最新の観てきた!クチコミ一覧

160661-160680件 / 191713件中
ファウストの悲劇

ファウストの悲劇

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/07/04 (日) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度

私的には、蜷川芝居過去最悪作品
以前、私の酷評の書き方が過激過ぎて、感動された方を御不快にするのでは、と、御意見頂いたことがありますので、先に「、ごめんなさい」とお詫び致しますが、これは、あくまでも、私の感じ方で、この芝居に感銘を受けた方に、異を唱えるつもりは全くございませんので、御理解頂ければ、幸いです。

もう、何と言うか、まるで、演出家の独りよがりな贅沢三昧の余興に、3時間弱、延々とお付き合いさせられたような気分でした。
とてもとても、ひたすら残念でなりません。

キャストと言い、制作費と言い、あまりにも無駄遣いに過ぎる気がします。
肝心の「ファースト」のお話は、ほとんど何も胸に響かないままでした。
客席を過度に使い過ぎなのにも、疑問を感じました。
あれでは、1階席のお客さんは、舞台に入り込めないのではないでしょうか?
何だか、アイデアだけが先行し、内実が伴わない舞台で、かなり落胆しつつ岐路につき、もう蜷川さんの芝居は観なくてもいいかなと思い始めています。

ネタバレBOX

萬斎さん、もちろん、朗々と響き渡る声で、気持ちは良いのですが、台詞回しが、とにかく一本調子で、緩急もなく、萬斎さんがお1人で台詞を言う間、何度も睡魔に襲われました。
勝村さんが御出場だと、目が覚めるのですが…。

歌舞伎役者が、「ファースト」を演じているという解釈はできず、何だか、洋風料理を、無理矢理、和食器に乗せたような違和感がずっとありました。
何故、歌舞伎仕様にしたかの意図が、全く解せませんでした。

ちょっと前までは、やたら、石とか、何でもかんでも落下させるのが続きましたが、最近は、鏡の多様ばかりだし…。
アイデアの種も尽きて、じゃ歌舞伎でというような安直な発想に感じてしまいました。

キャストも、大変メンバーが揃っているのに、使いこなせていなくて、きちんと為所のあった役者さんで、好演ぶりが感じ取れたのは、勝村さん、白井さん、長塚さんぐらいだったのも、残念でした。

ファーストが、旅に出て、様々な経験をするといったイメージが、この舞台からは全く湧かず、ずっと彼の書斎で展開しているような、広がりを感じない舞台でした。

以前、白井さんが演出された「ファウスト」の方が、何十倍も、イメージの奥行きを感じさせてくれる舞台だっただけに、白井さん、この舞台に御出演されながら、どんなお気持ちだろうかと、気になってしまいました。

たぶん、半分以上、客席を多様するので、キャストに傍に座られたりする観客が、舞台に集中できなさそうで、大変お気の毒でした。
今日程、M2階にして正解だったと思ったことはありませんでした。

萬斎さんの首が、本物そっくりで、これが一番感嘆しました。
鬼FES.2010

鬼FES.2010

ロ字ック

APOCシアター(東京都)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

四者四様
3劇団がパンクロックを取り上げていましたが、それぞれのアプローチやカラーが違い、ネタがかぶっているという感じは皆無。

休み時間を利用した席替えのアイデアはグーだったと思いますが、椅子がもっとあってもいいのではと感じました。回を重ねるごとに大きな規模になっていくといいですね。

明日はユーストリームで楽しみます。

ザ・ベストマンションシリーズVol.3F

ザ・ベストマンションシリーズVol.3F

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

キュン死した。
『スウィート・ガールズと僕』を観た。

いやもうありゃダメだ。
ありゃキュンキュン来過ぎてダメだ。

タオルの端っこでも噛みながら自分を抑えておかないと、『くぅ〜!』の声が漏れそうでどうしようもない。

ったく、
とんでもない芝居を観せてくれる・・・。

ネタバレBOX

いやもうホント・・・

青春の甘酸っぱさ全部見せられた。
思春期のプラトニック全開だった。

いちいち繰り出される甘い言葉や酸っぱい仕草、やばいよ。

これ書いた人・・・やばいよ。

で、それを完璧にこなしてくれた2人・・・やばいって。

で、僕らの気持ちを代弁してくれた姉ちゃん・・・これまたいろんな意味でやばいって。

で、あのラストシーン・・・だからやばいって。

途中、リンと付き合い始めたのかなと思わせるフリ、完全に騙された。

で、わかってるな、と思った。確かに僕らが望んでいたのはあんなハッピーエンドだったんだから・・・。

良かった良かった。
観終わった後の気持ちがなんとも言えず思春期だった。
無駄骨

無駄骨

THE REDCARPETS

TACCS1179(東京都)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

上質の下らなさ!
大変、楽しませて頂きました。公開ゲネプロという事で1000円で観劇出来た事からお財布も大満足です!難しい事なんか何にも考えず、ただ笑い方にはおススメです!役者の皆さんも味のある方が揃ってらっしゃいました。

…下らないお芝居っていいなぁ。なんて思わせてもらえました。ありがとうございます!

POPULAR COMEDY MAJESTIC SHOW SEASON.1

POPULAR COMEDY MAJESTIC SHOW SEASON.1

The Dusty Walls

SONANTA(東京都)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/17 (土)公演終了

満足度★★★

劇団ではなくエンターテイメント集団!
オリジナルのコメディ・ミュージカルと、パフォーマンスのレビュー・ショーの2部構成。

個人的には前半のミュージカルは少々モノ足りなさを覚えましたが、後半のパフォーマンスの数々には大いに楽しませて頂きました!

あちこちのイベントとかに出たりして精力的に活動していって下さい!

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

ブラジル

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

絶対
●●がいた・・・と思わせるくらい、鳥肌がたった瞬間が何度か。(笑)
ホラーを堪能してしまいました。

遊園地3兄弟の大冒険

遊園地3兄弟の大冒険

ギンギラ太陽's

西鉄ホール(福岡県)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/17 (土)公演終了

泣いて笑って
初演から見ていますが、時代の流れに応じてちょっとづつ変化しているように思います。特に今回は、東京公演が一度延期になったうえでの福岡公演ということで、大塚ムネトさんの心情がちょっぴり折り込まれているように感じました。おまけの「男ビルの一生」も然り。
毎回ちょっぴりブラックな視点に笑わされますが、同時に街やモノへの温かい視線には泣かされます。

ビッグ・シューズ・サーカス

ビッグ・シューズ・サーカス

クラウンファミリープレジャーB

東京都児童会館 ホール(東京都)

2010/07/17 (土) ~ 2010/07/17 (土)公演終了

満足度★★★★

ゆる楽しい!!!
どうでもいいような館長・加藤の挨拶から始る。「夏休み演劇フェスティバル」の一発目。要は助成金で成り立ってるわけだ。パンフレットには今後の演劇の予定が載っていて観たい公演もあった。

で、サーカス。まだ夏休みになってないという事もあって、大人達の連れも多い。ソレもそのはず、みんな童心に返って表情がキラキラしちゃってる。笑)
舞台は全員が特徴のあるピエロ達のパフォーマンスだったが、実に愉快だった。
会場も巻き込んで観客を楽しませようとする姿勢は流石!

何も考えず愉快で楽しいひと時だった。

あそび

あそび

山田ジャパン

サンモールスタジオ(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

最高でした。
舞台も
セリフも
役者さんも
ストーリーも

ネタバレBOX

それにしてもあの車・・・いくらかかったんだろう?それが気になって仕方無かった。

なんにしろなにからなにまで良かった。
前述の気になった車を存分に利用した舞台作りや、少々ホロリとさせられるストーリーや、それを演じきる実力の確かな、けれどそれだけじゃなく可愛らしかったり、キャラの濃い役者さん達や、センスの良い音楽や・・・

全部が好きな感じだった。

セリフで使われた『メガネ取って』ってセリフ、おっ、ってなった。妥協してないなぁ・・・と。

車のクラクションの音、つい長くしたくなる気がするが、あれくらいじゃないとうるさく感じてしまう。ちょうどいい感じだった。

そんなこんなで細かいところまで目が行っていて良くできてるなぁと感心、そして感謝。

いとうあさこと警官の場面がいちばんツボだった。
ラクダ

ラクダ

範宙遊泳

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

ブラジル

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

世にも奇妙な
LE DECOにぴったりの作品。観客と舞台の距離、観客同士の距離が大事。

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

「運命/未完成」・「真夜中の訪問者ほか」

ブラジル

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/06/29 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

運命/未完成
コンパクトな良作。妄想と現実の敷居は、低い。

「秘密をふやす」

「秘密をふやす」

セキララ

Gallery LE DECO 2(渋谷)(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

表情がいいな
素敵な役者、素敵な衣装

恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵だ
素敵な世界。あそこに住みたい。

『ダンパチ8』『大嫌いと叫んだらもっと嫌いになったあの女』

『ダンパチ8』『大嫌いと叫んだらもっと嫌いになったあの女』

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2010/07/15 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

永遠のライバル
今年の女子バージョンが実にいい。幼馴染だった二人が大人になるまでの描写を一つの物語として展開させるが、二人の過去にあった出来事を回想するシーンも狭間に入れて楽しくて面白い。だけれどお笑いだけじゃあない!物語はワタクシ達観客が「そういえば・・あるある!」なんて納得させられるところ、本も構成も今年はやヴぁいくらい上出来だった。
お勧めの舞台。

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX

リカコとユカリは幼稚園からの同級生。現在は32歳になったが、同じように独身だった。彼女らは仲悪いどころかお互いがお互いを「大嫌い!」だった。理由は幼稚園の頃に遡る。二人は仲良しだったがとある事件をきっかけにお互いの家族をも巻き込んだ仲たがいをしてしまう。ここで登場する二人の母親の見栄の張り合いがイッチャッテル!笑。  しかも、二人の赤ちゃんの情景も緩くて楽しい。。

そんなリカコとユカリはなぜか、大人になっても腐れ縁のごとく似たような状況で隣に引っ越してくる。ここまでの物語は殆どアニメのような展開でとにかく笑う、笑う、笑う。。

やがて二人は自分達の幼い頃を振り返って、お互いを嫌いになった原因は相手ではなく自分にあるとやっと気づく。更に幼かったあの頃に自らの記憶を捻じ曲げるような誤解があったことも気づく。

こうして彼女らは幼かったあの頃の他愛もない遊びのなかで仲良く無邪気に過ごしていたことを思い出す。そして今やっとあの頃と同じように元の仲良しに戻れるのだった。

笑いあり、ホロリ・・・あり、郷愁あり~ので美味しい観劇だった。だからただの笑ではない。お笑い上等!の世界。

「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。

「霞葬(かすみそう)」公演終了しました。

劇団印象-indian elephant-

吉祥寺シアター(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★★

すがすがしい感動!
不老不死の神々と寿命のある人間の話。

ネタバレBOX

星を生みだす神と、死者を葬る神が存在するところがユニークでした。

神々の世界と人間界が別々に存在するところや生命感から、オペラ「ニーべルングの指環」シリーズを思い出しました。オペラでは神々は黄金のリンゴを食べて不老不死を維持しますが、本作では霞を食べています。人間に与える食事にリンゴが出てきたのが印象的でした。

赤ちゃんだった人間も自分たちよりも年老いてしまうことに戸惑う神々、まるで人間が犬を飼っているような状況です。実は我々の話でもあったということです。

娘から急激に年寄りに変化するときのしぐさ、死んだ後すっと背筋が伸びて退出していく姿は秀逸でした。

ところで、若い役者さんが年寄りを表現しようとすると、だみ声でなぜか高音で、そうなんじゃよ的なしゃべり方をします。今回のベク・ソヌさんは無理に高音にはせず、口をもぐもぐさせ、股関節が広がったような感じで腰が曲がり、ゆっくりとした動きで自然に年寄りを表現していました。非常に参考になると思います。
バンビ

バンビ

FLAT

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/07/16 (金) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★

もっとゾンビを愛したかった。
オープニングの掴みは自然とバカバカしく思える感じでとてもよい。終盤にでてくるテーマ(…テーマなのかな?)も魅かれるモノがあった。

しかし、いかんせん中盤のたるみが気になる。とてももったいない…。
ゾンビを使った面白いシーンが色々作れそうなのに、逆にゾンビに関する興味が中盤で薄れてしまった。演出にもう少し遊び心が加われば、とても見応えのある作品に化ける気もした。

劇団鋼鉄村松さんのムラマツベスさんや、客演常連の後藤和さんが出演されていたせいか「ここのやり取りを書いたのはボス村松氏では!?」と思う部分が多々。ボス村松さんと飛山さんって作風、似てるんですね。初めて気がつきました。

赤坂大歌舞伎

赤坂大歌舞伎

松竹

赤坂ACTシアター(東京都)

2010/07/12 (月) ~ 2010/07/29 (木)公演終了

満足度★★★

面白さの原点!
小難しい事を考えずに笑えばいい!仏頂面で観ていたとしたら、そんな自分がバカらしく思えてきそうな、とても‘いい笑い’が溢れていました。流石ですね。勉強になりました。

ただチケットS席13500円と言うのはどう考えても高い気が…。親しみやすい人情劇ですし、もうチョット敷居を下げてもいいのではないかなと…無理なんですかねぇ…。この値段では人にはススメづらい…。

昭和85年

昭和85年

TEAM JAPAN SPEC.

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/07/14 (水) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和史の一部を真摯にかつわかりやすく
満州事変から太平洋戦争に至る昭和史を地方財閥家を中心にして経済の視点から真摯にかつわかりやすく描いた大人の芝居、な印象。
ストーリーは若干起伏に欠ける感がないでもないが観応えあり。
また、年だけ変えて同じ日を定点観測的に描く手法に井上ひさしの作風も連想。

エネミイ

エネミイ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/18 (日)公演終了

満足度★★★

通過点
性別、年齢、家庭環境など観る人によって全く違った印象を与える
作品だと思う。 テーマがテーマなだけに、「誰が間違っている」とか
「誰が正しい」というのをひとまず置いておいて(あるいは観客に任せて)、
ストーリーだけ投げかけた作品ですが。 間口は大きく広がったと思う。

登場人物で、特に共感出来る人は残念ながらいなかったけど、
観るべき作品だと思うし、観終わった後は共感、あるいは出来ずとも
自分に近しいと思える人を舞台の上に発見出来る作品ではないかと。

ネタバレBOX

演出を蓬莱氏自身で無く、別の人、鈴木氏が手掛けたのは
正解だったと思う。

蓬莱氏は過剰というか、突き抜けてしまうのでテーマは心に
突き刺さってくるのだけど、その分ものすごく疲れるから。。。
鈴木氏の、基本大らかで〆るとこだけきちんと〆るという演出は
バランス的によいと感じます。 蓬莱演出だったら、多分重苦し過ぎて
二時間以上は耐えられなかったと思う。。

内容は…一言でいうと、「依存する人たち」の話かな。。
一家全員、来訪者の二人、山田、みんな何かに依存して、「それが
私の生きる(進む)道」って感じで生きている。
演出では相当抑えていたと思う部分だけど、結局そこが感じ取れたから
誰にも共感出来なかったのかも。

母親は明らかに父親と脱コミュニケーションなのに「お父さん仕事
頑張った!!」って言っちゃう辺り、日本人だなぁ、と。 

姉。 あんま重要じゃない役回りだけど、言っていることは一番現実的で
よく理解出来る人だった。 何だろう、感覚が一番マトモだと思った。

男四人。 うん、みんな同じようなものだね。
それぞれが思うファンタジーの中、「敵」に向かって腕を振り上げて
いるけど、その拳は「敵」、ならぬ「的」には当たらない。 

だっていないもん、敵なんて。 
自分がいると思っているモノと闘い続けるのって何よりも辛い。
ファンタジーの中にいるから、互いが理解し合えない。 問題は
そこにあると感じました。

この中で一番礼二と歳が近いけど…
彼がシフト表の話をし出した時、凄く真面目で優しく他人想いであることは
痛いほど伝わってきたけど、正直「ふーん、それで?」と感じてしまった。

彼の自己犠牲的に匂う部分がどうしても受け入れがたかったのもあるけど
彼と、現実世界の深夜遅くまで頑張って仕事しちゃう入社したての社員とが
ものすごくオーバーラップし、そこに昔の自分を見るような気がして。

今だからいえるのだけど、↑のような感覚って結局「自分が」っていう
思いが強過ぎるんだよね。 自信過剰というか、自己本位というか、
最終的にはそこに行きつくし、やがては自分で気がついて脱却していく
べき「通過点」だと思うから。 

なので、ヨーロッパ旅行に誘われた礼二が断る気持ちもよく分かる。
ヨーロッパ旅行より、今の自分にはやらなきゃいけない仕事があるから
よそに目を向けられないという想いですね。 すごく生々しかった。

でもそれは結局、自分を中心においている発想なんだよね。 
余裕が無いし、「入れ込む人」というのは、まだ自分に自信が無い人の
裏返しということもよく分かっていると思うから。

でも、断言出来る。 彼は必ずヨーロッパ旅行に行くし、三里塚にも行く。

父親の、「年をとって一番辛いことは、昔のことを正確に伝えられない
ことだ」というのはすごく名台詞。 一番心に響きました。

このページのQRコードです。

拡大