
友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
友情
オープニングで魅せる。音響効果もあって、最初からハイテンションな気持ちになる。序盤コメディかと思うほどコマツザキとワシヤ、テルイのキャラクターの立ち上がりの見事さ!笑
しかし、後半からのうねりは客席から観ると美術館で芸術作品を眺めてるような感覚に。ひじょうに素晴らしい舞台で、特に終盤からの追い込みはうるうるとし、構成、演出、キャストらの動き、音響、全てにおいて芸術そのものでした。
以下はネタばれBOXにて。。

ジーンズ -gene(s)-
劇団銀石
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/09/29 (水) ~ 2010/10/03 (日)公演終了
満足度★★★★
次は吉祥寺シアターだって!?
娘が生まれる夜のC.ダーウィンをタテ軸に、まだ水だけの星であった太古の地球に生物が発生し進化するさまをヨコ軸として絡め、ミクロからマクロまで自在にズームして見せるのは芝居ならでは…と言うか、ここが得意とする手法か。
また、詩的なコトバが多数ちりばめられた叙事詩的な内容は羊水の中を漂うように心地好い。

東京バーグ 【舞台盤】&【映像盤】
円盤ライダー
【舞台盤】東京バーグ【映像盤】上野毛アクオス(東京都)
2010/09/24 (金) ~ 2010/12/23 (木)公演終了
満足度★★★★
ここならではの味わい
「脱サタ」した悪魔が開いたハンバーグレストランのウラ稼業での顛末で、O.ヘンリーの「賢者の贈り物」的なハートウォーミングなストーリー。
閉店後の仕込みの音や香りが本編のスパイスにもなっており、劇場以外での公演を得意とするここならではの味あり。

気付かない奴は最強
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

ガラスの葉
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2010/09/26 (日) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
満足度★★★★
白井晃演出に松井るみ美術
美術にうっとりため息。揺れる装置とともに心たゆたう2時間。帰り道に“家族”について考えをめぐらせることができました。田中圭さん、素晴らしい。

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

気付かない奴は最強
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★
楽しめたけど
疲労感!!初めての箱庭。定評どおりの完成度の高さはよくわかった。ただ、観ていて妙に時間が長く感じた。よく出来た本だと思うが、テンポがゆったりしすぎている感じで歯がゆい。もちろん芝居の「間」のことではなく、全体を通じて山谷がないからだと思う。メリハリが効いていない、のかなあ。んッ、自分が気付かない人だったのか? でもザンヨウコさんはいい味を出していたのは気付いたけど(笑)。

Project BUNGAKU 太宰治
Project BUNGAKU
ワーサルシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

Project BUNGAKU 太宰治
Project BUNGAKU
ワーサルシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
満足度★★★★
好企画!
まず、この企画に万歳三唱。
最初に仮チラシで、参加団体とテーマを見て、「これは行きたい!」と思わず叫んでしまうほどのインパクト。
そして、実際に目にして、耳にして、「行ってよかった」と心から思える公演だった。
アフタートークを入れて2時間という時間配分も、気が利いている。

『4時48分サイコシス/渇望』
七ツ寺共同スタジオ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2010/09/29 (水) ~ 2010/10/03 (日)公演終了
満足度★★★★
素材の良さ
2つの戯曲を構成してまとめた今回の作品。
やはり「4時48分サイコシス」の言葉がとても印象的。
願わくばもう少し「渇望」との世界とが浸入して混沌としたらどうなったのかな…と夢想したりしました。

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
面白かった
少しテンポが走りすぎてもうちょっとゆっくりやってと思うところもありましたけど、とても面白い作品でした。
2回見たらもっと面白そう。出来れば行きたいな。

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
意外な観点
「友人代行サービス」 という職業をどう表現しているのかと思って観に行きました。
ストーリー展開もコメディ要素たっぷりで楽しめました。
しかし、ストーリーを先読みしたものの、想像をさらに上回る要素が含まれていて、私は結構感動のラストでした。
チラシで読める内容からは想像を越える深みのあるものでした。
初日なので、要所要所でのセリフ噛みがみられましたが、作品としては秀作です。
気に入ったので、日曜にもう一度観に行きます。

気付かない奴は最強
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
行ってよかった。
初日ということもあり、多少のミスはあったものの、それが気にならないくらいあっという間だった。謎解きでありつつ、普通にエンターテイメントとしても楽しめる秀作。幅広い層に勧められる。

友達が全員死んだ
チェリーブロッサムハイスクール
ザ・ポケット(東京都)
2010/10/07 (木) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

エリザベート
東宝
帝国劇場(東京都)
2010/08/09 (月) ~ 2010/10/30 (土)公演終了
満足度★★★
流れ作業的展開がやや気になるものの
浦井ルドルフが、更に新境地を開いていて、感嘆してしまいました。
城田トートは、見目麗しく、まるで、テレビゲームのヒーローさながらの雰囲気で、見た目と歌唱は申し分ないものの、やはり、まだ人生の年輪が足りないせいか、酸いも甘いも噛分けた、死神の人間離れした得体の知れなさや狡猾さには欠ける気がしました。10年後が大変楽しみなトートでした。
瀬奈シシーは、若い時の可憐さは良かったのですが、やはり、晩年のエリザベートの苦悩を体現するには無理があり、とてもルドルフの母には見えませんでした。まだ宝塚口調が出てしまうのと、歌に伸びがないのにも、やや興がそがれた気がします。
いつもながら、ビックリするのは、石川禅さんのヨーゼフ皇帝。1幕では、まだ若々しい青年振りを無理なく好演されるのに、だんだん舞台の年月が経過するに従って、歳を重ねて行く様を、実に自然に変化させて演じていらして、本当に驚愕してしまいます。
映像でない、生の舞台で、こんなにリアルに年月の経過を体現できる役者さんは、滅多にいないと、感嘆するばかりです。
主役二人がまだ若いので、今回の舞台、一番、人間ドラマを感じたのは、この禅さんと、浦井さんの父子の葛藤シーン。役者力のあるお二人の場面はとても短いのに、この舞台においては最高に密度が濃かったように思います。

ジーンズ -gene(s)-
劇団銀石
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/09/29 (水) ~ 2010/10/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハッピーエンドと言うために
ダーウィンの時代と進化論の過程を、恋と音楽の引力で束ねるなかなかアクロバティックなストーリー。物語の展開は歴史を生物史観から再編成することで現在と未来と存在を肯定的に把握し直す時に向かうための道筋であって、観終えると確かに熱くひたむきなメッセージが残る。きちんと「物語、物語る」という劇団理念に正面から取り組む姿勢を感じ取れた。
音楽家と組んでるだけあって、音楽の感性できめるシーンがキレてて最高に気持ちよし。野田秀樹的想像力と派手な身体動作って今どきむしろ新鮮。
言葉遊びにほころびが見える瞬間もあったが、基本的にハッタリ力でどうにかしてて嫌いじゃない。あとは笑い所で笑わせられるだけ全体の演技に余裕が出てくるぐらいになったらエンターテイメントとしては安心して観られようになるだろう。今回はまだ多くの役者がいっぱいいっぱい。

ジーンズ -gene(s)-
劇団銀石
ザムザ阿佐谷(東京都)
2010/09/29 (水) ~ 2010/10/03 (日)公演終了
満足度★★★★
しっとり、
相変わらず、すさまじいテンポの中のやさしさ。
…なのですが、今回は割とといつもより落ち着いた印象が。
衣装の彩度や、あの独特の台詞の言い回し、
不安定なまでの動きが、どれも落ち着いたトーンになっていた(ように感じた)。
個人的に、あの、いっぱいいっぱいな肉体で
軽快にまくしたてる調子が好きなので、そこは少し物足りなくもあったけれど。
(そして、超個人的に「シャッホハーイ!」がだいすきなので、是非はやらせたい)(はやればいいのに)

『三姉妹の罠』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
テアトルBONBON(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
いつもながら、よく練られたコメディ。
8割世界のコメディはとても胸が熱くなるコメディだ。三人の姉妹がそれぞれお互いのことを考え、そして人生をしっかりと生きようとしている。その前向きさがゆえに、すれ違ってしまう人生の機微を若干の愛情を込めながら鈴木雄太が素敵な喜劇に仕上げている。
登場人物のひとりひとりが悩みを抱え、そして誰しも完全な人間ではない。完全でないがゆえに魅力があるのだ。
今回、嶋木美羽がコメディエンヌとして、しっかりと芝居を引っ張っていた。成長したものだ。次女を演じた奥山千恵野は自然体で魅力を感じた。
そして二代目を演じた高宮尚貴がプロフェッショナルな役を実に面白く演じた。あたり役ではないか。

Project BUNGAKU 太宰治
Project BUNGAKU
ワーサルシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
満足度★★★★
谷作品はうれしい
短編はいいですね、アフタートークで辛酸さんもいいてたけど、90分拷問のこともあるから、リスクが少ない。
で、それぞれのカラーがよくわかる、違いのみれるいい企画でした