「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪ 公演情報 劇団印象-indian elephant-「「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大人になりきれない大人達の
    面白可笑しい物語。いくつになっても、変わらない部分が、許せなかったり、懐かしかったりと、ちょっと複雑だったりして、、、でも、幸せになって欲しい気持ちは、今も一緒かなぁ~と、思えた

    ネタバレBOX

    凛子は、再婚を考えていた姪のピアノの鈴本先生が、大事な話があるから家に来るという日に、元夫の高志が4年ぶりに来る・・・しかも今の奥さんに、追い出されたが、行く場所も金もないので、お金を借りに来た高志、そんなダラシナイ男なのに、2度めの離婚をしようとしている。なんて、喧嘩してたら、早目の鈴本先生到着で、慌てまくる2人の様が、可笑しい!
    とりあえず冷蔵庫に隠れる高志だが、ずーっと隠れていられる訳も無く、仕方がないので、凛子の兄として、鈴本先生に紹介。
    そうこうしてると、姪の美夏が帰ってきて、鈴本先生の話を止めて、凛子を無理やり外に連れ出す。
    その間に、実は鈴本と美夏が付き合っている事を、聞かされる高志。凛子は再婚まで考えてたのに、まさか・・・?そんな時に遊びにやってきた美夏の友達の鼓に、ライバル心むき出しの鈴本。凛子の気持ちに気付いた美夏の作戦だったが、悩む高志。16歳も年上の鈴本だが、大人のくせして、恋には余裕もありゃしない!
    帰ってきた美夏に、告白しちゃう鼓だったりと、不器用な大人達に、笑ったり、同情しちゃったりと、楽しく物語りは進む。

    かたや高志の妻、広海は、作家で締め切りに追われ、自宅に監禁状態だが、高志が戻ってこないので、仕事も手につかない。詰めてる編集者達の暇潰しの恋話では、男と女の本音の対比が見えたりと、面白い。
    広海は、5度目の離婚?と知らんぷりの編集者もいれば、思わず口出す者に、後押しされ電話するのは、凛子宅。
    興信所のふりする可笑しな広海だが、見ぬいた凛子は、高志が戻りやすいように話し、そして高志が戻れるように仕向ける。戻ってきた高志に、嬉しいのに素直になれない広海は、又、出てけと言ってしまい、出て行こうとする高志の忘れ物は、缶詰の広美の食事の為の材料だったりして、なんとか、元の鞘に戻れそう?

    立場も相手も違うが、互いを思いやる素敵な作品でした。
    全役者さん魅力的でしたが、龍田知美さん、和田広記さん、生井みづきさんが、特に印象的でした。

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    2010/12/26 03:52

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