
メリッサのゆりかご ジルの監獄
メガバックスコレクション
あうるすぽっと(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
元気が出る舞台♪
キャストは子供たちが中心で、観に来ているお客さんも父兄や関係者が多く、全体的に児童演劇的な雰囲気。
正直子供向けの作品は苦手なので最初はう~んどうかなぁ、という感じで観てたけど、子供たちの演技やダンスも期待以上に素晴らしく、キャストの衣装も非常に華やかで、とっても楽しめる舞台だった。
主役の”メリッサ”と”ジル”も華があって良かったし、そのほかのキャストもそれぞれ適役だったと思う。
ストーリー展開はどちらかというとシンプル(王道)な感じではあるけど、なによりも来てくれたお客さんたちに楽しんで観てもらおうという意欲が感じられて、とても気持ちよく観劇出来た。
前半かなりセリフが聞き取りづらかったのが残念だったけど、上演時間2時間半(休憩15分含む)退屈することなく最後まで楽しめた♪やっぱり観終わった後気持ち良く帰れる舞台っていいなぁ。

絢爛とか爛漫とか
傑作を遊ぼう。rorian55?
テアトルBONBON(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
役者さんが良いです。
ナイスキャスティングといった感じでした。
調度品が素敵。
役者さんの表情がそれぞれなんともよかったです。
初日らしい硬さはあるものの、細やかな演出に魅せられました。
ジテキン見たことないんですが、脚本、よいですね。
秋のシーンで胸が熱くなりました。
もいっかいくらい観たいな。

メリッサのゆりかご ジルの監獄
メガバックスコレクション
あうるすぽっと(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了
満足度★★★
子供向けミュージカル
セットも衣装も素晴らしい。キャストに子供が多かったせいか、全員での歌やセリフにズレが生じてよく聞き取れない。今回は、子供の指導に時間が費やされた為か本が単調でした。幕引きの20分前までは大きなうねりはなく、ただただ島での彼らの様子のみが描写される。
だから、ちょっと飽きてしまうも終盤の20分で大きなうねりがやっと訪れる。こんな情景から、子供向けと感じ、また公演も休憩を15分間挟んでの長丁場でした。
今回のヒットはジルこと雪乃さずきの歌が抜群だったこと。劇団四季にでも居たのだろうか?と思わせる歌いっぷりだった。会場いっぱいに通る歌唱力はお見事!更にキャストの人数も多かったしセットの豪華さも相成って舞台は華やかでした。
以下はネタばれBOXにて。。

吐くほどに眠る
ガレキの太鼓
APOCシアター(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了
満足度★★★★★
ものすごい重厚感
遠いから少し迷ってはいたのですが、拝見しました。
予期していた作風とは異なり、非常に驚きました。観劇後、何と言葉にしていいかわからなかったのですが、一言、圧倒されました。重い大きな塊をドシンと受け取った感じです。

『CHORIKO』 チョリ子
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2010/08/12 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
パワーが好き。
前回、出演させていただいた繋がりで観に行きました☆今回は沢山の共演者のまた新たな一面が見えて気がします!音楽もいい!舞台セットにあんなものがっ!?
今回はダブルキャストなので、また違う作品を見ているような感覚に陥ります。それぞれ、「あぁ!ここが良い」という部分も違うので見比べてみるのもいいかと思います。
なるべく早めにいって、前よりの席を保持することをお勧めします。表情がすごくいいので、後ろの席だともったいない。
物語も前回の話よりも、構成が分かりやすくなっていたのですが、最後の衝撃が前回のほうが強かったか。
でも、途中の感情・パワー100%、涙なんだか汗なんだかわからない、この夏に暑い舞台です(^^)22日までひた走ってほしいな♪

十六夜-いざよい-【全日程終了!ご来場ありがとうございました】
劇団5本指ソックス
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★
うーん・・・
全体的に間延びしていると思いました。
特に前半から中盤にかけて、会場が異常に暑かったせいか観ているのがしんどかったです。
後半やっと楽しくなってきましたが物足りなさが残りました。
人間らしいさがでてるとか人間が好きだとか謳っているわりにはそこまで印象に残りませんでした。
ただ、ミズシマ役の女優さんが良かったです。登場すると不思議と目を奪われてしまいました。素敵な女優さんに出会えたので☆をつけます!

吐くほどに眠る
ガレキの太鼓
APOCシアター(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了
満足度★★★★
半生を語りきる力も凄いけど
押し込めた感覚も、
端折られた雰囲気もなく、
語られていくものの厚みに引き入れられて・・・。
戯曲や表現方法、
さらには役者たちの秀逸からやってくる
女性の半生のボリューム感に魅入られつつ・・・。
でも、そのふくらみから
精緻に浮かびあがり
溢れだしてくるものの質感、
さらには、
あからさまになった深淵と向き合う
女性の姿に訪れる心情にこそ、
息を呑みました。

ぼくの好きな先生
enji
小劇場 楽園(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了
満足度★★★★
死んだ人は年を取らないの。。。
「奥様は魔女」のクララおばさんが間違えてベンジャミン・フランクリンを呼び出しちゃった回とか(却ってわかりにくいか。。。)、「シックスセンス」(幽霊とは違うけど)をちょっと思い起こさせる。
偉人さんたちの意見を聞きたくなるような難しい問題。ずっと馬場君や高橋さんを引きずってるのも「自業自得だろ!」とは、ちょっと言えない微妙な年齢の中学生。文部省推薦にして、現役の小学生から中高生が見て、考えてほしい作品。(ゲンバクは使えないかな。。。)
結構たくさんの役者が舞台にいるときに、全員が観客に背を向けているときがあったので、ちょっと気をつけてほしい。馬場君と高橋さんの二役を演じた方は年はいくつなの?と、思うほど、はまってました。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」
ホリプロ
J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/19 (木)公演終了
満足度★★★
必要以上に楽しんでしまった
ファミリー向けのミュージカル、しかも夏休みということで子供だらけなのは覚悟していた。
行ってみれば当然子供、子供・・・。
会場が暗くなるだけで騒ぎ、ピーターパンが後にいれば「後ろー!」と騒ぐ。
芝居をみるのにはあまり適さないと思いながら見ていたが、キャストからの「妖精を信じると言って!」には一斉に大声で「信じるー!」とのレスポンス。
みんなで声を出したり、踊ったりという中にいると、ファミリーで楽しめるミュージカルとはこういうものか・・・。と思い始めた。
実際、トイレの為の休憩をこまめに取ったりして子供の集中力が切れないような工夫がされている。
海賊たちはコメディーリリーフとして子供たちを楽しませ、怖がらせる。
よくできているものだ。
カーテンコールのピーターパンのフライングは、真下のいい席だった為か見上げる角度でワクワクした。
難点を言えば、子供の反応をもう少し考えた演出にするべきだったと思う。
ラスト近くの本来ならしっとりするはずのシーンで、子供たちの歓声に負けないためとばかりにウェンディがセリフを絶叫していた。
子供を楽しませるばかりではなく、それこそ子供たちへの劇的効果をもっと考えて欲しい。

「ひつじ」 Les moutons
TACT/FEST
東京芸術劇場ロワー広場(東京都)
2010/08/11 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了
魔法が染み込んできたー
「えー、なんか奇をてらいました、みたいのだったらどうしよー」
なんていやらしくいぶかしんだのだけど、感激。
いぶかしんでごめんなさい。
お兄さんめちゃかっこいいし!
あれだけの技術はなかなか身につかない。派手ではない部分にすごさがちりばめられまくってて、もう、ね、あきらめた。
こどもモードにスイッチオンして、
ポケーと観てました。つか、居ました、かなぁ。
魔法がかかってきます。
慣れてくるというか、月並みに表現するなら
「本物みたいな気がしてくるー」というのか、
“人間ヒツジ”たるおニューな生命に出会ったというか、
へんな気持ちになってくる。
しあわせでしたよね。
なんかそれがとてつもなくすごいや。
みんなで花火をみて一緒に「たーまやー!」
のときみたいな、隅田川の奇跡!みたいなのとそっくりな、
ニコニコづくしの、一週間はひとにいじわるをしたくなくなるような、
戦争する気力なくなるような、
「めぇへ~~ぃ」て呪文でした。
義務教育に組み込んで、月に一度「ひつじになる日」を制定したらいいです。

「名無しのエリーゼ」 Niemand heißt Elise
TACT/FEST
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/08/10 (火) ~ 2010/08/12 (木)公演終了
言葉はわからないけど言葉はわかった
洋画やディズニーランドで育った身として、まず、外人が舞台上にいると「あ、ホンモノの役者だ!!」みたいな気になってしまう、ということに気付く。
て、そんなのはどうでもよくて、
美しいし、わかりやすくて、何よりも幸せな気持ちになる。
背負ってきた歴史(演劇的に、世界史的に)のせいもあるのだろうけれど、やはり彼らにしか作れないような、それでいて、俺らも公約数として持ってるような、なんかそんな大切なお芝居でした。
子供向けであることと、単純馬鹿エンタメであることとの葛藤は必要なかった。
役者、ちがうーやっぱ。
目を見て話す国のひとたちだからかな。
と、やっぱ、鍛錬されてる。
がんばれ日本。ららら。

W〜ダブル
キューブ
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

ぼくの好きな先生
enji
小劇場 楽園(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了
満足度★★★★
結構胸にぐさっとくる
チラシのイメージとはかなり違った内容でした。いじめを主題にした、現実と妄想が交錯する芝居で、コメディタッチですが、結構胸にぐさっとくるもので、色々考えさせられて、十分満足できました。一瞬だけ登場のサリヴァン先生クールでした。

ぼくの好きな先生
enji
小劇場 楽園(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
やられた!
幕が開き、中盤までは宮崎駿の世界?みたいだなぁと思って観ていた。単なるコメディでもなさそうだし、不条理劇でも始まるの? いったい何がいいたいの? ところが途中から一転して、なるほど、そうだったのか。これは、うまいホンだ。初めての人にも演劇の楽しさを伝えることが出来る内容で、よかった。となると、チラシのデザインはちょっと損をしているかも、ですね。教育の現場(中学校の体育館とか)でも公演して欲しい気がする。坊ちゃんのセリフのトチリは逆にリアリティがあって悪くはなかった。最後の暗転でグラスをひっくり返したのは、惜しかった(笑)。

キセキの人
スーパーグラップラー
時事通信ホール(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
エンターテインメント!!
このホールで観るのは初めて。いわゆる小劇場とは違い、ゆったりした空間と間隔の広いシート。なにより新しい施設なので気持ちがいい。で、幕が開くと、パフォーマンスをしながら登場する出演者に合わせて、名前と顔のアップを映像でも紹介する。初めて見る人にもわかりやすく、これはいいアイデア。ちょっと残念だったのが、役者によってセリフが聞き取りにくいこと。多目的ホールの弱点なのか?でも役名=茨木(この方、結構美形)のように聞き取りやすい役者もいたから、単に発声の問題だろう。舞台の左右に置かれたスピーカーからは、地鳴りがするほど迫力満点の効果音が体の中まで響き渡る。こんな大きくて高そうなスピーカーをセットする舞台は、他では見たことがない。ダンスも練習の成果がでているようできれいに揃っている。ドリフの「8時だよ、全員集合!」的な細かい笑いのテイストがアチコチに盛り込まれており、「悪」をテーマにしているのに重くなく、時間を気にすることなく1時間50分を楽しめた。清潔できれいなハコに似合った上質な舞台。惜しいのが、セリフを噛むケースが多々見られたこと。まだ初日は出ていない!!きっと楽日には完璧な舞台になる、筈だ。

十六夜-いざよい-【全日程終了!ご来場ありがとうございました】
劇団5本指ソックス
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
好感が持てました
整然としたセットと適切な照明。淡々として、ちょっとコミカルで、葛藤もある、不思議なお月見の夜のお話。丁寧に作られていて、好感が持てました。一服の清涼剤のような芝居なのに、さすが鬼門かもめ座だけあって、会場が蒸し暑かったのが残念。

GOD CHILD~思い出の使い方~
劇団 M'sカンパニー
六行会ホール(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
えかった~
3回目でーす。また泣いてしまいました。戦争は絶対だめ!の思いを新たにするためにも毎年見たいです。小学生以上の子どもにもぜひ見てほしい舞台です。
今年出演する子どもたちもけなげ可愛くって一言セリフを聞くたびに涙してます。出演者が変わるBチームも見たくなりました。演出とかびみょーにちがうはず。
大塚明夫さんにパンフにサインをしてもらって握手もお話もしてきました。背が高くてかっこいい!やさしい!キュート!
とにかく一度見てください(ハンカチ持って)。私のようにはまります。

ガラパゴス
少年王者舘
ザ・スズナリ(東京都)
2010/08/19 (木) ~ 2010/08/24 (火)公演終了
満足度★★★★★
ウギャー! なんだコレ! 面白いぞ!
フライヤーの雰囲気からアングラ&アングラしている舞台を想像していたが、どうやらそうでもなかった。
じゃ何だったのか? と問われれば、「ウギャー! 少年王者舘だ!」とだけ答えておこう。
「ウギャー!」と思わず叫ぶほどの、激しい驚きがそこにあるわけではないのだが、ニヤつきながらの、心の中での喝采と思ってほしい。
この楽しい舞台は、わずか90分!

音楽劇 ガラスの仮面~二人のヘレン~
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2010/08/11 (水) ~ 2010/08/27 (金)公演終了
満足度★★★★
劇中劇「奇跡の人」はまさに演劇賞もの
たまたま、大和田美帆さんの、まだ素人じみた初舞台を一緒に観た友人との観劇だったので、二人で、大和田さんの女優としての進化に度肝を抜かれ、お世辞ではなく、マヤと、大和田さんが、私達の中で、一体化する舞台でした。
新納さんもまたこの友人と、初舞台から観ているので、何だか、このストーリーの中の役者達と、それを演じる俳優さんと、それに、自分の周囲の若き演劇人達と…、様々な視点で、心が右往左往して、たぶん、この芝居への評価は甘くなってしまう気がしました。
何しろ、フライヤーの言葉が「演劇を愛するすべての人へー」だもの。
演劇そのものが、テーマになっている以上、演劇が三度の飯より好物の私には、心の琴線に触れる部分が多すぎました。
でも、それでも、1幕はやや退屈でした。「どうして、この人にこんな役を与えてしまうの?蜷川さん」と質問したくなる、若い俳優さんの、学芸会以下の演技が、主に、客席で繰り広げられるので、観ている方が、気恥ずかしくてならないし…。
ところが、2幕は、本当に、目の覚める素晴らしさでした。
劇中劇「奇跡の人」は、まさに好配役で、このまま、ホリプロさんに上演願いたいくらい。最後の場面は、感動で、涙しました。
前回より、全体的には散漫な舞台でしたが、今回、香寿さんが加わったことで、この劇中劇が、どこやらの芝居の陳腐な茶番劇とは違い、本物の演劇のエキスを伝える、素晴らしい独立場面になり得ていました。
香寿さんは、本当に、元宝ジェンヌ中、最高の名女優であると、今回もまた感嘆しました。

キセキの人
スーパーグラップラー
時事通信ホール(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/22 (日)公演終了
満足度★★★★
スベリギャグは控えめかな
いつものスベリギャグ満載感的な感じは少し控えめでしたが、それでも随所にらしさは感じられ、また、楽しませようとの意気込みを意識せずに見れる仕上がりになってと感じました。衣装もなかなか綺麗でした。
約2時間の上演時間でしたが、時間があっという間でした。面白かったです。