
北と東の狭間
JACROW
サンモールスタジオ(東京都)
2010/05/07 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
迷った末
ここでの評判が高かったので、予定が末詰まっていたが、見に行った。中身は濃く役者さんの演技もすばらしかった。JACROWさんのは初見であるが、今後も期待できる。

テレビが一番つまらなくなる日
劇団 東京フェスティバル
シアター711(東京都)
2010/05/11 (火) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
背中を押す
この舞台観終わって、横のお客さんが「次の選挙が楽しみだね。」
って言ってたのが印象的でした。
今回は民主も自民も第3極も微妙なかで、この舞台を見て、選挙に行こうと背中を押した舞台が素敵でした。
お客さんになんからかの影響を及ぼす舞台はいいです。
次回も期待したいです。

「やすしくんへ」
RISU PRODUCE
NTT夢天神ホール(福岡県)
2010/05/19 (水) ~ 2010/05/19 (水)公演終了
満足度★★★★★
初めての
初めてのRISU PRODUCE。ほんとに観に着てよかったと思う公演でした。ほんとにほんとに良かったです。

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~
劇団三年物語
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
スカッとしないが熱さは変わらず
個人的に苦しい題材なので(内容がダメなんじゃなく、痛いところ突かれるという意味。オフィスの澱んだ空気とかそこでの怯えだの空威張りだの、笑いのめせるだけの余裕がこちらにない)いつもの笑いはなかった。もちろんと言うか最後まですっきりともしない。
それでもテンポと役者さんの熱演は言わずもがななので、三年物語が好きならば問題なくお勧め。

プランクトンの踊り場
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
流石前川
シンプルな舞台であれだけの空間を
想像力膨らませて楽しませてくれるなんてスゴイです。
現時点では今年最高作品でしょう。
場面転換の早さ、心情の写し方、ホラー感、
どれをとっても素晴らしい、としか言いようがない。
もう1回観たいな。

スイングバイ
ままごと
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/03/15 (月) ~ 2010/03/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
ビルの記憶
悔しいことに「わが星」は観に行けなかったので、これがままごと長編初観劇。
好きだ嫌いだという以上に、ままごとの言葉の温度と見据える視野は自分の感覚のあどけない部分ににしっくり馴染んで心地がよい。そして観終わって充足感がこぽこぽ沸き起こる幸せな空間の作り。
これがこれだけ面白くて、じゃあ皆の評価が高い「わが星」は一体どんだけなんだと今からワクワク期待が高まって仕方が無い。
「わが星」待ち遠し。戯曲は買いたいけど公演まではぜったい読まない!

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~
劇団三年物語
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
違う雰囲気ながらも
いつもの三年物語と違う雰囲気を感じ、また見せながらも、三年物語の色(何と言われると説明しづらいのですが)はきちんと感じられました。
無理して笑わせてる部分が若干ありましたが、大体の笑わせるところは自然と笑ってしまいました(笑)
面白かったですし、楽しかったです。

暴くな
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
こんなに!
雲龍バージョンを観劇しました。劇場内でとことん暴れまわってやろうという心意気がひしひしと伝わってくる意欲作といった感じでしょうか。役者の方々もいつも以上に体張ってますね!

『あぁ、自殺生活』 ~ ありがとうございました。次回は下北沢楽園にて6/1(金)&6/20(日)に上演致します。
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/26 (水)公演終了

『あぁ、自殺生活』 ~ ありがとうございました。次回は下北沢楽園にて6/1(金)&6/20(日)に上演致します。
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/26 (水)公演終了

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~
劇団三年物語
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
三年物語はハズレの無い劇団ですが、今回も面白かった。
笑いどころも沢山ですが、思わずゾクッとする怖い演技やエッチな台詞も・・・
また観に行きます。

2人の夫とわたしの事情
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい!
いや~形が何であれ、観る側に
楽しみを十分に与えてくれた点は評価しなければならないでしょう。
まぁ、ただ、KERA作品、ここのところ、3時間ものばかりですよね。
もう少し短くならないかな???

暴くな
INUTOKUSHI
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2010/05/15 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
元気とはこういうことか
犬と串を見ると、いつも奇妙な清々しさを感じるのだ。日常の中でいつも僕らを縛っている、ある種の抑圧的なルール、なんだかよく分からないけどそこに確かに流れている空気。「ちゃんとしなくちゃならない」「波風を立てないことが損をしない生き方だ」……犬と串の芝居はそうした退屈で憂鬱な日常を、毒々しい笑いで包みながら、全力で吹き飛ばしてくれる。良い意味でなんでもアリとはきっと、こういうことなのだろう。
今回の芝居のタイトルは『暴くな』。最近何かと世間を騒がしている相撲を題材に、役者たちの肉体がはじけ飛ぶ。
「真実」よりも「1000%エンターテイメント」の方が面白いに決まっている。

アストライアの天秤
オフィス・ワンダーランド
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/05/14 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
前半がややまだるっこしい
審理する事例が面白いし、裁判員制度について考えさせられるし、終盤は『12人の怒れる男』なみのスリルがあるし、でかなり満足したが、前半がややまだるっこしい。
法律用語などの説明などもあろうが、あと20分スリム化して105分程度に収めることができていればもっとスッキリしたのではあるまいか?

アストライアの天秤
オフィス・ワンダーランド
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/05/14 (金) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

勧進帳
木ノ下歌舞伎
STスポット(神奈川県)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/17 (月)公演終了
満足度★★★
歌舞伎の現代化
初見。評判がよさそうだし、横浜へ出かけるついでもあったので見てきた。
歌舞伎の勧進帳を杉原邦生が現代風に演出したもの。杉原はたしか去年、こまばアゴラ劇場でやった「キレなかった14才♥りたーんず」の参加メンバー。
いっぽう監修の木ノ下裕一は京都を中心に活動する歌舞伎好きの演劇人。アフタートークや客入れのときにも場内にいたので初めてその姿を見たが、こちらが予想したのよりもずいぶん若い、歌舞伎オタクと呼びたくなるような演劇青年だった。
古典の現代化といえば、東京デスロックの多田淳之介がシェイクスピア作品を演出したのが思い浮かぶ。アフタートークでの木ノ下の話によると、シェイクスピア作品でやるような現代化が、歌舞伎作品ではあまりやられていないので、そっち方面をめざしたのだという。
STスポットにはこれまでほんの数回しか来たことがないが、スペースを縦長に使っているのを見たのはこれが初めて。中央に歌舞伎の花道を思わせる舞台があり、その両側が客席。舞台の中央に柿色の線が引いてあり、そこがいわば安宅の関。
現代化の特徴をいくつか挙げると、まずは関所の番人である富樫と番卒2名が現代青年であったこと。また番卒を演じる二人の役者が義経側の山伏2名を兼ねていたこと。義経役は女性。弁慶役はアメリカ人。口調は基本的には歌舞伎に準じているが、勧進帳を読み上げるところでは英語を使い、ところどころで日本語の日常会話をしゃべっていた。
アフタートークでもう一つ興味深いと思ったのは、約2ヶ月の稽古期間のうち、前半の1ヶ月は「勧進帳」のDVDを見て、歌舞伎役者のしゃべりと動きをひたすらコピーしたということ。そして後半の1ヶ月で、演出を入れてどんどんそれを崩していった。このやり方が作品全体を通して非常に効果的だったのではないかと思う。

今宵 片眼は死に場所を探す
Island
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/05/13 (木) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★★
構成に妙あり
たぶん脚本を書いて演出も手がけた今泉さんが一番楽しんでいたのではないかと思われるほど、登場人物に色をつけ、しかけを駆使した、なかなか面白い劇だと思いました。
占いに支配された中国にある、とある国の、豪族の家に起きた、二つの「毒殺」 (?)事件の真相が、占い師により徐々にあきらかにされていく。
終盤になって、展開はやや煩雑になっていきますが、それでも役の一人一人に彩りを加えるためには納得できる範囲。
最後まで眠ることなく、楽しませていただきました。
役者さんもまだ若く、これから伸びていく劇団だと予感できました。
一つだけ、不満。
それは劇団の年齢構成です。みなさん、若くて・・・
それはそれで、活気、元気が豊富なのですが、一人でも二人でも「年長者」が欲しいと思います。
今回の劇にしても、台詞のテンポがみな速くて、同じ調子なのです。(ラウにしても、ゆったりとした台詞なのですが、会場を重くはできません)
ここに、齢を重ねた俳優が一人でも入っていたら、もっと味のある雰囲気になったのにと思いました。
それは、公演を重ねていくうちに、「客演」という形で解消できるかなとも思いましたので、あまり心配はしていませんが。
次回の公演も楽しみです。

「ユー・アー・マイン」
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2010/05/12 (水) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

シュシュが見た最後の夢
メガバックスコレクション
荻窪メガバックスシアター(東京都)
2010/05/05 (水) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

「ユー・アー・マイン」
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
駅前劇場(東京都)
2010/05/12 (水) ~ 2010/05/16 (日)公演終了
満足度★★★
シチュコメの教科書。
どうにかしなければならない状況下において困難を回避するために交される確信犯的な嘘。
嘘を物語るために、段取りを取り決めるひと、嘘をつくことを任されるひと、勘ちがいをして参加してしまうひと、嘘に騙されるひとたちの会話のなかから丁寧に紡ぎだされる笑い。
蜘蛛の糸のように複雑に絡み合った相関図も去ることながら、人を笑わせること、人に笑ってもらうこと、人が笑うことについて論理的に考察し、緻密に計算されたまるでシチュエーション・コメディのイロハを網羅する教科書とでも言うような趣きのある脚本と演出、すれ違う人間のおかしみを全力で演じる役者陣がとにかく素晴しい。またセット、挿入曲、衣装などのスタイリッシュ感もグッド。ただ、意外と浮足立ったキャラクターやベタなギャグで突っ走っているドタバタ感があり、少し違和感を感じてしまった。また中盤以降、実は○○だった。と続く種明かしは、これまでのパターンからある程度先が読めてしまうためにだんだん驚きが薄れてしまい、そうかといって登場人物たちの感情の変化がイマイチ伝わってこず、物語にイマイチのめり込めなかった。しかし最後まで笑わせよう、楽しませようとする団体の意向はひしひしと伝わってきた。コメディというフォーマットに乗せて重厚な人間ドラマをも絡み合わせたらきっともっとすごい作品が生まれるようにおもう。次回作に期待したい。