おやすみ・ザ・ワールド
非・売れ線系ビーナス
西鉄ホール(福岡県)
2011/05/08 (日) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しい=魅力的
テーマは1本なんだろうけど、エピソードやセリフの隅々に
たくさんの実がなっていて楽しかった。
後半少し重くなってきたのがきつかったけど、
中央の照明がきれいだったし、伏線がわかったときの満足感があったし、
大好きな劇中歌がたくさん入ってるし(ダンスはなかったけど)
かぶった袋とかツイッターとかラブプラス(これはさっぱりわからない)とか
いつものてんこもりなのにすっきり感があった。
ネタバレBOX
田坂作×木村演出がいい感じできている。
客演もいい選出だったし、すべてのピースがはまっていた。
ウィキッド
劇団四季
キャナルシティ劇場(福岡県)
2011/04/03 (日) ~ 2011/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
幻想的なミラクルワールド
四季の多くのミュージカルがそうなのだが、とにかく
超現実離れした衣装ときらきらな舞台。それらを見ただけで
まず至福の気分になる。
今回は初期のキャストとだいぶ変わって若くなっているのだけど、
若い役者たちの勢いを感じた。
八ラボ
創像工房 in front of.
慶應義塾大学日吉キャンパス塾生会館(神奈川県)
2011/05/06 (金) ~ 2011/05/09 (月)公演終了
現実との接点は何なのか?
深夜枠のアニメを見ているようだった。
やけに台詞が饒舌なのにもかかわらず、
いっこうに心に響いてこない。
シチュエーションの関係性は台詞で語られるので理解できるのだが、
立っている俳優にリアルさがない。
ネライとしてやっているのならば、良いのかもしれないが、
どうもカッコよさを追及して、イケてない感が強すぎる作品だった。
ネタバレBOX
創世記での神と人間との対峙を、ロボットと人間との対峙とリンクさせて世界観を現出させようという意図は判るけれども、そのような世界観を描き出すために必要なアイテムがかなりの部分欠落しているなと、感じるお芝居だった。
台詞の情報量を増やせば世界観が現出するという考えを持っているのなら、役者がかわいそうで、もっと役者の個性を生かした演出・芝居のやりようがあったのではないかと、とても残念に思った。
学生演劇に高水準を求めるのは、、間違っているのかも知れないが、もっと頑張ってほしいです
パイナップルの食べすぎ
ナカゴー
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/04/26 (火) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★
3分の2
3作品中2作品を観劇。
小ネタが好き。アイディアも好き。でも、もうちょいなにかがどうにかなっちゃってもいい気がする。
平田オリザ・演劇展vol.1
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/04/28 (木) ~ 2011/05/17 (火)公演終了
満足度★★★★
「走りながら眠れ」
当時としてはぶっ飛んだカップルの印象のある大杉と伊藤だが、ここではごく普通のありふれた会話をかわすカップル。時折「警察」「尾行」「死んだ後のこと」など、あまり普通ではない言葉も入るが、私たちとほとんど変わらない人たちである。舞台上に私たちが見たのは、明日はどうなるかわからない私たち自身かも。毎日を大事に生きたいと強く思った。
おやすみ・ザ・ワールド
非・売れ線系ビーナス
西鉄ホール(福岡県)
2011/05/08 (日) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★
演フェス、このレベルからの作品を望む。
中央に箱。四方を客席と挑戦的な舞台にしている。
出番のない役者は舞台端で紙袋をかぶり座ってる。
中央の大きな箱からは小さな箱も分割で現れるようになっている。
この全てがちゃんと効果的に使われている。
最初の冒険部のくだりは長く感じたしつまらないくすぐりも多くて不安に感じたが、その後は一つ一つのエピソードがきちんと積み上げられていたし、意味のあるものだった。
舞台の中(明りの当たるところ)と外(明りの当らないところ)の動きも考えられていてよかったと思う。
小さなマイナス点は、役者の演技があまり上手くなかったこと。
大きなマイナス点は、ラストがその後を暗示するだけに終わってしまったこと。
作者が自分なりの答えを示すことができていれば傑作になったと思う。
この劇団で観た作品中で一番おもしろかった。
港町純情オセロ
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2011/04/30 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
橋本じゅんさん
橋本じゅんさんの復帰が嬉しいです。
じゅんさんには終始笑わせていただきました
平田オリザ・演劇展vol.1
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/04/28 (木) ~ 2011/05/17 (火)公演終了
満足度★★★★
「舌切り雀」を観た
山内健司ほど日本人らしい顔をした役者は居ない。と個人的には思っている。しかし最近、フランス滞在が長かったせいか「ぼんそわーる、ふらんすめていてそう。」と、どことなくおふらんす的な香りを放つ。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
リーマンスーツにトランクを下げて登場した山内はまず、観客を暖めることに徹する。その努力のせいもあってか子供の野次が面白い。おばあさん、おじいさんの人形の顔が恐いが日本人が創作したものでないと聞いてなるほど・・と思う。日本の童話に登場するおじいさんの顔は大抵、人の良さそうな顔をしているはずだ。
のっけから見た目恐そうなおじいさんと雀の場面から始るがストーリーは誰でも解っているので安心して観られる。しかも懐かしい。これで人形そのものがもっと穏やかな表情をしていたら完璧だったのだけれど、どうみたっておじいさんは悪党っぽい。むしろ、オリザ人形でも出しとけば、もっとウケタに違いない。笑
PerformenVI~Paradiso~
電動夏子安置システム
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★
初見でした。
感覚的にはこの劇団は好きだ。
魅力ある役者さんたちだったが、
ストーリーは難しくてよくわからなかった。
話に入り込めなかった・・・と言うのが正しいかな?
コントはどうなんだろう・・・?私はあまり笑えなかっので残念。
話を膨らませる方向でやって欲しかった。
観終わっていまいち感がぬぐえない。
だけど次回作は今から気になる。
ちょっと不思議だ。
それとパンフレットはうれしい。
恋人
TPT
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/10 (火)公演終了
満足度★★★
良かった
ピンターって面白いなあと思えるものでした。シンプルだけどひねくれていて面白い話。演出、美術、衣装がピタリ合っていて素敵。
わが星
ままごと
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/04/15 (金) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★
初演観たかったかも
作りは魅力的でした。単純で、観ていて楽しい気持ちになる。 ただ役者さんに力がないというか、魅力感じる方がいなくて半端な印象です。評判良すぎてマイナスだったかも 照明が良かったです。
どんとゆけ
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2011/05/06 (金) ~ 2011/05/07 (土)公演終了
満足度★★★
それほど重くない
もっとズシーンと重いものを想像したが、そうではなかった。
でも、被害者の母親の気持ちや加害者の悔恨の姿勢など、見るべき点はあった。
刑事(執行官)役は、すこしとぼけていたが、この点がシリアスさを軽減していたのか
PerformenVI~Paradiso~
電動夏子安置システム
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★
意味不明
疲れた。 キャストが多すぎる。ごちゃごちゃしてわからない。
日本語を読む その4~ドラマ・リーディング形式による上演『夜の子供』
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
なんてくっきり
シンプルな内容の物語ではありませんでしたが
とてもくっきりと戯曲の世界が伝わってきました。
リーディングという手法と
演出家や役者がもつ力を
しっかりと感じることができました。
ネタバレBOX
1986年に書かれた戯曲だそうです。
演出家がアフタートークで触れていたように
とても豊かで美しいト書きがあって
その言葉たちが、観る側に舞台の世界を紡いでいきます。
始まった時には
そのト書きを読み上げるテンポが少しだけ早いように感じましたが
やがて、その速さがシーンをもたつきなく進めていく力になっていく。
ト書きにとどまらず
台詞たちも、遊び心にあふれてとても豊か。
戯曲が作られた当時に観客の主流だった年代の
子供のころの記憶を借景にしているので
記憶があいまいだったり
元ネタがわからないフレーズの借用なども
あったのですが
(若い世代には聞いたこともないフレーズかと・・・)
それでも、言葉の響きなどのおもしろさは
しっかりと伝わってきて・・・。
未来を今に据えて、現代を過去に置いて、
二つの時代を行きかう物語を
舞台の前方と後方に切り分ける。
音楽は時にセピアがかった高揚や慰安を観る側に注ぎ込み
照明は記憶と妄想の深度と実存を舞台に表していきます。
死んだ母親、
いなくなった父親、
生まれなかった子供たちと・・・。
時間を逆回しにするごとに
どこか甘さを持った、
でもビターで切ない記憶や嘘が解けていく。
繰り返されるやり直し。
時間の枠組みを踏み出した
お祭りのような夜の時間のクリアなイメージと
希望や想いのテイストが
語り綴られるシーンたちからしなやかに伝わってきて。
この作品、
リーディングという形式ではなく
ふつうの演劇として上演すれば
さぞや、観客の目を惹くものになったと思います。
ブリキの自発団の公演などは観ていないのですが、
もし、ト書きに込められたイメージがこの舞台に
リーディングということでなく具現化され、
それぞれのシーンを埋め尽くせば
世界は彩られ膨らみ、
観る側はきっと舞台上に浮かび上がる幻に
深く取り込まれていたと思う。
でも、その一方で、
こうして、
役者たちがリーディングという枠の中で
一行ごとの台詞を丁寧に積み上げて
作り上げた世界でなければ伝わってこないものも
まちがいなくある・・・。
ト書きやお芝居に付随するイメージが
言葉に閉じ込められ
役者たちの豊かな表現力を持った朗読によって
観る側に置かれると、
物語の構造がしっかり見えるというか
お芝居の表層的な広がりの部分に
目が眩むことがなく、
それゆえに研ぎ澄まされた質感を持った
キャラクターの想いが奥行きをもってしなやかに残るのです。
観る側が身をゆだねられる役者たちと
洗練を感じさせる演出によって
リーディングだからこそ持ち得る力や
成しうる表現があることを
改めて実感することがができました。
おやすみ・ザ・ワールド
非・売れ線系ビーナス
西鉄ホール(福岡県)
2011/05/08 (日) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★
シュレーディンガーの猫は病気だ
いわゆる「セカイ系」の物語が、いかにゼロ年代のサブカルチャーを席巻していたか、それを今この瞬間のガジェットを積み重ね、それらに共通している現代人の逼塞した自意識を浮き彫りにしようとする意欲作。
ものすごくおおざっぱに言ってしまえば、「誰も彼もみんな自分の狭いセカイの中だけで充足しちゃってていいの?」という問いかけだ。実際にラブプラスにハマり、Twitterにハマり、虚構世界をリアルと錯覚したまま自分が「魍魎の匣」の中にいることに無自覚な人間たちには、この物語は痛烈な皮肉となって映る……はずなのだが、どうも観客の反応を観ていると、揶揄されているのが自分たち自身なのだということに気がついていないようにも見える。
「匣の中に自意識を閉じ込めた自分をいかに肯定するか」、物語はそこまでを描いてはいるが、「果たして我々は匣の外に出て行けるのか」、その先の展開は暗示のみで終わる。そこがこの物語の最大の弱点で、表層的にしか物語を捉えきれなかった観客が少なくなかったようなのも、この「落ちの弱さ」に起因していたのではないだろうか。
ネタバレBOX
作者の田坂哲郎は、これまでにもマンガやアニメ、ゲームなど様々なサブカルチャーからインスパイアされたと思しい作品を書いてきた。もっともこれまではそれらが戯曲の中に有機的に取り込まれてきたとは言えず、「借り物」に留まっていた印象が強かった。
今回はそうではない。物語は全て「セカイ系」の作品群を戯曲内に必要充分条件のものとして取り込み、それらの作品群に共通してある量子論に基づく「人間主義」を明確に批判している。
『新世紀エヴァンゲリオン』を嚆矢として、ゼロ年代のアニメを席巻した「セカイ系」の作品群は、現象としては「自分はこのままでいいんだよ」というヒキコモリ的オタクを増殖させた。自分を取り巻くセカイと、自意識との間の「ずれ」をいかに調整して自己を肯定していくか、これが全ての芸術活動の基盤にあるが、その肯定の仕方があまりにも単純で安易だったのがセカイ系アニメの弱点であった。シュレーディンガーの猫が生きているのか死んでいるのか、それを確かめようとしたアニメーションはなかったし、「ループ系」の物語に顕著な通り、「人生のリセット」はいかにも簡単なのである。田坂哲郎は、そこを鋭く突いている。
「匣の中の二億円」は、確かめられないからこそ斎藤とあやかの物語を紡いでいくが、彼らの人生が正しいのか間違っているのか、彼らはそれを確かめる方法そのものを放棄してしまっている。水嶋ヒロの『KAGEROU』のラストの「安易な再生」を思い返す時、彼の「今後」をシミュレーションして見せた(現実にはそうはならないだろうが)このエピソードの「再生など叶わない」という展開は秀逸だ。
トイレの“女”神様を初めとして、私たちが信奉する神様たちは、実は我々の外にいる存在ではないことも指摘されている。流行のガジェットによって場つなぎのギャグのように語られてしまうために見逃してしまいそうだが、「神」が人間の作った概念に過ぎないことにも目配せがちゃんとなされている。
恋愛シミュレーションゲーム「ラブプラス」の寧々ちゃんに陶酔し、袋を被った女を殺す男は、殺人という手段を取ってなお自己を超克し得ない。もともと自己の内面に閉じ籠もるための殺人なのだ。
その殺された姉を慕う弟は、その姉の膝枕でまどろみの中から目を覚ますが、もちろんそれも彼が見ている幻に過ぎない。「おはよう」の挨拶は、いったい誰に向けられたものか、定かでないまま、物語は幕を閉じる。
誰も彼もが袋を被っている状況は、顔の見えないネットの中でコミュニケーションが成り立っていると錯覚している我々自身を揶揄している。みな、自らが作り出した虚構の物語の中で充足しているだけなのだ。舞台中央に設置された「匣」は、我々が自己の妄想を閉じ込めた「魍魎の匣」である。そのことに気がつけば、我々観客が閉じ込められている西鉄ホールという匣もまた「魍魎の匣」であると理解できる仕掛けになっている。田坂哲郎は、今回、観客に一切阿ろうとはしていない。我々が安易に自己陶酔に陥ることも許そうとはしない。
仮に『KAGEROU』や『魍魎の匣』を読んでいなくても、「トイレの神様」を聞いたことがなくても、ラブプラスをやったことがなくても、Twitterにはまっていなくても(全く経験がなければ何のことを語っているのか分からない辛さはあろうが)、よほど鈍感な人間でない限り、我々がしばしば自分の作り出した虚構の物語の中に逃げ込んで、そこから踏み出そうとはしない愚かな動物であることに気付かされるはずなのだ。いや、我々は自分の愚かさすら肯定して、「バカの壁」の中にすら逃げ込みがちな哀れな生きものなのである。
残念なことに、田坂哲郎はその「みながまどろみの中にいるセカイ」を描きはするが、そこからいかに脱却するかという道しるべを示唆することはしない。恐らく、田坂哲郎はまだ「迷って」いるのだ。果たしてそのまどろみのセカイから抜け出してもまだ自己を肯定できるのかどうか。そもそも人間が自らの「虚構」のセカイから抜け出せるものなのかどうか。その「迷い」がこの物語の後半を散漫にし、結果的にふやけた印象のものにしてしまっている。
特に、これはタイミングが悪かったとしか言いようがないが、ゼロ年代アニメの集大成であり、内面世界からの脱却を図った『魔法少女まどか☆マギカ』の直後では、「彼らがまだ眠りの中にいるセカイ」を描くだけでは、それはただの「停滞」にしか見えない。
しかし、ネットの疑似世界に充足し、自らの小さな世界に閉じ籠もって、リアルな人間関係を追求し得なくなっている状況から脱却する方法を、様々なガジェットを組み合わせることで表現しようとする動きは、SFやアニメ業界では見られていたが、演劇の世界ではさほど顕著ではなかった。岩井秀人の弱点も、彼の戯曲が自己充足、自己肯定に終始するところにあった。そこから一歩踏み出す可能性、状況分析から具体的方法を総合していく方向(方向だけではあるが)を示唆したという点では、本作は充分な評価に値すると思うのである。
よ~いドン!!死神くん
ポップンマッシュルームチキン野郎
吉祥寺シアター(東京都)
2011/04/29 (金) ~ 2011/05/02 (月)公演終了
満足度★★★★
テンション高かったー
特に前説での青山氏の身の上話交えた盛り上げ方に驚かされました。
はなっからギャグで飛ばしてくると思いきや、
最初はシリアス・スローペース(?)から入って。
見渡せば全体に様々な笑いの詰まった舞台でした。
ネタバレBOX
ぐわははっー真面目な感想もココまでよ!
ってな感じで、最初の死神くんが登場するまではシリアスに。
クズな夫がDVの嵐を家庭内に巻き起こしてる時に、
あえてスルーしていた部屋の中の白い物体
(タマゴだそうだが今ひとつ形がそうは見えなかった。
頑張って欲しい所でした。)から、ものすごいメイクの死神くん登場。
→漫画の第一話の再現でしたが、後にこれは事実であり。
その場で妻を殺害し、娘の右目を失明させた現実があったと判る。
の・で・す・が、なんか全編ベタなギャグが詰まって激走してました。
そのクズ夫は妻殺害の刑期を終え、
小林コロンバインと名乗り人気漫画「よ~いドン!死神くん」を描く事になる。
自分が棄てた二人の子供の様子を興信所に定期的に確認させていたが、
突然二人が失踪した事で、自らの手で探し出そうとして。
漫画の原稿放り出して故郷にて子供を待ち・見つけようとしたと。
当然編集者が追いかけて来ての理由探しとなり。
その間のドタバタが笑える舞台となっていた。
(根底は暗いなー、子供たちは父親のトラウマから生活が一変し。
借金重ねた生活で返済金支払いできずに、
催促に来たチンピラと、なんの関係も無い目撃者を殺してしまい。
故郷に死にに戻って来て、親と再会するのですが・・。)
そのコロンバイン先生は殺人の前科持ちであり、
死神くんと一体化して作品を仕上げるという理由にして。
パンダのような死神くんメイクしたまま舞台は進行してゆきます。
素顔を隠す理由は納得でしたが、それにしても凄いメイクでした。
(息子、再会しても父と判らず。)
そして癖や性格では片付けられないような設定のアシスタント4人組とか、
殺人事件を追う刑事達なども、正直すごい事させられてましたね。
まぁ先生が先生なんで、アシストの4人組は納得できる(?)レベルでしたが、
男前の大沢刑事が、死体役の役者がほんとに死んでるのが演技だと、
死体役の役者に水を張った洗面器に顔押し付けて手足押さえるのは・・。
どうせなら、その後の場面転換後もシーツかけてそのまま放置しておくという
そーゆー引きの話に持ってけばテンションもっと上がったのでは?
また刑事の服装は記号論だ!との展開で、
海賊のジャックさん何かが似合いそうな大沢刑事役の最所さんらが、
セーラー服着て来た時には役者さんってすげーなーって思いましたね。
でその後は”ありがとウサギ”にまでもなりましたが・・・。 すごかった(^^)
開場してから開演までに流してるBGMのいろんな曲に混じって、
死神くんの歌まで入れたりと、細かいところも気ィ配ってましたね。
そして妙に”カントリーマァム”に拘っての進行。
吹原さんが好きなんでしょうか?
それともCM料でも入るのかしらと思うくらい先生等に食べさせてました。
凝った理由でも説明して笑い取らなかったのが残念でした。
舞台上方に作られた温泉のセットでの妙な間の芝居とか、
開演するまでの舞台上のケンタウロスとか、
80分と言っておきながら、90分近くかけてしまい。
主役の竹岡さんに、座薬の話で尺取ってどうすんだ?と
真面目な突っ込みされた吹原氏とか、
なんかフジテレビが目をつけたのが判る様なドタバタでした。
まとめは、何も無い世の中から消えたいと願う二人の子供に。
俺を恨め!罪を償ってきたら目の前で自殺してやるから。
俺の死を願って・恨んで生きる糧にしてくれと・・・。
・・・漫画は続きました。
二人が出所する日まで、死神くんは悪人を殺し続けます・・・。
(よくある不思議な力の無い(腕力も無い)死神くんは、
リアルな凶器で人間を間引いていきます。)
う~んブラックコメディでした。
女好きの旅館の主人と、手ほどき受けて何か才能が開花した孫とか。
子供を捜して欲しいからと、笑ってる顔写真渡して。
い~い笑顔の理由が、自分の死刑確定判決後の笑顔だと言うトコとか。
非常にバランス感覚優先の危ない笑いの充満した舞台でした。
結構気に入りましたが、万人受けとは思えなかったカナ。
(長いですねー、読みました?。 -乱文にて失礼しました- )
PerformenVI~Paradiso~
電動夏子安置システム
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
宇宙の果ては見えないような
人は動かされているだけではない。たとえ人類がいなくなっても放射能放出装置は残される。
ネタバレBOX
役者さんが多くて少年(青年?)の視界の邪魔をする、分かった気になった瞬間に、まだ見えていないものがあることに気付かされる、ホントそう思います。
ビッグバンからしばらくの間は素粒子に邪魔されて光は直進できず我々のところに届かない、真実が見えない様を上手い具合に表現していました。
複数の人が同じ動きをする、二人が同じ台詞を言う、言動がずれる、面白かったですね。あの先生は山村紅葉さんみたいでした。
台詞のある役者さんたちのノリノリに比べると、アンサンブルの人たちの無表情振りが際立ち、人間と単にあやつられているパフォーマンとを身比べているようでした。
さよなら また逢う日まで
ALGO
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★
芝居以外のところが残念でした
普段見ている芝居とは明らかに系統が違う感じのキャスティング(笑)
今回は、脚本と演出が観たくて行くことにしたのですが、
若手のイケメンさんたち、思っていたよりもみなさん演技が上手い。
オープニングのシーンの演出が格好良かったです。
演出の中村さんが「演劇界の為にお気に入りの役者を見つけて応援をお願いします」とおっしゃっていたのですが、
それなら簡単なキャスト表や当日パンフくらいは配るべきだったと思います。
有料パンフしかないのでは、誰がどの役をやった人かほとんど分からない。
よっぽど気に入らなければ調べたりしないし
次に繋がらないと思います。
後、ファンの人には喜ばれたかもしれないですが
あのイベントは芝居の余韻を壊すと思います。
もしやるなら、演出も舞台に上がって
もっと深い内容のトークをして欲しかったです。
ネタバレBOX
最後の最後まで結末の予想がつかなかった。
脚本はやっぱり面白かったです。
ひとりひとり死んでいっても、
「実は・・・」って起き上がってくるんじゃないかと思ったりして。
個人的には女子はひとりで良かったような気がしますが・・・。
全員がもっと怪しい(嘘をついている)感じがすれば
ラストがもっと「え~っ」てなったかも。
初演のブラジル版がすごく観たくなってしまいました。
PerformenVI~Paradiso~
電動夏子安置システム
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★
一定
鍛え抜かれた集団でした。
一人だけでいいから、違うリズム、違う空気感のある役者が混じれば、もっと面白く、もっとわかりやすくなるのにと思いました。
パイナップルの食べすぎ
ナカゴー
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/04/26 (火) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
『パイナップルの食べすぎ』
こういうの大好き!
冒頭部分は、ほんわか~としたコメディなんだけど(ペットが掃除機ってだけで、しっかり笑わせるんだからスゴイ脚本&演出!)・・・ペットロス中のサンドイッチ屋の店主役、墨井鯨子さんが登場してから、徐々に雰囲気が変わっていく。。。
こっからが、たまらなくイイんだわ!
爆笑するようなオモシロさじゃないんだけど、カラダが熱くなってきて、心臓バクバクしだして、興奮して・・・「もう、ずっとこの時間が続きゃいいのに!」って感じちゃった。
話の落としどころも、スッキリホッコリな感じで・・・観劇後の足取りが異様に軽くなっちゃった!
観劇の勢いで連れと向かった「男の晩ごはん」って食堂でビールで乾杯しちゃったもんなあ・・・17時にもなってなかったのにさ。
ま、たいした内容の芝居ではないんだけど(失礼!)
10回観ても飽きない自信はある!笑
ネタバレBOX
ペットロス女の墨井さん。
公園で会っただけの主人公カップルの家を、突然訪問したときは・・・風貌やしゃべり方が、か細い&可愛い&おとなしい感じでイイ感じ。
キャスケットかぶってる女性特有の妖しさも感じられて・・・ボクはこういう女性にコロっといく愚かなところがある。
そんな女が・・・(なにがキッカケだったか、忘れたけど)・・・とつぜん、我が家のようにくつろぎだして・・・ダラーっと寝転がって・・・ボソボソっと、でも的確にキレていく。。。
えー
ボクの文章力では、このブチギレの凄さ&オモシロさを伝え切れません。。。
でも、イッちゃってる女なのに、攻撃対象への口撃は、一流芸人の切れ味鋭い&的確なツッコミを思わせるんだわ!
墨井さんのキレっぷりも秀逸だし、この「口撃」を受け止める役者さんたちも抜群にイイ!
墨井さんが客に背を向けてキレてることで、イタイ感じが薄まったのも良かった気がする。やっぱコメディだし。
そんな現場の隅っこで、話のスジとは関係ない細かな芝居をしてるペットの掃除機(エイキミアさん)もたまらなくイイ!笑
シモネタあり、講談調の台詞あり、ナンセンスあり・・・見どころ満載!
「演劇って最高!役者ってスゲエエエエ!!」って思ったなあ。