最新の観てきた!クチコミ一覧

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鼻唄ビーバップ

鼻唄ビーバップ

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

役者の個人技を前面に出す。
 相変わらず、エンクラの芝居は安定して面白い。今回が初演出の内田明伸はエンクラの伝統を守りながら、随所に新鮮な表現をプラスしていっていた。そして役者の持ち味を生かしながら、全体としてのストーリーをまとめあげている。

 ストーリー的には破綻している部分が多々あるが、中心的な役者の技量が高く、個人技で客席を引きつけ納得させてしまう。大したもんだ。本筋のストーリー自体の深さはそれほどでもないのだが、役者個々の持っているものが深いので、結果として奥の深い作品に仕上がっている。

 500円は安い。安すぎる。

 役者では佐藤あい子の成長が著しい。彼女にしか表現出来ないスタイルで、独特の魅力を発揮しだした。ラスト近く、彼女が新(あらた)に愛情表現をするシーンは名シーンとなった。

クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

あんなに
間近で舞台を見るのは初めてだったので、ドキドキ・ソワソワしてしまいましたが楽しかったです。

背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

文句なく5つ星!
 いつもコマツ企画の作品は頭がおかしくなりそうなくらい深く、精神分裂になりそうなほどに素敵なのだが、特に今回の作品はひねりにひねった作品だ。男性4人のみという少人数だが、コマツ企画の場合、少人数で企画員をたっぷり見せる方がいいと思う。今回はコマツの役者陣が実力を見事に発揮し、彼らがいかに変なやつらであるかを再確認した。(もちろんいい意味で。)それが素敵だった。

 そして出来るなら一度小松美睦瑠(こまつみつる改め)の頭の中を覗いてみたい。きっと他の人の百倍入り組んでいて、百倍どろどろしていることだろう。天才が作った作品に凡才が批評をすることなど筋違いだ。ただ、5つ星を献上して、感謝の意を述べるだけだ。

ネタバレBOX

 最後のどんでん返しも見事だ。まさか鞄の中にあんなものが入っているなんて。そしてクライマックスの歌、絶妙のはずし具合だ。あれ以上はずしたら、聞いてられないし、あれ以上うまく歌ったら魅力がない。さじ加減の見事さが随所に感じられ、

欠点をあげるとしたら、小松美睦瑠(こまつみつる改め)が出てないことくらいか。
もうひとつだけ

もうひとつだけ

デッドストックユニオン

ウッディシアター中目黒(東京都)

2010/04/07 (水) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

久々に
楽しい時間を過ごさせていただきました。
会話のリズムとテンポを重視しているので、安心して観劇できました。
器用で基本力の高い役者さんが多かったので勉強になりました。
また楽しみにしています☆

絢爛とか爛漫とか

絢爛とか爛漫とか

祈プロデュース

劇場MOMO(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

最後のリーディングは必聴。
有名な戯曲で、色々な座組みで上演されているので、演者の皆さんにはかなりのプレッシャーだと思います。
私が拝見したのは、モダンガール編でしたが、いいですね。

ちゃんと大正から昭和の、モボモガ達が闊歩した時代に連れて行ってくれます。
昔、祖母に聞いた銀座界隈の話を思い出しました。
特に3幕目以降は、客席も演者さんもスッーと物語の世界に入っていったのが分かります。

私のお薦めは、最後のリーディングの部分ですね。
情景が目に浮かびます。

今夜は満員でした。
あと一日ですが、カンパニーの皆さん、お怪我の無い様に。

背伸び王(キング)

背伸び王(キング)

コマツ企画

小劇場 楽園(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

今回も面白い!
毎回違う演出スタイルに意欲的に挑んでいくコマツ企画、小松さん。

今回は楽園の使いづらい舞台でどうなのかと楽しみにしていたけど、ほぼ素舞台でイスが4つあるだけの、役者の実力を信頼した演出でしっかり楽しませていただきました。

約75分。

ネタバレBOX

いつも新しい演出に取り組むコマツ企画ですけど、今回は4人の役者が細かくお互いの立場を入れ替えて演じあいながら、それぞれの個性と人生を浮かび上がらせていて、見事でした!

役者の力量がないとできない事をサラリとやってのけてくれる、劇団員への信頼があるからこそでしょう。
もうとにかく役者さんから目が離せない。

浦井さんの変態な感じや本井さんの人の良さそうな、でもボケた感じ、川島さんの常人離れした感じ。
それもが濃くて、それが妙にズレた脚本の中で絶妙に活かされてました。
残念なのは、佐野さんが他の役者陣に押されて浮いてたかな、と言うと事。
まあ、そういう役だったから仕方がないのだけど。

ある空間で目覚めた男。
先に目覚めていた男がひとりと、倒れている男がふたり。
そんな彼らが死後の国へ旅立つ直前のグレーゾーンな世界で自分を見つめなおす話。
ストーリーと呼べるものはほぼないのだけど、それでも実は最初からしっかり伏線を張りつつ、最後に落としてくれる巧みさ。

同じものは二度と見れないので、コマツ企画は毎回見ておかないと。
PerformenⅤ~Purgatorio~

PerformenⅤ~Purgatorio~

電動夏子安置システム

ザ・ポケット(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

高IQ演劇
当劇団初見。
またまた、新しい可能性に出会うことができた。

「知恵」を手に入れたことで、神から「命の終わり」を与えられた人間の自分探しの旅を縦軸に、横軸にそのことを論理的に説明するために組み込まれたロジックコントの組み合わせ。

極めて論理的であるがゆえに、その構造の妙味を理解する者とそうでない者でぜんぜん評価が分かれる作品であろう。

もちろん個人的にはたいへん楽しめる舞台であった。

ネタバレBOX

「人間は(神)の操り人形である」か否かという哲学的寓話を主題として、そのことを説明するがために、いくつものコントが展開される。

哲学的寓話に焦点を当てて理解しようとするか、アンジャッシュ、ラーメンズかのようなコントに焦点を当てるかと楽しみ方も全く異なったものとなろう。

私は哲学的寓話に焦点を当てて観劇した。
その結果、論理的コントが、単体ではそれぞれすばらしかったものの、寓話の証明として使う観点からは少々饒舌に感じられた。

どちらに焦点を当てるかは観客が選ぶべきとの作演の考え方かもしれないが、もう少しどちらかに焦点を当てて構成すればより完成度の高い作人となるのではないだろうか。
もちろん、私は寓話を主軸にしてほしいと願う。

演者では、客演の小玉久仁子が良くも悪くも「ホチキスの小玉」のままであり、安心してみていることができた。
石井千里もまた、いつもの中性的な雰囲気が素敵だった。
L0VE The World 2010

L0VE The World 2010

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

日韓「LOVE」
笑顔、笑い声、歓声、ダンス、「LOVE」 争い、それぞれの世界。魅入りますね。

ネタバレBOX

夏目さん、正に日本代表的な存在感あり。
見えそうで見えない

見えそうで見えない

パセリス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★

3度繰り返される同じ話
確かに最初に台本の朗読劇あるのは面白いが、
場面説明がその1回だけで、後は無いというのは「どうだろう?」。
繰り返したことで、話の時間軸や骨格は理解できたが、
肉付け部分が、ボロボロと無さ過ぎのような気もしました。

ネタバレBOX

結局なんでか、モテてる主人公君が再婚での結婚式で貧血起こした。
という話を、いろいろ時間前後して見せているのだが。
観客の視点が、ずーっと第3者よりも、観客・男の子・女の子・その他などと、
変えて見せるほうが面白くは、なったのではと思いました。
台本まで配っての朗読劇は、必要あったのかな?
舞台の設定説明省くための方便かな?
実験的要素が多すぎる劇といえました。
PerformenⅤ~Purgatorio~

PerformenⅤ~Purgatorio~

電動夏子安置システム

ザ・ポケット(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

シュチエーションを上手く変えていた
普通に見れる場面をフィルムの2重撮りのように重ねる事により、
笑いと深みをかもし出していました。

ネタバレBOX

2つぐらいなら良かったけど、最初の3つ重ねの操りパフォーマンスは、
結構観にくく思ったりもしました。
2つは物足りないかもしれませんが、そこは見せ方でとして欲しかったかな。
それと繰り返されることによる笑いは、長さが長くなるとクドクなるので、
飽きるのも早くなり、適度な長さにCutする必要もあるのでは?
と観ていて思いました。
見えそうで見えない

見えそうで見えない

パセリス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

見せ方
見せ方の違い・・・でもあんなに同じことを繰り返す必要ってあったのか。
想像力の乏しい私には何を伝えたいのかわからなかった。

谷間の女たち

谷間の女たち

桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2010/04/18 (日) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

桜美林大学、スゴイ!
いやー、よかった。これ、日芸や桐朋、ましてや新国立の研修生の公演より、俄然クオリティが高かったのではないかと思う。

これを演出した森さん、出演した俳優、また企画を推進した大学関係者たちに脱帽である。

大学で行われる演劇作品に、これだけのクオリティがあれば日本の演劇は全然問題ないんじゃないか、とか思ってしまう。

ただ、クオリティが高かっただけに、演出面で批評しなければならないことがあると思いましたので、色々と書きました。

(以下、ネタバレへ)

ネタバレBOX

(同様の内容をブログにも載せています)
http://blog.livedoor.jp/gendaikikai/archives/51028494.html
さてさて、ベタ褒めを先にしておいて、一つ批判をしなくてはならない点がある。

この劇の背景は1970年のチリの社会主義政権立ち上げ時の紛争である。

1970年という年代が何を意味しているのか、チリという場所が何を意味しているのか。それをもう少し考えられたのではないかと思う。

当日パンフレットには「遠い」と書いてあった。確かに「戦争」や「紛争」という意味においては、今の日本のアクチュアリティからだいぶかけ離れてしまっている。

僕らがこういった紛争をテーマにした劇を見ても、思い起こせるのは第一次大戦時か、第二次大戦時の日本である。私たちは満州を(チリにおけるスペインのように)占領しようとした歴史を持っているし、アメリカに原爆を落とされて被害者になるという歴史も持っている。

だが、これらは1950年以前のことであり、劇中に出てくる「20世紀」という言葉からはかけ離れてしまっている。

だから紋切り型の紛争として扱われても、私たちには「過去に、自分たちとは関係のない国で起きた戦争」に見えてしまう。

けれど重要なことは1970年という、私たちが戦後復興を目指してきた、まさにその時代に起きたということじゃないのだろうか。

劇中にある「搾取される国があるから、搾取する国がある」(記憶があいまいです)みたいな台詞は、「第三世界は身近に存在するのだ」という臨場感を持って迫ってくるべきだったと思うのだ。

そうすることで、私たち(日本)が加害者であり、同時に被害者でもあるという立場を述べることになったのではないかと思う。

(・・)
次に、チリという立地についてである。

私たちはいままで、アメリカに追従する形で文化の面で、社会システムの面ですごしてきた。チリも同様にアメリカという大国を隣に持ちながらすごしてきた。

演出家が当日パンフレットで「遠い」と形容したのは、おそらく紛争のことであろうが、こうした「西欧とは違う論理で動いている国」という意味においては、日本だって十分にオリエンタルな国だし、異国なはずである。

しかし、劇中で「女たち」は自然児として、論理を持たない独特の共同体としてしか描かれていなかった。

もし、これが西欧や資本主義システムへの批判となるならば、「被害者である」という意識から抜け出す必要があるのではないだろうか。

演出や演技法の面で、ことさら「これは社会問題です。きちんと考えてくださいね」というリアリズムお決まりのパターンで僕らに「退屈さ」を強いる。

ここまで「退屈な劇」にするということは、それだけ重要な「社会問題」ということなのだろう?(これは皮肉です)

けれど、観客席に座っている私たちは、平和な観客であり、戦争を知らない近代人なのである。

また上演する俳優たちも、大学という温床で育っている平和な近代人なのである。

その近代人が、自然児に一体何を見ればいいというのか? 私は、この演出からは「第三世界は絶望的だ」「第三世界は私たちの英雄だ」というメッセージしか伝わってこなかった。

本当にそうなのだろうか? そこには、「日本人は先進国である」というオリエンタリズムが発動してやいないだろうか?

……前置きが長くなってしまったが、「日本は先進国である」というプライドは捨て去るべきである。韓国に譲る部分もあるだろうし、中国を抜きにして考えることはできない。ましてや、日本人はまだ東南アジアとさえ友好を築けていないのだから。

ヨーロッパ、アメリカに追いつけ追い越せではないだろう。アジアの中でぬきんでた経済大国であることは間違いないのだから、私たちが失ってしまった「文化」というものを、他のアジアの国が失わないために教訓を残すべき立場のはずだ。

それを、「チリの紛争」を描く際に「第三世界が私たちの英雄だ」なんていうぬるま湯に浸かったような演出でよかったのだろうか、と思う。

それこそ、新劇人の悪い進歩史観であり、新劇人の誤った近代史観なのではないか。

この劇によって「私たち(日本)と、チリは同胞である」という立場から、アメリカ主義や進歩史観とは異なったユートピアを描けたのではないだろうか。

今回の演出では、「紋切り型の紛争劇」として、「ユーゴスラビアであっても、日本であっても、ドイツであっても、どこだって紛争や戦争であれば変わらなかった」とさえ受け取れてしまう。森新太郎はそれとも栗山民也や鵜山仁の真似事をして満足したのだろうか?

私は、こういった立場は非常に気に食わない。日本がいつ先進国になったというのだろう。日本がいつアメリカを差し置いて世界の中心になったとでも言うのだろう。

私は、そのオリエンタリズムとは決別する。

劇そのものは非常によかったが、この劇が日本人私たちの肌に合うようには演出されなかったし、「私たちの財産」として『谷間の女たち』が名を残すはずのチャンスを無駄にしたといいたい。

(・・)
最後は、多少辛らつかもしれないが、劇のクオリティが高かっただけに、演出面の脆弱さ(これは演出家だけの問題ではない)が露呈してしまったように思う。

「劇の内容」にまで踏み込んでクリエイションができるような制作体制(特にドラマトゥルク)、観客のリテラシーを問いたいところだ。
healthhhhhhhhhhy!!!

healthhhhhhhhhhy!!!

チェルシイとバニーガール

千種文化小劇場(愛知県)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度

うぅ~ん
予定にはなかったが、客演として少年ボーイズの中内こもるが出演するとのことで、当日朝、急遽、観ることを決め会場へ…

が!
ほぼ開場時間に到着したのに、当日券での入場は、開演10分前だと

フライヤーにも、ウェブサイトにも、そんなこと一言も謳ってない

さすがに「カチン!」ときたが、そこでキレて帰っちゃうのも大人げないので、渋々待って、腹立ち半分で入場

ネタバレBOX

なのに、そこまでして観た芝居はと言うと、本編前のおふざけから、何ともかんともグダグダの極み

つかみがNGだと、大概、その後もダメな場合が多いが、案の定…

客演・ゲストを含め、総勢29人は多すぎる
不要なシーン・演出がてんこ盛りの2時間はあまりに長い

テーマなり本筋なりは、決して悪くないんだから、出演者を半分にして、80分位にまとめれば、それなりに観れる舞台になるんじゃないだろうか…と

それにしても、学芸会レベルの舞台で、2,300円ってあり得んでしょ

救いは、ストーリーに関係ないけれど、こもるが面白かったこと
先週のニットキャップ公演 に続き、2週連続でスタッフとして入っていたぺんぺんの顔を見れたこと…


いろんな意味で疲れた。。。
クローバー【終了】

クローバー【終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

レンタルスペースさくら・中目黒(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/26 (月)公演終了

満足度★★★★

開演前と後でガラリと変わって…
中目黒のお洒落なスペースで、カフェオレなど頂きながら、役者さん達とも歓談しながらの「ゼロ場」…のように思ったのですが・・・

開演後はとても意外な展開!ある意味とても演劇的!

なんか、ひさしぶりに、「お、こりゃ元気だな!」と思えた劇団でした。
これから是非追いかけさせて頂きたいな(ま、勝手に)。

ネタバレBOX

青年団風の「ゼロ場」がカジュアルになったものだとばかり思い込んでいたので、てっきり現代口語演劇風の作品が始まるのかと思ってたのですが、実際には全く違う展開でした。

音楽ボリューム上げての開演、狭いスペースに関係なく舞台風のセリフ、壁面がガラス張りで外から丸見えなのにあえて暗転、でダンスシーンまであって、ケレン味もあり!

さらに言えば、前半のポップな感じの芝居が、後半からちょっと深みのある流れになって、ストーリー自体もうねりがあった感じ。

いや、こういうのは好きです!
BLUE/ORANGE

BLUE/ORANGE

シーエイティプロデュース

ワーサルシアター(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★★★


10倍のチケット代を出しても惜しくない。

奇妙奇天烈ファンシーハウス in大阪 (公演日は24日!15時と19時からです!!)

奇妙奇天烈ファンシーハウス in大阪 (公演日は24日!15時と19時からです!!)

劇団ぎゃ。

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/04/24 (土) ~ 2010/04/24 (土)公演終了

ぱわーあっぷ!
ぎゃ。の舞台を観るとその潔さに恐れ入る。
扇貝での初演はなんとなく暗くて狭い空間での恐さが
これはマニア向けのコメディホラー?という感じだったのだが、
少々広くて明るいぽんでは衣装もすごくきれいで、ダンスや歌が映える
楽しい作品になったかと思う。
今日は若干押され気味になったけどね・・(^^;;

ネタバレBOX

富田さんの歌がとても素晴らしかった!声がいいんだよな~(*^^*)
もちろん、雪絵さんもエミさんもちかさんもステキ!!!
1日限りなんてのも潔いっ!!
ブラッド・ブラザーズ

ブラッド・ブラザーズ

東宝

博多座(福岡県)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/28 (水)公演終了

良かったー(--、)
半月じゃなくて1週間しかない公演。良かった、見て。
武田×岡田のミッキー、エディで観たが実にはまりの役で
せつなさ、辛さが胸に迫ってきた。下村さんのナレータや
金さんのお母さん役も四季では見られなかったくらい自由で
感動した。

真っ盛り

真っ盛り

手作り工房錫村

タイニイアリス(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★

初見
ようやく観に行く事が出来た。次回も楽しみ。

リングワンダリング

リングワンダリング

Monochrome Plus

シアター風姿花伝(東京都)

2010/04/22 (木) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

満足度★★★★

幻想迷宮を彷徨う感覚
一口で言えば「幻想迷宮を彷徨う感覚」。夢や記憶など意識下でのストーリーという雰囲気が巧く表現されていたと思う。
また、序盤では「不思議の国のアリス」、後半で「ビューティフルドリーマー」、全体的に楽園王+の作風を連想。
あと、照明によって様々に表情を変える舞台美術も見モノ。

武蔵小金井四谷怪談

武蔵小金井四谷怪談

青年団リンク 口語で古典

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

満足度★★★

続けてほしいシリーズ
ハイバイの岩井秀人による「口語で古典」シリーズの第2弾。
今回は2本立てで、前半は「四谷怪談」を現代化した4人芝居。後半は落語のいわゆる「廓噺」を、作者が大阪の風俗店(@飛田新地)で体験した話に置き換えての3人芝居。

ネタバレBOX

「武蔵小金井四谷怪談」
四谷怪談のあらすじを奥の壁に映写しながら、それと微妙に対応する現代劇が舞台に展開する。恋人役の古屋隆太と荻野友里。荻野の父親役の猪俣俊明。古屋による父親殺しを目撃して、それをネタに彼を脅迫する端田新菜。古典のストーリーがうまく現代劇に重なっていて、このまま最後までずっとやってくれればいいのにと思ったが、実際には端田に脅されて古屋が第2の殺人を犯すあたりで原作との関わりは消えてしまい、再び最初のやりとりにもどって同じ出来事が別の角度から新たな真相を交えて描き直されるという展開になる。そこはハイバイの名作「て」で使われたのと同じアイデアだなと思う。
個人的には最後まで原作をなぞる形で現代化された芝居を観たかったので、途中から二重構造になってしまったのがちょっと残念だったが、それでも役者4人の演技が抜群に面白かったので別に文句はない。
「口語で古典」の1作目「おいでおいでぷす」といい、2作目の今回といい、父親殺しが作品の重要なモチーフになっているが、これは「て」で描かれた作者岩井秀人の複雑な家庭環境の反映と見なすこともできる。

「落語 男の旅 大阪編」
こちらは山内健司、石橋亜希子、猪股俊明の3人芝居。大阪の風俗店に男3人で訪れた作者自身の体験談という体裁で話が進行する。一応、山内が作者の岩井役。男3人の話なのに、女優の石橋がそのうちの一人を演じるというのが強引というか、人を喰っている。石橋は結婚後初の舞台らしい(おめでとうございます)。出演者は3人だが、風俗店の女の子や付き添い?のおばさんなど、出演者の数を越える人物が登場する。そしてそれを役者3人ですべて演じてしまう。しかもきちんと役を分担するのではなく、かなり恣意的に役をシャッフルして演じる。店の女の子とおばさん、そして客の男。これを二人で演じたり一人で演じたり。この辺の入れ替わりはかなりめまぐるしい。観ているうちに思ったのは、以前、岩井秀人が役者として出演したことのある多田淳之介の「3人いる!」という芝居。あそこでも役者と役がかなり複雑に入れ替わっていた。
落語というのがもともと一人でいろんな役を演じ分ける芸なので、役者3人で役を演じ分けたからといって、それで落語を上回ったとはいえない。個人的な感想としては、落語を演劇化するなら、やはり役者も一人芝居で演じてこそ、落語の芸に拮抗したといえるのではないだろうか。

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