最新の観てきた!クチコミ一覧

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人のいぬ山

人のいぬ山

発条ロールシアター

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/10/31 (金) 19:00

雷雨に遭いたまたまあった小屋(?)に避難した登山客たちと山に住んでいる者の一夜の物語。コンプレックスを持った面々がそれを克服してゆく優しい話……と思いきや終盤で現代社会の闇(?)をチラリと、的な
そして「舞台表現だからああだが劇中世界ではアレ」という「お約束」を逆手に取った「そのまんまかい!」な手法にしてやられる。その「騙された快感」も楽しからずや。

雷ノ鳥

雷ノ鳥

劇団カルタ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観てきました。
サスペンス仕立てですが、観ているうちにこれは色んな愛情の物語でもあるなと思いました。
歪んだ愛
都合の良い愛
家族への愛
執着の愛
真実の愛
などなど。
特にチカナの愛は、非常にいびつで、万人には到底受け入れられないものですが、確かに本人なりの愛はそこにあると思いました。

Cordemoria

Cordemoria

縁劇ユニット 流星レトリック

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/05 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
笑いや切なさありの優しいストーリーで、温かな気持ちになりました。
登場人物達のキャラクターを役者さん達は好演していて、とても良かったです。
そして、その登場人物達の優しい心に、涙腺が緩みました。
素敵な舞台でした。

雷ノ鳥

雷ノ鳥

劇団カルタ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです!
サスペンス大好きなので、どんな展開になるのか興味津々で観ました。
前半は情報量が多すぎて混乱しましたが、後半で回収出来ました(出来てない部分もありますが)
劇場全体を使った演出や役者さん達の熱演に圧倒され、その熱量に感動。
誰を信じていいのか、何が本当なのか?騙し騙されという緊張感があり、目が釘付けでした。
観応えのある熱い舞台でした。

柿落とし公演「MARVIN‘S ROOM」

柿落とし公演「MARVIN‘S ROOM」

Prayers Studio

Prayers Studio神楽坂アトリエ(東京都)

2025/10/31 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

家族って不思議ですよね。見えない絆がある? ほんとかな?
ぼく自身はそういう絆って幻想なんじゃないのかなーと思わなくもないんだけど、幻想でもなんでもいいから、そういう絆があることで、社会的に心の安定を人間は得ることができるわけで、とも思います。
若いときは家族なんて邪魔な存在みたいにしか思わなかったけど、年を取るにつれて大事な存在になっていくというか。

上演直後のディスカッションでは、自分の理解の不足を補ってくれる意見を聞くことができて、やっぱりこういうのは有意義だなーと。映画なんかだと、あとで観た人と意見交換できたりするけど、芝居となるとそうはいなかいですからね。実際に同じ回の上演を観た人たちとお話する機会があるというのはありがたい気がします。

ドラマトラアイルも、和気あいあいな感じで楽しめました。ダムウエイターのときは、ふたり芝居ということもあってか、あの狭いアトリエだったということもあってか濃密な印象があったけど、今回のは、登場人物多数ということもあってか、台詞回して楽しみましょー的な。これはこれで気楽に楽しめました。また参加したいですね~

ネタバレBOX

ハンクは家出して帰ってくるのが早すぎねーか、根性ないなーと。忘れ物を取りに帰っただけ?
それにしてもアメリカ人は激しいな。日本人のぼくはあの厳しい言い合いには引くわ~
雷ノ鳥

雷ノ鳥

劇団カルタ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです!
会場に入った瞬間「あ、いつもと舞台と客席の配置が違う。と言うことはあそこも使うのね」案の定、バルコニー(?)も使っての演技もあり、登場人物が多いし、話も込み入っているので前半ついて行くのが大変でした。休憩を挟んでの後半も、どうなるかとハラハラ。ちょっとそこは疑問だわ、とか、何役か兼ねる人もいるけど実は潜入捜査という人もいて、全部理解できたかは甚だ疑問のまま終わりましたが、2時間半近くの緊張感を味わいました。

ネタバレBOX

外国での逮捕劇シーンらしきものがありましたが、序盤で何が起きているかよく分からず、騒々しいだけでそれほど効果はないのでは?と思いました。
焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/10/07 (火) ~ 2025/10/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最初に見た9年前の三演の感動が大きかった。今回はそれをなぞるような味方になったが、でも新しい発見もあった。
ムードメーカーの太った常連客の櫻井章喜が目立った。また歌手志望の三女もよかった。歌もうまいし、笑いを取る。これが知らない俳優だが、何と韓国の女優。日本語もうまかったので、日本の女優と言われても驚かないくらいだった。父が片腕だったのをすっかり忘れていた。父役は新しい韓国俳優、母役は初演・再演と同じコ・スヒで、ふたりともよかった。

前回の中学生の大窪人衛、哲男の高橋務が印象深い。

ネタバレBOX

最後のリアカーに、何と母親は乗っかってしまい、片腕の父が一人で引くとは。舞台でも坂道なのでさぞ重くて大変だろう。重いリアカーを勢いつけて一気に駆け上るところに、軽いリアカーを重そうにひくのでは出ないリアリティーがあるのかもしれない。
リア王

リア王

Bunkamura

THEATER MILANO-Za(東京都)

2025/10/09 (木) ~ 2025/11/03 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

長女ゴネリルが宮沢りえがやるという配役がまず思いつかないところ。実はこの演出でゴネリルは悪女ではないところがみそ。父リア王を追い出す場面では、その前に父王の家来たちが乱痴気騒ぎする食卓場面をわざわざ作り、ゴネリルの言葉に根拠があるように聞こえてくる。ただ、宮沢はどこか冷たい女に見え、安藤玉恵の次女リーガンのほうが愛敬と欲望が生き生きしていた。

勝村政信の道化が冒頭から最後まで舞台にいるのも、もう一つの演出の工夫。リア王の愚かな裁定や、長女の利胆なし内などの愚かさを見つめる存在とされるのだが、ただ、その効果がどれほどあったかは疑わしい。

大竹しのぶのリア王は良かった。特に後半、狂気と正気を行き来するせりふを、あの低い声で迫力をもって演じるのはさすがである。また、嵐の荒野の場では、大量の本水を使い、大雨を降らせるのは、スタッフもキャストも大変だったろうと思う。

吉例顔見世大歌舞伎

吉例顔見世大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2025/11/02 (日) ~ 2025/11/26 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

夜の部を観劇。三谷幸喜作・演出「歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)」が目当てだった。
舞台は江戸時代の伊勢歌舞伎。海賊版「義経千本桜」をやっている蓬莱座に、とうの作者(竹田出雲)が見に来る、というので大騒ぎという設定。看板役者の中村獅童は酒におぼれてメロメロ、静御前役の彌十郎は顎がすぐに外れて困っており、遊女の新悟は舞台に出るため男装(!)して愛之助の許可をもらい…と、細かいシチュエーションの積み重ねで笑わせる。染五郎の作者見習いと義経役の早変わりも見もの。3人の荒法師の曲芸演技も面白い。

前半は、松本幸四郎の金切り声や中村獅童の酔いつぶれぶりなどの役者の書さや、きりきり舞いの面白さでくすぐり笑いが続く感じだったが、なかほど、中村福之助と歌之助の「六郎」の分身の術でどっとわく。その見本は鳫次郎と幸之助が演じて見せて、これが絶品。そこから、舞台が急速に笑いの渦の乱れ裡になる。フィナーレは(歌舞伎座ならではの)回り舞台を使った、バックならぬステージそのものの「義経千本桜」のパロディ(というべきか迷うが)になり、平井堅の「POPスター」歌舞伎バージョンを皆で踊る。大変な盛り上がりで楽しかった。


ネタバレBOX

染五郎の早変わりはイヤホンガイドに教えてもらってわかったが、ふつうにみている人はわからないのでは?。染五郎の顔立ちに特徴がないのが不利。見習いと義経役の違いも、登場人物としてキャラが立たない。イヤホンガイドの幕間対談で染五郎も「早変わりは対照的な役を演じることが多いけど、今回は…」と不安を言っていた。同じ対談で、早変わりと言っても化粧を変えるのに時間がかかると言っていたように、出てったと思ったら直ぐ帰って来るという、本当の早変わりでないのも残念なところであった。(「天保十二年のシェイクスピア」の貞淑な妻と女侠客の双子の入れ替わりを思い出した。あれは面白かった)

そこ行くと、獅童が連獅子から弁慶(?)、そして狐忠信へとかわるほうがずとおもしろい。すぐ変れるように、弁慶の隈取は頭に巻いたさらしのうえからやっていた。

竹田出雲の「身現し」でギヤチェンジして、そこから盛り上がる。身現し、早変わり、入れ代わり、音つけ(エアー演技に湧き出ほんとの音をつける)等、歌舞伎の趣向を色々入れていたのも面白い。

「義経千本桜」の狐忠信の場だが、「忠臣蔵」と同じように、義経の「枠物語」を借りて、狐による親子の物語を見せるもの。歌舞伎が通し狂言でなく、個々の場の上演が多いというのは、物語の作りそのものから来ているとわかる。各々の「場」は別々の人が主役の独自の物語を演じていて、吉良への敵討ちも、義経も、話の主題になっていないのである。

普通の歌舞伎なら、平井堅の歌と踊りで盛り上がって終わるが、そこは現代劇系統の三谷歌舞伎、クールダウンの短いエピローグがつく。もう一度舞台袖に戻って、「大変だったね」のしんみり会話と、竹田出雲の付き人が附打にで仕入れというおまけをつける。細かい情緒がいい味わいの終わりだった。
さらば黄昏

さらば黄昏

阿佐ヶ谷スパイダース

小劇場 楽園(東京都)

2025/11/08 (土) ~ 2025/11/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

〈Ver.B〉

人口500人程の小さな町、踊田(おどりだ)。駐在所に暮らす定年間近の警察官、中村まこと氏。新たに赴任して来た若手、大久保祥太郎氏。町役場の長塚圭史氏。

背景は水墨画のような山の稜線が壁やブラインドに跨って描かれているもの。

MVPは志甫(しほ)まゆ子さん。オープニングから強烈。どんどん話に熱がこもり、いつしか「楽園」の観客にまで話し掛け同意を求める。圧倒的話術で観客は虜に。
そして中村まこと氏と村岡希美さんのワードがなかなか出て来ない掛け合いトーク。アドリヴのように見えるがきっちり脚本なのだろう。もう芸だな。

観客の想像力を刺激する構成。阪本順治の『トカレフ』みたい。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

昔観たヴィゴ・モーテンセン主演の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の感じで観ていた。クライマックス、西部劇調の曲が掛かると「やっぱり」と思った。

※前半はやたらスローペースで進むので眠気と戦う観客もいた。大物ロックバンドがライブハウス・ツアーをやる感じ?こんな狭い所で俺達が味わえるなんて感謝しろよ、的な?なんて斜に構えていたが駐在所のシーンで作家の本気に気付く。これは狙ってやってるな。(それまでは何かのギャグだと思ってた)。印象的なのが大久保祥太郎氏の連発する「これ映画じゃないですか?今、映画の中にいます?」と辺りをキョロキョロする行動。虚構の中で役割を求められている登場人物の感覚。一体、俺は何の役だ?

25年前、放火殺人事件を起こし刑務所に入っていた男、犬塚が仮出所したらしい。ヤクザなのか半グレなのか町を牛耳っていた悪党。当時通報した中山祐一朗氏、父母を殺され全身火傷で生き延びた李千鶴さん、情婦でお腹に子供を宿していた村岡希美さん、30手前の巡査だった中村まこと氏は鉈で暴れる犬塚を拳銃で撃った。それが問題になり辞職。暫くした後、踊田を自ら希望して再採用、7年間勤めた。住民の中には陰口を叩く奴もいた。

中山祐一朗氏の職場に別の町で飲み屋をやっている犬塚の甥が現れる。この町に犬塚と弟とその息子である自分が戻って来ることを匂わせる。その夜、娘(板崎泰帆さん)が自転車で帰宅途中田んぼ道で背後からの車に撥ねられかかる。これは偶然なのか脅しなのか。現場を見に行った巡査の大久保祥太郎氏は暗闇で石をぶつけられて7針縫う。退職して事実婚の李千鶴さんと苫小牧に移住するつもりだった中村まこと氏は一転、町に残ることを決める。誰かがこの町を守らねば。更にまた中山祐一朗氏の娘(板崎泰帆さん)が連絡付かず行方不明。謎の男すやまあきら氏に酒を飲まされ泥酔させられていた。すやまあきら氏は駐在所で大久保氏を挑発。キレた大久保氏は暴力を振るってしまう。それがSNSで拡散され問題になり帰郷して謹慎。大久保氏と婚約中の内藤ゆきさんは犬塚と村岡希美さんの子供であった。大久保氏の実家にその事実を伝える匿名の手紙が。破談になるかもしれない。どんよりした疑心暗鬼と不安に包まれる町。不信感が町を煙らせる。中村まこと氏は住民を集めて町民による防犯パトロール隊の設立を訴える。自分達の町は自分達で守るべきだと。「トイレに行く」と言ってその場を退席する中山祐一朗氏。そのままいなくなる。

時間がすっ飛び、駐在所。中山祐一朗氏は防犯パトロールをして来た帰り。喪服姿の李千鶴さんは知人の葬儀の為に久方振りに踊田に戻って来たそうだ。苫小牧にて用務員と農作業をする中村まこと氏の近況。駐在所に暮らす大久保祥太郎氏は内藤ゆきさんと結婚して娘が産まれていた。

全て中山祐一朗氏の狂言じゃないのか?と思って観ていた。犬塚絡みの話は全て中山祐一朗氏発信。内藤ゆきさんに会った時の狼狽ぶりもおかしい。だがずっと怯えてきた男が覚悟を決めて犬塚に会いに行き、直接話を付けたということなのだろう。「この町は俺達が守る、あんた(中村まこと氏)は行ってくれ。」
李千鶴さんの喪服姿からエピローグが始まるので観客に不安を抱かせるミスリードは流石。

「言葉の西部劇」として正義を語るまでには至っていない。重要な足りないパーツがある。中村まこと氏の心の闇か?誰にも言えない罪の意識か?人に理解して貰えない孤独感か?それでもやらざるを得ない過去の償いか?西部劇を観客に味わわせる為に必要なパーツ。何の価値もなかった正義が一瞬にして巨大な価値へと燃え上がること。登場人物の心のテーマ曲が観客にまで確かに聴こえること。
存在証明

存在証明

劇団俳優座

シアタートラム(東京都)

2025/11/08 (土) ~ 2025/11/15 (土)公演終了

実演鑑賞

 上演時間は約2時間45分(途中休憩10分含)。

 リーマン予想が発表された1859年から50年後の1909年から
1977年頃を舞台に、二つの時代を往来交錯させる(この手の
演出にかけてはこの演出者はなかなかの演出巧者)構成で、
ミステリーも含め多様な要素を詰め込み過ぎ散漫気味ではあるものの、
ハーディ/リトルウッドを含め直接的間接的に彼らに関わる当時の
大英帝国人たちの姿や社会を活写している物語。

 演出者も含めサイエンスに理解のある、『インコグニート』の
かつての出演者が全員参加しており、演技面は万全の態勢。

 演出面では、場面に応じて3方向の寄木細工様の側面壁から立体ピースを
出し入れするようにセットを舞台上にピタッと出し入れする趣向は、
アイデアの着想や発想のひらめきを連想させ、物語との相性抜群で好印象
(俳優座スタジオとは違い、舞台裏というか舞台袖のスペースがある程度
とれるトラムという空間、装置の精緻な設計製作そして場面ごとに手早く
きちっとセッティングする裏方さんの高いスキルがすべて揃ったからこそ
できる芸当)。

 『アルカディア』、『インコグニート』、『ブレイキング・ザ・コード』、
『プルーフ』、『フォトグラフ51』、『アルキメデスの大戦』、
『ズベズダー荒野より宙へ‐』、『東京原子核クラブ』などの作品の
いいとこ取りをしつつ巧みな作劇構成力でまとめ上げてきたという感あり。
 well-definedでない、多義的な題名は何の存在(意義)証明かを明示していないので、
場面場面でその何のかを意識して観続けると山の頂に至る道筋が見えてくる
かもしれない(『ブレイキング・ザ・コード』での“ザ・コード”に相当する部分)。
 ただ、ミステリー部分は、prime number(s)に絡めた暗号解読に強引に
結び付けようとする意図が目立ち過ぎ比較的早い段階でおおよその謎が
みえてしまい、緻密さやエレガンスさとは程遠い、既視感のある仕掛けに
なってしまっている(このあたりは、最近久々の新作が出たダン・ブラウン
などはなかなかの名手)。
 盛り込み過ぎて話題が次々と移り発散してゆく中その回収に追われながら
到達点の、数学的証明とは何かを含むハーディとリトルウッドとの対話の場面に
収束させなければならないため、物語がドラマドラマし過ぎたものになり
かえって人工感が際立ってしまっている。また、海外戯曲でよくみられる
専門性にぐっと踏み込むことで生まれてくる深みや説得力という点でも脆弱。

 現在、我々の身の回りでサイバーセキュリティの一つとして利用される
RSA(公開鍵暗号方式での暗号化アルゴリズムの代表)などは、莫大な桁数の
合成数を素因数分解することは現実的にスーパーコンピューターでも
解読が困難(劇中の双子の姉妹は別としても)という素数の特性を利用しており、
素数と暗号解読、暗号化技術、コンピューターとの結びつきの代表として、
劇構成的にも、バタフライ効果などよりこのあたりを物語にうまく組込むか
触れた方が、現代とのつながりという意味でも、数学(の有用性)が身近にある
ことがより親近感をもって観客に伝わったのではないだろうか。

ネタバレBOX

 数学者の登場人物は、ハーディ、リトルウッドのほかに二人。

 ハーディ、リトルウッドの教え子ということや現代の暗号化技術が
素数の性質を利用していること、また、コンピューター、AIへの萌芽につながる
物語展開ということもあり、リーマン予想とは直接関係ないにもかかわらず、
アラン・チューリングが登場する。また、二つの大戦をはさんでいることや
作者の個人的な思い入れが相当強いのか、特に終盤、例えば、純粋数学と
応用数学の相違に言及するところなど重要場面での出番が多くなる。
 さらに、数学における証明とは何かを観客側に示す役割も込めて、
インドの天才数学者ラマヌジャンも登場させている。
エイリアンズ

エイリアンズ

The Stone Age

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

流石はずれ無い劇団
SFラブスト?
地球に実験に来た異星人男(正直で感性無)が、地球の女性に恋する話
異国人バージョンは何度か観たことあるが、異星人👽️は… ムーの読者が関係者に…
愛情や感性が生まれる過程が面白く、よく練り上げられているな〜 楽しめました!

人斬りと呼ばれた男達

人斬りと呼ばれた男達

辰月 SHINGETSU

SPACE9(大阪府)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

幕末に生きた三人の男達
人を斬った理由 それぞれの想い
思いつめて 生きるために。
120分が早かった。

ドニゼッティ/歌劇 『愛の妙薬』

ドニゼッティ/歌劇 『愛の妙薬』

全国共同制作オペラ

東京芸術劇場 コンサートホール(東京都)

2025/11/09 (日) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

複数の劇場や芸術団体などが連携し、単館ではなしえないハイレベルなオペラ作品を新演出で制作する「全国共同制作オペラ」というプロジェクトによる公演。僕は、不勉強ながらオペラの観劇経験が乏しく、とても新鮮な気持ちで観劇しました。言語はイタリア語で、日本語と英語の字幕がつきます。

感想を一言で言うならば「とにかく見所が多い!」という印象。出演者の表情や身体を見て、言葉の意味を知るために字幕を見て、ダンサーや合唱の人たちの様子を見て、オーケストラピットを見て、指揮者を見て、舞台美術を見て、etc…。舞台全体を見ながら細部も見て、そのほとんど全てを楽しみました。オペラなので、視覚以上に刺激されるのは聴覚ですが、言うまでもなく、歌劇として大いに魅了されました。演出がオペラ初演出の杉原邦生さんで、彼は舞台美術家でもあるので、美術へのこだわりが随所に出ており、それが今作の大きな特徴になっています。劇場や国を超えた共同制作の真価を強く感じたオペラ公演でした。本当に見所が多いと感じましたが、個人的に最も「格好いい!」と痺れたのは、指揮者のセバスティアーノ・ロッリさんの所作でした。故に割と長い時間オケピを眺めていたと思います。

青春、絶望を笑う

青春、絶望を笑う

Nana Produce

テアトルBONBON(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/10 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

しっかりした脚本とお芝居の良いお話でした。
個人的には病気ものは好きではないですが、それでも泣けてしまいました。終わり方もちょうど良い塩梅ですね。

ネタバレBOX

全体的に35歳というより40、50代っぽいなぁというのは30代的には引っかかりました。ボーリングと卓球とか洋服のセンスとか話し方とか。
Cordemoria

Cordemoria

縁劇ユニット 流星レトリック

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/05 (水) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

きれいで優しいお話ですね。

雷ノ鳥

雷ノ鳥

劇団カルタ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 尺は途中休憩10分を挟み約150分。追記後送

ネタバレBOX

 都内では最近、誘拐事件が多発しており警察は独自に対策チームを結成、捜査をしていた。然し首謀者は、実行犯に犯行に最低限必要な情報しか与えず、連絡も足のつかない方法で行い、犯罪基地を海外に置いている場合が多い為、捜査は難航を極めていた。更に悪いことにこの誘拐事件の影の主犯と目される人物は公安から特別な扱いを受け、実質的に警察から守られていたのである。而も表の主犯は、既に組織の罠に嵌められ消されている。
 何故、このような事態に至ったのか? この謎を解く為、娘を誘拐されたカメラマン夫妻は警察から潜入捜査協力を打診され承諾して夫が組織の内部に潜り込むと同時に、夫妻で黒幕と思しい女(チカナ)が滞在するホテルで客室勤務をしながら事件の鍵となる物の行方を追っていた。
エキセントリックプラネットモデル

エキセントリックプラネットモデル

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/09 (日)

観てきました☆ 今回は蜂井玲さんがとても印象的でした☆ 天然でとぼけた感じが良かったです☆

冬物語

冬物語

明治大学シェイクスピアプロジェクト

アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)

2025/11/07 (金) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

MSPの舞台は数えるほどしか観ていないのだが、これまで観た中では今回が一番じゃないかと思うような出来映え。これが無料公演だということを考えると、やはりこの☆を付けたくなる。

存在証明

存在証明

劇団俳優座

シアタートラム(東京都)

2025/11/08 (土) ~ 2025/11/15 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ミステリー好きなら堪らない傑作。海外戯曲だと思っていたが長田育恵さんのオリジナルとは!眞鍋卓嗣氏の演出も冴え渡る。(場面転換のタイミングが決まる)。そして杉山至氏の舞台美術がMVP。背景は直方体で組まれた無機質な壁面。これが収納家具のように引き出されると、忽ち別のセットに早替り。いろんな美術が様々な場所に仕込まれている。トランスフォーマーのような見事さ。黒板にチョークで数式を書き付ける音が響き渡る。

素数について前知識があった方が楽しめる。今作に入りにくい人はそこで躓いていると思う。素数とは自然に存在する数字。その他の数字は素数の合成数である。例えば2、3、5、7は素数であるが4、6、8、9は合成数。4(2×2)、6(2×3)、8(2×2×2)、9(3×3)。素数とはそれ自体で独立しているオリジナルな存在。ドイツの数学者ベルンハルト・リーマンが1859年に立てた仮説「リーマン予想」。素数の出現に規則性があることを予想した。(166年前の仮説が未だに解明されず、証明できた者には100万ドルの賞金が付けられている。更に現在、素数の分布は量子力学における量子カオスのランダムな数値と類似していることが判明。この解明は物理学にまで波及することに)。

主人公は保(たもつ)亜美さん。1977年、精神病院で働く炊事婦。院長(河内浩氏)と理事長(安藤みどりさん)に呼び出され、ある患者(椎名慧都さん)から話を聴き出すことを頼まれる。彼女が選ばれた理由は、父親が高名な数学者ジョン・エデンサー・リトルウッドだった為。

1911年、ケンブリッジ大学のフェロー(研究員)である数学者、ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ(志村史人氏)。人付き合いが悪く頑迷偏屈な男。ある夜、真逆のクリケット選手でもあるスポーツ万能で快活なフェロー、ジョン・エデンサー・リトルウッド(野々山貴之氏)と出会う。クリケットの熱狂的ファンであったハーディはリトルウッドに興味を持つ。二人は共通の課題である「リーマン予想」について夜通し語り合う。この二人だったら世紀の難問も解ける気がした。

二つの年代が同時進行する面白さ。素数の謎を解き明かし、この世界の摂理を我が物とせよ。

雰囲気はショーン・コネリー主演の『薔薇の名前』なんかを思い出した。『イミテーション・ゲーム』というベネディクト・カンバーバッチがアラン・チューリングを演じた作品も思い返していたら、ズバリ、アラン・チューリングも登場する。 

志村史人氏は姜尚中(カン・サンジュン)っぽくカッコイイ。 インテリの色気。
野々山貴之氏は市川猿之助っぽい。

こういうのが観たかった!観ているだけで頭が良くなるような錯覚。数学で世界を宇宙の真理を解き明かし、人間の知性の辿り着ける最果てまで行こう。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

同性愛が秘められたもう一つのテーマ。性行為がなくても好きな奴と一緒に何かをすることは幸せ。

映画にもなった超天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(山田貢央氏)の登場。独学で数学を極め、余りの天才ぶりに未だに理解不能とされている。「何でこんな事が分かったのか?」と訊かれても「夢の中でナーマギリ女神が教えてくれたのです。」ある種の共感覚(通常は感じられない感覚を生まれつき持ち合わせている知覚現象)とも言われている。

「コンピュータの父」と呼ばれる天才数学者アラン・チューリング(森山智寛氏)。同性愛者だった彼の偽装婚約者ジョーン・クラーク(清水直子さん)。

椎名慧都さんの答える素数は全部本当なのか?暗記したのか?だとしたらそれも狂気。

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