あなたとわたしのための時間 ツアー2010 公演情報 I.Q150「あなたとわたしのための時間 ツアー2010」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    「合鍵」を観た!
    コメディタッチだけれど、女性特有の心の機微が描かれている場面ではシリアスで意外にこの描写が長かった。もっとコミカルな描写の方が「兄妹」と対比したインパクトがあったかもしれない。

    好演後の懇親会がものすっごく楽しかった!(^0^)
    劇団のかたがめっさ、気遣ってくれてどなたにも満遍なくお声をかけてくれたのも良かったが、たまたまワタクシが座った席はやけに盛り上がって話が弾みまくった!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    懇親会(飲み会)の席で、周りの男性に「合鍵」と「兄妹」のどちらが好みだったか?と聞いたら、「合鍵」と答えたから男性の視点からは「合鍵」が好みなのが解る。理由は一度壊れた男女の関係が修復する展開が良かったとのこと。一般的に壊れた恋人同士は修復する可能性は少ないから。という言葉に、男性ってそんなふうに考えるのか・・・、と改めて発見する。笑

    舞台は家庭を持っている女性が、10年前に付き合っていた(不倫)男性との別れ際に「もし10年経ってお互いの気持ちが変わっていなかったなら、10年後の今日、ここで会おう。俺はここで待ってるよ。」との言葉を思い出した女が当時の合鍵で部屋に入って肉じゃがを作って恋人を待っていた場面から始まる。しかし、帰宅した男性は別人だったことから、話がややこしくなる。つまり、10年前にここに住んでいた鈴木はもう既に居なかったのだ。大家が鍵を変えずに次の入居者にレンタルしたことから、こんな間違いが起こる。

    そんなややこしい部屋に2日前に別れた女が入って来た事から男は誤解されまくる。この場面でのセトトモコのマシンガンを撃ちまくるように男を詰るセリフが絶妙!実にコミカルで楽しい!ついでに見せパンチーを惜しげなく見せまくって観客サービスするのも嬉しい。どうせなら、脱いじゃってよ。ストッキングの下はノーパンってどうよ?みたいな心持になって舞台にかぶりつきたくもなるが、そこは大人な理性が全面に押し出て本来の感情を隠す。笑

    大きな誤解を受けていたたまれなくなった男は弟を部屋に呼びつけるも結局薬局、弟にも誤解される。で、最終的に合鍵で侵入した女性が説明をして一件落着になるが、ここでの女性特有の、「母親としての役割以外に夫から女として接して欲しかった。秀雄(10年前の不倫相手)は私を女として扱ってくれた。」とのたまう。このセリフは世の男からみたら、「それで不倫されたらたまらんでしょう?だったらお前は男として俺を見てたのか?」といいたくもなるが、いあ、ワタクシ女ですが。笑
    つまりだ、男も女も家庭を持ったら対外的には男でも女でもなくなるのだと思う。それでいいじゃん!って思う。だって既婚者男性を男だと感じたことは一度もないからだ。逆に既婚者を男とか女とかの視点でみたらヤヴァイっしょ?笑

    こうして2日前に別れた恋人たちも修復し元の鞘に納まる、ってスンポーだったけれど、意外に好感だったのはセトトモコ演じる女だ。楽天的で直情的で案外、扱い易い。自分の気持ちをストレートに表現する女性って付き合う側からみると解り易くて楽だと思う。単純さが楽なのだ。

    そうして舞台終演後、懇親会へと場面は移る。わーー!酒だ酒だーー!!宴会ワッショイ!!


    0

    2010/02/28 12:24

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大