
チェーホフを待ちながら
MONO
AI・HALL(兵庫県)
2009/10/21 (水) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

クレームにスマイル2009
ニットキャップシアター
元・立誠小学校(京都府)
2009/10/16 (金) ~ 2009/10/18 (日)公演終了
満足度★★★
熟成感
1年前の初演時、ニットキャップシアターの新境地というか、結成10年を迎える彼らの今の実力が余さず現されてるなと感じた作品だった。だから、満を持してのツアーを楽しみにしていた。
作品としても、熟成されてる。新作公演をやって、1年後に再演ツアーをするっていうのは、やっぱりいいんじゃないかな、と思う。

「翼をくださいっ!さらばYS-11」全国ツアー
ギンギラ太陽's
ABCホール (大阪府)
2009/10/09 (金) ~ 2009/10/10 (土)公演終了
満足度★★★★
大阪に来てくれてありがとう!
いっぱい笑えて、そして感動した。号泣って感じではないが、目頭をおさえる・・感じの感動。何が泣けるのかと考えたけど、必死で生きてる姿じゃないかなと思った。
とても楽しくて、いろいろな面で非常に勉強になりました。

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】
燐光群
精華小劇場(大阪府)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
すごかった
何て言うのだろう・・。直視できない位のシーンもあり、その"エグイ"迫力に圧倒された。こんな作品が上演できる燐光群ってすごい、と思う。

て
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
気になる気になる
大変・・気になる作品だった。え、もう終わり?という感じ。もっと観ていたい気分の終演だった。この突き放され方は、きっとずっと印象に残ってしまうなあと思う。

KUNIO06『エンジェルス・イン・アメリカ—第1部 至福千年紀が近づく』
KUNIO
京都芸術センター(京都府)
2009/09/19 (土) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

いつか忘れてしまったはなし
二番目の庭
GALLERY SOAP(福岡県)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/06 (日)公演終了
満足度★★★
ほかの回も参加したかったな
「お芝居を観る」というのとはちょっと違うけど、楽しかった。
物語に参加させられる感じの作品を観るのは、・・照れくさいね(笑)。でも楽しい。

奇妙奇天烈ファンシーハウス(2010年4月大阪・福岡で再演します!!)
劇団ぎゃ。
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2009/09/05 (土) ~ 2009/09/15 (火)公演終了

PARK CITY(パーク・シティ)
マレビトの会
山口情報芸術センター YCAM スタジオA(山口県)
2009/08/28 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
贅沢な公演
YCAMに2週間も滞在してつくられたその作品は、確かにここだから生まれたものであっただろう要素をいっぱい感じた。それをその地で観れたことの価値はあったと思う。

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)
MU
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
素敵でした。
ちょっと見た時期が忙しかったので、いまさらの投稿です。
MU、初見でした。とても楽しめました。
「赤い糸が見えたらいいのに」
乙女チックでかわいくて好きでした。

極めて美しいお世辞
箱庭円舞曲
OFF OFFシアター(東京都)
2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了
久しぶりに、超面白いと思った。
ちょっと10月から忙しかったのでいまさら「観て来た」書きますが、本当に面白く楽しめました。
ちょっと、観劇が縁のあるところしか見ていなかったので、まったく初見の(といっても和知クン、なっちゃんは顔見知りでしたが)劇団を久しぶりに見て、衝撃を受けました。
これからも箱庭の芝居、見続けたいと思わせる素敵な作品でした。
ありがとうございます。

エレクトリック:サーカス∴デイズ
エムキチビート
萬劇場(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2009/12/14 (月)公演終了
後に分岐点となりそうな作品
面白かった。エンターテイメントだなと思った。
ただ、これは超個人的なことですが、
おそらく女の子しか感情移入できない話しのつくり。
主人公の頭の中の世界で、「こうであってほしい」とか「こんなのはいやだな」とか、すべて女の子の願望に基づいた登場人物のつくりなので、感情移入は一つもできなかった。
ただ、これはオトコノコな僕の意見で、逆に女の子にとってはすっごい面白いんだろうなとも思った。

音もなく しぐれ降る 晩秋にて 候
プロペラ☆サーカス
d-倉庫(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
「信長史」を2時間弱に圧縮したのはアッパレ
織田信長を中心とした戦国絵巻、2~3役を演じる役者が複数いたり、秀吉が太閤になってからのシーンが時折差し挟まれたりするので、その頃の歴史についてアバウトにしか知らず登場人物の親族・姻戚関係にも疎い身(爆)としてはついて行くのが大変ではあったが「信長史」を大河ドラマの総集編よろしく(笑)2時間弱に圧縮したのはアッパレ。
また、幼少時のホトトギスにまつわるエピソード(創作と思われるが見事)&前田利家が部下となるシーンという冒頭を再現して終わるのがイイ感じ。

108本のびんといくつものため息
空鼎鬧
劇場HOPE(東京都)
2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
Cプログラムのみ観劇
A・B・Cそれぞれ異なった3つの短篇を1つの共通のストーリーを合間に挟んで見せる(=全部で10話)という企画、最初にチラシを見た時に単なるトリプルキャストと思いこんでしまい、3バージョンあると知った時にはすでに他のコマがすべてふさがっており…というのが残念。
1編目の「シャンメリー」は不倫もので男の妻まで登場するのにドロドロとかそういった感じがあまりしないのが不思議。
続く2編目の「メッセージ・イン・ザ・ボトル」は「不幸のボトル通信(これと同じ文章を30本のボトルに入れて流さないと…)」や「高校のボトル通信同好会」などという発想が楽しい。
3編目、「香水びん」は切ないオンナゴコロとちりばめられた映画ネタが好みだし、「みか」につけられた「メカちゃん」というニックネームも愉快。
また、大谷なおりに津留崎夏子に似たたたずまいを感じたりもして。
がしかし、それらをつなぐ(←内容的に、ということではなくあくまで構成上)「アバンストーリー」はいくつかツッコミどころが…。
まず、ボウフラを養殖(?)するハナシは単なる振りにとどまり、帰結しないのが半端な印象。
また、演奏後はみんなで飛び降りるとか言っていたのはどうしたの?な感なきにしも非ず。
そもそも先立つだけではないので「アバン」じゃないじゃん!(笑)
…とはいえ、びんの演奏(時節柄曲目はやっぱり「Happy X'mas (War is Over)」だ)がステキだったので「終わり良ければすべて良し」かも…。

タマリ
劇団K助
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/12/22 (火) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
変形バックステージコメディ
年末恒例の「あの人は今?」的特番に出演するかつて人気を博した役者や歌手、芸人たちが集まっている控室(=溜り=タマリ)に銃を持った覆面の男が押し入って…という状況から始まる物語。
しかし覆面の男が実は仕込みというドッキリ企画だったのにアッサリそれがバレてしまい、窮地に陥ったディレクターがドッキリにひっかかった演技をするやらせをもちかけ…といういわば変形バックステージコメディ、そのテが好きな身としてはタマラン。
しかも基本的にはコメディでありながら、かつてCMの「こども船長」(笑)でブレイクして12歳で(!)劇団を立ち上げ作・演出もこなしたものの現在はなかずとばずで辞めることを考えていた俳優を筆頭とした「どん底」な面々が「現状からだったらいくらでも立ち直ることができる」とポジティブになる終盤は感動的だし、存在感が薄く唯一見せ場がなかった「おワン子クラブ」(笑)出身のアイドルにスポットが当たる締め方もイイし、序盤でホワイトボードに書いておいた「盛り上がる要素」が最終的にすべて揃うというのは巧い。

冬のジャンゴフェスタ2009
劇団S.W.A.T!
「劇」小劇場(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
完結編に相応しい仕上がり(III)
まずはジャンゴよりも先にシンゴが登場するという掟破りな始まり方をし、しかしそれ以降は前2作での「お約束」をキチンと踏襲しながらも「シリーズ最大の敵」「ピンチに陥った主人公に力を貸すかつてのライバル」などの新要素を加えて完結編に相応しい仕上がり。
甘えに起因する疎ましさ(「姉や妹なんていなくなっちゃえばいいのに」)を上回る姉妹愛や、シリーズ共通の「自分はどうなってもいいからあの人を助けて」な場面で泣かせるのもやはり巧い。
また、天使に左手を切り落とされてギターを弾くことができないサダエルに、ヒロインの妹でパンクバンドをやっている花穂が「アタシがアンタの左手になるよ」と連弾(?)するのは愉快。高石ともやとナターシャ・セブンの「5人ばやし」(5人が4つの楽器を使い、自分の右隣の相手の楽器のフレットを押さえて自分の楽器の弦を爪弾く)を思い出したりもして。

不躾なQ友
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/12/26 (土) ~ 2010/01/03 (日)公演終了
満足度★★★
畳み掛けの後半が好き
難しい話は苦手なので後半の畳み掛けが好きでした。
すっと繰り返す悪夢が
能天気な人によって一網打尽で笑えました。
魅力的な役者さんで
魅力的な美術な劇団です。
濃密な90分

パッチギ!
フジテレビジョン
新国立劇場 中劇場(東京都)
2009/12/04 (金) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★
8,000円の元は十分に取れた
たとえばキョンジャがブラスバンド部ではないなどちょっとした設定の違いはありつつ、原作である映画と同じ羽原大介の脚本(&井筒和幸の総監修)なので、映画が大のお気に入りである身にとっても文句ナシ。
第1幕のクライマックスとなるアンソンの送別会での「リンジンガン」(映画では日本語詞だったようだがこちらは原語)はやはり泣けたし、その前に女優陣による朝鮮舞踊を入れた演出も○。
第2幕では、映画でカットを重ねて見せた通夜・日朝決戦大喧嘩・出産・ラジオ出演と4つの出来事が重なるクライマックスをどうするんだろう?と思っていたら、やはり舞台ならではの表現で見せてくれてこちらも◎。
また、浅見れいなが楊原京子の役どころにつき出番が少なかった代わりに真木よう子の役どころであるちすんの出番が多かったのでトントンってところ?
ほかにキャスト関連では渡辺哲や小市慢太郎、峯村リエなんてあたりがさすがな味を出しているほか、昭和芸能舎メンバーも的確なサポート。
「映画ではどうだったっけ?」な部分もある一方、カット割まで含めて鮮明に覚えているシーンもあり、そんな「記憶の虫干し」もできたし、S席8,000円というのはフトコロへの少なからぬ打撃ではあったものの「やっぱり6,500円のA席で十分だった」なんてことはなく、むしろ元は十分に取れた、的な。

jam 【活動休止公演】
グリング
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★
さりげない残酷性
さりげない言葉で人を不快にもするし
喜ばせたりもする
些細な希望は見事に打ち砕かれたり
もう先が見えないんじゃないかという失望のときに
まったく邪気の無い人に救われる
苦しんでいても いつか ふと 笑えたりするんじゃないかと思う
活動休止といいつつ
また グリングの芝居に巡り合えそうな素敵なラストシーンだった。

カラクリヌード
演劇カンパニー”東京の人”
シアターブラッツ(東京都)
2009/10/23 (金) ~ 2009/10/27 (火)公演終了
欲張り過ぎ感
欲張り過ぎ感がありました。
役者の個性は大事ですが、それが役と役を結ぶとは限らず
一方的に向かってて相手を受け止めようとしていないすれ違いが話を見にくくさせている気がします。
身体表現もやるならばもっとがんばろうよ、と思いますが見比べてしまっているからでしょうか?
火の鳥の復活編、ブレードランナーなど大好きな分だけもっと強い引き込み要素が欲しかったです。
休憩でお客の疲労感は倍増したので
せめて100分で休憩なしの芝居にして欲しかったです。
多分二度目ですが時代劇とSFなので初見としておきます。