
歴女パーティー ~WAR・WAR・WAR~
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★★
あなたが蘭丸っ!?
私は、ちゃんと日本史を勉強した方ではないが、近頃は歴史もののお芝居も多く、ちょっとは分かってきたかな?って感じ。
それにしても、今回のは、最初っから突拍子もないような展開で、ぐいぐい引き込まれていきました。
役者さんも、かなり力が入ってたようで、こちらも自然と力が入ってしまってました。
発想が面白いし、楽しいお芝居でした。

渡り鳥の信号待ち
世田谷シルク
サンモールスタジオ(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/07 (火)公演終了

大人の授業
smokers
テアトルBONBON(東京都)
2010/09/09 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★
玄人っぽい劇団だなぁ。
だいたい、安心して観られました。
ただ、シチュエーションコメディって、「絶対次もこの劇団を観たい!」っていう
特色が見えにくいジャンルだと、私的には常々思っていて、残念ながら今回もそうでした。
煙草を吸うシーンがなかったら、別の劇団がやってても、「これ、smorkersっぽい!」とは思わないだろうなって。

東京アメリカ
範宙遊泳
STスポット(神奈川県)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/07 (火)公演終了
どうせなら、
すでに恥ずかしいと思われているジャンルではなく、自分の先行世代すべてを否定するぐらいのお茶目さも欲しかったかも(笑)。もちろん、家族の話で、チャブ台を中央に配して突然踊りだすシーンを茶化すというのは、ままごと『わが星』なりロロ『旅、旅旅』なりを意識してると思うんだけど、そこらへんをさらに追求して、宣伝文にあるように、もっと自分たちの《「演劇」をプレゼン》してもらいたかったなあ。してるのに、受けとれてなかったらごめん。

「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
タイタス
ひさびさに拝見。
古典を斬新な手法で演出するので、まったく別物として見られるのでしょうね。年齢不詳の役者たち、すごいもの観ました。
シェイクスピアがこんな話を書いたんだと驚きでした。

ミッドサマーナイツドリーム・イン・インターネット
エビビモpro.
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

とろける魚
東京のくも
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
変化球は巧み
1時間という短い上演時間も、物語をすべて回収せずに終わらせた点も、じつはけっこう潔くて好感。なので、変化球で楽に打ちとろうとせずに、直球勝負も観てみたい。

KUNIO07『文化祭』
KUNIO
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/09/03 (金) ~ 2010/09/06 (月)公演終了
満足度★★★★
出演者みんな魅力的に描かれてた!
43歳主婦とか最後の祖母役の人とかすごいよかった。現役舞台人では、二階堂瞳子・千田英史・杉原邦生が目立つ。

忘却曲線
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2010/09/06 (月) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
誤解してた!
冒頭の曲、ドラムの音から戸川純バージョンだと勝手に思ってたけど、
↓河田唱子さんのコメント欄で、
ブリジットフォンテーヌの原曲だったと知る。
役者では、ちょっと嫌な感じの役なのに好感をつい抱いてしまう荒井志郎と、あまりに笑顔が素敵だった大西玲子が印象的。

朗読劇 私の頭の中の消しゴム
ドリームプラス株式会社
天王洲 銀河劇場(東京都)
2010/09/08 (水) ~ 2010/09/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり・・・
再演で、内容はちゃんと分かってるというのに、やっぱり涙が・・
今回の加藤和樹さんと芦名星さんのペアもなかなか。芦名さんが、あんなにかわいいところもあるなんて知らなかったな。
楽しく笑い、そして涙してきました。
また、別キャストで観てみたい。

ログログ
キリンバズウカ
シアタートラム(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

Shining Parade
OSK日本歌劇団
たかいし市民文化会館 アプラたかいし(大阪府)
2010/09/04 (土) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった!
一部の日舞は、「だんじり」と「羽衣伝説」が、よかったです。
二部の洋舞は定番と新しさの程よい取り合わせ。
遠かったけど行ってよかったです。

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010
ハイバイ
アトリエヘリコプター(東京都)
2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了
満足度★★★★
初めて組
初めて組を観ましたが初めてと思えないくらい
しっかりしてましたね!
話は旗揚げ以来何度も再演を繰り返している名作ということで
期待にこたえていただきました。
常連組も空いてたら観てみたかったですね!

結婚狂想曲
PU-PU-JUICE
シアターサンモール(東京都)
2010/09/08 (水) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
満足です。
PUPU‐JUICEの舞台は2月のパニ☆ホスに続き2度目。
なあんか全体のコメディ要素がおいらにとっても合うようで期待通りな作品でした。
今回は生演奏のBGMが、舞台全体に迫力といいリズムを加えてくれました。
キャストが多めなのは前回と同じですが、キャラが振り切れてるからなのか、『この人って誰だっけ?』っていうことがなく登場人物になじみやすいのが見ていて楽ちんなんですよね。
今回は主演女優に浅見れいなさんをゲストとして迎えていますが、これもまた、おいらとしては嬉しいキャスティングでした。
次回公演は来年6月とのことですが、今から楽しみです。

こもれびの中で 2010
シェルミッシュエンターテイメント
滝野川会館 大ホール(もみじ)(東京都)
2010/09/10 (金) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★★
いいよね、青春も・・・
おおまかなストーリーしか知らずに観劇したのですが、王道ともいえる青春モノで感動あり笑いありで充分楽しめました。
ありがちと言えば、ありがちなストーリーなんですが退屈などせずに見られるのは、数日の休演期間でさえ脚本をいじり、よりよい舞台を作ろうとするキャスト、スタッフの想いの表れなんでしょうか・・・。

ハーパー・リーガン
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2010/09/04 (土) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★
認め合う
端的にいうと、母娘三代の衝突、そこに血を分けた人達でありながら
容易には埋められない「壁」を感じつつも、
本気で本音をぶつけ合う事でうっすらと見えてくる共通点に少し安堵し
最後には互いを、ほんの数センチだけど確かに「認め合う」。
そんな、微かに希望がのぞけるような、観終わった後には色々なことへの
ためらいがしゅんと消えていくような懐の広い劇でした。
ネタバレに書きますが、公演前のインタビューで小林さんが言及していた
最後のシーン、あそこはホントに良いね。 結構響いた。
話全体は女性にささげられているものと感じたけど、最後の場面は
男はじんとするんじゃないかと思う。

Sea on a Spoon
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/09/01 (水) ~ 2010/09/05 (日)公演終了
満足度★★★
いろいろ意外
初めて観たのですが、意外にもスタンダードな芝居で驚きました。役者さんはちらほらと空気読めてないような微妙な感じがあったのが残念。 話は奇抜ではないものの、いつの間にか狂気を感じゾッとしました。音と照明が素晴らしいからだと思います。体に響く全ての音が気持ちよかった。

かもめ
TPT
上野恩賜公園・不忍池水上音楽堂(東京都)
2010/08/13 (金) ~ 2010/08/19 (木)公演終了
満足度★
野外の意味があまりない
全体的にそうですが、最後はもうなにがしたいのかわかりませんでした。バラバラな印象。 かもめって、うまくないと登場人物みんなにただイライラさせられます。 美術や衣装はかっこ良かったです

在る、忘れられた水槽。(無事終了いたしました。ありがとうございました)
village80%
アクロス福岡 円形ホール(福岡県)
2010/09/03 (金) ~ 2010/09/04 (土)公演終了
不思議な空間
円形の舞台だったので、向かいのお客さんの視線が、初めは気になりました。
でも、役者さんの会話が自然で、だんだん客席と舞台の境目がなくなった感じで、途中から気にならなくなりました。
いつの間にか勝手に舞台に参加してた感覚です。不思議。

「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了
満足度★★★
練り上げた独自の「型」を用いてシェイクスピアを表現
公演パンフレットで劇評家・扇田昭彦氏が述べているように、この劇団独自の「四畳半スタイル」とこの戯曲の「『外部』の視点を欠いた報復行為の閉鎖性」の相性がよく、今回の作品は高いクオリティのものだったとは思いました。ただ多分に個人的な好みを交えた感想としては、独自の型で芝居創りをすることだけで舞台が完結してしまっていて、客席の観客との間に溝があったのでは? という思いが残りました。何というか、日本の古典芸能を観にいったときの受け止め方に近いものがあります。まあ、本当にこれは個人的な好みですが。