満足度★★★★★
理想的演劇パーツが完備していて、最高
まず会場に入って、あーやっぱり舞台空間が広すぎると感じたのです。ところが、いざ芝居が始まってみると、登場人物が、舞台上で、生き生きと生活しているので、その舞台の広さが全く気にならなくなりました。
長い観劇体験でも、こういう経験は初めてでした。
KAKUTAの舞台は、大好きで、今まで4作拝見しましたが、いつも感心するのは、桑原さんの脚本、演出、役者さんの力量と、何を取っても、他を抜きん出ている完成度の高さです。
緻密な構成で、人物が生き生きと活写され、それを体現できる役者さんがこれだけ揃って、今回の作品も、文句のつけようがありませんでした。
どんな端役にも、その人間の存在感があり、スト-リー展開のためだけに配される役がひとつもないのです。皆が、その舞台上にいない時の各々の日常をちゃんと生きている演技をしているから、まるで、自分もその舞台上の人間と知り合いかのような錯覚を覚えます。だから、いろんな人に感情移入しては、泣いたり、誰かと一緒に、心で声援送ったりしてしまいました。
桑原さんの脚本は、全てにおいて、理想型の完成度で、劇作家になりたい人は、桑原脚本をお手本にされてはと思う程。
本当に、これを再演して頂けて、観劇できたことを幸せに思いました。
2010/03/01 22:14
2010/03/01 15:56
本当に、教えて頂くまでは全く知らない劇団でした。
でも、今は、1,2を争うぐらい好きな劇団になりました。
桑原さんのセンスには、いつも感嘆の連続です。
そうそう、昨日、てがみ座の長田さんにもお目に掛かりました。
彼女もKAKUTAファンなのかしら?
あれから、ご覧になれていないなんて、もったいない!
是非、テレビ放送されたら、ご覧下さいね。
本当に、素敵な劇団を教えて頂き、「感謝観劇」しています。