くちびるぱんつ
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
初見
ぬいぐるみ初見でした。でもスッと引き込まれて後は笑いっぱなし!
衣装も鮮やかカワイイ!!
舞台美術も面白い!!
音楽、ダンスも楽しいかっこいい!!
大満足で元気になりました。
サクラ咲ク、サクラ咲ケ。
男気ファンタジスタ
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
有意義な
29日ソワレと30日の千秋楽を観てきました。
29日ははじめてということもあり、
ストーリーを追うのに精一杯でしたが、
楽日は、それぞれのキャストさんに感情移入ができて、
楽しむことができました。
私的には、坂本さんの出番がもう少し多かったらいいのにな〜と思いました。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった!
おもちゃ箱みたいに賑やかでたのしいお芝居でした!来てよかった!(*^∇^*)
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★
観ました!
初磯川家、おもしろかったです!
若さと勢いを感じました。
セットが豪華でびっくりしました!!
登場人物のつながりがおもしろくて、は~そういうことね~となります。
次回も楽しみです。
パペット・オン・ザ・パニック 完全版【全ての公演は終了致しました。ご来場いただき本当にありがとうございました!!】
隕石少年トースター
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/01/28 (金) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★
観ました!
いろいろな人の思惑が渦巻く作品でした。おもしろかったです!
私もホンモノを見せた方がいいんじゃないかと…てそこじゃないか(笑)
関さんのしゃべり方がすごいなと思いました!
他の作品も観てみたいですね。
水底の静観者
猫の会
「劇」小劇場(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
台詞を超えて現わされるものの秀逸
とても丁寧に作られた舞台。
次第に組み上げられていく
主人公の姿に引き込まれ
その内心に浮かぶものに息を呑みました
ネタバレBOX
畳の部屋なのに
どこか洒脱な空間・・・。
そのなかで物語が少しずつ醸し出されていきます。
小説家の血を受け継ぐ主人公と
姉弟たち、
ビジネスの世界で着実に歩みを進める弟。
その場所を守る姉・・・、
また、すでに文壇にデビューして成功を納めている兄がいるらしい。
さらには、弟の妻や
主人公の恋人、
小説家の全集を出そうという編集者、
さらには近所の幼馴染の夫婦や
主人公が関わる同人誌の後輩などもやってきて
物語を膨らませていきます。
とても緻密で丁寧な語り口、
どこか酒におぼれていく主人公の姿が
彼自身の描写にとどまらず
周囲の醸し出す雰囲気からもしなやかに伝わってくる。
兄の存在との確執や
元旅館だったというその場所に関わる諸問題、
変わっていく周囲と自らの歩みへの焦燥、
そして行き場のなさ・・・。
主人公には大仰な心情の吐露などなく、
ただ、酒を飲んでいるだけ・・
でも、その居住まいや、酒に手をつける仕草に
しっかりとしたニュアンスがあって。、
役者たちの実直な演技の中で交わされる会話たちにも
主人公の存在が浮かずにしっかりと置かれて・・・。
中でも、編集者の存在がとても効果的。
何度も液体を浴びせられる彼に見えるものが
物語の大外の枠組みを観る側に築き上げていきます。、
たとえば、後輩の作品に目をとめる姿や
その場所の都市計画による取り壊し反対のビラの客観的評価など、
登場人物たちの心情に流されない貫きがそこにはあって
だから彼の評する
主人公の内面も
観る側にとって信じえる伏線として生きる。
兄が事故にあったあとの
彼と恋人のシーンに目を見張る。
交わされるのは、
決して長い台詞ではないのですが、
そこまでに役者が演じてきた主人公の雰囲気や
立ち居振る舞いがすっと裏返って
彼が見つめる水底の風景が浮かぶ。
さらには恋人の想い、
役者が細微に作り上げてきた距離感の秀逸が
その場をさらにクリアに染め上げて・・・。
決して凡庸ではない彼だからこそ現れる
煩悩の奥にある
行き場をみつけることもできずに、
ただ見つめるだけの孤独の質感に息を呑む。
舞台上に兄の姿はない。
登場する小説たちが一行たりとも読み上げられることはない。
その孤独に関する台詞すらもない。
でも、演劇だからこそ
もっといえばこの舞台だからこそ、
それらをすべて包括して伝わってくるものが
この刹那にはあるのです。
終盤、編集者が主人公に投げかける
「ゆっくりいきましょう」という台詞に
広がったものが再び彼の中にまとめられて・・・。
その孤独に向き合っていこうとする
彼の姿にも心を揺らされて・・・。
冷徹さに裏打ちされた
作り手のあたたかさもそのなかに込められて・・・。
終演時には
作り手の創意と
それらを具現化する役者や演出等、
それぞれの表現の秀逸に
ひたすら心を奪われておりました
投げられやすい石
ハイバイ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/01/19 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
いろいろな意味で「いたい」
会話の中でのとりあえず「話をあわせないといけない」という気まずい
空気感がたまらん。
自意識過剰さがいろいろな意味で「いたい」
アフタートークの回だった。
ハイバイのアフタートークは、直接関係ないの事もどんどん聞けるから
楽しい。
NMS_5『日曜日よりの使者』
石原正一ショー
ACT cafe(大阪府)
2011/01/29 (土) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかった!
素晴らしすぎて、びっくりしました!
お話も良ければ、それを演じるお二人のモンスターっぷりもすごいし、音楽の選曲がこれまたいい。
あの世界を、あんな贅沢な見方できるなんて最高すぎます☆
正直、事前に何も知らないままで観ていただきたいので、素晴らしかった!という以外には何もいいたくなかったりしますが(笑)
笑えて、泣けて、楽しくて、驚かされる、良いふたり・・・ふたり?芝居でした!
ちょ~ちょ~超絶おすすめです♪
お時間あれば、いやなくても無理やり作って(笑)、ぜひコモンカフェへ。
そして、ぜひ最前列に☆
そしてそして、バー公演の醍醐味を余すところなく味わいたい方は、ぜひ最前列右側へ♪
Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!
junkiesista×junkiebros.
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
junkie brosを観た。
sistaと筋は同じ。中盤のコネタがちょっと違う分、junkie brosの方が断然、面白い!ワタクシはダンスではド素人だが、大村とMAEDAが抜群に上手い!ということは解った。素晴らしいダンスだった。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
茨城の暴走族「激団死光輝」はおにゃんこクラブと並走するのを夢見て、走り続けて20年。既に暴走族というよりも、ただの暴れオヤジ的な感じなのだけれど。笑
ストーリーはsistaと全く同じだから、違う部分をチョイスすると、まず、sistaのマスコットガールが居ない代わりにカマ風味満点の原田。そして今回、中盤に登場させる杉田の家族の描写に菊造というじいさんが加わり、これが実に面白くて絶妙だった。
また暴走族というフィクションの世界でずっと夢見ていたゾッキーたちが現実に目覚め個々の目的に向かうために解散していく姿は、君たちやっと大人の仲間入りだね。みたいな気持ちになった。
ただ、 sista x bros共、間延びした箇所が何箇所かあり、それは脚本の練の甘さやテンポの悪さ加減が、舞台で演じられれている世界にどっぷりと浸かりたいこちらの気持ちを阻害していた。この部分が☆4つに。
勿論、ダンスもダイナミックでこんな感じのダンスならダンス公演も観てみたいと思えた。
時計じかけのオレンジ
ホリプロ
赤坂ACTシアター(東京都)
2011/01/02 (日) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★
豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ
客席は、小栗旬目当ての女性ファン7、8割といった所か(小中学生の親子連れもいた)
その中で、あの内容は頑張っていたと思う。
(一応ヌードやレイプシーンもあり、小栗ファン引き気味?)
でも、インパクトの面では、キューブリックの映画には遠く及ばない。
それに、劇中で「映画では~」「原作では~」みたいなセリフもあって
少ないくとも「大部分の人がキューブリックの映画は見てるだろう」という体で
作られてる気がする。
出演者も、主役クラスの大物がたくさん出てたし
演奏も内橋さん以下強力メンバーの生演奏だった。
全体として豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ。
明るい表通りで― On The Sunny Side Of The Street―
文月堂
シアタートラム(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
心温まる人情喜劇
文月堂は2回目の観劇。この作品が旗揚げ公演だったのですね。あまりにも完成度が高く驚きます。
ストーリーがよくできていて、永井愛さんの作風を思わせ、出演俳優さんも全員適役のぜいたくな公演。日程調整して急遽観にいった甲斐がありました。
ネタバレBOX
本編開演前に「母(三谷智子)」の世代の場面を描く場面があったのに驚く。賛否両論あるかもしれないが、面白い演出。見逃すと損します。
コメディとは違うのかもないが、笑わせてくれる場面はコメディのセオリーがきちんと踏まえられ、気持ちよく笑えた。
三姉妹が出てくる芝居だが、単純なハートフルコメディではなく、私が女性作家に求める「毒」が感じられるのが好みに合っていた。
長女アヤ役の勝平ともこ、次女ユミ役の高山奈央子(KAKUTA)がよかった。高山の編集者にリアリティーがあり、惹きつけられた。
2人のやりとりを聞いていて、かつてのTVドラマなら長女・黒木瞳、次女・浅野温子あたりがキャスティングされそうだな、なんてことを思いながら観ていた。
三女章子(鯉和鮎美)の恋人、洋平役、山田百次が若手ながらしっかりした演技をみせる。
アヤに思いを寄せる不動産会社の社員荒木田役の瓜生和成がとてもいい味を出していて、本拠地東京タンバリンで注目した俳優だが、この役に彼を起用したことで、作品に膨らみが出たと思う。
地上げ屋長友役の唐沢龍之介、クロカミショウネン18の番外公演「俺の屍を超えていけ」で注目したがフリーのため、なかなか出演予定がつかめず、今回出演と知って楽しみだったが、緩急自在の演技で楽しませてもらった。
長友はユミの夫(牧野耕治)と高校時代に漫画同人誌で互いに才能を認め合うライバルだったことがわかり、不動産会社を辞めて2人でコンビを組むことになり、藤子不二雄みたいにおそろいの赤のベレー帽姿で登場する場面がおかしかった。
来来軒の従業員、小仁田日出男(北区つかこうへい劇団)も真面目な演技が面白い。
終幕、章子の父親でアヤと不倫関係にあった男が戻ってくる。頭上の舞台で、荒木田が浴衣を注文していた呉服屋に間に合いホッとする場面が演じられ、新たな展開に胸を突かれる幕切れがいい。
1点だけ気になったのは冒頭の場面。荒木田が買ったタバコを忘れ、アヤが追いかけるが間に合わず、「儲かっちゃった!」とつぶやく。
荒木田が店を出た直後で、どこも店を閉めているという時間帯の設定で、路地で姿を見失い間に合わないということが不自然。しかも、せっかく、荒木田のしもやけに気づいたアヤが手袋を差し出す良い場面があるのに、客がお金を支払って品物を受け取らなかったから「儲かっちゃった!」と喜ぶのはアヤの人柄が悪く思え、ちょっと興ざめしてしまう。
これがなければ☆5つだったのだが・・・。
コイツらありき。
電動夏子安置システム
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
サービス精神満点!
なんて個性的で、なんて素敵な役者の揃っている劇団なんだろうか。登場する役者、登場する役者が皆面白い。そして今回は劇団としてのサービス精神の凄さを感じた。開場した瞬間から終演後に至るまで、全てに観客に楽しんでもらおうという姿勢が感じられ、とても楽しめた。
作品はオムニバスで、過去作品のダイジェスト版が多かったが、電動夏子の楽しさが十分伝わるものだった。そして、ホチキス米山和仁脚本の短編がまた秀逸。次回の吉祥寺シアターが楽しみでならない。
くちびるぱんつ
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
広がり収まる中で・・・
不思議な広さと
身近な感覚が、
宇宙のごとく広く使われた劇場を満たして。
あれよあれよという間にとりこまれてしまいました
ネタバレBOX
劇場の奥に客席を組んで
ロビーまでを舞台にして・・・。
1000年の物語をご都合主義でお送りしますという宣言は
おっしゃる通りで、
下世話な話と時間の広がりがごった煮のように展開していきます。
個々のエピソードのルーズさが
なにげに楽しい。
パンツのやり取りから
乾燥機やトイレの修理までが
巡り合わせという感覚、
いい加減がふいごのように働いて
物語に勢いが生まれ展開していく。
しかも、そのご都合主義が観る側に馴染むのですよ。
銀河鉄道の切り取り方や
「イメージが違う!」というお約束のつっこみも
地球防衛軍のゆるさやいい加減さも
なにかとても観る側に
馴染んで当たり前のごとく惹かれる。
シーンそれぞれの空気が
ちゃんとふくらんでいるのがよい。
役者たちの台詞のタイミングや動きにリズムがあって
ちょっとしたぼけ・つっこみなどが
使い捨てられずに舞台の温度につながっていく。
それらの重なりもしたたかで
観る側がゆだねられるような安心感があって。
その安心感があるから
繰り返される舞台上の疾走が
ガタつかずたまらなく心地よいのです。
でも、それだけではないこの舞台・・・。
終盤、エピソードたちが一つによりあわされて。
記憶や刹那の感覚の
その場所にすっと納められていく姿に
心を奪われてしまう。
ジャングルジムのひと時が
時間の流れに置かれるなかでの
切なさにすっと染められる。
走り続ける姿や、過ごす時間が
観る側の日常の立ち位置と重なって、
その感触から見える
観る側自身が抱えたもの過ごした時間を
やわらかく揺らしてくれるのです。
整然としていないいろんなことや
想いの中でのふくらみが
ジャングルジムに納められて
リフトオフしていく感触に
わくわくと心を満たされて。
終演時には
役者たちのフィジカルながんばりや
ラフにも思える設定の中での
とても滑らかな高揚のなか
1000年にまで伸びる時間軸のなかにおかれた
一抹の孤独に染められている。
なんというか、
癖になるような時間、
終わってみればかなりすごい。
前回公演同様に
次も観たい感いっぱいで
劇場を後にしたことでした
流れ姉妹 たつことかつこ 〜エンド・オブ・バイオレンス〜
真心一座 身も心も
本多劇場(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満席の本多劇場
まさにファイナル、でした。末次(河原雅彦)の正体やいかに!ってことで。あーもーバカ丸出しですごかったー(笑)。
池田成志さんがお元気で(元気すぎ?笑)良かったです。
開幕するとこれまでの作品のダイジェスト映像および解説があるので(←これが笑える)、初めての人でも大丈夫だと思います。
ネタバレBOX
古田さんがレイプしそうでしないのが可笑しかったです。そして龍…(笑)。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
初観賞!
大学の先輩に教えてもらい磯川家を初めて観ました。
とても内容が分かりやすくて、面白い場面もたくさんありました。
ステージのセットがとても豪華で客席から見える所まできちんとセットされていて、スゴイな!と思いました。
テンポが速い時なんか台詞がポンポンって次から次に出てきてて、さらに面白さが出ていたと思います。
とても面白かったのですが今回はとても感動もしました。
お話しや役者の方達の動き、台詞の言い方など
私も今演劇の学校に通っているので、とても勉強になりました。
次の作品も是非観たいです!
13人のスピード!
マグズサムズ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
これぞマグズサムズの笑い
マグズサムズは大好きなコメディ劇団。理由は佐藤史久さんが東京サンシャインボーズ時代の三谷幸喜さんに近い作風だからである。昨今では珍しく正統派で良い意味でおっとりとしている。前回の公演では設定に無理を感じた点が多く、辛い評価をしたが、今回はそれもなく非常に楽しめた。
バスの中という設定でのノンストップコメディ、非常にきついシチュエーションの中、作・演も役者もよく頑張ったと思う。
フライヤーで強調していたスピード感よりもテンポのよさを感じた。自分が観た回は観客の反応もとてもよく、「元気を出して前に進もう」というメッセージもはっきり伝わり、心地よく劇場をあとにした。
開演前の音楽も昨今には珍しく静かで、音量も絞り、騒々しくなくて好感が持てる。
ネタバレBOX
まず、観光バスの舞台装置がよくできていた。
最近、制作の嶋則人さんは俳優のときは床嶋哲という芸名を使っているようだ。Oiスケールのときに知ったのだが、今回うっかり忘れていて、「嶋さんに似た役者だなぁ」と思って最後まで観ていた(笑)。このバスジャック男が面白い。やはりマグズの芝居に彼が出ると出ないのでは全然違ってくる。
そして、テロリスト役の今村聡が好演。自信満々で高飛車だったときと、組織からのリストラを知ってからの落差が激しく、大笑い。本拠地のTHEフォービーズで観ていたときとはまったく別人の印象。作品が良いとこうも違うものか。
OLコンビのまつおか晶と大澤友花梨のボケとツッコミぶりも面白かった。
ストーリー展開も無理がなく、最後まで手に汗握りながら笑い、楽しめた。
気になった点と要望をいくつか挙げると。
運転手(日暮丈二)とバスガイド(泉粧子)の出発前の会話が少々長い。この芝居、リストラがキーワードになっているだけに、「リストラ→落ち込む」の演技が何度も出てくるとしつこく感じてしまう。
ラストに忘れ物のパソコンをとりに栗原(神谷れい子)が戻ってくるが、鑑識が済んだあとでは不自然。
運転手と栗原のロマンスを暗示する台詞があるが、運転手の冷静な対応に好意を抱いたと推察はできるものの、劇の中でそう感じさせる場面も少し入れてほしかった。ほかにも女性は何人も乗っていたのだから。
1人6役と奮闘した猿渡亮太、前説で演じるのはすべて別人という説明をしていたが、それなら劇中の台詞にまで説明はいらないのでは。別人を演じ分けるのが俳優の力量で、配役に書くだけでもよかったのだから。
また、以前の作品でも指摘したが接客業としての言葉遣いが少々ぞんざいなこと。「タバコ吸うのやめてもらえますか?」とバスガイドが言っていたが、接客マニュアルではこういう場合、「ご遠慮いただきたいのですが」と教えているのが一般的。
糞尿譚
劇団俳小
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/22 (土) ~ 2011/01/29 (土)公演終了
満足度★★★★
さすがである
タイトルのとおり,なんとも匂ってきそうな強烈な印象を残した芝居でした。文学だねぇ。人間のサガを表現しつくしていて,演劇の本質だと思いました。NHKの芸術劇場で放送されてもおかしくないよね。役者さんの力量はさすがとしかいいようがない。劇団俳小,実力派の真面目な劇団として好印象です。
くちびるぱんつ
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
若さと勢いを感じた
若さとスピード感を武器に突っ走り、チームワークよく、観客も大いに楽しんでいた様子。
観ているほうもエネルギーがいり、少々疲れましたが、現代的で若い観客には支持される劇団だと思います。
題名、「ぱんつ」のほうはわかるけど「くちびる」の意味はよくわからなかった(笑)。
ネタバレBOX
「宇宙空間」の部分、意外に普通でしたね(笑)。ピノコ役神戸アキコさんのキャラはもう少しぶっとんでいてもよかったのでは。緑のメークで熱演した桐村理恵さんの性別不明(?)のメーテルは面白かった。哲郎の沖山麻生さん、歌もうまいし、この世界の人になりきっていた。車掌の竹田有希子さん、この世界をしっかり統率していたのに感心。
「30XX年」は洗濯機の話題から始まるのだが、この導入部が巧み。この世界を引っ張る安藤理樹さんの説得力ある演技に惹きつけられた。彼の存在が近未来にリアル感を持たせ、作品全体のキーマンにもなっていたのはさすが。ミチルの浅利ねこさん、私は勝手に「不思議ちゃん」と呼んでいる。彼女が在籍する「劇団銀石」でもそうだが、劇に棲みつく妖精みたいな女優で、あの笑顔は不思議な魔力をもつ。ゴンタ(猪俣和磨)の役はもう少し犬らしく個性的に書いてほしかった。「ドンタコス」のギャグがイマイチ。
「2011年」は、神菜(熊川ふみ)、典子(湯口光穂)、ヒヨリ(長瀬みなみ)の3人娘の芝居がとてもよかった。ブチの丸石綾乃さんの小気味よい演技も印象に残った。
この劇団、本公演初体験で、その強烈な個性はよくわかった。若いうちはこれでよいと思うが、観客層を広げるにはさらなる精進を望みたい。
過去の小劇場ブームでも若さと斬新な演出で注目を浴び、寵児となった劇団はいくつかあるが、第一線で残っている作家はごくわずか。池亀さんにはがんばってほしい。
フィナーレで号令をかける神戸さんからにじみ出る気風のよさがこの劇団の勢いをよく表わしていたと思う。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/01/26 (水) ~ 2011/01/31 (月)公演終了
満足度★★★★
おもしろかったあ
いっぱいのお話のつながりと、魅力的な登場人物たち。
優しい王子様とわがままお姫さま。
見終わった後、いい気分になれる楽しいお芝居でした。
おもしろいから!と連れて行った友人が
おもしろかった~と言ってくれたので、
うそつきにならずにホッとしましたww。
Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!
junkiesista×junkiebros.
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★
brosを観ました
話しは暴走族の話ですが。
人の思いの話しとして、まじめな旅立ち話でした。
が、時々に差し込まれる替え歌詞ミュージカルが本当に楽しかった。
ネタバレBOX
ちゃんと歌詞が舞台のバックスクリーンに映されたので、
わかり易かったです。
またモノトーンのバックに照明で空や背景が投影され、
また観客席にも演出にて照明が降り注ぐシーンもあり、
見事に舞台盛り上げていました。(ほんと照明印象に残りました)
杉田家とロミオさん家のコント(?)のどたばたは楽しかった。
「ハバ ナイスタィー」が耳に残ってたら、ラストでも使いましたね(^^)。
ただ観客席一番後ろの席は関係者席?
妙に印象に残る笑い声。
大きいのは良いが、役者さんの台詞にかぶってかき消すのはどうかと思う。
さて、もう一方は出演者の異なる(レディース?)同じ話なのかな?
見てみたかったかな。