ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】
北九州芸術劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
よくわからない
おもしろい装置使ってるんです
おもしろい作り方したんです
おもしろいひとたち集めたんです
おもしろい企画なんです
それはなんとなくわかった。
でも芝居はおもしろくなかった。2時間が拷問のよう。
「蟹工船」と、北九州という地域をよく知らない自分の前知識が不足していたのか。
観客が笑う箇所では全く笑えなかった。
ネタバレBOX
ジャージや抱き枕など、役者さんの一発芸を見せられているかのようなシーン、
彼らを知らない自分にとっては何が面白いのか全くわからず。
また、舞台上の役者たちと同じように彼らの芸を見ていてて良いものかどうか、迷った。
舞台と客席の境界が曖昧で、
それを楽しめたひとも多いのだろうが、私は楽しめなかった。
舞台上の人間のどれにも感情移入できなかったのもその一因。
The Heavy User
柿喰う客
仙行寺(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
満足度★★★
@本堂
シアターグリーンのビルの隣にある仙行寺というお寺の本堂で観劇、というか拝観してきた。
開演前のあいさつでは、上演時間は約1時間と訂正された。
ネタバレBOX
これまでお寺の本堂で仏事以外の催しを見たのは2回。青砥の延命寺ではトリのマークの芝居、白金の正源寺ではアラビア音楽のコンサート。どちらもお寺の人がそういう文化活動に理解のあるようすだった。
この日の公演もそうだが、本堂には和風シャンデリアと呼びたくなる豪華な飾りが天井から下がっている。仏壇も華やかに飾り付けられていた。普段は住職がお経を上げる場所だろう、仏に近い板の間が芝居の舞台。檀家が座る畳の間が客席になる。
開演間際になったとき、仏壇の下手(といっていいのだろうか)に、喪服姿の出演者8名が所在なげに集まってたたずむ。
始まると、結局は全員が最後まで出ずっぱり。動きと声はダンスと歌のように、あらかじめきちんとアレンジされた、いかにも柿喰う客らしい演技。
内容はまあ、ホラー作品「リング」の影響がいやでも感じられる。
回転寿司で、苦情受付の窓口として働く女子従業員にしつこくかかってくる謎の電話。出ても相手の声は聞こえず、不気味なノイズが響くばかり。やがてその店員が勤務中に自殺。ボールペンで両耳をなんども刺すという異常なやり方で。警察が捜査に乗り出し、店内のセキュリティ・カメラ、通話を記録した録音テープがチェックされる。まもなく今度は捜査に当たった刑事二人も自殺。果たしてノイズの正体とは。
数日前に本番を終えたばかりの七味まゆ味も出演。開演前は、稽古期間も少ないことだし、台詞のない幽霊の役でもやるんじゃないかと勝手に想像していたが、驚いたことにほぼすべて英語で台詞をしゃべった。あれはやっぱり海外遠征に向けた趣向だろうなあ。アフタートークではそうじゃない旨を作者が発言したらしいけど。
終盤にひとひねりを加えて、単なるホラーではなく、SF作品でみかけるような文明批評をテーマとして浮かび上がらせている。とはいえ、全体としてはストーリー的にちょっと物足りなさを感じた。素舞台で上演してもいいような芝居だったという点では、お寺の本堂でやる意味もあまりなかった気がする。まあ、本堂に入れただけでも楽しいんだけどね。
The Heavy User
柿喰う客
仙行寺(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
満足度★★★★
残る
無意識にあるものが
すっと現れて、ずっと残る・・・。
こう、ふんばる場所がないままに
取り込まれるような感じに
息を呑みました。
ネタバレBOX
導入部は心地よいのです。
ちょっとユーモラスな感じすらする。
しかし、リズムにバリエーションが生まれ
次第に複雑になり
たくさんのものが含まれていくうちに、
観る側を凌駕するポイントがやってくる・・・。
そこを超えたときに
物語同様に観る側に混濁が生まれ
なにかが流失していく。
ひとつずつ、順をおって処理されていく
そのルーティンが
オーバーフローして
主客が逆転する感覚。
あいさつやシンプルな言葉から派生する
心地よいリズム感やおもしろさや高揚に
日本語や英語、
さらには抑揚やニュアンス、知識などの様々な情報が
入り込んで
自らが手綱を引いていたはずのものが
すっと臨界点を超えて
自らを縛りひきづりるものに変質していく、
その質感に有無を言わせないリアリティがあって。
なにかに鈍感になっていくような感じや
まわりが同じように嵌っていくような部分が
なんとなく体験的にわかるだけにぞくっとくる。
それが、お香の匂いが立ち込める
お寺の本堂で演じられるから
観る側には益々の逃げ場のなさが降りてくるのです。
混沌の中に響く七味まゆ味のすごくシンプルな英語や
川田希の作る距離感に
さらなる印象を焼き付けられて。
作り手の底力というか
お寺の本堂に混沌を炊き上げる
作・演の事象の切り取り方と表現力、
さらにはそれをしなやかに具現化する役者達の力量に
がっつりやられてしまいました。
ほんと、感覚が共振させられるようなお芝居って
すっとは抜けていかないのですよ。
あのノイズ、しばらく耳から離れないかもしれません。
この作品、フランスではどう評価されるのでしょうか。
それも、すごく興味があります。
はだか道
「はだか道」ロードカンパニー
エル・パーク仙台 ギャラリーホール(宮城県)
2010/02/18 (木) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★
素敵でした
やはり俳優陣が皆さん魅力的でした。特に斎藤大典さんは、仁に合った素敵なお芝居でした。脚本上、終盤へ向けての盛り上がりがもっとがんがんあってもよかったのでは?
ちょっとまんちゅりあ、ごはんですよ
錦鯉タッタ
新小岩ZAZA(旧 新小岩劇場)(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★
両義の狭間でゆらぐ
楽日再見。欲求不満の不能者あるいは禁欲者にして模範囚となった偽国王。生存説が跡を絶たない芸能スタアまがいの処刑された策謀家。裏切り者のオトコ女。
ネタバレBOX
まずは、国家と国家の境界線上にあって、利用された・あるいは自分で演じた、二人の実像と影の部分一端を描いた劇だろう。
1920/1930年代の日本でも行われていた大衆のイメージ操作/あるいは大衆の欲望の図像化。一方的にどうこう云えない鏡像関係にあるというのが、現在の通説らしい。
真ん中辺で登場する満州の鶴?朱鷺?ニッポニアニッポンを花上直人さんが踊るのだが、楽日では先鋭的な気配が強かった。コンチネンタルタンゴに乗ってようやく満足に動ける、ヨタヨタの盲目の生物。蓄音機が奏でるノスタルジアをよすがに生きているのか。あるいは、音楽が無いと舞えない高度に文化的な衰退した生物なのか。
リズム三兄妹
岡崎藝術座
横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
変則なリズム
再演を初見。会場も初めてで、寄席の地下にこんなスペースがあるとは意外だった。
作品に関してはなんというか、演出のゆるさがねらいだというのはわかるけれど、私にはちょっとゆるすぎて、反応としては苦笑と失笑の入り混じったものになってしまった。
ネタバレBOX
トイレで大のほうをして、ポッチャンとブツが落ちたときに、勢いでしずくが跳ね上がって自分のお尻に付くのを、「お釣りがきた」と表現したりする。
この芝居では、バケツをトイレに見立てて、財布の硬貨をチャラリンとバケツに落とし、紙幣でお尻を拭くというのをやっていた。硬貨は釣り銭ってことだろう。
もちろん役者が実際にお尻を出したりはしない。服を着た状態を裸とみなして、その上に別の下着や上着を重ねており、脱ぐのは重ね着をした上のほうだけ。入浴の場面も同様。
あらすじというのも一応あるけれど、ストーリーよりは場面場面のとぼけた趣向というか演出を楽しむ作品だろう。前述したとおり、それが私にはどうもゆるすぎて・・・
三条会の橋口久男も出演していた。序盤でしばらく、ソファを演じるといって、そのまま家具になる場面がある。何分くらいだろうか、私が見た範囲では、ほとんどまばたきをしていなかったのがすごい。ドライアイ気味の私には絶対に無理だ。
第11回本公演『いずみの能力RRR』
劇団えのき岳遊劇隊
ぽんプラザホール(福岡県)
2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
その呪文は反則!
意外と(?)楽しめました。客層を限定して想定してあるとは思うので、チラシもわかりやすくてよかったと思います。
アニメだとか、マンガだとかの「お約束」が、わからないところが多くて、とり残された感は否めないのですが、主役2人のアクションシーンは、かっこいい♪衣装もかわいい☆
お笑いが、昭和の生放送のテレビショウを観てる気分。むずかしく考えずに楽しめる舞台だと思います。
ネタバレBOX
魔法OLという設定がいい!
いっそのこと、1話30分前後編完結式で途中CM5分とかで、観てみたい(笑)
このまま、福岡の地域限定魔法アイドルになってほしい。
主題歌をペンライトふりながら、みんなで歌ってみたい。
全員キャラが、はっきりしててイイ。
一式さん、素敵過ぎる。セーラーサ○ーンのような鎌も素敵。
ちょっと気になったこと。
女優さんの顔色があまりよくない印象を受けました。(特に主役2人)
メイクなのか、照明なのか、疲れているのか、今どきのはやりなのか・・・?
もったいないなーと思ったのは、私だけ?
P.G.―Peer Gynt―ペール・ギュント
「戯れの会」
座・高円寺2(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
観劇後のロビーでは、
出演者の家族&友達と思われる大勢の方々が面会待ちをしているところを見ると、一般観客はかなり少なかった?もったいない!上質な生演奏とお芝居が低料金でしかも2時間半も堪能できるというのに!私は特に男優陣の声のに惹かれました。女優さんたちは若い人が多かったせいかな?もう少しがんばろう。
天晴スープレックス5
ブラボーカンパニー
小劇場 楽園(東京都)
2010/02/17 (水) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
目を見て嘘をつけ(再演)
KAKUTA
NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても面白かった!
ストーリーはもちろん、シリアスな場面 笑う場面
いろんな良さがありました。
P.G.―Peer Gynt―ペール・ギュント
「戯れの会」
座・高円寺2(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
音楽でつづる波瀾万丈なペール・ギュントの旅
タイトル通り、Peer GyntをP.G.と略したような雰囲気。
とはいえ、4時間ぐらいあるオリジナルを2時間弱にうまくまとめたと思う。
ネタバレBOX
休憩を挟んだ2部構成のうち、第1部はなんとなくぼんやりした印象で、イマイチ物語に入り込めない雰囲気さえあった。
その理由には、まず1番目に舞台自体(セット)の設定がある。
中央で、高さも一番いい場所に、そこだけグリーンの床があり、ピアノと指揮とチェロが陣取っている。上手の高いところにはバイオリン2本、下手には管楽器がある。
で、芝居は、ピアノたちが陣取る中央の前のフロア(演奏している人よりはかなり低い位置)の上で主に演じられる。
ここの劇場は階段形式の座席だが、立って演技をしていても、前に座るの人たちの頭などによっては、役者のバストショットぐらいしか見えず、座ってしまうと、見えなくなってしまうことすらある。なんでそんな場所で芝居を・・と思ってしまう。
役者の全身の芝居よりも、演奏中の全身の姿を見せる必要はないと思うので、演奏は下でもよかったのではないだろうか。それでも演奏を見せたかったのであれば、一番上の段でもよかったのでは。
それは、単に見せ方の問題だけでなく、そうした舞台構造によって、下のフロアでの台詞や歌が、演奏フロアの下の空間などのせいで、変な反響音が起きてしまっていた。特に歌のシーンではそれがマイナスに現れてしまったように感じたのだ。
そして、2番目には、第1部の演奏に今一歩キレがなかったことによる。素人の耳による印象ではあるのだが、特に前半のバイオリンの不安定さが気になってしまった。
それと、3番目に、開始直後からの台詞の固さがある。きつい言い方をすれば、ただ、台詞が流れているだけという感じであった。
この3点により、第1部にはなかなか入り込めず、結果、かなりぼんやりした印象となってしまった。
ところが、第2部が始まり、演奏も役者も勢いが増し、面白くなってきたのだ。
最初、当日挟まれていたパンフを見て、ペール・ギュントが3人で演じられるというのが不思議だったが、意外と違和感なく受け入れられた。1人の役者が演じ分けるには、ハードルが高かったのかもしれない。理由は不明だが、この選択は正しかったと思う。
そして、少人数でありながら何役もこなし、舞台を支えていた役者たちの仕事ぶりには拍手を送りたい。
さらに、ペール・ギュントを待つ女性役が歌う、歌(声)の存在感の素晴らしいこと。前半のぼんやりした印象をも吹き飛ばしてくれるほどであった(それに比べ、トルコの女の歌は、演奏のほうに消されてしまったので、逆になかったほうがよかったのでは?)。
あまりにも自己中心的なことしかしないのに、罪も中途半端と言われてしまったペール・ギュントの波瀾万丈の旅は、優しい休息へ向かうのだが、この歌があるからこそ、ラストが成立したという感じさえした。
舞台(セット)の設定(使い方)がきちんとしていて、かつ、第1部も第2部のようなテンションで進めていたら、この舞台はもっと素晴らしいものになっていただろうと思った。
ハコブネ【作・演出 松井周(サンプル)】
北九州芸術劇場
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
やられた、という感じ
自分の劇団から出演している役者から聞いた話によると、どうも自分がやろうとしていることと共通点が多いらしいと。
で、観にいてみましたが…。
ネタバレBOX
ひとつの場所の時代による変遷と、その場所での労働に関するお話。
働くって言うことはやっぱり、人生において大きなウェイトを占めていて、ってことは人生と人生が混じりあう場所だから、いろんないざこざとかが起こるよなー。
それぞれ過去があって、譲れない大切なものがあって、でもそれだけじゃ生きていけなくて、何かをお金に変えなければならないけなくて、ハコに閉まって封をして、見ないようにしてハコブのは、自分が選んだ道なんだろうけど、なかなか割り切れるもんでもないし、不満にかまけて爆発しても、一過性で元通り。
それぞれがそれぞれの歌を歌うシーンで思わずなきそうになった。
あと10分続いてもよかったけど、それが物足りないくらいで唐突に断ち切られるのもひとつの真実。
若干、虚構と現実の間に越えられない壁を感じて☆-1。
ああ、でもそれも真理か、と。
シルヴィア
東京バレエ団
東京文化会館 大ホール(東京都)
2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★
初見の演目
「シルヴィア」というバレエ作品を全幕で見るのはこれが初めて。以前に一度だけ、ガラ公演で同名の短いパ・ド・ドゥを見たことがあるが、そのときのダンサーの衣装は現代風だった。あとでわかったのだが、それはハンブルグ・バレエ団の振付家ジョン・ノイマイヤーが1997年に古典を現代化した作品だった。
もともとは1876年にパリ・オペラ座で初演された作品。
今回のは英国ロイヤル・バレエ団のフレデリック・アシュトンが1952年に振り付けたものをベースにして、それがいったん失われたのを2004年にクリストファー・ニュートンが復元したものだという。
バレエ作品の場合は同じ題名でもいろんな人が違う振付をしているし、作品の成り立ちにもいろいろと背景があったりするので、興味を持って調べるぶんには問題ないけれど、気軽に楽しむにはちょっと面倒なところがある。
それに演劇とは違って状況を説明する台詞がないので、初めて見る作品の場合はプログラムを買うなどしてあらかじめ粗筋を予習しておかないと、話の内容についていけなかったりする。
女性の名前がそのままタイトルになっているバレエ作品としては、「ジゼル」や「ライモンダ」や「パキータ」などがあるが、それに比べると「シルヴィア」という名前はずいぶん現代的だ。けれど実際の内容は、ギリシャ神話を題材にした古風な物語。
ネタバレBOX
狩猟と純潔の女神ディアナ、その家来であるニンフのシルヴィア。彼女は兜をかぶり弓を持って、仲間とともに森で狩猟の日々を送っている。そんなある日、森に迷い込んだ羊飼いのアミンタが彼女に恋をする。オリオンという邪悪な狩人が二人の恋路の邪魔をするが、愛の神エロスの手助けによって二人の恋はなんとか成就する。お話としてはそういう単純な内容。
バレエの場合は台詞がないので、外国のダンサーが日本のバレエ団に客演することも珍しくない。これが台詞のある演劇の場合だと、なかなかそうはいかない。ただしオペラの場合は歌詞が外国語であるにもかかわらず、いろんな国の歌手が共演しているが、あれを可能にしているのはやはり音楽の力だろう。
この日の主役はベルリン国立バレエ団のポリーナ・セミオノワとアメリカン・バレエ・シアターのマルセロ・ゴメス。二人とも見るのは初めて。
シルヴィアを演じるセミオノワはロシアの出身。おでこの秀でたところが女優のジェラルディン・チャプリンにちょっと似ている。上背があるので、彼女が本気になれば、高岸直樹が演じる悪役オリオンもあっさりやられてしまいそうに見える。いっぽう、羊飼いのアミンタを演じるゴメスはブラジルの出身。
ドイツで活躍するロシア人ダンサーと、アメリカで活躍するブラジル人ダンサーが、日本のバレエ団で共演するという状況そのものがなんだか奇跡的。
フレデリック・アシュトンの(復元された)振付は音楽に合わせた装飾的な動きが多く、感情表現という点ではあっさりしたものだった。
おまえ、おもろいなぁ2
松竹芸能
しもきた空間リバティ(東京都)
2010/02/28 (日) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
マジでバカバカしい!(^0^)
チケ代 1,200円に魅せられてふらっと入ったトークライブ!
いあいあ、これが実にバカバカしくてぬるい。笑
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
司会進行・徳田しんやがマジに上手い。突っ込みどころ、ボケ、絶妙でパワフル!笑
あまり期待はしてなかったが期待以上のハイレベルに笑い転げる。
パワフルコンビーフ コウタ、カノン 樋山、だいなお だい、ガブル/ガブル ひょうご、竹下ともひろ、ビキチンプロナウン 池城、もりかずき 森、三日月マンハッタン 仲嶺、いち・もく・さん江口、ピーマンズスタンダード吉田、南川
上記の芸人が繰り広げるお笑いネタが半端なくアホらしくてゆるゆる。笑
特に「三日月マンハッタン 仲嶺」の40歳になったら昨日に戻って年齢を逆行ししまいに赤ちゃんになって死ぬ。という説に笑いまくる。
「カノン 樋山」の復讐ノートにかかれた「俺は絶対にアイツに復讐する!」と誓った復習がしょもないほどの情けな~い復讐の数々。笑
「ビキチンプロナウン 池城」が描いてきたアニメは本格的でプロ並みの描写に観惚れる!
いあいあ、次回も観にいこうと思う。実に楽しかったゆるゆるだるトーク!
兄おとうと
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★
やはり鵜山さんの演出は好きと思わされた
以前息子が面白かったと言っていたので、ふらっと行ってみることにしました。
どうも、私は、井上さんのこの音楽劇スタイルがちょっと苦手で、と言うのも、何だか観ていて気恥ずかしさがあるからなのですが、今回は様子が違って、楽しく感じられ、どうしてかと思ったら、演出が、鵜山さんだったのです。
栗山さんの演出とどう違うか考えてみたら、役者さん達が、お互いを見ながら役の人物として歌っているのに気付きました。栗山さんだと、役者さん達、皆さん、客席に向けて歌うから、こっちも目線を逸らしたくなるのかなと感じました。
吉野作造は知っていましたが、吉野信次のことは不勉強で全く未知の人でしたが、二人のエピソードを、万国共通の兄妹関係に視点を置いて、描かれた作品だったので、充分楽しめて、何だか幸せな気分になれる心地良い舞台でした。
脇の役者陣の好演も、観ていて実に痛快でした。
目を見て嘘をつけ(再演)
KAKUTA
NHKみんなの広場 ふれあいホール(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
The Heavy User
柿喰う客
仙行寺(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
満足度★★★★
新しく、そして普遍的・・・。
前回のスポーツ演劇に続いて、柿喰う客は身体とリズムにこだわった実験的公演を行った。お寺の本堂を借り、地明かり、音響も無しという中で演劇の原点を問うような公演。
英語の発声練習からスタートして、様々な音声的遊技をからめながら、サスペンスドラマが進行する。柿喰う客の芝居はいつもどこにもない芝居だ。
これから3月はフランス公演、4月は二本立て公演、5月はオール女性キャストによる本公演と怒濤のようなスケジュールが続くらしい。
快進撃を続ける柿喰う客だが、スケールの大きい名作「悪趣味」を堪能した身としては、早く中屋敷渾身の本公演が観たくてたまらない。
リズム三兄妹
岡崎藝術座
横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
満足度★★★
召田さんすごい!
召田実子さんの演技は、正しく体当たり!余人をもって代えがたい・・・とはこのことですねぇ。
ただ、この舞台の素晴らしさが分かる人はひょっとしたら少数派かもしれません。で、自分は、どちらかというと残念ながらそうした審美眼に欠けた多数派ではないかな・・・と、恐れおののいております。
好きよキャプテン
Theatre劇団子
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/02/24 (水) ~ 2010/02/28 (日)公演終了
満足度★★★
かなりの力業
『シアター!』を読んで興味を持ち、今回初見です。
熱血先生はいないけど、
昔懐かしい泣いて笑っての青春モノ。
ビジュアル的に高校生が厳しい方もいましたが、
2時間超を飽きることなく観ることが出来ました。
ただし、かなり力業の感あり。
それが魅力なのかも知れませんが
わたしはもう少し洗練されたほうが好みかも。
それと、叫ぶような発声がちょっと気になりました。
カラーの立派な無料パンフレットを頂きました。
特集の記事などもあり、これは結構嬉しい。
ネタバレBOX
桃子先生の手紙ではやられちゃいましたが、
最後のプリンスのエピソードはちょっととってつけたような感じ。
もう少しエピソードを整理して2時間以内に収まると良いと思います。
The Heavy User
柿喰う客
仙行寺(東京都)
2010/02/27 (土) ~ 2010/03/02 (火)公演終了
満足度★★★★
面白い!
「柿喰う客」に出ている方は他でもお芝居で観たことありますが、「柿喰う客」の公演は初観でした。一時間弱のこの作品、ツボに嵌る人にはとても面白く、入りで躓いた人には面白くないような気がします。私は、運良く最前列のど真ん中で鑑賞できたので、皆さんの動きと声にどっぷり嵌り、とても面白かった。アフタートークで中屋敷さんを初めてみましたが、事前のイメージよりも真面目な方に見えました。でも、演劇好きなんでしょうね。次回公演も観てみたいです
ネタバレBOX
アフタートークで中屋敷さん本人も言ってましたが、今回の作品のテーマは「音」ということで、音楽好きの私にはとても面白かった。こう言った感じの作品は大好きです。それと、今回は主役?の右手愛美さん、良いキャラで面白かった。ミニスカの喪服も演出らしいですが、嵌ってしまいました。