最新の観てきた!クチコミ一覧

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届かないことだってある

届かないことだってある

パセリス

OFF OFFシアター(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

初見
前半部分が「観客に委ねる」という大義名分で何かを放棄しているように感じました。

後半部分は良かったが、伏線の回収の仕方にもう一工夫あったらより良かったかも。

ミス・ベビーシッター

ミス・ベビーシッター

劇団925

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

長年やってると
オモロイ

夢見る乙女じゃいられない

夢見る乙女じゃいられない

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

アイデアが良く構成が鮮やか
過去3度連載を打ち切られた女流マンガ家が、出版社の事情から「ストーリーキング」に輝いた女性を原作者に迎えて4度目の連載に背水の陣で取り組むことになり、滑り出しは好調だったが…という物語。

まずはマンガ界内も芝居で演じ、しかも同人誌版(←コレがメチャ可笑しい)までアリというアイデアで見せ、中盤はそのマンガ界に現実界の人物が取り込まれてみんなで助けに行くという展開で引き込み、しかしすべては引っ込み思案のマンガ家の夢想という大どんでん返しを経てハッピーエンドに導く構造が鮮やかで、
・ヤンスタの『マンガ大戦』かっっ!!!
・昨年春に流行った「夢あるいは精神世界の中系」かっっ!!!
・『ラ・マンチャの男』かっっ!!!
などとツッコミながら観るのもまた楽しからずや。(笑)

で、各論的には以下の部分に感心。
・オープニングタイトルの前にマンガ家が連載している作品内容を思いっきりベタな芝居で演じて「マンガ界内も演じて見せる」ことを示す(そういえば装置の一部はマンガのコマにも見える)
・原作者とマンガ家が主人公のキャラについて相談している時に、その主人公が後方に現れて各キャラを演じる
・終盤の殺陣で肝心の部分を番傘で隠し、傘を下ろすと…な見せ方をする
・本編のクライマックスで主人公が目覚める(あるいは自覚する)シーンにマンガ界内のクライマックスも重ねて見せる
・タイトルにも付いている「夢」というコトバの二種類の意味を併せて使う

ということで、前回公演から1ヶ月余という短期間での公演も個人的には気に入る。

光る河

光る河

てがみ座

「劇」小劇場(東京都)

2010/01/06 (水) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★

新ジャンルへの挑戦には好感
台風による土砂降りの雨の中、放送局の経理課勤務の夫が帰宅すると暗い家の中で呆然としていた妻が「人を轢き殺した」と言い、一方、河川敷ではホームレスの老人と発達障害の少女がブルーシートハウスに戻らず…という状況から始まる物語。
前回が4Bの鉛筆を使ってフリーハンドで「描いた」のに対して今回はロットリングと定規で「製図した」ような印象。
それはそれで構わないのだが、第1場のショッキングな妻の告白に続く第2場で登場するTVクルーがコミカルすぎてその落差の大さから「ここ、笑うトコ?」と戸惑ってしまうし、さらにそのクルーの取材に一介の経理マンが同行するのは強引で無理があるのが残念…ということで出鼻をくじかれた感じ?
また、群像劇でありながら「少女を殺した犯人は誰か?」という部分に気を取られてしまい(←σ(^-^) だけかもしれんが)、犯人逮捕の後で主題が提示される頃には観疲れてしまっている(全体で125分あるし)というのも惜しい。
どうせならTVクルーをところどころでコメディリリーフ的に使うとかして息抜きをしておけばイイのに…。
前回は4日程度で書けたのが今回は2ヶ月もかかったというハナシを終演後に伺って「さもありなん」な感もアリ。が、新ジャンルへの挑戦ということには好感。
一方、基本的には同じながら様々な場として見せることのできる装置は前回に引き続き見事。
開演前に見た時は「なるほど川べりのハナシなのね」と思ったが、冒頭から予想外の使い方をするし、手前にあるパーツがサンダーバードの秘密基地みたい(喩えが古いねどーも)だし……それにしても蝶番とローラーを使うのが好きねぇ。(笑)

この部屋で私はアレをして

この部屋で私はアレをして

ガレキの太鼓

都内マンション(最寄駅:月島駅)(東京都)

2010/01/05 (火) ~ 2010/01/13 (水)公演終了

満足度★★★★

ガールズパジャマパーティ編
リアルなのかはわからないが、面白かったのは確か。マジな一室というシチュが利いている。

僕らの声の届かない場所

僕らの声の届かない場所

ろばの葉文庫

The Art Complex Center of Tokyo(東京都)

2010/01/12 (火) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★

鳥肌
素敵な空間、ぞわっと心に触れる音、与えられ続ける痛み。。。瞬間瞬間にぞわっと鳥肌が立ちました。

作家、演出家、出演者、すべてが不思議な取り合わせのように思えましたが、ふたを開けてみれば意外にも適材適所。

ネタバレBOX

初演を観ていても観ていなくても十分楽しめるかと思います。雰囲気や焦点がだいぶ違うので。

芸術家の生き様って、不器用でストイックで頑固で弱くて強がってて、傍から見るともどかしくてバカでかわいくて。脚本の言葉からも俳優さんたちの佇まいからもそれが感じられて、その不安定感にドキドキ。

佐々木なふみさん演じる高飛車な芸術批評家がとても好きです。才能や本質を見る力のあるなしで悩む画家たちを一蹴する姿は爽快。
いきていないということのほかは

いきていないということのほかは

劇団カタコンベ

シアターent.(新潟県)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

生者と死者のはざま
ちょっと重い内容でした。

十二人の怒れる男たち

十二人の怒れる男たち

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2010/01/08 (金) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★

やはり、昨年の蜷川版に比べてしまう。
数年前に、同じく俳優座劇場で観て以来の再演・再鑑賞です。

そして、やはり、昨年の蜷川版に比べてしまいますが、
配役はそれに比べればもちろんかなり地味です。
(すみませんm(_ _)m)
数年前の俳優座劇場公演に比べても、
さらに普段なじみのない俳優さんが配役。

何度見観ているストーリーですが、
今回気付いたのは、三号と十号の重要性です。
この二人をどの程度観客が共感できるかどうか。
昔は、この二人をはじめ最初有罪と言った人たち
のほうが普通で共感できたのではないか。
でも今では偏見が先に鼻について、最初っから
共感できない。

特に今回は、最初から最後まで十号は、
極端な嫌われ者になっていた。
服装はだらしなく、風邪もひき鼻をすすり、
ふらふらと歩きまわり、がなりたてる。

今の時代では、三号と十号は観客がより共感でき、
身近で好意の持てるキャラクターにしてはどうか。
好人物なのに、自分の身の回りの者を
被告の少年に投影して思い込み、偏見を持って
しまうという感じに。


他に印象的なのは、役者さんの個性から二号が
ひょうきんでユーモラスな感じに。

そして何より、最後、三号が無罪を言うまで、
苦悩の無言の時間が長かったこと。

沈黙が何分あっただろうか。
この無言で静止した時間に、三号と同じ想いが
観る者にも自然と伝わってきた。

この部屋で私はアレをして

この部屋で私はアレをして

ガレキの太鼓

都内マンション(最寄駅:月島駅)(東京都)

2010/01/05 (火) ~ 2010/01/13 (水)公演終了

満足度★★★★

新婚夫婦編
見れました。全然違いますね、ガールズ編と。びっくり。
のぞき見の見方も分かってきて、なんだかホントに背徳感ですね。派手なことはなく、いつもの舘さんが描くような心にズシってくるようなセリフもなく、それがなんとなく初めの15分間くらいは寂しかったんですけど、この公演はそういうことなんだと思いました。まさに私たちが吐きそうな言葉で埋められているからこそ意味があるのだとそう思った。両方みてやっと、なんとなくだけどガレキの太鼓がなぜこの公演をやろうとしたのかわかった気がした。人への愛を感じた。本公演も重ねて欲しいけど、この方向性もアリです。なんだか、人肌に触れた気がして、帰り道が暖かかった。ありがとうございます。

夢見る乙女じゃいられない

夢見る乙女じゃいられない

たすいち

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

笑いを含みつつも濃い中身
初めて観る劇団さんでしたがとても良かったです、各キャラクターの濃さ、ストーリー、殺陣&ダンス…自分の人生にも照らし合わせて考えてしまうようなシーンもあり、衝撃的でした。

CASE3

CASE3

劇団HIT!STAGE

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/10 (日)公演終了

私も佐世保に行くようにする
ポストパフォーマンストークで岩松さんがストイックな舞台づくりをしているとおっしゃっていましたが、まさにそんな感じ。
また来て欲しいなぁ。

キミ☆コレ~ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート~ 

キミ☆コレ~ワン・サイド・ラバーズ・トリビュート~ 

シベリア少女鉄道

タイニイアリス(東京都)

2010/01/06 (水) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

観劇
観劇いたしました。

BOX1 「キリン」

BOX1 「キリン」

カラバコ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★

elePHANTMoon 風
旗揚げ公演とのこと。だけれど旗揚げとは思えないしっかりした演技だったと思う。登場するそれぞれのキャラクターはまったく共感できない人たちだ。だけれどそれは、非日常でもなく、非現実的でもない、グレーの空気感が漂っていた。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

大学のサークル室での出来事。ここでの登場人物は7人。序盤、一見、普通そうな大学生たちだったが、ある事件をきっかけに普通じゃない、つまり全員が闇を抱えた大学生に変貌していく。この時点でelePHANTMoon を思い出す。あの時の芝居だって、一人として共感できるキャラクターは居なかった。ここでも同じ。

宗像の恋人が宗像の目の前で不審な死に方をした経緯から、安田は伊刈に「もしかしたら宗像が殺したんじゃないか?」などと言ったばかりに、伊刈は宗像に告げ口をする。そんな安田を問い詰めるように宗像はドライバーで安田の横腹を刺してしまう。その刹那、どっと流血して気を失って安田は倒れてしまうが、そんな瀕死の安田を目の前にしても、同じサークルの仲間たちは動揺するどころか、表情一つ変えずに普通にしている。

筧はそんな状況の中、携帯電話で家族と冷静に話しながらも緊迫感は全く感じられない。鼻歌でも歌いそうな感じだ。安田の妹の晶子は死体のように転がってる兄を見て、「こんなのがあるから汚い」と、まるで家畜のように扱う。要するに全員が他人事なのだ。

交通事故で死んだとされている安部の恋人は宗像だったが、どうやらもう一人の彼の恋人はゲイの安田だったことが解り、宗像は安部の浮気相手だった安田を憎んでいたことも刺した理由の一つだった。一方、宗像を好きな伊刈は宗像の為に部費の50万を使いこんでしまう。だがそのうちの30万は宗像が安部に貢いでしまう。つまり、伊刈は宗像に貢ぎ、宗像は安部に貢ぐ。

筧は幼いころ事故で神経をやられて痛覚障害になっていた。だから人の痛みも他者から受ける痛みも感じない。そして晶子は幼いころ両親を一度に亡くして記憶喪失になっていた。だけれど母親が編んでくれたマフラーが形見と言って大事にしている傍ら、母親の指を切り落として大事そうに持ち歩いていた。

それぞれの抱えた闇を解明している、そんな緊迫した状況のなか、軽いノリの小林がノー天気に「安部をひいちゃったのは俺だよ。良くあることだから。」と告る。この告りかたも、なんだか春の日に桜でも見に行ったような緩い言い方なのだ。

そんな中、部外者の橋村だけが、探偵のようにまとめ役となってこういった状況に陥ったさまをナビ役で明快になぞ解きをしていくのだが、橋村のキャラがひじょうにいい。このキャラはファンタジーなら魔法使いや預言者が良く似合う。しかし、この橋村さえも、人が一人死んだってのにやけに冷静で何事もなかったように退室してしまうのだ。

どのキャラクターも排他的で責任回避型なのだ。重要な場面でもあまりそんな意識がないのか、深刻さが抜け落ちてる。ひと一人死んだからって、騒ぐことはない。良くあることだから・・・。なんて聞こえてきそうだ。

終盤の終わり方が、幕を突然降ろされたような幕引きだったけれど、この舞台を観たとき、恐い、と感じた。日常のどこかにこんな感じってあるんじゃないかってマジに思ったからだ。リアルじゃないけど、リアルに思えるこの情景はきっと泣き叫んで憎しみから人を殺す状況より、石につまずいたようにあれ?っと殺してしまう普通さが怖いのだ。


『カガクするココロ』『北限の猿』

『カガクするココロ』『北限の猿』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/12/26 (土) ~ 2010/01/26 (火)公演終了

満足度★★★★

「カガクするココロ」楽しく観ることができました
2010年初の観劇。満席でした。若手劇団員のみの出演のみということでしたが、特に目立ったほころびもなく、安心して楽しく観ることができました。ただ個人的には、物語全体として心に刺さるような瞬間がなかったのも事実。エンターテイメントとして楽しみました。

ネタバレBOX

平田オリザ初期の代表作ということですが、他のこれまで自分が観た作品と比べると、ベタな笑いどころが若干、多かったような気がします。大学生の戸田君が清水さんにふられるシーンは切なかったなああ。
【無事終演!】LOOKING FOR A RAINBOW【公演写真多数UP!】

【無事終演!】LOOKING FOR A RAINBOW【公演写真多数UP!】

劇団宇宙キャンパス

吉祥寺シアター(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★

継続は力なり
芝居しか信じられなくて、この努力が報われない努力じゃない事を教えてくれる。

黒いインクの輝き

黒いインクの輝き

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了

面白かったです
個人的にすごく好きな感じでした。

またこの劇団の作品を見てみたいと思います。

いらない里

いらない里

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/07 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

満足度★★★★

エンターテイメント!
エンターテイメントな舞台だった。
それぞれの役者さんがそれぞれのキャラクターを魅力的に演じてました。
ギャグとしっとりの割合、タイミングもグッド。
舞台装置とその使い方もグッド。
始めこそ、芝居がかった演技にちょっとついていけなくて引いて見てたけど気がついたらしっかりハマって見ちゃってました。

BOX1 「キリン」

BOX1 「キリン」

カラバコ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★

はあ?
死を考えるより先に
演劇を考えろ。

黒いインクの輝き

黒いインクの輝き

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了

ダンスがみたい! One Year Program & 新人シリーズ8

ダンスがみたい! One Year Program & 新人シリーズ8

die pratze

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/01/06 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

まにまに~「新人シリーズ8 Cグループ」
素材のレディメイド性やクリシェな表現のまにまに。

ネタバレBOX

「まくらとジョーロ」を見ていて、途中“ポン!”と増殖しないかな、と思ってて、気づくと自分で目を寄せて二重にして見てた。

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