最新の観てきた!クチコミ一覧

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嫌な世界

嫌な世界

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★

なにか暗くなんなくてすき
永井さんが好きになります。

ネタバレBOX

なにも火星じゃなくてもとも思った
可愛い怪物

可愛い怪物

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★

これまでとは違う?
気持ち悪い要素が薄くなったというか、なくなった。見易いし面白いが意外ではある。

ネタバレBOX

15 minitue made 上演作品からので、多少の期待大きくはあった
金色の魚〜輪廻〜  

金色の魚〜輪廻〜  

TAICHI-KIKAKU

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/12/25 (土) ~ 2010/12/28 (火)公演終了

満足度

22カ国で上演してきた実績
言葉はほぼ語られないパントマイムのような表現ですが、鑑賞に耐えうるレベルに達しているとは思えませんでした。上演時間は2時間5分。

ネタバレBOX

「旅しない人々」が前半30分、「旅する人々」が後半1時間半。「旅しない人々」は若者の発表会のようで正視に耐えませんでした。この公演でだけ追加されたそうです。「旅する人々」の方だけ、海外でも上演してきたんですね。
嫌な世界

嫌な世界

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★★

嫌な世界
前から名前は知っていたけど、初めてのブルドッキングヘッドロック。
一発くらわせられた感じです。
登場人物それぞれの嫌な世界が垣間見えて。。。
爆弾のスイッチ押したいと思ってるのは「僕」だけじゃないんだろうなぁ。

ネタバレBOX

舞台がはじめの部屋から外、家の中へと変わっていくのがスゴイ。
雨で川が決壊して停電になるシーン、照明もない暗がりのなかのお芝居に引き込まれました。
嫌な世界を壊そうとするのか、その中にささやかな喜びを見つけるのかは紙一重なのかも。。。
当日パンフレットに「その世界、嫌でしかたがありませんが、嫌いになれなくて困る」ってあったのが印象的です。
ボーナストーク

ボーナストーク

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★★

年末にぴったり!
魔界の話だけど、なぜか心が温まる、年末にぴったりの芝居だった。
ゲスト、丹野さんのダンスが・・・。

女優(おんなやさしい)

女優(おんなやさしい)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★★

すごい!
初ろりえ。
上演時間の長さがちょっと心配でしたが、オープニングで引き込まれてそのまま最後まで見れました。
舞台装置にびっくり!
優しいってそうゆうことなのかぁ。。。

ネタバレBOX

よくよく考えたらみんなろくでもない人たち・・・。
綱引き部員みんな、中二のまま大人になちゃったみたいな。
なのにみんな魅力的。特に女優さんたち素敵!
へその緒とか首のない犬とかはちょっとグロテスク・・・。
ジュンの「優しくされたいもん」はすっごい共感。わたしだって女の子に優しくされたい・・・。
舞台装置、役者さんに合わせて動かすの大変そうだけど、ちょいちょい裏が見えてしまっていたのが残念。
ボーナストーク

ボーナストーク

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★

魔界って!
すごい設定だな~って思ってましたが、想像以上の面白さ!
笑わせるだけじゃなくて、ちょっとほろっとさせてくれるのもホチキスらしくて好きです。

ネタバレBOX

魔界の人たちが意外と「いい人」だったり、祐三の最後のお願いが奥さんの事だったり・・・魔界のお話なのに、観終わったらちょっとほっこりしちゃいました。
小玉さんの女王っぷっりが素敵。
あの見た目!あのキャラ!木野寺先生とどうなったのかしら?
客演の細野さん!あの役ぴったり!!かわいかったぁ~。。。
ゲストの上野さんが付けた名前はどうなの?祐三があの場面でその名前呼んだら、そりゃ笑っちゃうよ。。。
ボーナストーク

ボーナストーク

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/12/24 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★

何か、ホコホコと楽しめました
たぶん、これが今年の観劇収め。

ここでの大評判に釣られて観に行ってがっかりした経験も、2度や3度でなかったので、このホチキス初見も、恐る恐る王子に向かいました。
小玉さんをホームで観たいというただその一念で…。

結果はオーライ!とても楽しい芝居でした。

楽曲のセンスも良いし、小道具のレベルもなかなかで、感心!!

ただ、小玉さんて、いつもこういうキャラばかりなんでしょうか?
たまには、彼女のシリアス系演技も観てみたいなと思いました。

日替わりゲストの必要性をあまり感じなかったので、☆は、4つにしておきます。

ネタバレBOX

最後の、ハートウオーミングな終わり方が、単純に、自分好みで、ホッコリしました。
どこかの劇団主宰のように、人情劇と見せかけて、最後に、観客の足元を掬うようなあざとさがなくて、ほっとしました。

悪魔が、ビジュアル系バンドにも見えてしまうような衣装センスもなかなか。
この脚本、演出は、一見、あまり考えてないような雰囲気だけれど、実は、綿密に計算されているなあと、えらく感嘆してしまいました。

欲を言えば、最初の方の、祐三の台詞のトーンをもう少し、抑え気味にしてほしいなと感じました。ちょっと生理的に耳障りに感じたし、後半の彼の叫びが生きない気がしますので。

細野さんの天使が愛くるしくて、同性ながら、ときめきを感じました。
須貝さんの神父もとてもいい!

今年の見納めには、もってこいの舞台で、大満足。

終わりよければ、全て良しで、意気揚々と王子を後にできました。
ホチキスに感謝!!
キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

悪い芝居

精華小劇場(大阪府)

2010/12/18 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★

芝居と芝居の中の話の境目がぼやける
狂気に取り付かれた人たち
お芝居のナレーションを、その役者が行うため
芝居と芝居の中の話の境目がわからなくなります。
ほんとは誰も死んでいない すべてがホームレスのお芝居の中の話の様にも受け取れる。

わたしの勝手な好みですが、ナレーションを別に分けて、弱者の生きる意味、死ぬ意味を、もっとはっきりと出した方が好みです、役者がナレーションをするたびに、白けてしまう。 私にとって消化不良な お芝居。 面白いストーリーが、もったいない。

スイッチ【公演終了】

スイッチ【公演終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

渋谷 夜カフェLAX(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

あと3日
本公演は2度目の観劇になりますが、もう一度観たいと思える構成、そして実際にもう一度観に来て良かったと感じました。
あえて人数を絞っている観客に対して、毎回全力で行われる公演。なんだかプライベートミュージカル?を観ているような錯覚に陥り、心地よい空間です。
期間限定のユニットということですが、条件がそろえば再結成をする等、今後も期待したいです。

日韓アートリレー2010

日韓アートリレー2010

die pratze

d-倉庫(東京都)

2010/12/21 (火) ~ 2010/12/27 (月)公演終了

25日の回を観たが、
三者三様の内容でそれなりに面白かった。ただ、少なくともこの日は、ジャンルを超えたアートフェスティバルという感じはしなかったし、そもそも「日韓アートリレー2010」というフェスティバルの名前は、いまひとつ内容がわからなすぎる気がするので、そのへんを整理して、もっと盛り上がるようになるといいな、というのが一番の感想。新しいファン獲得のためにも、「観ればわかる」とか「自分で調べろ」じゃない、このフェスティバルに来たら、何かがわかる的な要素がもう少しあってもいいのでは?

ネタバレBOX

4演目中の1演目休演とは悲しかった……。
スイッチ【公演終了】

スイッチ【公演終了】

東京アシンメトリー舘【閉舘】

渋谷 夜カフェLAX(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

宇宙人
渋谷の雑踏を早足で通り抜け、辿り着いた小さな店に広がる縦横無尽に立体交差する人々、ストーリー。

またしても、東京アシンメトリー舘の世界に迷い込んでしまいました。

しばし、迷っていたい気分です。

さて、己に内在する宇宙人SORAを見つめてみようか。

こ こ ち  り【ご来場ありがとうございました!!】

こ こ ち  り【ご来場ありがとうございました!!】

miel(ミエル)

atelier SENTIO(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/27 (月)公演終了

満足度★★★★

洒脱で、しかも豊か
7人の作家たちの世界が
一つの料理としてしなやかに取り込まれて。

洗練を感じる舞台から
豊かな言葉たちが光や音、そして仕草にのせられて
観る側の感覚にそのまま伝わってくるのが圧巻。

とても洒脱で満ちた時間に
浸ることができました。

ネタバレBOX

冒頭から、
舞台の息使いに観る側の呼吸がシンクロするようなところがあって。
気がつけば舞台のリズムに
落としこまれている。

7人の作家達の創作が
完成したものというようは
まるで素材のように料理され
観る側に運ばれてきます。

言葉たちが文字として受け渡されるのではなく
パフォーマーたちの動きや
照明の色調、様々な音・、
それらが重ねられ舞台自体の色合いとともに
ダイレクトに観る側の内に入り込んでくる。
その感じがとても心地よい。

舞台上の感覚がそのまま置かれて
舞台そのものに浸潤されていく感じ。

そこには物語があって・・・。
心地よい切れとウィットを内包し
時にはしなやかにデフォルメされ
紡がれていくストーリーたち。

あるいはひと時に込められたニュアンスの描写があって・・・。
言葉の長さ、重なり、ずれ、繰り返し・・・。
動きからあふれるイメージ、刹那の感触、
動作が言葉を生かし、つなげ、
言葉が動作にさらなる意味を作りだす。
次第に世界が現れていくような高揚感。

それらが舞台のトーンとなり
舞台全体としてのテイストに重ねられ
7つの創作は小皿ではなく、あたかも一皿の料理のように
供されていくのです。

味わいは色とともにそれぞれであっても
観る側とまったくの別世界ではなく
観る側が感じているような範疇に
重なりあっていて・・・。
でも、醸し出される世界は
ベタな言い方だけれど、とてもお洒落な感じがする。

昔の言葉から芽吹く時の広がりが
今に満ちてきて心を奪われたり。

日常のひと時が日々のルーティンを作り
やがて季節となり一年の巡りへと導かれたり。
ことばや動作のシークエンスに
観る側のなにかが解き放たれ
共振をして、
なにかを解放していく。

初日ということもあってか
パフォーマンスとして、
昇華していく余地もいくつか感じました。
すべてとはいわないけれど、
たとえば観る側にとって要になるような部分のユニゾンは
もう一歩緻密に作られた方がよいだろうし
言葉の重なりがさらになるリハリへとつながる場面では
もっと精緻に演じられればとは思う。

でも、そんなことがほとんど気にならないほど
引き込まれる。
しなやかで本当に強いつながれ感が生まれて、
観終わっても、しばらく
その時間に浸っていたい気分・・・。

光の色にも語る力があって。
舞台の白を存分に生きる。
音楽が観る側の想いの手をとり
しなやかにそれぞれのシーンの雰囲気に導いていく。

最後までひたすら見続けて・・・。
振り返れば
この作品の虜になっておりました。
「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪

「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪

劇団印象-indian elephant-

タイニイアリス(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/27 (月)公演終了

ほんのちょっと(?)過剰な
早とちりや、虚栄心や、甘えなど、ある意味人間らしい感情のために起きるドタバタコメディー。再演ということもあるのか、完成度が高い感じで、2つの場面を行き来しながら進む物語には、笑える部分も多く、無駄なく、適度に意外性や変さがあって気持ちよく楽しめた。チラシに描かれていた冷蔵庫が、あんなに重要な存在だったとは。「空白」って、空っぽの白モノ家電(最近はそんな呼び方しない?)のことだったのかな?

ネタバレBOX

娘とピアノの先生のカップルや、作家の締め切りの行方など、今後が気にかかる状態で終わっている部分もあるけど、意地を張り合う元妻と、元妻になりそうな作家が、どちらもどんどんかわいく見えてくるところがいい。“電話対決”なんて名シーンだ! 夫を閉じ込めてしまう空の冷蔵庫は、やはり2人の女性の心だったのかな。
「ファニー☆マネー~FUNNY MONEY~」

「ファニー☆マネー~FUNNY MONEY~」

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★

面白いけど
主役の矢吹氏はかなりの熱演で衣装が見る見る汗ばんでいくさまがすごかった。しかし、その熱演が必ずしも報われているとは思えなかった。脚本は確かに面白くて文句なしだが、もっとコンパクトにまとめる方法(演出)もあるんじゃなかろうか?全体に演出不足気味で、2時間のストーリーが間延びしている感じ。見ていて笑いが散漫になっているのが、ちょっと残念だった。

ガラパコスパコス

ガラパコスパコス

はえぎわ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

なんすか、この可笑しさ!
何が面白いって、キャストらのトボケタ表情だ。こんな緩いコメディは観劇生活始って以来かもしれない。

ネタバレBOX

とにかく不思議というか、上から聞こえる外人バリのたどたどしい日本語の指令が降りるのも新しい試み。

主役は木村君。こいつが日給1000円で働いている人材派遣会社での人間関係や、ある日、呆けた老人が木村君の家に迷い込んで共同生活を始めた情景を描写する。

木村君は毎日ピエロになって子供達に風船などを配っていたが、彼の人生はただただ、それだけで、何の色付きもなかった。生きてることに不満も、また満足もしていなかった木村君はある日、特養老人ホームを飛び出してしまったおばあさんに会う。

彼女と木村君は仲良しになって、木村君は彼女を自宅に招きいれ、彼女の面倒を見ながら生活することになる。木村君は冷たく無機質だった家で、おばあさんが待っていてくれる、という生活はなんだか、ほっこりと温かな甘水で満たされるような気がして、木村君自身を豊にするのだった。

おばあさん役のキャストの表情がいい。この物語の素敵なところは木村君と一緒に暮らすおばあさんという設定が美しい童話となって、私達観劇者の気持ちまでも温かくさせる癒し効果もある。抜群だ。更にシュールで不思議なコミカルさも絶妙に加味され、これらは日本的な湿った世界感ではなく、そう、ぐりとぐら、あるいは、いわむらかずおの「14ひき」シリーズを彷彿させる爽快感だ。

観て良かったと、つくづく思う。
もし、少しでも時間があったなら、お勧めの作品だ。
「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪

「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪

劇団印象-indian elephant-

タイニイアリス(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/27 (月)公演終了

満足度★★★★

大人になりきれない大人達の
面白可笑しい物語。いくつになっても、変わらない部分が、許せなかったり、懐かしかったりと、ちょっと複雑だったりして、、、でも、幸せになって欲しい気持ちは、今も一緒かなぁ~と、思えた

ネタバレBOX

凛子は、再婚を考えていた姪のピアノの鈴本先生が、大事な話があるから家に来るという日に、元夫の高志が4年ぶりに来る・・・しかも今の奥さんに、追い出されたが、行く場所も金もないので、お金を借りに来た高志、そんなダラシナイ男なのに、2度めの離婚をしようとしている。なんて、喧嘩してたら、早目の鈴本先生到着で、慌てまくる2人の様が、可笑しい!
とりあえず冷蔵庫に隠れる高志だが、ずーっと隠れていられる訳も無く、仕方がないので、凛子の兄として、鈴本先生に紹介。
そうこうしてると、姪の美夏が帰ってきて、鈴本先生の話を止めて、凛子を無理やり外に連れ出す。
その間に、実は鈴本と美夏が付き合っている事を、聞かされる高志。凛子は再婚まで考えてたのに、まさか・・・?そんな時に遊びにやってきた美夏の友達の鼓に、ライバル心むき出しの鈴本。凛子の気持ちに気付いた美夏の作戦だったが、悩む高志。16歳も年上の鈴本だが、大人のくせして、恋には余裕もありゃしない!
帰ってきた美夏に、告白しちゃう鼓だったりと、不器用な大人達に、笑ったり、同情しちゃったりと、楽しく物語りは進む。

かたや高志の妻、広海は、作家で締め切りに追われ、自宅に監禁状態だが、高志が戻ってこないので、仕事も手につかない。詰めてる編集者達の暇潰しの恋話では、男と女の本音の対比が見えたりと、面白い。
広海は、5度目の離婚?と知らんぷりの編集者もいれば、思わず口出す者に、後押しされ電話するのは、凛子宅。
興信所のふりする可笑しな広海だが、見ぬいた凛子は、高志が戻りやすいように話し、そして高志が戻れるように仕向ける。戻ってきた高志に、嬉しいのに素直になれない広海は、又、出てけと言ってしまい、出て行こうとする高志の忘れ物は、缶詰の広美の食事の為の材料だったりして、なんとか、元の鞘に戻れそう?

立場も相手も違うが、互いを思いやる素敵な作品でした。
全役者さん魅力的でしたが、龍田知美さん、和田広記さん、生井みづきさんが、特に印象的でした。
「ファニー☆マネー~FUNNY MONEY~」

「ファニー☆マネー~FUNNY MONEY~」

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★★

クリスマスは笑いとお金を
劇団初見でした。フライヤーを観た時から面白そうだと期待していました。
ひと言で言えば面白かったです。ひとつの嘘がどんどんどんどん大きくなって複雑になっていき、必死になって誤魔化そうとするヘンリーたちのドタバタに笑いました。

どんどん話が複雑になり、暴走していく展開は好きですが、2時間はちょっと長いかなと思いました。私が観た回は、けっこうセリフのミスが多かったですし。楽しく観ていたけれど、途中何度か、あの複雑な名前や人間関係が入ったセリフをよく覚えられたなぁって感心してしまいました。

先週観た芝居もクリスマスものでしたが、あちらは後ろ向きな話だったので、犯罪が絡んでいるとはいえ、こういう笑って観れる作品はクリスマス向きでいいですね。

それにしても、あの刑事はいかにも…な感じでしたが、それが逆に盲点で、ラストの男が登場してからの3連発ネタに吹き出しちゃいました。

この劇団は次回作も観てみたいと思いました。

ネタバレBOX

最後の札束の雨は、最前列中央で観ていたので楽しかったです。
結局どういうオチになるのかと思いましたが、大金が手に入ってハッピーという展開も、クリスマスだからいいですよね。
嫌な世界

嫌な世界

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了

満足度★★★★★

ブルの世界
黒い味付けのさじ加減が絶妙。
徹底的に不条理なファーストシーンも秀逸だ。
これを嫌な世界と見るか、素敵な世界と見るか、それとも悪くない世界と見るか。
多様な解釈が可能な演出が施されていると思う。
津留崎さんと林生弥さんが良かったなぁ。
本編と全く関係ないが、
アフタートークゲストの川村紗也さんが隣の座席で年甲斐もなくドキドキした。

ネタバレBOX

見事な舞台装置で場面を変えてくれた。
サンモールスタジオでもやりゃあできるんだね。
目から鱗だ。
蛇ヲ産ム

蛇ヲ産ム

日本のラジオ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★★

いやはや面白い!
今回の物語はギリシア神話の中でも、最大の悲劇、肉親の愛憎劇なのだが、ゼウスの子がタルタロス。そのまた子がペロプス。神々の知力を試すために、タンタロスは子のペロプスを殺して料理し、神々に供したといわれており、ペロプスからアガメムノンに至るタンタロスの子孫がタンタリダイと呼ばれ、今回はこの子孫のお話だった。

ネタバレBOX

ギリシャ神話を話しだすともう面白すぎて止まらないという、我を忘れてしまう質なのだが(笑)、物語はアガメムノンが敵地に戦争を仕掛けに行っている留守を預かる妻の出来事から、トロイア戦争まで、また、この時代の預言者のポジションなどを含め、アガメムノンが妻に殺され、今度はその妻の子らが父の敵を討つために奔走するまでを実に巧みに表現していた。

戦争に勝つとのろしを上げて合図する情景やまた、敵地に行くまでの大海原を航海する様子をナビ役が説明を付け加えていく手法で解りやすかったと思う。

また舞台に登場人物の相関図が加筆されており、その点も親切だった。出来たら、簡単でいいからアルゴスの場所を示した地図もあったら更に壮大な夢物語の引き水を与えた結果にはなったと思う。

全体的に解りやすく物語りに溶け込め、しばしのギリシャ神話に酔いしれた。

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