
千一夜の物語
ヨビゴエ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2025/11/08 (土) ~ 2025/11/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/11/14 (金) 14:00
一言で表現すれば「策略/陰謀渦巻くダークなアラビアン・ナイト」。アウトローなシンドバッドがアラジン、アリババらと冒険しつつ王を目指し、やがて……なピカレスクロマン。
分不相応な野望を抱いた主人公がそれを達成するも自滅する内容に(3人の魔女がいることも含めて)「マクベス」を連想しつつ観ていたら終盤にはギリシア悲劇の要素まで織り込んでニヤニヤ。
あれこれ知っているとより面白いよね♪

リーディング版『春はやて』
虚空旅団
AI・HALL(兵庫県)
2025/11/22 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
失ったものは元に戻らないけと、これからは新しく作っていける。この台詞が、あぁ、彼は居ないのだなあと思ってホロリ、いや、皆さん温かかったよ。
お芝居で観ると、もっとぐっとくるのだろうなあと感じました。
上演してくださってありがとうございます🤟

山吹
遊戯空間
六本木ストライプスペース(東京都)
2025/10/18 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
遊戯空間の「妖話会」は二度目。リーディングを彩る「場」の選定(前は確かプロトシアター)、ストライプスペースは以前オフィス再生「正義の人々」で訪れ(その時出演の加藤翠が勧めたもの哉)、三年振りに六本木駅から坂を下った。
さて「山吹」、一年以内に読んでいるのだが、鏡花流の耽美な小品で「舞台化」を思い描きながら(ある人が本作の上演を目論んでいると耳にしたので)読んで興味深かった。が「興味深かった」記憶のみで他の収録作品と判別つかず、会場で確かめる事に。
リーディングであった事を開演して合点し、脳のスイッチを慌てて切り替えるも疲労の身がこれに堪え得るか一抹の不安。予感通り、開幕後暫く状況が把握されず時々意識が飛んだ。
だが和楽器の設楽瞬山、篠本氏(人形使い)、加藤翠(小糸川子爵夫人)の妖気立上る演技、中村ひろみ(その他の役、ト書)の語りが濃密空間を作り、話の抜き差しならなさとこれを包む心地良さの角突き合わせに身を任せる。そして朧げな記憶がぼんやり蘇り、終幕を前に一気に鮮明になった。
元料亭の娘で華族に嫁いだ縫子が、身分を隠しつつ修善寺を訪れている事実、その理由が詳らかにされるよりは、ただ夫人の宙吊りにされた心の「昇華」を切望する心身状態が、たまたま遭遇した裏通りの店に飲んだくれていた辺栗という人形遣いに受け止められ、当てのない旅へ出る、という事の中から浮かび上がらせている。一方の自棄飲みの辺栗も、かつえた魂の昇華を淫靡な方法で遂げるのに夫人の手を借り(という場面があったが原作にあったかは思い出せず)、殆どあり得ないカップルの道行きが、夫人の強い意志に引き摺られるようにして始まる、というものであった、と思う。強風の吹き荒ぶ荒野へ何も持たず拠り所もなくただ二人が互いを支え合う信頼のみを頼みに、歩を踏み出す姿が、鮮烈であった事を最後に思い出したものであった。
世のままならなさ、個人の夢も国家の理想も、私利私欲と小賢しい計略、右へ倣えの非主体と裏切りによって穢され、魂の擁護のためには死か飢えか苦痛の道を行くしかない選択の局面が誰がしも、遠くない場所に潜んでいるのではないか。
この物語は修善寺を訪れた画家の目によって捉えられ、描写されている。画家が目撃した奇異な光景を、追体験する。画家という人物の感覚というフィルターを通す事により、より幻想的な趣きが加わる。画家はただ見たものを紹介しているが、この事件の本質は観客の想像に委ねられている。

「カエル。」
インプロカンパニーPlatform
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
現在と過去を行き来する脚本、演出はとても良いですね。
お客様からのキーワードで展開してお芝居で、一生懸命に演技される姿はさすがですね。
笑いを誘うシーンが多々あり、とても楽しませていただきました。

お寺でポンポン‼︎
劇団娯楽天国
ザ・ポケット(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
多種多様な坊主が出没し、坊主同士が対決したりのドタバタコメディー的お芝居で面白く観劇させていただきました。
映画がテレビのお芝居を生で観ているようでとても良かったです。

PINK THUNDER
Superb Sick Squad
萬劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
女性だけのパワーあふれる舞台で、観応えがありました。
ストーリーは個性をテーマにしたファンタジーで面白かったです。
そしてキレキレのダンスには、様々の要素があって、圧巻でした。
個々のダンスも良いし、揃った群舞も素敵でした!
出演者は皆が可愛く、可愛いだけじゃなく実力もすごかったです。
本当にカッコ良い舞台でした。

AI(アイ)
こぬかーめ
studio BLANZ(東京都)
2025/11/22 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Aチームを観劇しました。面白かったです!
AIのミコに芽生える感情が丁寧に描かれていて、切なくなりました。
登場人物達は性格の良い人達ばかりで、それぞれの恋愛事情にリアル感がありました。
役者さん達は、それぞれのキャラクターを好演していました。
AIについて考えさせられ、人間の優しい気持ちを感じる良い舞台でした。

真夜中に挽歌
Y.T.connection
上野ストアハウス(東京都)
2025/11/20 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
文学座から『太陽にほえろ!』の主人公に抜擢されてブレイクした若き松田優作。多忙な裏で同期を集めて劇団F企画を作演出で主宰。劇団解散後も、3本の舞台を個人プロデュース。朴李蘭名義だった為知る人ぞ知る話。文学座付属演劇研究所12期生の同期であった野瀬哲男氏とは一生を通じて付き合う兄弟のような関係。1978年11月初演の今作は唯一脚本が残っているものだそうだ。当時主演、とおる役を務めた野瀬哲男氏が演出に回る。
松田美由紀さんのビデオメッセージからスタート。松田優作の唯一無二の魅力はエネルギーだと話す。彼よりも演技が巧い人、ルックスが良い人は幾らでもいるが、彼のようなエネルギー、人に何かを伝えようとするエネルギーが溢れているような人はいないと。自分が松田優作に夢中になったのもそれかも知れない。作品以上のものを提供しようとする有り余るエネルギー。勝新もそうだけれど100で充分の作品に無理矢理1億ぶっ込もうとする。その溢れ返った余剰なエネルギーに心酔するのかも。
冒頭、松田優作っぽい男(上西雄大氏)が無言でステージから客席へと通り過ぎる。
青森から上京して一ヶ月、自動車整備工場で働く青年
とおる(船津祐太氏)。殺風景な倉庫を改装して暮らしている。鎮座したピカピカのバイク。何処からか船の運航する音が聴こえる。やって来た関東狂走連合京浜支部リーダーのジョージ(徳田皓己〈こうき〉氏)とその情婦ハクラン(世森響〈よもりひびき〉さん)。ディスコで知り合った都会に憧れる田舎もんを食い物にしようと企んでいる。ダセえ世間知らずの素朴な田舎もん、東北訛りの腰抜けに現実分からせてやる。
ジョージ186cm、とおる182cm、モデルの世森響さんと、手脚が長いスタイリッシュなダンスが映える。必殺シリーズを現代に置き換え漫画化した「ブラック・エンジェルズ」みたいなルックス。
映画を判ってる人間の作る舞台。しょぼい嘘がない。安っぽい誤魔化しがない。
場内に流れる松田優作の歌がかなり良かった。これは一度ちゃんと聴いた方がいいかも。
船津祐太氏は魅力的な役者。
是非観に行って頂きたい。

山吹
遊戯空間
六本木ストライプスペース(東京都)
2025/10/18 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。泉鏡花原作「山吹」の独特の世界観を見事に表しており観応え十分。心地良い緊張感に包まれた舞台空間、そこに妖しげな物語が描かれる。まさしく「妖話会」に相応しい話。キャストは3人(篠本賢一サン、中村ひろみサン、加藤翠サン)、その少ないメンバーによる濃密な会話が観客の心を捉えて離さない。
原作の魅力もあろうが、物語に登場する人物の心情が切々と伝わり、その情景/状況を生演奏(設楽瞬山サン)が支える。また この会場の特徴を活かした演出が余韻を残す。物語全体の世界観というか情景は上演前から既に始まっており、その雰囲気作りが実に上手い。客席配置は観客をも劇中の民衆として取り込むような工夫であろう、その没入感に浸る。
(上演時間1時間40分)

AI(アイ)
こぬかーめ
studio BLANZ(東京都)
2025/11/22 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Bチームを拝見。尺は若干長く2時間25分程。然し全く飽きない。オープニング場面こそ、研究所の模様や出演者が、それも所長役が長髪でその髪をポニーテール宜しく後ろで束ねていたり、やや遅れて入って来た研究者たちが何人も白衣を着ていなかったりで聊か調子が狂わされた感を持ったが、各キャラの特徴や好きなことが分かり、可成り早い段階でAI自体がヒトの心を持ったような伏線が敷かれて以降、今作に対する見方が180度変わった。
現在実際にAIの進歩は日進月歩等というトロイものではなく秒進分歩以上のスピードで開発競争が進捗していると考えるべきであろう。そしていつか進歩したAIがヒトの心のような働きを獲得するかも知れないという想像は、SFファンのみならず多くの方々にも共有されているのではないか? 無論、より慎重に考察するなら現時点でAIが獲得できているのは既存の発表データを網羅・集約したり分析・統合・解釈して表示したり音声で伝えたりすること等で、己の“存在”としての体験を自らの原資として今までに無かったものの見方や想像力を新たに付け加えることは出来ないと考えられる。(追記24日12:55)

お寺でポンポン‼︎
劇団娯楽天国
ザ・ポケット(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
フライヤーが魅力的。とは言え、この作品、最初と最後が見所かも知れません。2時間を超す芝居。前説で「長い!」と言うだけで無く、具体的に時間を言って欲しかった。

白貝
やみ・あがりシアター
浅草九劇(東京都)
2025/10/08 (水) ~ 2025/10/19 (日)公演終了
実演鑑賞
やみ・あがりシアターの新作。130分。九劇。10月19日まで。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/11/post-f6ca47.html

お寺でポンポン‼︎
劇団娯楽天国
ザ・ポケット(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
圧巻!です。もうオープニングからぶったまげました。脚本も演出も演技も満点ですね。舞台にありがちなわかりにくさは一切なく、かといって安易なつくりになってなくて、ほんと、演劇のお手本のような舞台でした。2時間20分という長尺の舞台でしたがまったく長さを感じませんでした。まだ今年1ヶ月ありますが、おそらく今年ベスト5に入るハイクオリティの舞台でした。最高の時間をありがとうございました。劇団さんには感謝しかありません。ありがとうございましたm(_ _)m

何もできない男の子と何も持たない女の子
劇場企画タイオン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いやー、素晴らしかったです。若手の劇団ではダントツですね。オープニングの「しげる」ネタから「脚本家、いいセンスしてるなー」と思いました。というか、エンディングまでセンスの押し売りのようなすごさでした。脚本家の才能とパワーに圧倒されました。ほんと、お世辞抜きに脚本も演技も演出も何もかもすばらしかったです。ロングランで公開してもいいレベルです。ぶっちゃけ、東京芸術劇場とかザ・スズナリあたりでもいけると思います。それと、最後の電飾と垂れ幕でうかつにも涙が出てしまいました。ほんと感動しました。最高の時間をありがとうございました。

喜劇王暗殺
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
史実からインスパイアされたミステリー風味のワンシチュエーションコメディ。
かなりいい感じで各キャラクターの物語が重なっていきます。

お寺でポンポン‼︎
劇団娯楽天国
ザ・ポケット(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
オープニングで捕まれました。人の話を聞かない奴らばかりで一体どこへ着地するかと思ったら、思いかけずほっこり。クライマックスの仕掛けにもびっくり。

ニュー花園
早稲田大学演劇研究会
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2025/11/21 (金) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

リーディング版『春はやて』
虚空旅団
AI・HALL(兵庫県)
2025/11/22 (土) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
川口仁さんが出るはずだった作品
時代はコロナ下
家庭の格差に結婚を反対され別れた末の、娘の登場 や パートナーに協力する理想郷を追い求める男性 そして離婚調停を拒まれている女性と周辺が絶妙に絡まり進む
時間軸はブレることなく、とても分かり安い中で、各々の心境の変化をこれまた絶妙捉えている
仁さんはどの役だった?おそらく…

氷河の果てに
虚空旅団
AI・HALL(兵庫県)
2025/11/21 (金) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
流石高橋作品
最後は観客で創造してね〜みたいな作品が多い中、全ての役者(出演者)の最後まで説明頂けたのにスッキリ
リアリティが感じられ、私には刺さりました!

星降る教室
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2025/11/22 (土) ~ 2025/12/01 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
封印された記憶を呼び戻す情感溢れるファンタジー、グッときました。前回のリーディング公演よりも、ブラッシュアップ感がありますね。ちょっと早めのクリスマス感を味わえました。