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東南大学物語~三人の作家による三つの話~

東南大学物語~三人の作家による三つの話~

遊々団★ヴェール

SPACE107(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

初日満席
3話オムニバスのコメディ。
若手役者たちは頑張って演っているが
どれもホンがイマイチな感じ。
演出も古さが漂う。
女優陣の流石なDANCEがもっと見たかった。

シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

とても素直に紡がれた物語
とても素直な語り口で、よくも悪くも、けれんなく物語が綴られていました。

ネタバレBOX

音楽との融合というコンセプトもそれなりに機能していたと思います。
ラストのシンフォニーは、確かにインパクトがありました。

ただ、逆にけれんのない物語展開に
観る側が流されてしまう部分もあって・・・。
前半ですでに、シューマンの世界との二重構造が明らかにされるので、
物語がその部分から十分に広がっていかない。

ズルがないというか、実直に組み上げられた物語が
それ以上の大きさを持ちにくい感じがするのです。
いろんな歯車がスムーズに回っているのですが
それらが噛み合う軋みが聞こえてこないというか・・・

もっと物語にメリハリを付けてもよいし
もっとけれんを使ってもよい。
この物語は、実はもっと熱を持ち人間くさく演じられても
良いような気がするのです。

発想にはふっと見入ってしまうものがあるし、
飽きることなく最後まで見終えてしまったのですが、
物語自体にも、役者のお芝居にも
もっとたくさんのものを観客に与える要素があるのに
おしいなぁと感じたことでした。

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ハチャメチャで笑えた!
ストーリーだけを一言で表現すると、すごい単純なのに、まー!色々と盛り込みまくって、ハチャメチャで楽しい1時間でした。

そもそも、ごく最近観たタニマチ金魚の「三日月に揺られて笑う」のオレノグラフィティさんが良くって、並行して稽古していたというこの公演も観に行ったのですが、オレノグラフィティさん、声が・・・かれてる?!
ちょっと大変そうでしたが、数少ないシリアス担当(笑)、頑張って熱演してました。

イヤホン解説付きも観てみたいなぁ。

Fw:『sakura咲く』

Fw:『sakura咲く』

Marmoset

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★

最初で最後かな
初日だったこともあるのだろうけど、何だかバタバタな感じ。特に、エンディングは最悪だった。ただの内輪盛り上がり的な内容で、期待しすぎたかも。

ネタバレBOX

話も脚本もOKだと思うけど、主宰の藤崎さんはじめ、客演の皆さんも、演技が?です。何でこんな内容なんだろう?残念極まりない。
僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

短くてさらによし。。
ずっと気になりつつようやく拝見しました。一人退団されたんですね。ちょっと残念。
セットとタイトルでなんとなくあらすじ等は予想できてしまったものの、それぞれクセのある人々で、楽しめました。
人格的に問題のある最低キャラが最高でした。
暗転やたら多かったのが気になりましたけども。。1時間ちょいのお話だったのでもうちょっと観たい感じはしましたが、仕事帰りの観劇にはやさしい短さでした。

ネタバレBOX

キャッツメイクだったんですね~わからなかった・・・
はじめ、完全に京劇メイクだと思ってました。

宮田さんが男ってのはちょっと筋的になくてもよかったかなぁと思いましたが、
タイトルの僕たちの失敗って、
ユカちゃん以外がみんな失敗したからってことなんでしょうか??

人が一人死んでるにも関わらず、
最後のニヤリが怖くなかったのが後味わるくなく良かったです。

ケータイへし折っていたのが毎回再利用していたのか気になりました。
「Rebirth /Reverse」

「Rebirth /Reverse」

風凛華斬

pit北/区域(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★

何を見れば・・・
演技は不自然で、交互に台詞を言うだけ。
ストーリーは意外性が無く、構成も雑で突っ込み所が多い。
特に演出らしい演出もない。

一体何を見ればいいのか分からない。

正しい街

正しい街

飛ぶ劇場

西鉄ホール(福岡県)

2006/10/07 (土) ~ 2006/10/08 (日)公演終了

「飛ぶ劇場」
最近「飛ぶ劇場」という言葉に敏感になっていて、見ていたのを思い出しました。「飛ぶ劇場」といえば、北九州の劇団ですよね。

「飛ぶ劇場」初見。
きららの宗さんが客演だったのですが、きららとも「すべての犬は天国へ行く」とも、また違った宗さんでびっくり!

ネタバレBOX

自分の置かれている現実の世界でも、
閉鎖的な状況は、こういう風になっていくよねー
と、思いながら見ていました。

すべてを支配しているようでいて、
実はみんなから都合のいいように祭り上げて利用されているだけ・・・
の教祖(?)が、哀れに感じました。

個人的には、内山さんの役に入れ込んじゃいます。
ゼロからはじめる

ゼロからはじめる

東京タンバリン

アトリエ春風舎(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

なんとも
面白かったです

WHAT A WONDERFUL LIFE!ver.2010

WHAT A WONDERFUL LIFE!ver.2010

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

群衆に酔いしれて・・

ギャンブル(競馬)で人生を狂わされた元・銀行員が
暴力団員になり波乱万丈な運命をたどる物語。

オムニバス形式でストーリーが刺激的に展開して
どんどん引き込まれていきました。

感動の2時間15分
笑いの要素もたくさん詰まっていて楽しめました。

やっぱりセレソン大好きです (^^)/

セレソンの芝居は・・
セレソンのフルメンバーで観たいです。

宅間さん・・豪華な客演ではなく
セレソンの劇団員が輝けるような演出を期待しています。

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

とんでもなくアホ!(笑)
もう前作より遥かにレベルアップしちゃってる緩さ!なんだ、こいつら・・。笑
今、思いだしても可笑しいしオカシイ・・。
第一、キャッツかと思ったし!笑

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

とある田舎の郵便局に強盗が押し入る。しかし、この強盗というのがいかんせん恐くない。一人はキャッツ。一人は何がしたいんだかよくわからない。見たからにアニメキャラ的なこいつらに強盗は出来まい・・。と踏んだのもつかの間、オレノグラフィティ扮するまことが本物っぽく強盗に押し入る。

つまりアニメキャラ二人の強盗だった輩は、この時点で局長と職員らと同様、人質になってしまう。笑)  しかもキャッツはさっきまでの元気いっぱいな気力から一気に脱力したカエルみたいなさま!まるで得体の知れない重力で押しつぶされちゃったようなナリ。

恐怖のあまり、おしっこをちびる局長や失神するキャッツ。そうして恐怖という言葉自体を知らないラーメン屋の翁!登場人物のキャラクターがいちいち可笑しいねんて!笑)  更に更に強盗まことだってそんなに怖くはない。そんなだから観客は「局に押し入った強盗」を観てる感覚ではない。「春日和に団子でも食べてる」ような感覚だ。

物語の序盤、局員のゆかが含み笑い(二ヤリ・・と)するシーンがあったが、終盤になって彼女がまことを動かし仕組んでいた強盗だったことが解る。結局薬局、用無しになったまことはゆかに殺され、世間からは犯人と汚名を着せられたまま、自害したという設定になってしまうが、ゆかは現金を段ボール箱に入れて実家に郵パックで送付する。というとんでもないサスペンスコメディ。

出演者全員のキャラ立てが絶妙!特にキャッツは良かった!それにしても・・・オレノグラフィティは前回「三日月に揺られて笑う」をザ・スズナリ で観たばかり。まだ10日しか経ってない。どんだけ出てんだっ。って話だよね。すんばらしい!

バカバカしくて緩い最高のコメディでした。
 Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】

快快

Vacant(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了

満足度★★★★

溢れかえる遊び心!
まるで、ティム・バートンを彷彿とさせるような楽しさ。だから、切なくもあり。そして、子どもに超お薦め! だと思ったんだけど、親子で観た人の感想が知りたいなあ~

19 ナィンティーン 春 〜旅立ち編〜

19 ナィンティーン 春 〜旅立ち編〜

経済とH

シアター711(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

リズム

リズム

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度★★

リズム?
初643ノゲッツー!
予備情報がなさ過ぎて、どんな心持ちで待てば良いか判らず
ドギマギしながらも、白組初日を観てきました。

結末の異なるストーリーを2組に分かれて演じているので、
一部の出演者以外は初日ということもあり、
緊張感のある中で一生懸命演じられていました。
イマドキのゆるい人間関係の中に時々ユーモアも見え隠れし、
クスっとさせられる箇所も若干あったり。

そんな中、見終わって思ったのは
「なぜ『リズム』なのだろう?」ってこと。
それから、なんだか惜しいなぁ、という気分だったかな。

ネタバレBOX

話はDVDレンタルショップの従業員控え室での顛末。
そこで働くバイトの女子学生が卒業制作のために監督する
控え室を舞台にした自主制作ドキュメンタリーの撮影風景と、
その撮影に参加する従業員たちの人間関係云々。

日常のよくある風景と、監督によって演出される非日常の世界とが
だんだんと入り交じるうちに思いも寄らない結末に向かう・・・
みたいなストーリーの根幹はうまく考えられているものの、
実際に観ていると、これらの境目がなにせ判りにくい。
途中から出てくる登場人物の本当の関係性なんかは、
結局のところ実際の関係性なのか、演出上の設定なのか
よく判らないまま終わっちゃったりもした感じで、消化不良な気分。

それから、出演者の技量の差が歴然だったように感じて、
時々興ざめしてしまったのも惜しかった。
男性陣はおしなべて好演。女性陣もキャリア積んでいるっぽい
方々は非常に安心して観ていられました。
気になったのは、コメディエンヌ担当っぽい人がいて
いちいちドヤ顔で(どや?私面白いこと言うてるでしょ?)
みたいな演技ばかりするので辟易してしまったこと。
あと、一生懸命なのは判るけど、劇場のスペースに対して
声が大きすぎる人とか・・・耳を劈かれる勢いでした。

・・・タイトルの理由、知りたいなぁ。


炎炎炎炎(えんえんえんえん)

炎炎炎炎(えんえんえんえん)

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★

エネルギーを感じるなら…コスモル!
私は良かったと思います♪エネルギーがすごい伝わってきて、こういうのって、なんていうか、ここに(=コスモルに)来ないと感じられないエネルギーっていうか。

今回は知人が参加してたので足を運びましたが、それ以前に普通に観劇に来た時も、割と衝撃を受けたのを覚えています。良いか悪いか?その時はもうちょっと若かったので(笑)判断つかなかったですが、今でもその衝撃は鮮明だったり。「コスモルといえば」というスタンスが非常にハッキリしているのではないかと。

アングラっぽいし、好き嫌いは確かに別れる作風だと思いますが、若手演出家コンクールで優秀賞を受賞したのは個人的に納得。好きな人には、クセになる感があると思います~~~

ふつうのにじ、のちのつきみ~spotlight ver.~

ふつうのにじ、のちのつきみ~spotlight ver.~

グローバルプロジェクト

フリースペース・カンバス(東京都)

2010/02/06 (土) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

大変面白かったです。
知人が参加していた為、観劇に。駅からだいぶ遠い劇場でしたが、それも気にせず帰路につけるほど。

三十路女子には身につまされそうな話ですが、あらすじを読むと「なんだか普通の女子芝居っぽい…???」という印象しか持てず。これがどうコスモル石橋さん流に料理されるのか、全然判らなかったです。が、蓋を開けてみて、やっぱり嬉しい裏切り!

ネタバレBOX

濃いはエグいわ女優の汗や菓子が飛び散るわ(笑)ずっしり心に響きまくり、の女子芝居でございました。

メインの女優さん達が殆ど初心者さん達だと聞いて、とっても驚いたのですが…そうか、ワークショップ公演ですものね。と納得。

メイン女優さん達は…本当に、当初はど素人さん達だったのかもしれませんが、それでも本番の舞台上では、キチンと「表現」が成立していた事に(もしくは、そう見えた所に)驚きました。
新人役者さんには物凄く物凄く大変だったでしょうけど;;;やっぱりそれは演出家さんの力が大きいんでしょうね~。

何はともあれ、拍手を送りたくなるような舞台でした。失敗が多かった回だったようですが、それを踏まえても、やっぱり面白かった。

観劇後「あれ、これ70分の芝居だったっけ!?」と話しながら帰る程、みっしり充実した時間を過ごせましたのです。
X星団の四囚

X星団の四囚

劇団上田

シアター711(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

ゲスト陣も豪華
客演してる時の劇団上田さんは「ショートコントが得意で面白い人達」という印象が強いですが、長編を見て「芝居もシッカリできる人達」という印象に変化。当然と言えば当然か…。

「劇団上田プレゼンツ」一連のショートコントは、翌日早速友人に振付で説明してみた次第。

あ、予約完了(御礼)メールに、劇場までの行き方が丁寧に書かれていたので、方向音痴の私にはとっても有り難かったです☆

ネタバレBOX

私も初の上田観劇でした。劇団上田といえばアチコチの劇団さんに客演多数…のイメージもあり、その繋がりのせいか?連日のゲスト陣のお名前も豪華豪華。そのゲストさんの魅力もあって(笑)足を運んだ部分もありました。私が観たのはひげ太夫さんがゲストの回で、客演の吉村さんがもの凄くイキイキしてたっていう…(笑)。

当初、オムニバスっぽい形式、が、私には解りにくく「ん?ん?」と、つい転換時から置き去り気味になってしまいました。トシのせいか、暗転が多かったせいか…。

いくつかのオムニバス設定の中でも、惑星調査隊が一番好きだったので(というか予告編で登場したから、彼らがメインなのかと思っていた)彼らの時間が若干短かかったのは個人的に少し残念。

劇団上田の、役者さん達の魅力は大変堪能いたしました!「コントっぽい舞台なのかな?」という予想に反して「結構マジメにお芝居してる!」という印象でした…。
マクベス

マクベス

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/03/06 (土) ~ 2010/03/20 (土)公演終了

満足度★★★★★

引き算の魅力が活きた
野村萬斎が最近演じてきたギリシャ悲劇ものや「国盗人」と比べても出色の出来栄えである。前作については、演技に彼の癖が出すぎていたため、私はあまり良いと思わなかったが、本作は、狂言とも共通する「引き算の魅力」が出ている。
萬斎は本作について「表現のうえでは狂言の『き』の字も感じさせないであろうこの演出作が、精神性や視点のうえでは狂言に通じるものが多大であるということは、自分自身でも非常に興味深い結論です」と述べているが、まさにその通りの作品です。余分なものを削ぎ落としながら、見事な構成・演出により、「マクベス」の世界を提示している。彼が狂言師だからこそ、演じ、演出できたと言えよう。
これを海外でも上演したいと思っているそうだが、海外でもきっと高く評価されるにちがいない。「マクベス」はさんざん観ている、あるいは、シェイクスピアは好きじゃない、興味がないというかたにもぜひ観ていただきたいと思う一作である。

ネタバレBOX

天球儀を思わせるオープニングの演出。天球から地球へ。「マクベスの地球」で起こった出来事をノンストップで見せていく斬新な演出。能の「邯鄲」のごとく、野望に満ちたマクベスの一生も天体の一部という虚しさが感じられる。終盤、紅葉が静かに散り始めるが、野望の血に染まりながら、朽ち果てていくマクベス夫妻の生涯を思わせる。魔女たちが最後にごろんと転がすがらんどうの人間の胴体のピースも虚しい。
マクベス(野村萬斎)とマクベス夫人(秋山菜津子)以外の役を、高田恵篤、福士惠二、小林桂太の3人で演じ分けていく。彼らが「悪魔のはらわた」のように蠢く肉体表現が秀逸だった。もちろん「3人の魔女」も彼らが演じるのだが、そのことにより、いつものような狂言回し役でなく、悪意のある道化師のごとく、まるで他の人物の正体も実は魔女であるかのような錯覚に陥るのが面白い。
萬斎のマクベスは、狂言師としての資質を生かし、役の性根をあますところなく表現し、しかもケレン味を感じさせないところが良い。秋山の夫人は安心して観ていられるし、舞台女優になるために生まれてきた人だと思う。官能的で強さと弱さを併せ持つマクベス夫人をよく表現している。たぶん正絹であろう衣裳の、袴のように硬く張りのあるフレアースカートがよく似合う。こういう衣裳は所作も含め、なまじの俳優だと着こなせない。
余談になるが、萬斎のことは水道橋の宝生能楽堂の終演後、母堂におぶわれて眠り込んでいた幼児のころより知っているので、昨今の活躍ぶりには感慨深いものがある。本業の狂言においては、わかりやすく演じようと思うあまり、「余分なものをくっつけすぎ」と感じるときがあり、狂言界の大御所的存在の演者からは「萬斎君は解釈をまちがっている」と断言されるほどで、この点においては私はまったく同感であり、どちらかと言えば、萬斎の狂言については否定的な見方をしている。彼の演技は狂言師というより、松羽目物を演じる歌舞伎俳優に近いときがあるからだ。それが彼の「華」であるという見方もあるが、評価の分かれるところでもある。
さまざまな演技表現を経て、萬斎が老境に達したとき、この「マクベス」のように余分なものを削ぎ落とした狂言を演じてくれることに期待している(残念ながら、そのとき、私はこの世にはいないだろう)。
シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

狂、
クラシックの知識がまるでない私にでも、とても美しいと感じた素敵な舞台でした。ロベルト・シューマン、彼にとても興味がわきました。

ネタバレBOX

冒頭のシューマンとクララの手紙のやり取りのシーンがとても好きです。
綺麗な言葉でつづられた文章、どこか、感情を抑えているような。

そして、芦屋と奥さんの演技にとても心を打たれました。
あと社長さん。チャイナドレス、お似合いでした。


ただ、途中私の集中力がちょっと途切れました。
長いのかな?


クラシックと舞台の融合、とのことですが「融合」という形で成り立っているかと言われればどうだろう。
確かに題材はシューマンであるし、曲も流れているけれど。
このような形を昇華させながら、もっとこの劇団でしかできないようなクラシックの取り入れ方をみつけてほしいと思う。


スタッフの方々がとても丁寧で好感を持ちました。

次回も楽しみにしております。
ミツバチか、ワニ

ミツバチか、ワニ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2010/03/04 (木) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★

まあ
観てきました。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

満足しました
プレビュー公演に行ってきました。人が集まって、誰かを選ぶ、あるいは何かを決めるというよくある設定なのですが、その経過が丹念に描かれていて、飽きることなく、楽しめました。最近観た芝居の中ではピカイチの出来です。また観に行きたいです。

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