最新の観てきた!クチコミ一覧

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らぶドロッドロ人間

らぶドロッドロ人間

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★

2度目の観劇
「最低の夢」が面白かったので観ました。舞台上下で違う世界を見せつつもそこにはドロドロの愛が有る(悪夢かもしれないけど)雨のシーン好き。なにか物足りなかったのは山崎さんの出番が僅かだったからかもしれない(一番笑ったシーンかも)

「外科室」

「外科室」

芸術集団れんこんきすた

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

スタッフの心遣いに感動
初見でしたが、スタッフの方たちの対応がとても丁寧で好感を持ちました。泉鏡花原作ということで、出身地・金沢の銘菓を用意しているというのも素敵だなと思いました。

この「外科室」、原作は少し知っていますが、舞台ではどう見せるのだろうと興味がありました。画師役の方にもう少し魅力が欲しかったのと、場面転換(暗転)の多さが少し気になりました。
もう少し鏡花の世界に浸りたかったです。

貴船夫人と高峰医学士が最後に交わした言葉の意味、そして完成した肖像画、水の音が印象的でした。

ここまでがユートピア

ここまでがユートピア

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

トピアン、トピアン
自分を中心に半径75cmのユートピア。自分で決めたルールでありながら気持と裏腹に甘えたがっている自分がそこには居る。人との距離は近いのに伝わらない気持、心は伝わっているのに近づけない距離。夫婦で生活していても何処か触れてはいけない事を微妙に感じながら距離をおいている処があるかも。優しくされたり、頭を撫でてくれたり、想ってくれたりしてくれたら素直になれるのかな。

ネタバレBOX

砂の上を走るとき2度ほどコケていましたが、演出なのか事故なのか怪我をしていない事を祈ります。
「視野」

「視野」

reset-N

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

よせあつめフェスタ

よせあつめフェスタ

プロジェクトあまうめ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/06/13 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた
極上の粗挽き芝居、と言うと語弊があるだろうか。

よせあつめフェスタ

よせあつめフェスタ

プロジェクトあまうめ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/06/13 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

カナリアの心臓【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】

キコ qui-co.

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

淡々とした中に詩情が
家族がモチーフながら、いわゆる"家族もの”とは一線を画し、淡々とした中で詩情がふいに浮かび、消える。熱量は敢えてはずしている。そこをどう感じ取るかだろう。演出・美術がシャープ。

何も言えなくて...唖

何も言えなくて...唖

ゴキブリコンビナート

木場公園 多目的広場(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

王道のミュージカル
前回の木場公演とは違って完全密閉空間。とはいえ、野外でしかできないあの演出はあまりに効果的で、しかも切なくも美しいラストシーンを現出させていた。あ、横道かもしれないけどw 

「外科室」

「外科室」

芸術集団れんこんきすた

テアトロ ド ソーニョ(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

耽美的!
手術室での出来事を描くというよりも、夫人が思いを寄せていたのは誰かという推理的要素が主であり、とても楽しめました。

ネタバレBOX

手術室で起こった貴船夫人の自殺と、高峰医師の後追い自殺の真相を画師が手術に立ち会った人々を訪ねて明らかにしていく話。

夫人に対する思いはそれぞれで、まるで薮の中。

気持ちが他にあったなんて可哀相。その伯爵からの、友人である医師を亡くした画師への言葉、「君も置いてかれたんだね」が印象的でした。

ところで、貴船夫人が逢引するようなシーンの男が高峰医師の学生時代とは気が付かず、不義の相手かと思ってしまいました。というのも、医師は背中で芝居をしていて、顔が見えなかったからです。
2010億光年

2010億光年

サスペンデッズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/05/22 (土) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★

人は誰も未知の大海に漕ぎ出す孤独な船
 早船聡さんの作・演出作品は数作拝見してきましたが、毎回新たな試みがあって驚かされます。『2010億光年』もまた然り。

 おおまかですが、空間は下手から順にリビング、ギャラリー、ベッドのある部屋の3つに区切られます。でも境界は曖昧で2つの場面が重なることもあり。中央上部に設置されたボートの存在感が大きく、額ぶち(10個ぐらい?)が天井から釣り下がっているのも抽象的なイメージを広げてくれます。

 登場するのはギャラリーを経営する未亡人とその弟、カメラマンとその妻、自称画家と盲目女性のカップル、座付き脚本家がいなくなった劇団という、生活スタイルも活動ジャンルも、人生の目的もバラバラな人々。舞台中央位置にあるギャラリーを支点に、徐々に人間関係がつながっていくのが小気味良いです。 最後には悩み、苦しみながら試行錯誤するそれぞれの人生が、舞台上で重なり、すれ違っていきます。人々が互いに光を放ち、乱反射するような、神々しささえ感じるエンディングでした。

 初日だったからかもしれませんが、空間全体が劇世界で満ちていない(舞台が埋まってない)ように感じたのは残念でした。でも最後の暗転時には、全ての登場人物たちをはじめ、作者の早船さん、周囲の観客らと一緒に虚空に浸り、出口の見えない闇を漂う心地になれました。私たちの誰もが、小さな希望と勇気をたずさえて未知の大海に漕ぎ出す一艘の孤独な船なのだと、劇場のイスの中で小さくなりながら、うなずきました。

 当日パンフレットに登場人物名と演じる役者さんの名前が並んでいましたが、役の名前だけだと誰が誰を演じたのか非常にわかりづらいです(役名を覚えていられないので)。左右のどちらが役名で役者名なのかも、パっと見ではわかりづらかったですね。実力も魅力も兼ね備えた役者さんが多数出演されていますので、改善を希望します。

ネタバレBOX

 チェーホフ「かもめ」第一幕でトレープレフが上演するニーナの一人芝居や、劇中の演出家が気に入ったリルケの詩を、白塗りの前衛演劇として上演するのに爆笑しました。パっと見が既にしっちゃかめっちゃかだし、意味も意図もわからないのですが、「表現する」という人間の行為が愚かしく、愛らしく映りました。

 絵画、写真、演劇、詩、セックス(SM)・・・色んなことに没頭する登場人物たちを見て、「芸術」って何なんだろう、「わかってくれる人」って何だろうと考えてしまいます。人間はさまざまな表現で自分以外の人間と接し、わかり合おうとします。でもわかり合える人とは簡単にはめぐり合えないし、出会えたとしてもその人と結ばれるとは限りません。それに「わかる」と「わからない」の意味も人それぞれ。人間の内面は孤独でしかありえないと思い知らされます。

 「絵画も写真もなくたって生きていける。ただの色だよ!愚の骨頂だよ!」と、画家志望だったギャラリー・オーナーの弟(白州本樹)に言わせたことに感動しました。そんな絶望から生まれた覚悟の先に、芸術はあるのだと思います。

 長期出張の仕事を得たカメラマン(佐藤銀平)は、おそらく妻の待つ家にはもう帰らないでしょう(私はそう受け取りました)。彼もまた、自分をわかってくれる人に出会うために果てしない海に漕ぎ出す船。何億光年も先の、永遠にたどりつけなさそうな遥か彼方だとしても、それを求めて旅立ってしまう人間。リルケの時代から(その前からずっと)変わらない人間をあらわしていたのだと思います。
キャンディード

キャンディード

東宝

帝国劇場(東京都)

2010/06/02 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

新妻聖子さん
新妻聖子さんの歌声は素晴らしい!演出が違うと、作品がまったく違うものになるんだ、ということを知りました。もちろん、とてもよかった、という意味です。ミュージカルを見て感動したのは始めてです。新妻聖子さんの声を聞くだけでもいいと思いますので、これを読んでまだ間に合えば、ぜひ聞きにいってください!すごくよかったです。

富士見町アパートメント

富士見町アパートメント

自転車キンクリーツカンパニー

座・高円寺1(東京都)

2010/02/27 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました
ストーリーはもちろんよかったけれど、感動したのは、ストーリー以外の部分。役者さんだったり、演出だったり。こういうきちんとしたものがたくさん上演されるようになってほしい。芝居をみていて60分をこれほどあっという間に感じたのは始めてかもしれない。

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ『アンダーグラウンド』

庭劇団ペニノ

シアタートラム(東京都)

2010/06/06 (日) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

音楽がよかった
ピアノとクラリネットすごくよかったです。
芝居に関しては、途中から飽きてしまいました。
セリフはほとんどなかったから、芝居というよりは、ギャラリーで生演奏を聞いてきたいう感じ。音楽はすごくよくて、途中からは目を閉じて聞き入ってしまいました。

らぶドロッドロ人間

らぶドロッドロ人間

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

満足度★★★★

阿佐スパの「イヌの日」を思い出した。
セット2を2分割して、
別々の世界を、最初は雨で言葉をかき消し
溜めてからゆっくり、デカイ女以外は結構シリアスに
らぶどろっどろ、なんて愛の渦みたいな
軽いキャッチーな作品(前作がラブホ舞台だったし)を連想させますが
実際は心の損得勘定で縛られてる真面目な話
ファンタジーな部分もあって、笑やキャラより内容が面白かったです。
★★★ですが、だれも評価してないしアフタートークとか
頑張っているし、今後の期待も込めてオマケ+★です。

憂鬱先生

憂鬱先生

てにどう

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★

もう一度
おもしろかったが、観客の咳が・・・。劇場の緊張感が結果的に落ちたのが残念。もう一度見てみたかったが、土日が昼公演一回なのも残念。

バイ・バイ・ブラックバード

バイ・バイ・ブラックバード

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

満足度★★★

真面目で良作でした。
やっぱり優しい結末なのはいつもの事ですが、
見かたを変えたSKIPの主人公が沢山居て、
主演が大内さんだって事もあって、いつもより大人っぽい
今回の症例に悩む、特に有馬という記憶が消えて奥さんが
おばさんになってしまう所とか、は実際深刻な状態。
ファンタジーっぽくなく、いい作品でした。

「花サク」

「花サク」

劇団マニアック先生シアター

ぽんプラザホール(福岡県)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

こういう芝居もされて。
最近、はまって観させてもらっている劇団。
現代劇ばかりと思ってましたが、たまには幻想的なのもありですね。

美術も好きな構成でした。

ネタバレBOX

やっぱり、花サクは出てきませんでした。
月のかげりはああだったかなと思いながら。

途中ダレてきた感があったのは何故だろう。
裏切りの街

裏切りの街

パルコ・プロデュース

福岡市民会館(福岡県)

2010/06/08 (火) ~ 2010/06/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

人間関係の描写
過激さと。事前情報は何も見ずに配役が気になって観に行った。3時間超の長丁場も初めてではあったが、美術、音楽、演出、構成となかなか見応えのある舞台であった。

ネタバレBOX

私的には、上半期の1位です。

パルコ劇場、福岡市民会館の奥行きのある舞台を活用された美術。
あんな使い方がるんですね。右の一番前からだと映像と橋本家の一部が見えないという難点はありましたが。

松尾スズキさんは、シリアスな作品でも遠慮なくぶっ込んでくるんですね。

田中圭さんとの掛け合いは、目の前で。ああいう、演技がしてみたい。

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

愛死に【ご来場ありがとうございました。】

FUKAIPRODUCE羽衣

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/06/12 (土) ~ 2010/06/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

新たな高みに。
オープニングからラストまでがひとつの詩になっている。すべての部分で洗練されている。糸井ワールドが演劇から芸術へとステップアップした作品。

音楽もさらに魅力的になっている。

鏡花讀「草迷宮」

鏡花讀「草迷宮」

劇舎カナリア・劇団だるま座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★

環境が悪いうえに長すぎ!
リーディングで2時間。しかもアゴラ特有の幼稚園児が座るような低いベンチ椅子での観劇。いやはや、拷問でした。後ろ2列はパイプ椅子席を設置する配慮があっても良いと思う。芝居というのは目の前で公演されてる演劇だけでなく、観客が心地よく観られる環境作りも重要なポイントです。ベンチ椅子での観劇の忍耐所要時間はせいぜい90分です。ご参考に。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

粗筋・・あきらは、死んだ母親の口ずさんでいた手毬唄の歌詞を探して旅をしている。小学校、寺、遊廓などで歌詞を訪ね歩くが、誰もその内容を知らない。あきらが旅の途中で想い出すのは死んだ母親のことであった。

彼の姿はいつしか生きていた母と暮らす15歳の自分と重なっていく。彼が住んでいた裏の土蔵には淫乱狂女がおり、その女に近づくと母親にひどく叱られた。人の話では女は父が手込めにした女中で、怒った母が十年も閉じ込めているという。

ある日あきらは美しい手毬少女に出会うが、彼女を追いかけているうちに、ある屋敷の中に入りこむ。その屋敷には妖怪たちがおり、大小の手毬が飛びかい首だけの母親もいた。そしていつしかあきらの葬いに変ったが、それは夢だった。

あきらはまた、旅を続けるのであった。父親不在の家庭、妖艶な母、性の目覚め、土蔵で男を求める狂女、兵士と心中した少女、青年を翻弄する妖怪たち…。現実とも空想ともつかないイメージが繰り広げる、めくるめく草迷宮の世界。(なはずだった!笑)


この筋に尺八を奏で手毬少女には8人を起用する。この手毬少女のセリフが大半を占め原稿用紙をめくりながら、その裏には習字で書かれたものを詠みながら描写していくという手法だった。その詠みは巻物やカルタを連想させ情緒があるものの、少女の衣装は童特有の着物のほうが良かったような気がする。なにしろ手毬少女なのだから・・。好みの問題だとは思うがワタクシはこの現実味を帯びた少女らが障害となって黄泉の国と現実の世界の狭間にもぐり込めなかった。今一つピンとこないで終盤を迎えた公演だった。

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