最新の観てきた!クチコミ一覧

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美女劇 伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪

美女劇 伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

超満員!!
あのスズナリで寺島しのぶを観たい!!という願望で取ったチケットでしたが、開演5分前に滑り込みセーフ。

なのに当日券のお客さんが、2重3重に列を作ってる。

す、凄い! さすが寺島しのぶ人気か?

ストーリー的にはなんといっても寺山作品、*papasan*にはやっぱり難解でした・・。

でもそれ以上の素晴らしさがたーくさんありました!!

歌とバイオリン演奏の「黒色すみれ」のお二人、雰囲気がぴったりで、抜群のパフォーマンスはとっても良かった。

そして人形遣いのルナティコさんの操る“便所のまりあ”はもの哀しく、せつない感じがたまりません。

そしてそして、中山ラビさんのエレジーな歌は、その“便所のまりあ”にぴったりでめっちゃめちゃブルース!

色々な要素が詰まっていて上演時間90分おとぎの国を彷徨っているような、絵本の中に入り込んだような不思議な時間でした。

そしてなにより、やっぱり寺山しのぶは凄い!

登場シーンではメイクのためか、一瞬戸田恵子?と思ったのは僕だけ??

一人芝居的なシーンがあるのですが、足の裏まで演技していました。
ラストにはイブニングドレスで出てくるのですが、お美しい~!!

ラストは文字通り 水もしたたるいい女 のお芝居でした!!

さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽にまにあったー!!
2008年の初演は観ていないので、楽しみにしていましたが、なにせお盆最中の3日間、5ステージしかなかったので、なんとか楽日に滑り込みセーフでした。

にしてもこのフライヤーの中川くん カッコ良すぎでしょ~。。


4年前に強盗に失敗し、仲間のことを一切はなさずひとりで服役をしていた男が、出所してきた。

男は、かっての仲間ともう一度、仕事をすることを夢見つづけていた。

刑務所で一緒だった男と、現金強奪を計画し、男の誕生日に実行しようとしていた・・・

いつもブラジルの舞台は 細かいところにもリアルさがある舞台美術だけど 今回のステージもメンバーちが落ち合う工場跡? のようなワンシチュエーション。照明なども とっても良かった~!!

みんな悪党っぽい黒い衣装が なんとも言えずにカッコ良いーー!!

中盤までは笑いネタなども結構あって セリフがポンポン飛び交う設定、そしてラストに向かう頃からは 

ブラジルお得意の どんでん返し的な展開に どんどん引き込まれていきました。。




バシバシ 仲間が殺されていき 結末には 「こいつかよーー!?」

決してハッピーエンドじゃないんだけど 後味はスッキリ、 やっぱり洗練された演出とキャストの演技が素晴らしいからなのかなぁ。




ブラジル 好きです!! そして素晴らしいキャストさんたちも大好きです☆

アルティメット・ヒーローズ【ご来場ありがとうございました!!】

アルティメット・ヒーローズ【ご来場ありがとうございました!!】

水槽ラドン

東京アポロシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

今までのないヒーロー系コメディ
水槽ラドンさんの作品は初めて観ました。すごく楽しかった。ストーリーは思ったより分かりやすくて、老若男女誰でも観て楽めると思う。説明に書いてあるように、爆笑とか涙とかほっこりとかすっきりとか、そういった感情が丁度良く混ざっていて、感動しましたo(^▽^)o演出はプロ並の演技で、音響と照明も素晴らしかった♪日常生活と夢物語が入り混じった新たなヒーロー系コメディが観れて本当に良かったですヾ(@⌒ー⌒@)ノこれからの水槽ラドンの劇も楽しみにしてますー

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度

・・・
私の頭が固いのか、悪いのか・・残念ながら全く理解できませんでした。笑いの部分も内輪では分かっても、部外者には分からないという感じでした。私には合わなかったみたいです。

塩ふる世界。

塩ふる世界。

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

横浜の片隅に天才がいるとは・・・・。
今までの演劇人が苦労して作ってきた演劇表現方法をあっさりと覆してしまう演出方は必見。全てが新鮮に見えてきて、尚且つ上演時間をしっかり堪能させてくれる演劇の醍醐味もある。
演劇ファンなら観なければいけない舞台。観るべし!

東北の心に灯りをともそう!シアターライブ vol.3

東北の心に灯りをともそう!シアターライブ vol.3

一般社団法人 日本演出者協会

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

今、この時期に
Aプログラムの石棺~チェルノブイリの黙示録~を観劇。
とても25年前の話とは思えない。
セリフにあの時報道されたこと、今も続いていることが重なって、考えさせられた。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

概念がないゾっと!
どうやら銀石の舞台は常識と言う概念がないらしい。相変わらずの物凄い知識量なのだけれど、その描写と登場人物がイッチャッテル為、物語は常識を超えた難解さに。笑
この舞台を観ていて思い出したのが、かつての映画「フィフス・エレメント」 でのワンシーン。コーベンがリールー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)に世界で起こった出来事をビデオで見せてる場面だ。リールーは過去から現在までの世界の状況をフルスロットで記憶し落涙するのだ。愚かな人類の歴史をみて。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

今回の舞台はまるでワタクシ自身があの時のリールーのように過去から現在までの出来事を舞台で観ているようだった。それは地球で起きてる事柄を宇宙空間で眺めてるような感覚だ。すると、ナスカの地上絵も、地球儀も、天動説や地動説も、全ては個人から、家族、家族から、地域、地域から日本、日本から世界、宇宙へと、転換されていく。これらは全て過去から現在まで地球で起こった事柄だ。革命や戦争や発明や宗教。

ここに登場する役名は何故か羽のあるものが多い。これらの全てが蝉なのか、はたまた違うのかワタクシには解らないが、蝉が羽ばたいて生きる一瞬はなんとなく、宇宙規模で見る人間と同等なのだとも思う。

パンフレットを確認すると、「地球が生まれてよりのこのかた、長い生命の興亡という壮大なドラマの隙間に、一つの命の物語を照らし出す舞台」とある。だとしたら、やはり、地球創世からこれまでの人間が営んできたドラマを描写しつつ、病弱なモズの命を取り上げた舞台なのだろうと解釈する。「ナスカは魂が宇宙へ帰る場所」というテーマからもナスカの地上絵は魂たちの滑走路となるべく描かれたという銀石風仮説だ。笑

「復讐回帰」では神々が地球を作っていたが、今回はそれよりもテーマは壮大になったのだ。その分、おちゃらけた描写は舞台に合わないとも思う。壮大さに似合った解りやすい物語だったなら難解さも半減したように感じる。

生ピアノが美しい。更に今回の映像が素晴らしかった。音楽と映像のタッグは宇宙の壮大さを物語っていた。映像・荒船泰廣。
『サムライ・ナイト・フィーバー』

『サムライ・ナイト・フィーバー』

WBB

SPACE107(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった
最初は、おかしくて、最後にホロリと。
5人の出演者がそれぞれ役柄にあっていてよかったと思う。

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

演出家の頭の中を覗いてみたい。
なによりまず舞台装置が素敵で、照明も上手く作ってるなぁ…と。主役の俳優さんの雰囲気もなかなかいないタイプで、お芝居の空気感は全体でシッカリ統一されていたのではないでしょうか。ただ僕的に「ドキッ」とする部分はあんまりなく、ちょっとモヤモヤ。単純に好みの問題だとは思いますが…「ドキッ」としなかったのは年のせいなのかなって思ってチョット凹んだりもしました(苦笑)。でも、この世界観を理解して演じた役者さん達と、そして理解させた演出家はホント凄いなぁ…。演出家の頭の中を覗いてみたい。とりあえず、一度は観てみて損のない劇団さんだとは思います!

レッドクリフ-戦-

レッドクリフ-戦-

劇団EXILE

青山劇場(東京都)

2011/08/13 (土) ~ 2011/08/24 (水)公演終了

満足度★★

ダンスはカッコいい!
カーテンコールでMAKIDAIさんが躍ったダンスがカッコよかったです。陣内孝則さんがカーテンコールで咬んだ言い訳をして笑いをとってましたが(そこは面白かったんですけど)正直セリフを全然言えてない感じで、陣内さんちょっとガッカリでした。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

難しいですね、色々と。
舞台セットはとても素晴らしく、音楽も良かったです。けれど肝心の物語の方が少々ゴチャゴチャとしていて、なんだかうまく消化することが出来ませんでした。

才能ってそんなになうまく混在しないんだなと思いました。

アイデアは良かったんですけどね、それを整理するところでつまづいた感じでした。

ネタバレBOX

次回に期待です。

吉祥寺シアター好きです。
近くの武蔵家も好きです。
キャベチャーが好きです。
Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

沢山の素材を盛り込み過ぎでごった煮の感
すでに多くのユーザーに語られてしまっておりますが・・・

ナスカ、地球儀、宇宙、星座伝説、少年期ならではの空想癖、天文学、過去の天動説と地動説の対立、古き良き日本の家族・風景、セミ、病気の女の子、
赤紙による召集、戦争、特攻・・・、と、ある意味どれもが魅力的な素材だが、
あまりに盛り込み過ぎで、逆にどれもがかすんでしまった感。

特に、ナスカと言えば地上絵だが、たしかに舞台上にそれを思わせる線が
描かれていたり、あとでロープで線を描くシーンも出てくる。
しかしまあ、それだけで、かなりの上空から見ないと絵として見えない
ナスカの地上絵(もっともこの芝居ではそこまで言われていない)は、
宇宙に向けたもの…として、宇宙や星につながることを
否定するわけではないが、逆に宇宙を語るのなら、
ナスカを引き合いに出さなくても良いのでは、と思える。

さらに、この芝居の舞台は日本なの?ナスカなの?…というのも疑問。
(天動説との論争でヨーロッパも出てくるが。)

日本風景やセミ(日本のように美しく鳴くセミは独特らしい)、
まして赤紙・特攻となれば、完全に日本が舞台に感じられてきて、
これなら別にナスカでなくて知覧でもいいんじゃない・・・と思えたり。

それに時代も、戦前戦中かと思えば、宇宙的なシーンは現代風の衣装だし、
現代と過去を行き来していることを思わせるわけでもない。

そういうわけで、魅力的な多種の素材を盛り込み過ぎてしまって、
どれもがぼやけてしまったし、
いつの、どこの話かもよく分からなくなってしまったのは残念。

でもまあ、それぞれのシーンをオムニバスのように思えば、
そこそこ面白いシーンもあった。

それから、ピアノはライブ演奏で、時に風鈴なども鳴らしていた。
ライブ演奏と言えば、同じ会場で観た「チャイムが鳴り終わるとき」も、
ギターの生演奏が大変効果的であったことを思い出してしまうのだが、
この日は、ピアノの他に録音音源も使用していて、
それに合わせてピアノが弾かれていることも多かった。
しかし、これをやると、どうしても録音側に合わせざるを得ず、
結果、ライブの迫力は半減してしまうのですよね…。

なお、私は最前列の席が指定され、
たしかに役者の息遣いや迫力などは、とてもよく感じられるのだが、
冒頭の幕に描かれた絵柄や、舞台中央にある奈落からの階段を使って
人物が現れるシーン、そして照明の効果など、
おそらくもう少し後ろで観た方が効果的に思えるのではないか?
と思えた。

コント・エクスペリエンスの会

コント・エクスペリエンスの会

avex live creative

シアターサンモール(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

コントを通じて新しい体験が得られるか?
10数個の単発 コント集でした。
その場でたくさん笑えれば良いのです。笑った質と量の積が私の満足度になります。今回は・・・

ネタバレBOX

良かったコントは、
1) 日本を卒業(第1部)
卒業式の思い出振り返りイベントとして、日本の思い出(歴史)を振り返っていく発想がいい。その時のコメントもかなり笑えました。

2) SMクラブ
SMクラブの女王が環境問題を真面目に語りながら男をいたぶるというミスマッチが、違和感から大笑いに変わりました。

残念なのは、映像のみのショートストーリーです。バリエーションの一つかもしれませんが、ライブを観に行っている私としては無い方が良いです。

笑った質と量の積が私の満足度になります。笑いは個人差も大きいと思いますが、私にとって今回は質も量も物足りなく感じました。
初めての企画でしかも初日であり、出演者の皆さんも不安の中手探り状態であったのでしょう。ただそれが私には伝わってきてしまって残念でした。今後に期待します。
青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

青山君よ、家が明けたら夜に帰ろう

コーヒーカップオーケストラ

シアター711(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
ダラダラでノーテンキに楽しめた芝居でした。くだらないと自虐的に言いながらも、ネタを絞り出す製作陣の努力を感じます。しかし細井さん実にカワイイ。

増殖にんげん

増殖にんげん

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

増殖おんな観ました
大道芸人のパフォーマンスを観ているような感覚。芝居を観るというより、気にいった女優さんを間近に見て楽しむといった趣向ですかね。ジロジロ見過ぎて変なオヤジと思われてると、自意識過剰になりますが。

増殖にんげん

増殖にんげん

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

増殖おんな
面白かった。
確かに舞台も客席も無く立ち位置を間違えると役者さんにぶつかりそう。
突然質問されたり飴玉を貰ったり、舞台の一部になっていた。
こんなに間近で観ると今までに無い不思議な感覚になる。良い経験でした。

えみりーゆうなさんのカタコト日本語芸は相変わらず上手くてハマっていた。

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

これはもの凄くナイーヴ
になりそうな話なわけで、語り口とか、取り立てて新鮮味はないものの、爽やかな感じになれそうな雰囲気はあったりするのだけれども、「あぁぁ」なんて思ってしまったところも結構あったりしたわけで、あとやっぱり、学生さんだからというわけではないだろうけれども、思い切りが悪いというか、なんか「照れ」なのか、そうした印象を受けてしまったけど、まあ今後は期待してもいいかななんて思って、ナイーヴで期待、略してナイーヴ期待。

ネタバレBOX

主人公のすやまが出てきて、一言二言しゃべって、演技らしきことをして、「ああこれは」と思ってしまった。
それはいい意味の「ああこれは」である。彼がうまいのか演出なのかは知らないが、もうこれは相当ナイーヴな話になるなと予感した。
結局そうなっていくのだが、その「ナイーヴさ」は、彼の(舞台の上での)キャラクターに負うところが多いと思う。
「声」と「風貌」が多くを語ってくれる。
彼を観るための舞台ではないか、と思ったほど。
彼、すやまは、イコール戯曲の作者ではないかと思った。

つまり、相当ナイーヴな人が書いているのではないかと思ったわけだ。
そういう人が書くから「照れ」がある。「いっちょシュールに決めてやろう」と思っても、「照れ」が出てしまう。
それが役者にも伝わったのではないだろうか。演出とかで。どうもそうした「照れ」のような、たとえれば、ハンドブレーキを解除するのを忘れたまま運転しているような、ブレーキ感が残るのだ。
そんなブレーキ感は、意図していないのであれば、当然気持ちは良くない。

物語は、3.11以降、こんなストーリーが多くなったな、という印象そのままのもので、失礼な言い方をすれば「まあ、こんなものかな」だ。
メルトの設定とか、自分世界と他人世界とのかかわり方とか。
正直言えば、そこの設定に、もっと切実な、今の自分たちしか感じ得ない何かがあったのではないかと思うと、少々もの足りなくもある。
とは言え、きちんとまとまっていて、伝わるものがあったのは確かではある。

それと、劇中にシュール的な、たぶん(作者が)「面白いだろうと思っていること」を、いろいろ入れてきたが(例えば、通過するだけの人とか、揃ったポーズとか、そんないろいろなこと)、どれも面白くなかった。唯一笑ったのは扇風機の名前ぐらいだった(物語の展開からするとリスペクトしてる? 演劇のアイコン?)。これらは精査した上で、ブラッシュアップするか思い切ってすべて削ってしまえば、いい物語になったのではないかと思ってしまうほどだ。

これも、突き抜けてしまえば、ひょっとしたら、それはそれでカラーになったのかもしれないが、そのへんは微妙だ。似たようなカラーの劇団がひとつ増えるだけの結果になるもしれないからだ。

この劇団のことだけではないのだが、もうそろそろ、ゴクーとか、かめはめ波ーとか言って、面白いと思う感覚は捨てほしい。実際「面白くない」ではなく「つまんない」のだから。
若い、これからの劇団がそんなありきたりの、アニメとか映画とかに寄りかかってもしょうがないじゃないかと思う。
実際、そういうアニメだとか映画に、無自覚に寄りかかったモノを見て、面白かったことなんて一度もないんだから。
「あえて」それを使うというレベルまでには達していないと思うし。
自分で創造したモノだけで勝負しょうじゃないか、と思う。

役者は、冒頭に書いたとおり、すやまを演じた須山造さんが、今回の舞台のすべてだったと言ってもいい。このタイプのキャラクター以外をどう演じるのかは興味津々。えんを演じた加藤エンさん、あいんしゅたいんを演じた熊野善啓さんも健闘していたと思う。ただし、切れはイマイチだったが。肩幅おばけを演じていた下地尚子さんも変な空気を出していて印象に残る。
林先生を演じていた林剛央さんは、演出が悪すぎるのか、どうも間が悪い。これが演出の意図だったとしたら、役者はちょっと可哀想かもしれない。

いろいろ書いたが、全体的には「面白予感」に満ちていたので、役者も演出もみんながもっと本気に追い込み合って、どこかに突き抜けて行くことを期待したい。そうすれば相当面白い劇団になるのではないかと思うのだ。
「お前何様?」な偉そうな意見だけど。
リコリス ~夏水仙~

リコリス ~夏水仙~

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

コーヒー専門店の
マスターっていい人なんだなあ。でも最近はそのような喫茶店に行ったことが無い私。

ネタバレBOX

西武ドームのすぐ近くの喫茶店リコリスを舞台にした話。ここまで場所を特定するのはなぜだろうと思いながらも、ま、どうでもいいかって。

なんかいい話過ぎました。それでも、マスターと酒屋の娘さん、その娘さんの友人の青年二人、この四人を中心にしたシリーズ物が出来るのではないかと思わせるくらいのチームワークの良さがありました。

ただ、喫茶店も酒屋も経営的には厳しい時代ですから、話全体が少し浮世離れしている感はありました。
Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

天と地を結ぶのは「想い」。そして、飛んで行った人たちに「呼びかける」
アプローチがよさげな話だった。
役者もいい感じだし、舞台の使い方もいい。
が、しかし…。

ネタバレBOX

星座たち、ナスカ、そして家族へと、マクロからミクロに進んでいきながら、家族たちの、想像と妄想の世界という、さらにイメージのマクロへ広がり、さながらクラインの壺のような世界を舞台に見せてくれた。

ストーリーは面白そうだし、興味を持って観た。
開幕から舞台を大きく使った展開、気配を感じさせるキャットウォークなども駆使した演出も素晴らしい。

役者もいいなと思うシーンがいくつもあった。

また、チケットの代わりの封筒という小道具も憎い。大切なキーワードとなっていくからだ。

ピアノの生演奏もとても良かった。

しかし、私の心はまったく動かなかった。
何も感じない。
なぜだろう?

それは、まずは、「人が描けていない」からではないだろうか。基本となる一家、母、兄、姉、弟の4人のそれぞれがもっときちんと描かれていれば、感情移入もできたのではないだろうか。
さらに言うと、妄想物語の中心人物の2人、ウツセミ、モズの2人が、父親不在や病気というだけでなく、「なぜ妄想世界にそこまで深く入り込んでしまったのか」が丁寧に示されていたら、違った受け止め方になったと思う。
ここは結構大切なのではないだろうか。
各エピソードに対して、彼らがコミットしてくるのが少なすぎるのだ。もちろん、妄想世界が走り出してしまい、本人たちも預かり知らない、というのもわかるのだが、結局彼ら家族に戻ってくる話なのだから、そこは押さえてほしかった。
それと、彼らの兄であるトビタツも重要な役割を担っているのだから、彼は何を思っているのかが、きちんと伝わってくるとさらによかったのではないかと思う。

また、人数が多くなる場面では、必ずと言っていいほど、テンションが高くなる。それはいいとしても、その表現方法があまりにも一律すぎて、またか、と思ってしまう。それぞれのキャラクターに合った表現方法が必要ではなかっただろうか。

さらに言うと、「特攻」のエピソードはあまりにも安直ずきはしないだろうか。「戦争」で「特攻」って…。
せっかくの「セミ」というアイテムを活かすのならば、7日間の命と兵士の命を重ね合わせて表現するだけで十分ではなかっただろうか。
そんな要素で、感情を煽るのは、せっかくのこの物語に合わないと思う。話が横に逸れてしまったように思えてしまう。

それと「手紙」というキーワードをもっと有効に活用してほしかった。
「ナスカ」だから「地上絵」というアイテムは理解できるのだから、そこと「手紙」と「想い」と「呼びかけ」といういくつかのキーワードをきちんと整理して、観客に提示してくれれば、もっと伝わるものがあったと思う。
結局、物語の整理がきちんとされてなかったように思えるのだ。
それは、詰め込みすぎ、ということがある。
上に挙げたキーワードだけでもいろいろあるのだから、それをうまくまとめてくれればとてもよい作品になったのではないかと思うのだ。

天動説と地動説、どちらにしても、天と地を結ぶのは「想い」なのであり、飛んで行ってしまった者たちをしっかりとつなぎ留めるのは、地上にいる人の「想い」だけなのだ。
そういう、今回大切にしたい、伝えたい「想い」を「情念」として伝える、そうしたものが欠けていたのではないかと思うのだ。

役者は、ウツセミを演じた安藤理樹さん、アンドロメダを演じた熊谷有芳さんが印象に残った。
ハッピー・ジャーニー

ハッピー・ジャーニー

劇団フライングステージ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

とってもいい旅でした!!
ゲイだろうがそうでなかろうが色々な親子関係があって、ちょっとぎくしゃくしたりします。それでもみんなじんわりハッピーになれて良かったです!

ネタバレBOX

旅の途中であまりありそうもないハプニングが起こり、その度に人と出会い世の情けに助けられ、一期一会を大切にしながら心を通わせる、そんな描き方が素敵でした。

東京から仙台を経由して札幌まで、長丁場でしたが場面展開もテンポ良く進み非常に快適でした。

ゲイやレズの親の会があること、そしてパレードでおにぎりの提供などの支援をしていることを初めて知りました。自分の子供は亡くなったけど、目の前の参加者を見て子供が増えたと思えるあの親御さんに感激しました。

母親の気持ちを通じてゲイについて語る啓蒙的な場面もありましたが、自然な形で進行していて違和感はありませんでした。ただ、初見だったから感じなかっただけかもしれません。次のお芝居を観たときに、また同じような説明的な場面に遭遇したら鼻に付くかもしれないなとは思いました。

女優さんが一人登場されていてホッとしました。個人的にどんなお芝居でも男だけのお芝居はあまり好きではなく、紅一点でも紅二点でも女優さんが参加されているとなごみます。

新幹線の中で病気になった老人はおじいさんだと思っていました。なんでまたベンチに病気のおばあさんがいるのかと、ほんの一時ですが不思議に感じました。

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