最新の観てきた!クチコミ一覧

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女中たち

女中たち

劇団 風蝕異人街

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/08/28 (土) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ぶっ飛んだ3人芝居
売春婦であった母から生まれ、生後7ヶ月でその母に捨てられたジャン・ジュネ。その後、田舎に住む木こりの夫婦の養子となったジュネは犯罪を繰り返すようになった。養母が死亡した後、新たな夫妻の養子となったが、繰り返して起こした犯罪のため、15歳のときに感化院に送られた。18歳のときに外国人部隊に志願し入隊するが、後に脱走してフランスを離れ、ヨーロッパを放浪した。この際にも、窃盗や乞食、男娼、わいせつ、麻薬密売といった犯罪を繰り返していた。このように数奇な運命を自ら実践してきた彼は遂に1942年に中央刑務所に投獄されるという、小説の主人公みたいな生き方をしてきた。
だから、今回「女中たち」を楽しみにしていた。。

ネタバレBOX

ソランジュとクレールの二人姉妹は屋敷の女中。奥様の留守に奥様の衣類をつけて沢山の花に囲まれた豪華な部屋で奥様ごっこをして遊ぶ毎日。若い牛乳屋とのいけない遊びに耽ったり、旦那様を陥れて徒刑場に行かせようと企てたり、奥様の嘆く様子を見て喜んだり、奥様を毒殺しようと試みたりしている。

二人は健気で愛らしく、罪深さを、淫らさ、汚らわしさを憎み、愛している。ここで登場する奥様は自意識過剰の娼婦のような奥様だ。やけに長い睫毛をセンスのようにヒラヒラ、バサバサさせながら、目をパチクリする。笑)
このキャラクターがとても素敵だ。インパクトありまくりで彼女が登場した途端、場の空気の流れが逆流したかのよう。笑)

しかし、この遊びの中、二人は次第に追い詰められ、また追い詰められる自分たちに夢中になりすぎて自ら毒(ボダージュカのお茶)をあおって死んでしまう。


女3人芝居。膨大でテンポの速いセリフはさぞかし大変だったろうな。と思う。惜しむらくはクレールのセリフが聞き取り難かったこと。毒々しいソランジュ役のキャストが熱演していた。楽しいというより、面白い舞台だった。

追伸:劇団の主宰が公演中に裏でちょろちょろしていた。客席から丸見え。気が散るから止めて欲しい。苦笑!



W〜ダブル

W〜ダブル

キューブ

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2010/08/17 (火) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

大どんでん返しとストーリー展開で変わっていく演技、見ごたえある俳優、セリフの応酬を楽しむ 「罠」のトマ脚本。
やっと来た!大好きなのに非常に少ない推理劇。
サスペンス・ミステリー・ストレートプレイです。
年に数本しかないうえに、その半分以上が1,2年のうちの再演で(トマの「罠」とか、「マウストラップ」「ブラックコーヒー」とか)、なかなか未見の作品にはありつけません。
本作は「罠」や「8人の女」のロベール・トマの脚本。
“フランスのヒッチコック”と言われる人です。

「罠」は観たので、同じ作者の本ということを考えながら先を予想しながら観ていたのですが、よく考えると同じパターンかな、とも?
漢字をネタにしたセリフが4,5回くらい?ありましたが、フランスの話のつもりで観ているので、ちょっとそぐわない感じで残念。

それより出演者がお気に入りの人ばかりでうれしい。
橋本さとしさんの一人二役はかっこよく弟役も可笑しくて。
出ずっぱりで話の中心になる中越典子さんは変わらずうまいです
状況の変化に従って気持が揺れ動いていく、突発的な問題にめげそうになりながらも強い意志を持って進んでいくように変わっていく様子が、非常に自然に演じられてます。
これまた上手いのが堀内敬子さん。特に前半は、ユーモラスな演技で、中越さんとの掛け合いも楽しく、話を引っ張っています。
山西惇さんも真面目そうだったりしたたかだったり。
そして、リリパッドアーミーIIのコング桑田さん、パッフレット写真のカッコイイこと。
警察署長は、ごくごく普通ですが、要になる重要な役だと思います。
(でも数回軽く噛んでたのが…)

俳優さんたちの様々な演技、数多いセリフを楽しみました。

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】

ヲカシマシン

タイニイアリス(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

あれれ?
100年ばかしの時間と可能世界を駆け抜ける疾走感を味わせてくれた前作にはとても想像力をかき立てられた。それだけに今回、肩すかし感が大きい。
観劇態勢が万全でなかったせいもあってか、何人かの役者のセリフが、聞いていて全く意味として認識できないという珍現象が起こったので、内容まで踏み込んでの感想が思い浮かばない。
内容よりも観え方の段階での違和感を感じた。
前作よりも、(イタい的な意味で)ハラハラする言葉を演技力でバランスを取っていくような、演技で風景を埋めてゆく余地が大きかった舞台だったと思うのだが、多くの役者から風景が全く見えてこないかったのがキツかった。セリフが意味として認識できないというのもそれ故だと思う。
作・演はやじろべえのような言葉を演技でいなしてただけに(彼のセリフはきちんと意味として把握できた)、そこから想像される、おそらく全体をこういう風にしたいんだろうという雰囲気との距離を余計に感じた。

あと照明。前回は地明かりつけっぱ同然のルデコだったので気付かなかったが、今回はどうも悪い意味で大層気になる照明。カットインカットアウト&役者をスポットのように追いかけるようにすることで不格好に視線を引導するくらいなら、地明かりの方が断然スマートだと思うのだが。

流れ姉妹〜たつことかつこ〜 第一章

流れ姉妹〜たつことかつこ〜 第一章

真心一座 身も心も

TOKYO FM HALL(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/28 (土)公演終了

満足度★★★★

千秋楽観ました
松重さん、シッブイね~

市川さん、良いキャラだね~

最終章楽しみ。

宮殿モンスター

宮殿モンスター

新劇団松葉ステッキ

アミュゼ柏(千葉県)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

応援はしたい。が、
自分が住む千葉県柏市近郊は演劇文化が衰退しています。その土地で精力的に活動する劇団なので頑張って欲しいのです。
そういう土地だからこそ「自分達なりの頑張り方」は危うくて。もっと外にも目を向けて自分達のやっている事の質を自覚して欲しいとも思うのです。ぶっちゃけ今は本気でやってない学生演劇以下。もうすぐ劇団の平均年齢がそれを超えるんだから、もう今のスタンスは今後許されないよ。オレも許さないから普通に悪口を言い始めてしまう気がする。
諸々はネタバレBOXにて。早くお薦め出来る様になってくれ。もうちょっとは待ってるから。

ネタバレBOX

あらすじの時点で何処かで見た様な感覚になるし、内容もそれっぽいシーンの寄せ集めな感じ。何より台詞が酷い。物語の設定と人物の性格を説明する為に言わせている様な言葉なので、ひたすら屁理屈を捏ねられている気がして全く共感出来ない。ので、観る側としても誰の行動に何の意味があるのかよく分からない。
それに何処まで気付いているのか、役者にも台詞が根付いていません。「それまで黙っていた人物が急に上っ面な内容を意気揚々と語りだして、それに違和感を持たず耳を傾ける周囲」なんて、現実に起きたら異常現象だよ?
過去の公演に比べてBGMを多用。が、演技との喰い合わせが良くない。せっかく音楽も自作なのだからもっと担当者と話し合うべきだし、要求した通りの楽曲が提供されないなら使わない方が良い。邪推すると、演出家の粘り負けだと思う。『仕方ないからこれでいいや』はまずやっちゃダメだし、最悪それを見過ごせるだけのアドバンテージを他で取ってればマシだけど取れてなかった。
団内の脚本家と演出家なのに結果的に作品で不具合が出ているのが残念。残念って言うか、どうにかしろよって思う。まずは戯曲と配役を見た上で更に何が出来るかを考慮するべきなんだけど、演出家が自分の出来る「見栄えとしての演出」を戯曲の中の入れられる部分に無理矢理入れていってるだけだった。要らない場転と間が劇中の30%くらいを占めていた。それがなくなるだけでも大分観られる物になるはず。今やっている演出は作品を詰まらなくする為の方向にだけ機能しちゃってるので。原点に立ち返ってまずは戯曲を役者に渡したらなるだけストレートに読ませて、それからそこに何が付随出来るかを考えた方がいい。
一つだけ褒める点があります。演目じゃなくて制作体制だけど。ブランケットの貸し出しをしたのは正解。先週も同じ場所で同劇団のユニット公演を観て、少し寒かったので。
クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫

クモ ≪公演、無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました☆≫

どろっぷすプロデュース

d-倉庫(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

満足度★★★

モルモット
密なスペースでの濃厚な人間関係と破綻を表現した物語。タイトルの「蜘蛛」はスパイスが蜘蛛のように男の心を取り込んでしまう事と、10人の複雑に絡まった人間関係を表現しているようだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は国家規模のプロジェクトとして10名の人間をシェルターに閉じ込め、行動心理を観察する為に作られた特殊実験の模様を描写する。

爆発によって世界が破壊し、また放射能の影響で外に住めなくなったと思い込んでいる10人はシェルターに閉じ込もりながら、生活する。何もやることがない彼らはトランプゲームに興じるが密なシェルターの中での人間関係はどうしてもそれなりの弊害がつきものだ。ここでも男女の恋愛関係から三角関係に発展し、嫉妬や様々の欝な感情で人間関係が崩壊していく。そのうち、周囲の人間に危害を加える危険分子も現われる。

この様子を政府から任命されたクラウドが盗聴器を使って盗聴し逐一報告する。つまりスパイ役だ。しかし、クラウドはスパイスの歌う声に魅了され、また、他の人のように精神的に破綻する事もなく、自分を律してギリギリのバランスで精神を保っている彼女に恋をしてしまう。

一方で革命家を名乗る輩の勢力が強くなり、彼らは仲間同士殺し合いになってしまう。そんな折、クラウドはスパイスを連れて外に脱出しようと試みるも、ボス(革命家)に阻止され、また、クラウドが自分たちを監視していた政府の人間だと知ったスパイスの心はクラウドを不信感で満たしてしまう。

「誰も信用できない」と言いながら外に出ようとするスパイスを苦悩しながら撃つクラウド。全員死んでしまったかのように見えた光景は、クラウドの後悔と懺悔の言葉「このポッカリと空いた空虚感はなんだ。人に信用してもらえないというのはこんなにも空しいのか・・。」によって全員が生き返る。つまり、10人はクラウドが政府の人間だと知っていて大芝居を打っていたのだった。

しかし、政府の人間にも心のある人は居るということを知った彼らは、今回の芝居の状況を説明し、「革命に入らないか?」と誘うも、クラウドの手によってシェルターごと爆破させて全員を殺してしまう。「私はいかなる状況下にあっても任務を遂行する。」との言葉を残しながら・・。


物語は大きなうねりに入るまでが少し長すぎる。たぶん、丁寧に丁寧に物語を進行させる為なのだろうか・・、とりとめもないゲームに興じる時間が長すぎるのだ。だから、もうちょっと削ってくれれば飽きずに観られる。また5年前の本だそうで、だからか・・、個人的にこういったシェルターものは数多く観ていたことから終盤は脱出しても死ぬか、あるいはシェルターを破壊するかのどちらかで大抵終わる。想像の範囲内だった。



オドル

オドル

劇団appleApple

The Art Complex Center of Tokyo(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

ひと時の感覚を広げきる力
そのひと時の感触から、
広がっていく想いに捉えられ、
再び収束して刹那にいたるその想いに
深く浸潤されました。

内心を物語に編み上げていく、
その手法や表現に斬新さと洗練があって、
見せるものと隠すもの、、
さらには浮かび上がってくる世界に
息を呑む。

光や影の使い方も実に秀逸。
役者の所作にも切れがあって。

冒頭の刹那から、
終盤ふたたび広がる
主人公の想いや「おどる」ことの質感に
圧倒されました

ネタバレBOX

大きな布を幕としてL字型に張って
客席との境にして・・・。
冒頭のモノローグで夜明け前の刹那のごとき感覚を
空間に描きあげると、
幕を取り去ってその世界に観客を導きいれます。

光に照らされるもの、シルエット、そして闇。
さらには、聞こえる声と隠される音。
晒すものと隠すものは明確な意図に裏打ちされていて、
観る側がすっと世界に捕捉される。
舞台の闇の部分にも
しなやかな密度があって。
ギャラリーという空間の制約を逆手に取ったような
常ならぬ光のハンドリングと、
抜群の切れをもった言葉たちが、
斬新な表現のセンスを武器にして
エッジを持った世界観を作り上げていきます。

ダイアログ、部屋の内と外、携帯・・・
次第に浮かび上がってくる物語。
登場人物のロールが定まって
質感の違いが生まれていく。
ソリッドな肌合いを持った空間に、
すこしずつウェットな生々しい感覚が
織り込まれていく。

気がつけば、
光と影に織り上げられた物語の顛末に、
がっつりと心を奪われているのです。

部屋の外で語られるモラルや説得、
銃をつかうこと、ホテルの支配人、それぞれの立場。
内で語られる、窓のことや、言葉で伝えられないもの、
いっしょにいたい気持ち、チョコレート・・・。
妊娠・・・。
閉塞感のなかで膨らんでいくエピソード。
それらが満ちて、やがては混じりあって・・。

再び冒頭の刹那に収束していきます。
閉塞した世界のロール達が
こぼれることなく、とまどうことなく
現実でのありようへと鮮やかに姿を変えていく。
そのしなやかさと滲みのない表現の精度が圧倒的。

そして、冒頭の刹那の先に足を踏み込んだ、
主人公から伝わってくる
「おどる」感覚にも目を見張るのです。

シンプルで創意を持った舞台美術や
強い印象を醸し出す照明の手法にも
強く心を惹かれました。
役者達の動きもとてもきれいな舞台。
それぞれのシーンにあいまいさや滲みがなく、
切っ先がしっかりとあって・・・。

物語の中盤に
かすかなもたつきというか
饒舌すぎる印象はあったものの、
それを凌駕するだけの表現力が
舞台に構築されていて。

女性の想いにとどまらず、
主人公が「おどる」ことの
広がりにも心を奪われたまま、
劇場を後にしたことでした。

○○●●●☆☆◎
かなりあノ声

かなりあノ声

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

濃縮てんこもり
いろいろな要素がこれでもか、というくらい詰め込まれていて
重い話なのですが、シリアスな部分とコミカルな部分の
絶妙なバランスで楽しませてもらいました
今回が2かいめという事なので
これからも注目してみたいと思いました

吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

細やかに....
いろんなエピソードが描かれていて
ひしひしと伝わってきました
ただ、個人的には前作も感じたのですが
ラストあたりが少し残念に思いました
でも、それを差し引いても全然よかったです
次回作にも多いに期待しちゃいます

ネタバレBOX

衣装が替えられるとともに配役が入れ代わるのも
外見からの固定観念にとらわれず
内面部分を描くのにも効果的に感じられ
かといって、わかりにくくもなく
男性が出演してなかったのもよかったのでは!?と感じました
ライフパスファインダー2010

ライフパスファインダー2010

パスファインダ制作室

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★

ロックと芝居の融合でした
でも舞台のセット的には、音楽の方が強く見えましたかね。
主題歌とも云える、「LP」の振りと音楽は耳に残りました。
好き嫌いが、割とはっきり出るかもしれない作品でした。

ネタバレBOX

イメージは誕生でした
母親の胎内から外の世界に出て行く過程のお話で。
(と思ったけど、あってるかな?)
一粒の種もし死なずば・・みたいな精神論も入っていて。
案内係や体内のサポート郡の擬人化だったようです。

元気があっていいのだけれど、
聞かせたい歌が、バックの楽器の音量に負けて。
聞き取りにくいこと多かったです。
アンプの音量などの調整や観客席での聞こえ方など、
バランスを考えての配慮が必要と思います。

また音楽を中心におくなら、物語もそれにそって作り。
歌が必然となる設定の話を考えるべきかな、
と思いました。

例:セロ弾きのゴーシュとか
開き直って、ギャンブラー自己中心派みたく。
何でもかんでも音楽勝負!としてしまうとか、どうでしょうか?
X day

X day

地球ゴージャス

仙台銀行ホール イズミティ21・大ホール(仙台市泉文化創造センター)(宮城県)

2010/08/21 (土) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動
初めて見た。
中川くんがラジオでCMしていたので見ることにした。
中川くん森クミさん、仙台出身の人の活躍も見たかった。
悲しいのに爽やかな不思議な内容だった。まあ内容はともかく、エンターテイメント性に感動した。
見てよかったと思った。
はい、また見たいですね。

ジャッキーチェンと俺物語

ジャッキーチェンと俺物語

ネコ脱出

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

素舞台でセットも無いのに
泣かされました。
単に楽しいおバカコメディかな、などと思っていたら。
見事に上手に期待裏切ってくださり、感服いたしました。

ネタバレBOX

イジメや差別の話、皆が憧れるヒーローなど。
中心はジャッキー・チェンなんですが。
主人公をちゃんと中心において、1部と2部に分けて。
1部の小学4年生Ver.では在日韓国人の差別問題で、
担任の先生の、自分も在日でというカミングアウトには泣かされました。
2部のアクションスター目指す高校生となった主人公の話は、
なんか結構現実の劇団としての、自虐的な話で妙な納得させられました。
まぁそれはそれで楽しめましたが、
やはり小学生の時の芝居は、見た目のギャップといい。
下町の元気の良い子供らのイメージがよく出ていました。
皆でやる芝居決めの話合いは笑えました。
それと1部のヒロインに位置するはずの、オガワ先生の。
妙なずれ方も笑いとっていました。

それにつけても、4年2組のクラス発表「シンデレラ」は、
もうこれだけで1本作れるのでは、と思わせる力作でした(^^)

終劇として流した映像は、ジャッキー映画のオマージュとして、
実際の芝居のNG集とはいきませんでしたが。
稽古風景の撮影で、上手く締めていました。 愉しめました(^^)
ログログ

ログログ

キリンバズウカ

シアタートラム(東京都)

2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★

キリンバズウカ 初見
キリンバズウカやっと観れました。当日券で。
かなりおもしろい人間描写。楽しめた。

過去の作品を観たくてDVD2本買った。

WOWOW WORLD BEAU×2 BEAUTIFUL

WOWOW WORLD BEAU×2 BEAUTIFUL

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★

意外や意外に
時間ができたのでふらっと、当日券で。

かわいいオシャレなイラストのミニチラシを憶えていて、
タイトルも英語だしさぞかしオシャレ系かとおもいきや、、。

かなりのコメディ。
そして意外や意外におもしろかった。

流れ姉妹〜たつことかつこ〜 第一章

流れ姉妹〜たつことかつこ〜 第一章

真心一座 身も心も

TOKYO FM HALL(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

真心一座 初見
真心一座 初見。第一章再演観ました。

なんという充実感。疲れが吹き飛ぶ!
大筋は悲しい話なのに、笑って笑って笑って。。
細部まで凝りに凝っていて本当にオモシロかった。
河原さんの演出ホントにおもしろい。

そうそうTOKYO FMホールが
まるで青山円形劇場のように客席が組んであった。
初演、青山円形劇場だったのですね。

ダミーサークル

ダミーサークル

花まる学習会王子小劇場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★

かなりダークだった
あのウワサの中屋敷さんが、短期間でどうやって学生をまとめ、
料理するのだろうと楽しみにして観に行った。

かなりダークだったな。想像をはるかに超えてた。
中高生が体験、思考するダークサイドの部分の凝縮だった。
現実ではあまりこういうことはおこってほしくないけれど。
多感な時にこのダークさは精神的にまいらないかなと
ちょっとだけ心配に。
でもこの世代ダークさは好物の子もいるかな。

アフタートークで本日初めて二回公演で、、省略、、
夜の回は一番いいできだった!と。
楽しそうに充実した笑顔で、、よかった。
みんな楽しんでるんだ。とわかってなぜかホッとした。

たしかにけっこう良かった。悪くなかった。
中高生そして中屋敷氏、、、恐るべしと思ったし。
あのダークさを中高生のみんなは、
むずかしい言葉を演じて楽しんでいるのかと。
動きもぎこちなさがもう少しなくなるともっといい。

そうそう、始まり方がリーディング風なのですが、
中屋敷氏いわく、
リーディングではなく「印象劇」なのだそうだ。
なるほど。

キミドリ

キミドリ

オフステージ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/28 (土)公演終了

満足度★★★

映像は綺麗で、
場面背景としてもそれなりに有効でしたが、俳優の顔に粒々だの縞々だのの映像がかぶるのはどうなんでしょう?!

ネタバレBOX

住宅地に墜落した飛行機事故で大やけどを負っただけでなく、精神も病んでしまった女性を見守る同級生たちの話。元々は高校時代のマドンナと取り巻き連。

変な同級生でした。なんだかなあ。

大事故の跡地は公園になって、その後集合住宅になるそうな。なるほど、そうかもしれないな。
ライフパスファインダー2010

ライフパスファインダー2010

パスファインダ制作室

吉祥寺シアター(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました!
ドリブル→ドリブル→パス→パス→シュート!で、決める!って感じ!・・・・・?
あなたが主役の人生、1人で頑張らなくては、いけない時もあるけど、頑張ってれば、仲間も増えるし、助けてくれる。そして、決められるのは、あなただけ!それを、押しつけるでもなく、説教じみてもなく、教えてくれる作品です。頑張れ、頑張れと、励まされるのでなく、肩の力を抜けさせてくれる感じです。それを、キャスト自身の輝く笑顔と、ノリと勢いで伝えてくれます。ロック過ぎずオペラでもなく、どちらかと言うとミュージカル風?でも好みやこだわりのある方には?・・・分かれるかも?これは、語るのでなく、体感する価値あると、思います。私は、好きです。 

ネタバレBOX

太郎(という名の自分達)が生まれて、何を求めて何処へ逝くのかと言う物語。

太郎は、自分が何を求めているのかも、わからないのに、応援団的なのやら、敵だか、正義の味方か解らないのが、集まってくるのに、戸惑う・・・なんか怪しげな奴らなんだけど仲間のようだと気付くが、どうやら、何かを始める為に出発しなければ、行けないらしい?

出発しても、悩んでると、「そ~っと・・・そ~っと」つぶやきながら、近付いてくる女性がいる。その人は、先導者になるべきか、守護神になるべきか、悩みつつ、消えてゆく。母の子守唄の優しさに包まれたような太郎も、そんな頼れる事でも人でも、欲しいのだが・・・

不安の中でも、続けていけば、いろんな出来事や人と巡り会い、発見もある。不思議な西遊記一行らしき(かなり怪しげ?)に、出会ったり・・・その中の男が、なんだか気になる女の子と巡り会い、彼女の助けになりたいので、一行と別れを告げたのに、彼女はツレナイ・・・遠慮がちに見守る男は、ただ!眼が悪いだけだった~?彼女は、塊にしか見えないけど、光が違う!!!そう!彼にとっては、光り輝く存在なのだ!そして、二人寄り添い歩き出せる~~眼が見えなくても、ちゃんと守ってくれるハズ。と、そのシーンは光を存分に使い、幻想的でもあった。一番好きなシーンです

・・・とまだまだ続くのですが、文章にすると、堅苦しすぎて・・・、なんか違っちゃてきて、申し訳ないです。途中、途中での出会いは、もっと怪しく、お気軽な、個性的な面々で、マツタケさんも、すっとボケた感じ?(もちろん!褒め言葉!)で、絡んできます。出会いがあれば、別れ(死)もあるけど、記憶に残れば、寂しくない!という所も、好きです。

なんだか、わからないけど、ゆる~く心地良い!感じは、体感しないと、解らないかな?又、搭乗したいと、思いました。

オープニングのハンドライトや、マッチでの一瞬の輝きも、きれいでした。

生バンドの迫力は、良いのですが、素敵な歌詞が、かき消される部分が有るのが、残念でした。






































































































































































































































































吐くほどに眠る

吐くほどに眠る

ガレキの太鼓

APOCシアター(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/26 (木)公演終了

満足度★★★★

ラストが忘れられない
ものすごくインパクトのあるチラシでどんな話なのだろうと。

ほのぼのと始まり、最後はどうしようもなく悲しく寂しく深い。
一人の女性の生涯を語るお話でした。

女優7人がつぎつぎと登場人物を入れ替わって演じるのに、
すぐにこの人が演じているのは”この人”とわかるのは
かなりおもしろかったしすごく良かった。

ラストの表情と照明がつくり出す世界が忘れられない。

この日、仕事で徹夜明けだったのにまったく眠くならなかった。

R 学 級 の 中 心

R 学 級 の 中 心

荒川チョモランマ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

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