最新の観てきた!クチコミ一覧

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目を見て嘘をつけ(再演)

目を見て嘘をつけ(再演)

KAKUTA

NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

理想的演劇パーツが完備していて、最高
まず会場に入って、あーやっぱり舞台空間が広すぎると感じたのです。ところが、いざ芝居が始まってみると、登場人物が、舞台上で、生き生きと生活しているので、その舞台の広さが全く気にならなくなりました。
長い観劇体験でも、こういう経験は初めてでした。
KAKUTAの舞台は、大好きで、今まで4作拝見しましたが、いつも感心するのは、桑原さんの脚本、演出、役者さんの力量と、何を取っても、他を抜きん出ている完成度の高さです。
緻密な構成で、人物が生き生きと活写され、それを体現できる役者さんがこれだけ揃って、今回の作品も、文句のつけようがありませんでした。
どんな端役にも、その人間の存在感があり、スト-リー展開のためだけに配される役がひとつもないのです。皆が、その舞台上にいない時の各々の日常をちゃんと生きている演技をしているから、まるで、自分もその舞台上の人間と知り合いかのような錯覚を覚えます。だから、いろんな人に感情移入しては、泣いたり、誰かと一緒に、心で声援送ったりしてしまいました。
桑原さんの脚本は、全てにおいて、理想型の完成度で、劇作家になりたい人は、桑原脚本をお手本にされてはと思う程。
本当に、これを再演して頂けて、観劇できたことを幸せに思いました。

ネタバレBOX

最初のシーンで、蕎麦屋の奥さんが、お店の奥の和室を片付けて、法事に向かいます。その時、何気ないように、姿見のカバーを下ろして行くのですが、この鏡が終盤、登場人物の心に影響する重要な小道具になり、そのさり気ない伏線の張り方に感嘆しました。
KAKUTAの役者さんは、皆さん、作品ごとに、全く異なるキャラクターの役を、実に自分のものとして表現される術の巧みさに、いつも驚嘆するのですが、今回も、性同一障害の男性を演じた筒井さん、愛情のもつれから事件を起こしてしまった雉本役の成清さん始め、内海さん、若狭さん、高山さん、馬場さん、横山さん、佐賀野さん、水野さん…、皆さん、演技が秀逸な方ばかりで、本当に、感激しっぱなしの2時間の観劇タイムでした。桑原さんご自身の演技にも、終始笑わせて頂きました。人物の思いを語らせすぎない巧さなど、桑原脚本の素晴らしさを語りだしたら、切がないので、この辺でやめておきますが、是非、未見の方は、放送ででも、ご覧頂きたく思いました。
サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~

サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~

アトリエ・ダンカン

大野城まどかぴあ(福岡県)

2010/02/28 (日) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

良かった!!!!
話も感動的だったし、3人のよさがそれぞれ出ていて実にすばらしかった!
夏希ちゃんの歌だけがもう一歩かな・・^^;; でもきっとステキな女優に
成長することでしょう。 (ミュージカル女優としては、厳しいかもw)
駒田さんも育三郎くんも、サービス精神旺盛で福岡県民としては、
満足度120パーセントでした。

まぼろし

まぼろし

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

ところどころ
「おっ」と思わせるシーンはあるのだが単発で
大きなうねりにならないというか。
役者もよくない。

ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度

足りない
正直言って詰まらなかった。
何をしようとしているのか、何がしたいのか。
分らなくもないけれど、それがこちらまで伝わってきたとは思えなかった。
いろんなアイデアの詰まった舞台だとは思ったが、活かしきれてないと感じた。思いばかりが先走っている。
ただ、「嫌な奴」ばかりが出ているのは良かったと思う。こちらの感情にダイレクトに反応してくる。

ネタバレBOX

ラストのストップモーションはまだしも、途中の曲に合わせてのストップモーションは無理がありすぎたと思う。
ばらつきも多く出来てない役者が多かった。
そこで観客から出た笑いは「ご愛嬌」だったのか「失笑」だったのか。
どちらにしてもいい笑だとは思えない。
機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

心温まる極上のファンタジー
まるで機械が作動する音のような堅い題名とはまったく違った
心温まる極上のファンタジーでした!

登場するキャラクターが、演じた役者の方々の持つステキな個性から生まれたようで、とても愛すべき存在となっていました。

誰もが持っている心の奥底にある傷。
それをそっと取り出して、優しく両手に包み癒してくれるようなひとときを過ごすことができました。

自分も知らなかった自分と出会い、もっと自分を愛していけそうな・・・
そして周りにいてくれた大切な人たちをもっと愛していけそうな・・・
そんな気持ちを届けてくれた素晴らしい作品でした!

作家さんの、劇団の方々への、そして観客の人々への愛情を強く感じ、
孤独から抜け出せそうなエールも感じるステキな作品でした。

奇跡は起きる・・・ きっと起きる・・・ 愛の力で!!

ウノ!ドス!トレス!

ウノ!ドス!トレス!

アミューズ

シアターサンモール(東京都)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

拍手喝采!
久しぶりに、大笑いして帰ってきました。ダンスもかっこいいし、小倉さんも相当がんばってました。心から拍手喝采しました!

THE 39 STEPS

THE 39 STEPS

東宝

シアタークリエ(東京都)

2010/02/06 (土) ~ 2010/03/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

たった4人か・・・
登場人物が多いので、着替えやセットチェンジが、テンポよく進んでいく。こちらも、いろいろと想像しながら観なければいけないのだが、それが大変楽しく、面白かった。

三日月に揺られて笑う

三日月に揺られて笑う

タニマチ金魚

ザ・スズナリ(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

月に向かって冷たい嘲笑
土田さん脚本ですから、
予想通り笑いつつも毒がある舞台。
あそこまで怖い裏がある所まで行くとは思いませんでしたが
逆に少し物足りない所もありました。
牧野さんの穏やかな笑顔がとても怖くて印象的。
逆にオレノグラフティさんの「どこか抜けた男」がとて微笑ましく
良かったです、今度はどんな脚本家さんになるのか楽しみ。
キラキラなセーラーズにはちょっと参りました。
ネタバレはTBにて・・

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

少年社中ワールドを堪能!
 トーンとしては若干暗めで、壊れた機械が並ぶ古びたお店が舞台というのが今回の作品だが、内容は少年社中得意の暖かいファンタジー。終わった後、誰もが感動の余韻に浸る素晴らしい作品だ。

 入った瞬間から見えるお店のセットが幻想的で、あたかもジブリの作品のように味のある作り。ただ古びた機械を並べるだけではあの雰囲気は出ない。舞台美術担当者のセンスを感じた。

 物語は序盤、荒唐無稽なおとぎ話のようにスタートしたが、映写機役の堀池直毅のエピソードあたりからどんどん引き込まれ、最終的にはとても深い感動的な物語となった。どこかの国で長く語り継がれている童話のように、シンプルだが、魅力あふれる物語である。元ネタなしにこの物語を作ったとしたら、毛利宣宏は物語を作る天才である。

 役者では早大劇研の先輩劇団総数姉妹からの客演小林至が店長役でいい味を出していた。謎の客で、実は○○で、その実は△△だったという難しい役を演じた大竹えりが奥の深い演技で、これまたすてきだった。

 相変わらず証明や音響や衣装等のスタッフワークがお見事。少年社中ワールドを堪能できた2時間だった。

目を見て嘘をつけ(再演)

目を見て嘘をつけ(再演)

KAKUTA

NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

かかえているものを丁寧に描く
登場人物それぞれが抱えるもの、
許容するもの、許容できないものが
少しずつすりあわされ、修正されていく。

描かれる人物それぞれが
丸められることなく丁寧に描かれていて、
よい意味での100%しっくりとはまりきらない感じが。
舞台全体の実直さや豊かさに昇華していくのです。

桑原作劇の見事さをたっぷりと楽しむことができました。

ネタバレBOX

開演前から適度に遊び(開演前の注意を街の音に載せてなど)をいれながら、その場の雰囲気を立ち上げて、
物語が始まります。

前半部分では
登場人物自身ではなく、その場の会話やシチュエーションで
それぞれの人となりが浮かんできます。
観る側にとっては舞台の空気に馴染んでいく中で
劇中の人間が知るのと同じ感覚で
個々のキャラクターの存在や人となりが伝わってくる。
しかも、物語の中でキャラクターの描かれ方が
端折ることなくしっかりと密度や緩急をもっているので、
観る側が力をいれなくても、すっとその場を俯瞰できる。

机を寄せてみんなでそばを食べるシーンなどでも
同床異夢の雰囲気が、
エピソードの積み重ねではなく、醸し出される空気として
観る側にしっかりと伝わってくるのです。

それぞれの想いが、キャラクター自らが語るより
物語の流れやシチュエーションから
よりしっかりやってくる。
そのことで、まるで皮膚で空気を感じるように
物語が観る側の内側に広がっていく。
もちろん個々の演技から直接見えてくるものも秀逸なのですが
その空気に浸されて滲みだしてくる何かが
それを鮮やかに浮き立たせ観る側を巻き込んでいく。
しかも、物語の秀逸は絡み合った一人ずつの心情を
混濁せずに澄んだ色で観る側の心に残していくのです。

だから、季節の変わった終盤の部分が
観る側にとってとても自然に腑に落ちる。
単なる後日談ではない、
人が生きていく淡々と含蓄に富んだ時間がそこにはあって・・・。

「甘い丘」に続いて桑原作劇の精度や質感に瞠目し
強く心を惹かれたことでした。









.
The Heavy User

The Heavy User

柿喰う客

仙行寺(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了

うーん・・・
中屋敷さんファンとしては、不満が残る。。。

The Heavy User

The Heavy User

柿喰う客

仙行寺(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了

満足度★★★

これでフランスへ?
物語というよりも、セリフの音としての流れに特徴のある作品でした。
初めて拝見する劇団なのですが、いつもこんな感じなのかな?
それとも、フランス公演用にこういう作品にされたのかしらん?
アフタートークの内容が結構面白かったです。
(特に、「劇団名の由来」の話とか・・・)

あなたとわたしのための時間 ツアー2010

あなたとわたしのための時間 ツアー2010

I.Q150

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

「合鍵」を観た!
コメディタッチだけれど、女性特有の心の機微が描かれている場面ではシリアスで意外にこの描写が長かった。もっとコミカルな描写の方が「兄妹」と対比したインパクトがあったかもしれない。

好演後の懇親会がものすっごく楽しかった!(^0^)
劇団のかたがめっさ、気遣ってくれてどなたにも満遍なくお声をかけてくれたのも良かったが、たまたまワタクシが座った席はやけに盛り上がって話が弾みまくった!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

懇親会(飲み会)の席で、周りの男性に「合鍵」と「兄妹」のどちらが好みだったか?と聞いたら、「合鍵」と答えたから男性の視点からは「合鍵」が好みなのが解る。理由は一度壊れた男女の関係が修復する展開が良かったとのこと。一般的に壊れた恋人同士は修復する可能性は少ないから。という言葉に、男性ってそんなふうに考えるのか・・・、と改めて発見する。笑

舞台は家庭を持っている女性が、10年前に付き合っていた(不倫)男性との別れ際に「もし10年経ってお互いの気持ちが変わっていなかったなら、10年後の今日、ここで会おう。俺はここで待ってるよ。」との言葉を思い出した女が当時の合鍵で部屋に入って肉じゃがを作って恋人を待っていた場面から始まる。しかし、帰宅した男性は別人だったことから、話がややこしくなる。つまり、10年前にここに住んでいた鈴木はもう既に居なかったのだ。大家が鍵を変えずに次の入居者にレンタルしたことから、こんな間違いが起こる。

そんなややこしい部屋に2日前に別れた女が入って来た事から男は誤解されまくる。この場面でのセトトモコのマシンガンを撃ちまくるように男を詰るセリフが絶妙!実にコミカルで楽しい!ついでに見せパンチーを惜しげなく見せまくって観客サービスするのも嬉しい。どうせなら、脱いじゃってよ。ストッキングの下はノーパンってどうよ?みたいな心持になって舞台にかぶりつきたくもなるが、そこは大人な理性が全面に押し出て本来の感情を隠す。笑

大きな誤解を受けていたたまれなくなった男は弟を部屋に呼びつけるも結局薬局、弟にも誤解される。で、最終的に合鍵で侵入した女性が説明をして一件落着になるが、ここでの女性特有の、「母親としての役割以外に夫から女として接して欲しかった。秀雄(10年前の不倫相手)は私を女として扱ってくれた。」とのたまう。このセリフは世の男からみたら、「それで不倫されたらたまらんでしょう?だったらお前は男として俺を見てたのか?」といいたくもなるが、いあ、ワタクシ女ですが。笑
つまりだ、男も女も家庭を持ったら対外的には男でも女でもなくなるのだと思う。それでいいじゃん!って思う。だって既婚者男性を男だと感じたことは一度もないからだ。逆に既婚者を男とか女とかの視点でみたらヤヴァイっしょ?笑

こうして2日前に別れた恋人たちも修復し元の鞘に納まる、ってスンポーだったけれど、意外に好感だったのはセトトモコ演じる女だ。楽天的で直情的で案外、扱い易い。自分の気持ちをストレートに表現する女性って付き合う側からみると解り易くて楽だと思う。単純さが楽なのだ。

そうして舞台終演後、懇親会へと場面は移る。わーー!酒だ酒だーー!!宴会ワッショイ!!


屋上庭園

屋上庭園

演劇集団若人

北池袋 新生館シアター(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

20100227
。・`ω´・)ノ よい戯曲をていねいにつくっていたとおもいます

あなたとわたしのための時間 ツアー2010

あなたとわたしのための時間 ツアー2010

I.Q150

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

兄弟だから?
お互いに手を動かす中で
解けていくものがあるのかなとか
思ったり・・・。

常ならない状況が重なる中での
自然な質感がとても印象に残る作品でした。

ネタバレBOX

入場して
場内の半分以上を占めるマンションのセットが
こみ屋敷化している姿にびっくり・・・。

妹の目覚めで舞台が始まって
冒頭はどうなるのだろうと息をつめていましたが
そこに暮らす妹と
訪ねてきた兄の距離感の絶妙さに
すっと二人の世界に入り込むことができました。

兄が掃除を始める・・・。
そのなかでさらっと自分の婚約が破談になったことが妹に告げられる。
一方かたずけが進む中で
妹の上司との不倫関係も明らかになってきて・・・。

次第に片付いていく部屋が
明らかになっていく互いの想いを
しなやかに増幅していくような部分があって
うまいなぁと思う。
新聞を縛るように兄に頼む妹から伝わってくる
妹の兄に対する甘え心・・・。
掃除を終わる前に何度も帰ろうとする兄の
ちょっと迷ったような感じからこぼれだす
妹との距離感やプライド。

部屋がきれいになる中で
二人に共通する部分というか
互いの似通った不器用さのようなものが
部屋の床面と同じよう面積分姿を現して・・・。
単なる兄妹を描いたお芝居とは
ちょっと異なるクリアな感じがやってきて。

物語の終わり方もとても自然な感じで、
安易でなくきちんと納得ができる・・・。

お互いが混沌とした状況のなかにあっても
掃除をすればふたたびそんな風に話ができる兄妹が、
一人っ子の私にはちょっとうらやましかったりもしたり

アフタートークもとても面白く。

すでに30年の歴史がある劇団だそうですが、
初見の私にはとても新鮮。
もしまた、東京に来ることがあれば
是非に観たいと思ったことでした。

『世界の終わり』を囲む短編

『世界の終わり』を囲む短編

Minami Produce

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ルーズなバスケットに置かれた物語
Aコースを観ました。

いくつかの物語が
目の粗い籠の中を転がされるように
語られていく感じ。

感覚的に伝わってくるものもあるし
起承転結が比較的しっかりとしているものもあるし・・・。

いくつかのピースが
流れていく感じがすごくよくて、
リラックスして楽しむことができました。

ネタバレBOX

文学のサンプリングという概念は
観ていてそれほど強く感じませんでした。
終演後
当日パンフレットのを観て、
被サンプリングの作品を確認して。

Aコースとして知っていた芥川龍之介の作品は
「羅生門」と「竜」の2作。
その物語の
テイストを感じる部分がないわけではないのですが、
でも、それが作品を左右するほど
大きな影響を与えている感じはしませんでした。

でも、それとは別に、お芝居として
ずっと見続けてしまうなにかがこの舞台にはあって。
それは、個々の物語が持つ面白さだけでなく
その物語のバックボーンになるフレームが
うまく機能しているからかとも思う。

観ているときには意識しなかったのですが
実は「天使」が求めたプレゼンテーションという枠の存在が
結構効いていると思うのです。
そのバスケットがあるから
個々の物語の存在が唐突にならない。
ナンバーを付けられたひとつずつの物語には
個々の仕掛けが醸し出す面白さに加えて
終わり方に潔さがあって、
それがエピソード全体の切れにもつながっていました。

まあ、シーンの解像度をさらに上げる余白はあるとおもうのです。
一番強い部分を支えるゆとりのようなものが
舞台上に感じられるとさらに良いかも。

でも、特に後半の2作品などには
観客をよそ見させない力が内在していたと思います

第11回本公演『いずみの能力RRR』

第11回本公演『いずみの能力RRR』

劇団えのき岳遊劇隊

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました。
チョット遅れて入って、失礼しました。
受付で混乱させてしまったようで制作さんすいません。

途中からでも、楽しめました。
前回公演の時を知らないので比較はできませんが
衣裳、音響、照明など独特な感じでした。

Zガンダム、ドラゴンボールなど知らない人にはわからない箇所は
ありますが、ストーリーを気にせず笑い飛ばしましょう。

ネタバレBOX

前回公演より改善されたのかわからないのですが
こちらに辛口意見を。

「くーちゃん先輩」の声ははっているのにセリフが良く聞き取れず残念。

ところどころ、セリフをかむのが気になりました。
(かんでも仕方ないけど、その後に「あっ」みたいな表情は・・・)

ではけがダラダラしている感じ。(役者さんが多いからですけど)

ダンスを入れるのはいいのですが、完成度が低い。

小学校の回想シーンは好きですよ。

あっ、多少のグダグダ感のある笑いは好きですが
チョット多すぎませんでしたか。

とはいっても期待しております。
GONG5

GONG5

Mr.BUNBUN

H732シアター(福岡県)

2010/02/25 (木) ~ 2010/02/26 (金)公演終了

満足度★★★★

秘密基地
こういう場所にあるんですね。
車で行くと駐車場が1ヶ所しかないようです。

出演者は、Mr.BUNBUNさんとゆうさくくんしか知らなかったんですけど、
異種パフォーマンス・・・
安心して、感心して、あきれて、楽しませてもらいました。

ネタバレBOX

Mr.BUNBUNさんのパフォーマンスは、安心して楽しめます。

ゆうさくくんのディアブロ、タップ雰囲気があってよかったです。
(正式な場でのパフォーマンスは初めてでしたから)

エトシさんとMYI☆さんの水晶玉のパフォーマンス地味ですが好きです。
次回も期待です。
あなたとわたしのための時間 ツアー2010

あなたとわたしのための時間 ツアー2010

I.Q150

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

「合鍵」観賞
なかなか、心の琴線、揺れを捉えたうまい作品だと思います。
1月に観た岸田國士短編集を彷彿とさせました。

ただ、暗転が長い。。
また幾つか間延びした場面があって
そのあたりが少し残念です。

今回この劇団初見でしたが、
結構地力がありますね。また観たいです。

三日月に揺られて笑う

三日月に揺られて笑う

タニマチ金魚

ザ・スズナリ(東京都)

2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

短編集向け?
脚本、演出不足なしでありますが
もう少し短くして短編集として放り込んだほうが
おもしろいのかな、とも感じました。
(他に短編を数作品作れる力があればですが)

この劇団、まだ3回目の公演ですが
なかなか楽しめます。
関西色バリバリです。

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