茶沢通りに咲いた花
ネコ脱出
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
オムニバスというよりも
全てが繋がって、しかも世代も繋がっているという、割と時の流れを感じる舞台だった。だから、ワタクシ的には一つの物語と解釈した。この物語を観終わった時に作家の迷いみたいなものを感じた舞台だった。本来なら、もっと前に観た舞台だったから、もっと早くUPしてあげるべきだけれど、作家の迷いとか、不安が現在置かれてる立ち位置のような気がして、ワタクシ自身が慎重になったのだった。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
この物語は作家自身が住む下北沢の茶沢通りに咲いていた小さな花を、ふと見たことから書いたという。そんな小さな花に男性が気がつくという心持がなんだか、いろんな見えないものに繋がれてじたばたしている作家の心境を感じて、いったいどんなふうにどうやって書いたらいいのか考えてたら今日になってしまったんだよね。
物語は一組の恋人たちの情景から始まる。三好はギタリストになりたいが、その夢はどうやら叶いそうにない。ガンを告知されたからだ。自分の命が余命いくばくもないと知った三好は恋人・アキとの約束だった結婚を破棄して、アキには別の幸せを掴んで欲しいと願う。結婚の約束を破談にされたアキは何も知らされてなかった事から理由が解らず途方にくれてしまう。ここでアキの兄・三郎(村手龍太)がアキを庇う為に登場するのだが、村手ってなんであんなにおっさん役が似合うんでしょか?笑 芸は身を助けるっていうけれど、芸っていうよりも内から滲み出た匠を感じる。ワタクシの中での巨匠ですわ。
でもってこの恋人たちは、三好に放った三郎の熱い助言、「死の瞬間まで守ろうとするヤツ、大切にしようとするヤツが優しいヤツなんだよ。中途半端に抜け出す前におめえの出来る事を全てやってみろ!」との言葉に気付かされ結婚する。
しかし、時代は学生運動の時代。理想郷の為にと結成された連合赤軍は進む方向を失ったトンボのようにクルクルと空回りし狂気と化す。
いつだってそうだ。同じ釜の飯を食い、同じように汗を流した体験は一体感、連帯感の醸成には効果的なのだ。ひとを高揚させ感激させ情動的にさせる。その場の誰かの指示や命令に反射するように従うようになる。隔離された環境に人を集めたことで彼らは、いつもあっさりと幹部たちが期待したとおりの気分を共有してしまい人殺しだってなんだってするようになってしまう。これは人殺しなんだ!と気付いた時には、もう深みにはまってしまい出られなくなる。出る者は殺されるのだ。だから、赤軍の中で恋愛感情が生まれた男女はここを抜けようとして殺されてしまう。
そしてアキの兄・三郎も強盗に入った連合赤軍によって殺されてしまう。そして、三好を失ったアキは一つの希望が宿る。妊娠したのだった。そしてその子が大人になって、見合い相手に結婚の申込みをしたいが中々言い出せない気弱な男として登場するが、この部分はコメディタッチで、なんだか作家とリンクしてしまう。笑
要は世代を超えた男女の営みの中で迷った時、絶望したとき、失意の淵に佇んだときに小さな花に願いをかけると叶う、というなんとなく切ない希望を表現したような舞台だった。だから、作家の夢への渇望みたいなものをひしひしと感じてどんなふうに筋道をたてて説明するかを迷った。筋道をたてればたてるほど、逆にほんとうに言いたい事からどんどん遠ざかってしまいそうな気がしたのだ。
EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)
冨士山アネット
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2010/01/14 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了
満足度★★★
色々見れたが。
注目の団体を集めたという事、この力は賞賛したい。
だが、アネットのパフォーマンスは物足りなかった。
ママゴト、モモンガは、今後も注目していきたい。
全体としては密度が薄く感じたが、ザッピング的には○
スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
素敵
あったかくて、素敵な話でした。
くじけてしまいそうな時、この話を思い出したら頑張れます。
そして個人的に、すっごい嬉しかったことが・・・、それはネタバレBOXで。
ネタバレBOX
自分のニックネームが出てきてびっくり!
「でっぱ」「のろま」と言われた子供の時代もいい思い出になりました。
「シュートをはずしても、何回も打てばいい」に号泣!
ロング・ミニッツ-The loop of 7 minutes-
FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー
エビス駅前バー(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★
初演と比べて一長一短
カウンター席だけで展開されたDART’Sによる初演とは異なり、中心となる3人を『ゆらぎり』で使った奥のエリアに配置したことで観やすくなった一方、初演の「覗き見」的な感覚が好きだった身にとっては臨場感が減と言おうか「普通の芝居」に近くなってしまったと言おうかなのがちょっとだけ残念。ま、一長一短といったところか。
ゆらぎり【脚本:成島秀和(こゆび侍)×演出:古川貴義(箱庭円舞曲)】
FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー
エビス駅前バー(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★
共感したりおののいたり(爆)
バーでの(基本的には)二人ずつの会話を重ねてゆくスタイル、あるシーンの会話がそのまま次のシーンで相手に伝えている内容であったり回想であったりとほぼシームレスにつながっており、それをスムーズにつなぐための立ち位置もまた絶妙。会場奥のエリアをスタンドバー的に使ったことの勝利、的な。
ネタバレBOX
内容も浮気疑惑に仕事上のやっかみも絡ませて身近というかリアルというか「あるあるあるある」みたいな…。
コトの意外な真相も含めて共感したりおののいたり(爆)しながら楽しく観る。
ハッピー・マン
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★
やろうとしている事は面白い…
でも、もっともっと面白く出来たと思う。
詰め込み過ぎて、ひとつひとつが雑になってしまった!?
老舗の劇団さんがこういう作品に挑むのは好きなので、こういうアグレッシブな企画がもっと出てくる事、期待します。
主役の宇宙(たかおき)君はカッコよかった。春に上演予定の『赤シャツ』のうらなり役と見比べてみて欲しい。体の使い方から別人です!
ケプラーの憂鬱
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
しっかりタイトル背負ってましたね
ケプラーの話が面白かったです。
シーザーの吐いた息とか、理系オタクな所のある自分には。
なかなかツボにはまる所がありました。
各登場人物の心にピリオドを打つという話の筋は面白く感じられました。
役者さんの台詞の掛け合いやテンポは、なかなか楽しかった。
ネタバレBOX
衛生局の上司さんのタキシード、インパクトありました。
でも出てくるドアの説明が、まったく無くて。観客置いていってしまったのが、大変残念です。「なんで私の家から」とか言う台詞つけて、
不条理ギャグ風にしても、違和感は出なかったと思いましたが、どうですか?
キャラクターは、しっかりしていて判り易かった。
出だしの一目惚れシーンは、全体的にみると。ちょっと説得力薄いです。
あの一夜が全て解明される所の流れは、なかなかに引き込まれました。
最後に煙突から、ばら撒かれるゴミは。伏線として冒頭部部に
もっと強く出すべき物だと思いますが。しませんでしたねぇ。
せっかくゴミセンサー付の職員出したんだし。もったいない。
所長が戻らないオチは良かったけど、「パチン」での閉めは弱すぎますね。
私なら、報告書書いている職員さんを舞台の隅に配して、(後日談を)
後ろのセットで、役者さんにその報告書の実演していく方法とりまして。
ケプラーの最後と所長の所在をダブらせて、
いい感じの台詞で閉めたく思います。いかがでしょうか?
いろいろこなれ切ってなかった気がしますが、
台詞の掛け合いは、大変楽しめました。
次回作に期待!でしょうか。
埋没おんな
ぬいぐるみハンター
下北沢GAoh!(東京都)
2010/01/23 (土) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
感心しました
こんな狭いところで、ちゃんと芝居が成立して、
自分が納得させられるとは思いませんでした。
ちゃんと全てが納得できるないようでした。
ただ狭かったのが、やはり難点でしたね。
足が痺れてしまいました。
ネタバレBOX
一人二人はわかったけど、まさかあの衣服の中に3人も埋もれていたとは。
演出効果ばっちり出ていました。
トイレの臭い、大量の衣服、第0話3匹の子豚、ごめんなさいでキレる所、
みんな繋げてあったのが、気に入りました。
それぞれ個別に見ると、「あれ」って思ったのだけど。
ちゃんと理由があったし、納得できました。
まさか女性の拉致監禁話だとは思いもよりませんでした。
脚本と演出の見事さに拍手です。
演じる場を考えた話でしたね。
でも観客席は狭かったー、コレ唯一の難点ですね。
この狭さが無ければお勧めに出来たんですが、まぁしょうがないですかな。
あたしちゃん、行く先を言って-太田省吾全テクストより-
地点
吉祥寺シアター(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
テクストをコラージュし「演劇」を見せる。それはドキドキする体験。
前回同じ会場で観た『三人姉妹』は、台詞が音楽に聞こえた。それは抑制の効いた、ミニマル・ミュージックとも言えそうな室内音楽の調べだった。
今回の音楽は、オーケストレーションされた現代音楽のようで、うねりと音の響き(特に役者の身体に響く発声)、ステレオ効果のような音の存在を楽しんだ。
そして、「地点」はとても好きな劇団になった。
ネタバレBOX
テクストのコラージュ作品。
そのテクストの中から聞こえてくる調べは、演劇(論)の演劇だった。
太田氏のエッセーや理論の著作から取り出されたであろう、2つの印象的な長台詞では、発声についての確認と、「私という」身体(存在)の確認がなされる。
発声の音の大小と内容の関係、身体(存在)の不確かさから確認へ、そうした作業を経て「私」の声(発声)と身体(存在)が確実ではないものの獲得された。
獲得した声(発声)と身体は、私のものであり、自由に使用できる。
その自由さは、太田氏の戯曲から取り出された、家族を巡る台詞で試される。
移動、身体の動き、声の大小、発声場所の高低、生声、スピーカーからの発声など、さまざまな自由さ・カタチが披露される。
さらに、もう1つの、地を這いながら発せられ、繰り返される台詞では、「演劇」の位置(どのような位置づけにあるのか)について述べられる。
役者たちは、まるで演劇の、あるいは、演劇人としての自分の位置を探すようにコンクリートブロックを手にして舞台を徘徊する。
舞台の左右さらに上方へ連なる傾斜に敷かれたコンクリートブロックは、さながら先人たち(演劇の先人たち)が築いてきた道程にも見える。
その上、あるいは、その脇に、役者たちは自分の立ち位置を見つけ、ドシンとコンクリートブロックを置いてみる。
ドシンと置かれたコンクリートブロックに役者たちは乗るが、そのサイズはわずかに40センチ×20センチ程度で、安定はしない。
さらに役者たちは、自分の立ち位置を探し、重いコンクリートブロックを持ち彷徨う。
コンクリートブロックという、自分(たち)の立ち位置は、思った以上に重いのだ。
後ろのモニターでは、延々北緯と東経により、「地点」が示される。どうやらその地点は、劇団の活動拠点である京都界隈のどこかのようである。
そこに役者たちや、劇団の立ち位置があるのか、ないのか、居場所があるのか、ないのか。モニターには、映像という「生」ではなく、リアル感がやや乏しい立ち位置が延々流されていく。
ラスト近くでは、発声と台詞の関係を実験する。
同じ台詞の速度やイントネーションを変えることでの変化、さらに役者や男女を変えての違いを見せる。
太田氏のテクストを用いて、演劇を再認識するような、刺激的な舞台だったと思う。
役者たちの鍛えられた(演劇的)身体性も楽しんだ。
・・・冒頭のニヤニヤ笑いは怖かったけど(笑)。
途中、舞台の上段(キャットウォーク?)で見事に5人がハモリ(まさかコーラスになるとは思わなかったので、少し笑ってしまったが)、1人が下で台詞を言うシーンには、ちょっとだけ感動した。鳥肌モノで。
その理由は自分でもわからない。
別役実vs阿藤智恵part-Ⅲ
Pカンパニー
西池袋・スタジオP(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
不思議な世界を魅力たっぷりに描く!
Bプログラムを観させていただいた。作、阿藤智恵、演出=冨士川正美というオリジナル作品『バス停のカモメ』。Aプログラムで別役実の三本立てをやり、Bプログラムでオリジナルをやり、共通するモチーフはバス停というところが面白い。
舞台にはバス停がひとつ。 いかにも別役実の世界のような舞台装置。しばらく、物語は別役作品のように不条理感たっぷりの言葉遊びが続く。しかし、この作品は単なる別役実へのオマージュではない。あえていえば、別役実にチェーホフを掛け合わせて、化学反応を楽しもうとうような作品。全く相反するものが、混ぜ合わせて食べると意外とおいしかったりするが、それに当たるのが今回の作品。チェーホフと別役実、意外と合うじゃないと感じた。
もちろん、作品自体は阿藤智慧のオリジナル作品であり、そこに描かれるのは阿藤智慧の世界であることは間違いない。物語の中に閉じこめられた家族、そのフィクションの中で生きる人々が外界へ出ようとする物語と、仕事で旅をする男が迷宮に迷い込んだ物語を両A面で見せてくれるようなストーリー。シンプルだが奥が深く、想像力にあふれる物語だ。(続きはネタバレで)
ネタバレBOX
その重構造の物語を演出の富士川正美が正攻法で演出し、役者の少し抑えた演技で、物語にさらに奥行きを持たせた。ラストシーン、背景に鏡が出現し、フィクションの世界から現実の世界に旅立つ娘の世界観の変化と、所詮はどこにも逃げられない鏡の世界の物語という二面性をしっかりと感じさせた演出は見事。
役者ではセールスマン役の内田龍麿の安定した演技。不思議な母親役を演じた水野ゆふの個性に惹かれた。登場人物はそれぞれ達者であり、声がいい。
走れダザイ
おおのの
小劇場 楽園(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
観てきました
太宰の生涯をおさらいしたような内容でした。
屏風のような小道具の使い方は良かったです。
埋没おんな
ぬいぐるみハンター
下北沢GAoh!(東京都)
2010/01/23 (土) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
自然体
劇団初見。
自然体さは、この公演だけなのか。
正体を知りたい気には、なった。
闘争か、逃走か。
演劇ユニットG.com
シアタートラム(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/27 (水)公演終了
満足度★★
不条理の長いトンネル
ある意味主人公に共鳴したのかもしれない。不可解な思いが延々と続き、それは最後まで拭い切れず。トラム特有の堅いベンチも災いして疲労困憊。月曜日に観るんじゃなかった。
音楽劇「雨を乞わぬ人」
黒色綺譚カナリア派
ザ・ポケット(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
因習物
因習物を2時間10分ほど観続けるのはきついです。
ネタバレBOX
最後の水を使った雨の演出は、さいたま芸術劇場以来のような気がします。
急襲キルフィールド
芝居流通センターデス電所
駅前劇場(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/26 (火)公演終了
満足度★★★★
デス電所の歌
歌が今回は聞けなかった。
最近は歌わないのでしょうか?
俳優人が魅力的で,お話が面白くて、テンポの良いデス電所。
衣装もかわいいし。
今回温泉の好きな私には,興味深いお話でした。
ネタバレBOX
私が残念と思うのはラストの方。
なぜ旦那は殺されたのか?とか温泉協会の人の変態ぶりなど、もう少し描いてほしかったです。そうすればもっと恐くなったかもしれません。
番頭さんの謎も知りたかったな!
誰ガタメノ剣
シアターキューブリック
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
シアターキューブリック「誰ガタメノ剣」
初演から大幅に成長した作品。脚本や俳優の成長を見て取れて、とてもうれしかった。
ケプラーの憂鬱
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
観ました!
ケプラーにそのような過去があったとは知りませんでした。
俳優さんたちの表情が硬く、ちょっと噛みぎみだったのが気になりました。
闘争か、逃走か。
演劇ユニットG.com
シアタートラム(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/27 (水)公演終了
満足度★★★★
良かったです。
あらさがしをすればできるとは思いましたが、個人的には好きでした。小ネタがなぜかはまりました。
ネタバレBOX
雨男、っていったいなんだったのか、ということはいまだに分からないな。
埋没おんな
ぬいぐるみハンター
下北沢GAoh!(東京都)
2010/01/23 (土) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい!!
片付けられない女、といった内容だと思っていたので、話の展開に驚き、完成度の高さに恐れ入りました。
長ければ良いという訳ではありませんが、1時間ではちょっと短く、もう一晩あるくらいがいいのではありませんか。
ネタバレBOX
洋服に埋もれていた理屈が分かり、本当に素晴らしいと思いました。
異常性癖認知証って不思議な制度。
スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★
電車の進化系!
「電車は血で走る」との共通点が多く、どうかなと思いながら観ていましたが、今回は電車より一歩踏み出した進化系だと理解しました。
音楽も良かったです!
ネタバレBOX
電車は、好きな道を続けるという決意表明であったのに対して、スーパースターはもう一歩進んで、あるかないかは分からないが才能を信じてプロとして生きるという決意表明だと理解しました。
輝一(ピカイチ)がかばん一つで上京しようとする(推測)ラストシーンで確信しました。
ブッチャーは、ブッチャーブラザーズのブッチャーさんがモデルでしょうか?
若手芸人からの人望はあるものの、スターになれない芸人。
ところで、「ブッチャーが目前から消えた」(もくぜんからきえた)という台詞、「ブッチャーが目の前から消えた」(めのまえからきえた)が正しいのでは!、気になりました。
もくぜんというのは、もうちょっとで目的に達するという状況のことでしょう。大阪で、そのような表現があるのならお赦しを…。