
ナ・LIVE2010 平城京
カムカムミニキーナ
もいち堂(奈良県)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/23 (木)公演終了
満足度★★★
職人技
初めてのカムカムミニキーナさんでした。
時代ものなんだけども、時代考証にこだわることのない自由な作風。
表面的には堅苦しくない軽快な感じでありつつ。
重厚な深さのある印象でした。
幅広い様々な演技を見せていただきました。
演技の教科書のようで、演劇を今まさに志そうとしておられる方などとても勉強になったのではないかなと思います。
とても興味深く観ることができました。

淑女冥利
多少婦人
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/09/22 (水) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

人生は『舞台』より奇なり
劇団MAHOROBA+α
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2010/09/24 (金) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★
もう一歩かな
これは「私芝居」なのだろうか。それともオリジナルなのだろうか。劇空間の中での現実性が足りない。人間関係はけっこうおもしろい設定だが生きていない。もったいない。劇中劇をやるならしっかりした内容にしないと。

ЖeHopмan【シャハマーチ】 下北盤
電動夏子安置システム
Geki地下Liberty(東京都)
2010/09/21 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

るつぼ
スケアクロウズ
萬劇場(東京都)
2010/09/15 (水) ~ 2010/09/22 (水)公演終了
満足度★★★★★
魔女狩りは怖い
真実が通らなくなることが現実になったら? しかもそれが自分に降りかかってきたら? 過去の出来事なのに最近のいろいろな事件にも現代の魔女狩りを感じてしまいました。

ワイルドターキー
ゲキバカ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★
厚みのある芝居
本筋のストーリーは結構完成度が高い。個人的にはコント的な部分は無いほうが良かった。逆にそれを期待している観客もいるのだろうと思った。

乳水
鳥公園
d-倉庫(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★
観ているのがつらくなる
ストーリーが重いテーマを抱えている。観ていて気分が重たくなってしまいました。劇場の外の日差しの明るいこと。実話を基にした舞台。不幸な子供たちが救われるように祈るばかりです。

なんかの本で読んだ・・・。 ~日本童話編~
ファルスシアター
荻窪小劇場(東京都)
2010/09/18 (土) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

【公式ブログにて結果発表中!】何にも知らないわけではない
パセリス
OFF OFFシアター(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/27 (月)公演終了
満足度★★★
絶妙な幕切れ
物語のレベルでは舞台上と客席は無関係であるという約束事を破ってみせた最後が見事でした。気まずい感じと、してやられたという感じが入り混ざって、今までに感じたことのないような何とも不思議な気分になりました。
最後のどんでん返しまでは、ちょっとしたことから人間不信に陥って行くプロセスを描いたもので、それなりに面白かったのですが少々単調に感じました。もう少し笑いの要素があっても良かったのかもしれません。
この劇団の前作を観たときも何となく稚拙な感じを受けたのですが、今回のを観て、実はわざとそうしているのではと思い始めました。熱くもなく、クールでもなく、いわゆる「ユルい」とも異なる温度感が洗練されれば、構成上の仕掛けと合わせてこの劇団の独特な個性に発展して行きそうです。

愛すべき娘たち
ARMs
晴れたら空に豆まいて(東京都)
2010/09/24 (金) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★
役者と声優と
ほぼ原作に忠実な作りであったが、原作がコミックなため
絵で説明できる部分を台詞に置き換えて説明したりする箇所もアリ。
この公演のために購入した原作を直前に読んだため
コマワリまでが頭をよぎり違和感がぬぐえなかったが、
時間が経つごとにARMsの世界へと引き込まれた。
娘目線、母目線の両方で観つつ、個人的には後の2話が好き。
役者と声優の似て非なる二つの個性。
前回公演では、この違いがひときわ目を引いたが
今作はゲストが入った事や
原作付きだったこともあってか
より融合された作品に仕上がっていたと思う。

ワイルドターキー
ゲキバカ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

視点 vol.1 Re:TRANS(MU×ミナモザ×鵺的) 満員御礼、審査発表をblogにて公開しました!
視点
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/09/21 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった!
3つとも初めて観る劇団でした。
ひとつのテーマから紡ぎだされた3つの物語。
オーガナイザーが自信をもってお勧めするだけあって
上演時間は30~40分でしたが、それぞれ魅力的で面白かった。
投票する楽しみ・・・企画としては面白いと思うのですが、
あの少人数で主演・助演を選ぶのはちょっと難しいです。。。

「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/09/02 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

淑女冥利
多少婦人
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/09/22 (水) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★
じわりじわりと
面白さがじわりじわりと来ます。「観てきた!」を読んでから観に行ったので,第1話も想定内。たしかに好みではない。ただ,これが第3話に効いてくるのまでは予想していなかったなぁ。最終的には納得しています。後味も悪くないしね。こんなオムニバスも好きです。

ワイルドターキー
ゲキバカ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒的な破壊力と強烈な進撃性
当日パンフの説明に本物の男の芝居とあり、まさにそのとおりの凄まじいパフォーマンスでした。男子中学生の放課後の悪ふざけとたがの外れたおっさんの馬鹿騒ぎに、大人の切なさで味付けをした下ネタバイオレンス任侠と歪な純愛のアンサンブル。もう、あの広さの会場とあの人数で、これをやられたらしょうがないです、本当にバカッコイイです。無理やりに良い話に持って行く説得力の有るんだか無いんだかの後半からラストの件は、本当は言いたくありませんが素敵過ぎます。

11月15日の夜空に
劇団Peek-a-Boo
あうるすぽっと(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高の充実感
面白くて、楽しく、ちょっと切なくて・・・。さすがに大賞(第21回池袋演劇祭)を取っただけのことはある!!最初から最後まで徹頭徹尾エンターテインメントを貫いており、幕が開く前から役者が登場、前説なのに小芝居を打って観客の笑いを取りつつも注意事項をさりげなくアピール。嫌味がなくてうまい。さて幕が開くと、観客をひとときの異次元へと誘ってくれた。満足感に浸れた内容で時間の経過が嘘のように短く感じるほど。演じている役者が楽しそうにみえたのもよかった。役者が楽しんでなければ観ているほうだって楽しめないものだ。幕が下りた後の、次回作の予告さえもしっかりと演出されており、「ん?」まだ舞台の続きがあったの?と思わせる楽しさ。ファンタジーも盛り込まれており、大人から子供までが心豊かになる要素を隠し味にしている見事な脚本。見ていて痛快な小気味よさもあるし、演劇のすべてが盛り込まれている感じがする。この劇団、文句なしに楽しめる!!

視点 vol.1 Re:TRANS(MU×ミナモザ×鵺的) 満員御礼、審査発表をblogにて公開しました!
視点
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/09/21 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒っっ
失礼な話だけど、会場が小さな雑居ビルだったので着いた時はココでっっ??っ
て思ったけど、会場内は客席はゆったり作られてて快適。逆にイントレや内壁剥
き出しな空間が良い味出してた。
短編3作共に異質な手触りで◎30分位の短い作品の中にもきちんと人間が生き
てて、濃密な時間がすごく楽しかった。どの作品も、あー、ここで終わっちゃう
のかぁって寂しい気持ちになるのは、作品を好きになったって事だよね。良い台
詞もたくさんあったし、何より『トランスへの返信』という、少人数で、どこで
も上演できる。このコンセプトがステキだ。

底抜けカンガルー
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/09/27 (月)公演終了
満足度★★★★
初見です。
見終わった時は、ちょっとなんだか??という印象だったんですが、後からジワジワ来る感じがありました。
時間があればリピートしたかったなぁ。
あと、アフタートークがかなりよかったです。

心の余白にわずかな涙を
elePHANTMoon
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/09/16 (木) ~ 2010/09/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
生きることへの渇望、生命力が心の奥にじんわりと広がる。
この作品を観に行くのに自宅の最寄駅から乗った電車が人身事故に合ってしまって。
生き方を決める人たちの話を観るまえに、偶然にも人生に大きな決断を下してしまった人の片燐に触れてたような気がして、立ち会った現実と切り離せないまま、祈るような気持ちで観ていました。
どんなことがあろうとも生きることに対して真剣であったひとたちをみて、何だか荒んでいた心が浄化されたような、明日から前向きに、ひとにやさしく生きようとおもえました。

ブレヒトだよ!ー京都・北九州公演ー
劇団衛星
枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)
2010/09/25 (土) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
満足度★★★★
うへー
終わった瞬間、うへーって言いそうになった。じっと座って観ているんだけど時間や空間をぴょんぴょん飛びながら観ているような。ひたすら笑いながら観て、観終わって、ああ、ブレヒトね、って思った。
アイアンシアターならではの演出(だよね?)も見れてもうけもんだった。
すげーな、あれ。