
IN HER TWENTIES
TOKYO PLAYERS COLLECTION
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
新しいスタイルの力
観る側への伝わり方がとても斬新に思えました。
役者たちの背負う時間や感覚との瑞々しさと
一人の女性に流れた時間の質感が
とてもしなやかに織りあがって
ひとつのものとして伝わってきました。

いないいない
ガレキの太鼓
アトリエ春風舎(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
奇妙なモヤモヤ感
何かが起きているらしいのに、その背景が説明されないまま話が進み、非現実的な展開を経て、さらっと終わる、掴み所のない作品でした。明快ではないけど難解というわけでもない微妙なラインを狙っていて、不思議な心地良い違和感を覚え、前半は世界観に入り込みにくかったのですが、後半は何とも言えない奇妙な雰囲気に引き込まれました。
外にいると殺されるということで外部との関係を絶って、ある部屋の中の箪笥や箱に隠れる7人の奇妙な生活がその中の1人の日記を交えて淡々と描かれ、次第に閉塞感が高まって人間関係のバランスが崩れていく様子が現在の日本の状況、あるいはもっと普遍的なシチュエーションに重なるようで不気味でした。後半、奇妙なことになっているのに登場人物たちには何ごともないかのように会話を続けているのが、存在することについて考えさせられて印象的でした。
いくつかある回想シーンが照明の変化と台詞の内容で、自然な流れで挿入されているのが良かったです。
美術の仕掛けが良く出来ていて、後半のシーンでとても効果的でした。照明も色々切り替えているのが気にならないスムーズな流れで奇妙な雰囲気を演出していました。
前半が少しもたついてように感じます。後半の畳み掛けるような展開と対比を狙ったのかもしれませんが、もう少し前半もスピーディーに進んだ方が良いと思いました。

Theatresports(TM)
インプロ・ワークス
小劇場 楽園(東京都)
2011/06/06 (月) ~ 2011/06/06 (月)公演終了
満足度★★★
もっと、構成・企画をしっかりと!
初めて観ました。
開演前にスコアガールのお嬢様が「台詞」を募集しており、
そして、開演したのだが、MCさんの話が結構長いのと、
芝居の要素が無いとはもちろん言いませんが、
どっちかというと、演劇合戦というより「ゲーム」になってしまっていた気が。
特に、「花の名前を言いなさい」みたいなものはまったくそう。
昔、「連想ゲーム」「底抜け脱線ゲーム」(年がばれる?)や、
その他視聴者参加型のジェスチャーゲームなどのTV番組があったが、
むしろそういうものに雰囲気は近い。
この辺はもっと考えてほしいところ。
さらに言えば、出演者が演じるときはもちろん即興で構わないのだが、
全体の企画も、即興というよりいい加減なところが見受けられ、
例えば、3名の審査員の点数の付け方もかなりいい加減に思えたし
(出演者はそれなりに頑張っていたと思ったが)、
講評をするわけでもなく、どういう人がやっているのかもわからない。
これなら、観客全員か一部選抜で、赤白のボードでも持たせて、
その場で審査させた方が、
観客との(強制されない)一体感も生まれると思う。
開演前集めた「台詞」も、前半は1枚使ったきりで、
後半に出演者から「使おう」の声が出なければ、
そのままゴミになったのでは?
しっかり構成・企画すべきところは、そうしないとダレるし、
いい気持ちがしない人もいるのでは?
最後に、私が特にお笑い系で気にすることは、
ファンや関係者だけからウケているのか、
初めて何の関係もなく来たお客でも面白くてウケているのか、
ということ。
まあ、それなりに面白かったが、次回も観たいかと言われると、
「時間があったらね」程度。
お客でも、この公演シリーズや、関係者のファンの「笑い」が多かったように、
私は感じてしまったのだが、実際はどうなのかな?

醜い蛙ノ子
張ち切れパンダ
テアトルBONBON(東京都)
2011/05/19 (木) ~ 2011/05/26 (木)公演終了
満足度★★★
次回作頑張って下さい。。
<セット&物語>
パルコ「49日後・・」を連想される舞台セット・・。
前作は、日本間の後ろに裏庭で、異常な征服者を中心に抑圧される恐怖が耐えず舞台の前面に押し出され緊張の中、物語りが進行。本作は、裏庭の後ろに日本間の少し奥まった配置で2階の間(少女の部屋)を作り出し、空間を旨く観せる事に成功、但し、客席からは一歩引いた目線となり臨場感が薄まった分、冷静に物語が観られる様になった中・・親の虐待のトラウマを背負ったであろう謎めいた奇行少女の(自虐的な)物語が進行・・最後に身近な理解者と思ってた人が・・。
<雑感>
前回は大人の影は全く感じなく、今回は物語の設定上親戚の親等、申し訳程度に大人役が登場、メッセージ性の有・無は求めませんが、登場人物をそうさせた背景及び環境、社会を含めた大人との係わり方が気になりました。
浮かんだ言葉は、「恐怖」、「威圧」、「自虐性」、「幼稚性」、「自己顕示欲」、「性癖」、「ヒステリック」、「反社会的」、「モノトーン」。この物語に「愛」はあるのか?嫉妬や独占欲や敵意を生み出す『求める愛』」ってとこ?『緊張と緩和』のメリハリ、緩和モードは役者さんを含めも少し経験が必要かと・・。裸族さんは笑えました。
前作は少し褒めすぎたかなと思うくらい良かった。前2作目は楽勝、本3作目は「ごあいさつ」でも記載されてましたが、大変な難産であった事と思われます。
<まとめ>
主催の小林さんも少しお疲れモード気味で、不条理な“もの凄い張り手”も受けられ大変御苦労様でした。真剣さが伝わり狙いは悪くないとは思いますが、正直3連チャンもとなれば(1作目は観てません)、きついです。仮に重いパターンであっても明るい未来とか愛があれば救われます。次回作迄、劇団の引き出しが少しでも広く・深く・多くなる事を期待してます。

ともしび
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★
父と子
とてもわかりやすいストーリーで、それを観客に見ていただこうとの気持ちが伝わるお芝居でした。
肩に力を入れずに観られる1時間40分ほどでした。

星より昴く
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/06/04 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
相性の問題かもしれません
コンセプトは良いと思ったのですが、やはりテンポと台詞、テンションの高さに少し古さを感じてしまいました(もちろんそれを前提に進めているのだと思いますが、)。そこが個人的に合わず、なかなか入り込めなかった感がございました。
おそらく人の感情は自然に笑ったり、起こったり、悲しくなったりするものだと思うのですが、劇中は少し過剰なテンションのシーンが多いと個人的に感じ、そこが感情移入しずらい部分だった気がします。合う合わないの話だと思います。
ただ、今日の公演は台詞の間違いが全体的に多く、ところどころで気になりました。ヒロインの方が素敵な演技をされていただけに、そこが少し残念だったです。

Theatresports(TM)
インプロ・ワークス
小劇場 楽園(東京都)
2011/06/06 (月) ~ 2011/06/06 (月)公演終了
満足度★★★
ルールの明確化・・・即興連続ドラマを!
インプロ・カリスマ絹川友梨さんが、情熱を燃やされている演劇をスポーツの様に楽しむ「インプロ=シアタースポーツ」第二回定期公演。
私は前回感想で「実践で磨く楽しみ…センスは生まれ持ったものか?過去の成長過程からのものか?練習鍛錬から培われるのか?その全てが相乗してくるものとしても…」と書いた・・・。
1ラウンド3分のバトル、お題の提示の仕方も進行方法が微妙に変わっているのでは・・・?
即興芝居にはならなくて残念!せめて、5~6分は欲しい。そうすれば連続ドラマのような展開になる・・・?と、思ったり・・・。役者陣の個性とセンスを観察するのが楽しみだったけど・・・。
まぁ~ソコソコ楽しかったのだけれど・・・「だんすだんすだんす」以外の出演陣は、個性・センスは一寸はあるか・・・?でも、風体以外の中味は伝わらずいい加減な稚拙さが目立ち残念!
90名近くの入場者には、インプロリピーターが多くいたようなので・・・MCが変わったから・・・?ルール不徹底・・・?以下、ネタバレに気になったことを書いておきます。★★により近い★3

6月のビターオレンジ
G2プロデュース
東京グローブ座(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★
ネタ勝負、というところか
G2作演に期待しすぎた感あり。ストーリー、エピソードは特別なものではない。説明の多い台詞は加藤君向きではないと思った。表情や動きや感情をもっとだせる人。細かなネタで結構笑ったので、そういう芝居なのだと認識した上でもう一度観る予定。以下ネタばれへ。

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません
世田谷シルク
「劇」小劇場(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了
満足度★★
(劇団の)カラーはでていたのかな
原作の内容しらずに鑑賞。
ちょっと詰め込みすぎな印象。
あくまでメインは主人公の心情なのだろうけど、現実の話と王国の話を追うことに意識が集中して、そこらへんがボヤけてみえた。
そんな感じなので、主人公の女の子が様々な問題を抱えていて、王国の話を通して、自分の気持ちにいろいろ整理をつけていく過程に感情移入しにくいと思った。
下手ベッドのモニターはなくてもよいかな。効果がイマイチわからなかった。また、セリフの聞き取りにくい箇所があった。改善が必要と思う。
やはり、独特のダンスは、ウリだけあって良い出来だったと思う。楽しくみさせてもらった。演技は、河崎卓也が一番良かった。野村美樹の美人度はハンパなかった。
点数はきびしめに。

湯河原ドリフターズ 菊の間
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/05/06 (金) ~ 2011/05/10 (火)公演終了
満足度★★★
違う雰囲気であはあるが・・・
同じ脚本といいながら、若干のエピソード変更は演出家に任されているみたいで、多少違う箇所はありました。
また、出演者が違うので、やはり同じ脚本と言いながら、やはり違う雰囲気には仕上がってました。
梅の間に続いて、なかなか面白かったです。

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません
世田谷シルク
「劇」小劇場(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了

Dressing/日曜日よりの使者(5月4日のみ)
feblaboプロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2011/05/03 (火) ~ 2011/05/10 (火)公演終了
満足度★★★★
ガールズバーがそこに
今回はエビス駅前バーがガールズバーになるとの事、また出演者から、物語の展開というか物語の場面は何となく予想でき、基本的な展開は予想内でしたが、役者と役のハマり具合(シンクロ度)、役柄のバランスの絶妙で、面白さは予想以上でした。面白かったです。
ガールズバーがそこにありました。

珍しい凡人
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了
満足度★★★
ドアの演出は面白い
ドアの演出は面白かったが、ちょっと物語の主軸がわかりにくかったのと、キャラが役者に落ちきってないように感じ、今回あまり世界観に入り込めなかったかな。(対面客席も影響してるが)
とは言え、体感時間は長いとは感じなかったので、その点は不思議です。

1億円
劇団シアターザロケッツ
劇場HOPE(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
Team the Rocketsの公演も3度目。見慣れているのはNet局のバラエティー番組での彼らだからなのか、舞台ではなんかいつもアウェー感いっぱい。
それもそのはず、いつもとは違った真剣な彼ら。その精一杯の演技はいつも感動を呼んでくれます。つってもそんなに大きな波じゃないけどね(笑)
オチがアレなので2度3度とイロイロ確認したくなります。
仕事ほったらかしてもう一度見に行きたかった。
ストーリーの方向性、見せ方など1作目2作目3作目と毎度変わっていて脚本:荒木太朗ワールドの色彩の豊かさがステキ。次回作も期待大です。

IN HER TWENTIES
TOKYO PLAYERS COLLECTION
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
肯定の物語
一人の女性の20代で、どの年齢の人もそれぞれ個性を発揮するんだけど、どれも同じ女性と言う意識は最後までゆるやかに繋がれていた。どの年代が正しいとかもなくてよかったなー、10人の女優さんがみんな輝いてたからだと本当に思いました。可愛いし綺麗で面白い人達だったなー。

泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません
世田谷シルク
「劇」小劇場(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/06 (月)公演終了

神様の言うとおり
NICE STALKER
池袋GEKIBA(東京都)
2011/05/27 (金) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
満足度★★★★
参加することに意義が・・・
有るんだか無いんだか良く分かりませんが、楽しんで参加しました。投票制にした事で物語として破たんしている部分、話の辻褄が合わない部分も無いとは言いませんが、自分がこの世界観と言うか雰囲気が好き過ぎなのが原因なのか、脳内モルヒネが垂れ流し状態だったのか、そんなこと気にせず楽しんでしまいました。
マルチエンディングDVD(チャプター毎で選択可能)の販売を希望します。

天守物語
少年社中
吉祥寺シアター(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】
風琴工房
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
息の詰まるような
おもしろい芝居でした。
勿論笑うような面白い芝居ではなく、野球の投手戦のような緊迫感のある試合を観ているおもしろさでした。
人の子である以上身近な問題でありながら、ニュースで報道されていても
ある意味他人事で、他人事でありながら身につまされて、身につまされるけど何も出来なくて、でも誰もが加害者になる可能性がある児童虐待、そんなドラマ、映画、小説で散々取り上げられた最早手垢の付いたテーマでありながら、その捉え方なんでしょうか、とても新鮮に観れました。

四番倉庫
青年団リンク 二騎の会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/06/04 (土) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
満足度★★★★
負のレンサ…
『面倒くさい』『居場所がない』『妥協』『最悪』『寂しい』『打算』『場当たり的』『諦め』『沈黙』『無気力』『焦燥感』『孤独』『息苦しい』『不安』『死』
ネガティブな感情が渦巻く劇空間。でも、生きてるとこういう感情でどうしようもなくなることの積み重ねだよなって思う。元気もらうタイプの芝居じゃないけど、でも、共感する事で救われる思いもあるなと思いました。
どこへも行けない、負の連鎖は男特有のものなのだろうか?『あなたが生きているそれだけで素晴らしい』みたいな人生賛歌は、聞こえる人にしか届かないんだなって思う。でも、この芝居見て登場人物に共感したり心動かされて、生きる活力の得られる自分は幸せだと思う。それは見下して嘲笑する優越感ではなく、明日は我が身だと思う束の間の喜びだと思う。