスタイルや俳優の位置づけは十分固まってきた感じ。今回の公演も相変わらず、犬と串のブラックでシュールな笑いに満ちていた。
チラシに書いてあった「無意味をあきらめない」という言葉がこの公演をよくあらわしているように思える。あえて、だと思うが観客を選ぶ芝居をしていること、そしてこれからもこのスタイルを貫いていくんだという高らかな宣言のようにも感じられた。
今年から加わった新たな面々も正に身体を張った頑張りを見せていた。

これから、どこまで突き抜けていけるのか、楽しみにしている。

11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

「王国」を観た!
最近の高校生は凄いです!ってか金子君が凄いです。これは11月14~15日に東京芸術劇場で観た高校演劇の集大成でも確認済みです。いやはや、おもろい!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

元学生運動家の男は自身の妄想の中で生きていた。かつての学生運動のリーダー的存在として闘争していた頃が、彼の青春であり充実していた時期だったからだ。そのころ出会った女を妻としたが、妻は組織の中で男をとっかえひっかえしながら多情な浮気癖でこの男を裏切った揚句、逃げてしまう。
一方で男は実父から性的虐待も受けていた。

そんな過去の闇が男の実娘とかつての妻を混同させて、娘を性的虐待する。虐待の連鎖だ。しかし、そんな父親を娘は容認する。乱暴な愛撫にも容認する。いや、容認というよりも受け入れてる。娘は学校へも行かず家にこもる。二人の愛は傍から見ると歪んでいるが、その乾きはどちらがどちらを支えているのか、互いに困っているのか、必要としあっているのかも良く解らない。なんともグロテスクなフォルムだ。「親子は相手が誰よりも大事なんだから何をしてもいいのよ。」なんて声が聞こえてきそうだ。

互いに繋がれて、どちらも相手から逃げられない親子はこの父の「王国」で運命的で、いやな感じの中で生き、二人の輪郭がどんどん緩んで正体が解らなくなっていっても、この王国が二人のネバーランドなのだ。

素晴らしいです。凄い本を書くなぁ・・と圧倒された時間だった。そして野口の安定した実力のある演技とフレッシュな藤崎のタッグ。決して出しゃばらない青木の演技。そして、金子。
彼らの「王国」はその名に相応しい王国でした。

BOOKEND

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INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了

満足度★★★

やりすぎ!
コメディもここまで脱ぐと、ただのパロディになっちゃう。つまり質の良さは境界で決まるのだと思う。ある一線を越えて暴走しまくったら、それは学芸会となんら変わりない。11月15日に観た高校演劇の方がレベルは格段に上だった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

作者はモラルがないから、モラルとネーミングしたのだろうか?そしたら、アンモラルと名づけなきゃあ駄目だよね。確かにモラル母は「息子にこんなことさせる為に仕送りしてる訳じゃあないっ。」って気持ちは解る。笑

個人的にはここの劇団の笑いのネタふりは好きだ。テンポもいいし、真髄もついちゃってるから確実に笑える。だがだがしかし、だがしかし!
おでんネタはかなり引いたし、ケーキねただって古すぎる。決して下ネタは嫌いじゃあないけれど、ゲセワ神こと岡本空の脱ぎっぷりは犯罪じゃね?

クレヨンしんちゃん並の脱ぎっぷりで、お尻もおちんちんまでをも露出して、観客にまで堂々と見せる始末。この物語で脱ぐ必要があったのだろうか?ドン引きしたし、物語の内容も前作と比較して雑だった。まあ、それでも笑箇所はあったのだけれど・・。

次回公演もこんな感じなのだろうか?だとしたらわざわざ観にいく価値はないなぁ。多くの小劇団がレベルの高い芝居を見せる為に競ってるというのに。

乾かせないもの【御来場有難うございました】

乾かせないもの【御来場有難うございました】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

想像させられた
小劇場でこんないい舞台が観れるとは思わなかった!
大満足!

ネタバレBOX

選択紐がこんなにも印象付けられるとは。

最初のシーンが本当に素敵すぎて胸がジーンとなった。
雪に見立てた羽(?)が美しすぎる。

初めは何だか陽気な人たちだなぁって思ったけど、楽しく生きてなきゃ待ってるのが辛くなりすぎるもんね。だから後半の戦死報告とか観てるこっちが辛くなった。
もし私がこの立場になったら・・・ってすごく考えた。

見応えある傑作!
BOOKEND

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INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

さすがです!!
序盤から引き込まれました。

かなり楽しめました!!!
堀サンの芝居が格好よくて好きです笑。

そのパワー、うちの劇団にもください!!!って感じです。

庭の果実

庭の果実

ノアノオモチャバコ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/27 (金) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

名もなき世界

名もなき世界

楽園王

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/17 (火) ~ 2009/11/25 (水)公演終了

い・江戸・ろ・サリヴァン・ショウⅡ

い・江戸・ろ・サリヴァン・ショウⅡ

イエロー・ドロップス

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了

骨のない男

骨のない男

ワワフラミンゴ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/24 (火) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

20091129
ン、)ノ おもしろい。くわー

ビリビリHAPPY

ビリビリHAPPY

突劇金魚

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2009/11/25 (水) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★

大阪の新しい才能
ここ最近、作家さんが賞を受賞されたり、劇場の企画などでも評価されている注目の劇団。

・・・ですが、「作品の完成度がまだ荒い」とか「最近多い、自己の問題に閉じこもった作品」などの噂を聞いていたので、半信半疑で行きました。

結果としては、行ってよかったと思います。噂は真実でしたが(笑)、少なくとも「自己の問題~」については、閉じこもりすぎて一周して突き詰めたような面白さがありました。他にあんまりみないような変な魅力が溢れていました。

作品の面白さが十分に実現できていない荒さやもどかしさはありましたが、大阪らしいネガティブな要素も開き直る雰囲気は好きです。

Se eu Pudesse

Se eu Pudesse

グーフィー&メリーゴーランド

アイピット目白(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★

舞台装置の方に拍手です!
とにかく場面転換が多いので、裏方さんは大変だろうなと思いながら見てました。あのせまい舞台で江戸時代から現代のアパートに場面が変わったときにはさすがに驚きました。しかも静か!歌舞伎じゃないけど、暗転せずに居所がわりして見せてほしかったぐらいです。(まさか回り舞台はないですよね?)が、場面転換の多さは見ている側にはあまりうれしくないです。
 話はどうも焦点が定まっていない。平賀源内は過去と未来をうろちょろしてるだけで、実質何もしてないし、杉田玄白の狂言回しっぽい役もいらない感じ。
 ただ、現代の姉妹役は性格がよく描けていたので、もう江戸時代の場面はバッサリ切りすてて、この姉妹を中心にタイムとラベルしてきた殺人鬼みたいな話で再構築してみたらどうですかね~(どっかでそんな話を見たような気もするが。。。)

乾かせないもの【御来場有難うございました】

乾かせないもの【御来場有難うございました】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

待とう
とにかく感動の一言!
何かもう全部が良かったよ!!
カズナ可哀想~と思ったり、キリヤの涙にもらい泣きしたり。

もう素晴らしかった!!!

BOOKEND

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INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2009/11/26 (木) ~ 2009/12/01 (火)公演終了

満足度★★★★

ひどい・・・
もうなんだか下ネタのオンパレード。

ネタバレBOX

おしりを出したり・・・
下ネタ叫んだり・・・

もう、これでもかってくらいにお下劣だった。

けれど・・・

それがおもしろいんだから困る。

つまり自分も相当にお下劣な人間なわけで・・・
こういうの嫌いじゃないわけで・・・

というか、
こういうのって舞台でしかできないだろうし・・・

そう考えるとなんとも貴重なものを観れた気がする。

だいたいからして周りのうら若き女性達だって恥も外聞もなく大口開けて大股開いて大笑いしていたわけだし・・・

そう考えると、つまりはすごくおもしろかったってことだ。

芝居が終わった時、ふと周りを見回してみると、皆ニヤニヤしていたのは、おそらくお下劣さのせいだけじゃないだろう。

ただ、
おしりの下の方に覗いていた玉袋や、
手で隠して尚はみ出てしまう元気な陰毛たちは、
思い出す度に小さな笑いとともに小さな食欲の減退を招くから複雑な気持ちになる。
4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2009/11/16 (月) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

満足度★★★

疲れた
不快感とか絶望感とかで圧倒。
演出にも圧倒。
ぞぞぞ~ってした。

第一回宇野重吉演劇賞受賞式・朗読上演会

第一回宇野重吉演劇賞受賞式・朗読上演会

宇野重吉演劇祭実行委員会

福井まちなか文化施設 響のホール(福井県)

2009/11/29 (日) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇の機能は滅びた者への鎮魂である。
別役実氏講評「演劇史上でもかなり珍しい手法による戯曲。グローバリズム、ボーダーレスといった状況を観客に実感をもって伝えられる稀有な作品」。

ネタバレBOX

埼玉の高野竜さん作品『アラル海鳥瞰図』。

改めて作品に接して。核心に近い一節「...アジアの演劇の主題は、鎮魂だよ。滅びた人々の思いを伝える...」には感動をあらたにす。グローバル化で、のっぺりと削られつつある人間の歴史のヒダを、克明に記録し、伝えようとするもの。アジア演劇、人間の文化の正統と抵抗の行為としての芸術。名作だと思います。

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