最新の観てきた!クチコミ一覧

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サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

あと2時間で世界が終わるって!
好きです。
ストーリーの設定自体ありえなくて、登場人物の名前も可笑しくて、そうなるとなんでもあり!!と思って観ていたのですが・・
どこかにいそうな社会からちょっとはみ出してしまっている人たちが、本当の自分を誰かに聞いてもらいたい(懺悔のようでもあり)、最後は誰かと一緒にいたいと集まってきたんだと思います。愛を求めて。

Mrs.fictionsは、短編企画『15 Minutes Made』で「東京へつれてって」を観ましたが、結成4年目にして未だ2回目の単独公演とはびっくり。もっと観たいです。

Theatresports(TM)

Theatresports(TM)

インプロ・ワークス

小劇場 楽園(東京都)

2011/08/29 (月) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

反射神経
緻密な頭脳戦というよりも反射神経勝負のハラハラドキドキそしてギャハハの楽しいイベントでした。3人の魔女が怖かった。

サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

おしまいの日
世間には短編がすごい面白い作家さんと、長編だと面白い作家さんがいるので、長かったらどうなのだろうと思い観ておりましたが。。15分も90分も面白かったです!!
ほのぼのとしているのにゾッとする、あったかいお話でした。

ネタバレBOX

見事に誰も役に立たない能力で。。

魚クンぽいうざキャラの清田さんエピソードは泣けました。最後にむくわれてよかった。2人がごはん食べてる世界がそのあとあるんじゃないかと思わせるラストでした~

こまかいところでけっこう笑えました。。
現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

満足度★★★★

限りなくイキウメっぽい。
初めてのパブリックシアター!
2階席でしたが、充分楽しめました。

舞台も素敵だし、役者さんたちもみんな上手いし、安心して観られる感じ。
「狂言」も「能」もなじみがない自分には、前作のほうが面白かったけど・・・。

「怪談」「狂言・能」ときて、次は何が・・・?
楽しみです。

ネタバレBOX

前方の板の間(?)、後方に続く道のような所に「穴」が。
そこから出入りするのは魂(?)だったり道具だったり・・・。

魂だけの存在になっているのは自分なのか?周りの誰かなのか?
何に縛られ、何をしたいのか、何を伝えたいのか・・・。
現代風に語られる「狂言」や「能」は、じわじわと恐怖を感じさせる。


明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

JACROW 一皮剥けたか...
重い内容はいつも通りで観るものに逃げ道を与えない感じも,いつも通り。むしろハコのスペースがあって遠くから観れた分,少し息がつけた感じでした。テレビやステレオがホント懐かしい。天井から下がっていたライトとか,いろいろな部分でかなり工夫されているのが見て取れました。それから,社員が何となくテレビを見ながら社長宅の応接間でお弁当を広げたり...今や,あんな習慣ないもんね,多分。懐かしき,昭和の香りがたまらなく薫って参りました。 和田社長タイプの人物,実は案外身近に多くて...世の中あんなものなんだ,という救いの無い感じもひとしお。岡本さんに良い所を持ってかれた感じもあります。次回は蒻さんにも良い役を,ね!間違って,蒟崎で予約した気がします。申し訳ありません! 劇団もひとつ階段を上がった気がします。次回にも期待いたします!

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

映画のようなつくりだが
初演を観ていないが高評価の噂は聞いていたので、観ておきたかった。

TVのサスペンスドラマというよりは昔の映画シナリオに沿ったようなつくりだと思った。

舞台美術は確かに立派だが、やはりシアタートラムは中劇場規模で、俳優たちの演技の質が小劇場の尺に合ったものになっているのは否めない。

だからといって、同じ台本で大劇場に慣れた有名な俳優を使えばいいかというと、そうは思えない。

この作品はやはり小劇場で、息をつめて観るほうがふさわしいと思った。

昭和に多く作られた映画の小品はいまの時代には映画界の構造上、期待できず、私は中村暢明には、そういった心理劇の佳品を舞台で手掛けてもらいたいと望む。

ネタバレBOX

回想場面が挿入され、時系列的に混在して演じられるのだが、私の視力が悪いこともあって最後列に近い位置から上手の字幕が見えにくく、文字上ではいつの出来事か確認できなかったのが残念。演技で判断できたが。

登場人物たちが昭和の時代を醸し出していたのはお手柄。

和田商店の社長夫人を演じる蒻崎今日子がいい。

この妻はたぶん、実家も裕福な良家の出なのだろう。
気が強く、夫の女癖の悪さに閉口しながらも、離婚する気はさらさらない様子が見て取れる。

家族でビフテキを食べに行こうという2階廊下の会話の場面に、いかにもこういう家の主婦らしい楽天的な雰囲気が出ていた。

回想場面の元従業員・秋澤弥里がいかにも昭和の女子事務員らしい地味なつつましさを見せていた。彼女の場合は社長が強引に口説いたのだろうと思わせる。

ところが商売女になって登場すると、すっかり苦界に身を沈めた女らしい自堕落な感じがよく出ている。
蓮っ葉なセリフ回しが昭和の映画女優のようであの時代を感じさせた。

2番目の社長の女、純子を演じるハマカワフミエは舞台に比して動きが小さすぎるように感じた。これは彼女が小柄だからということではない。

年かさの従業員・やっさんの谷仲恵輔は、さりげなさがいい。

刑事たちでは今里真と菅野貴夫の演技にリアリティーが感じられた。

ただ、菅野のほうが本庁の刑事みたいに落ちつていて、前田剛と役の設定を逆にしたほうがいいように思えた。

女にだらしがない和田社長の仗桐安は、なかなかはまり役だった。

事件のからくりを終盤にまとめて見せるのは演出のアイディアかもしれないが、ここだけがサスペンスドラマの犯行再現場面のようで疑問は残る。

本来は、本編の中で面白く見せてこその作劇手腕だと思うが。

それにしても、和田社長が地元の名士という重しをちらつかせて個人的事情に捜査は及ばないように暗に圧力をかける点、誘拐事件の場合、当然周辺の交友関係は細かく捜査されるので、いくら狂言誘拐に見せても、いずれ、純子の身に疑いがかかればすぐ露見してしまうのに、この社長のずさんな隠ぺい工作には呆れる。

男の愚かさだけで、こんな事件を引き起こすというのがなんともやりきれないが、現実の事件の動機は案外そんなものかもしれない。ただ、男の下心がなんともみみっちく、刑事が4人もやってきてもっともらしい顔で捜査してるのが滑稽に見えてくる。

立派な舞台美術だけに、人間の心の襞があまり感じられず、事件の底の浅さがかえって強調されて見えてしまった感はある。

劇にする以上は、ただ女好きと言うだけでなく、もう少しこの社長の内面をえぐるような背景や心理描写がほしかった。

終演アナウンスを里美役の子役にさせているのも、ちょっとあざとく感じた。

吉水雪乃ちゃんはコリッチユーザーの間では秘蔵っ子のように人気のある子役さんのようだからこれもサービスなのだろうか。



Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

すっげー、芸術的っっ
きちんと調べて、まとめ、作り込まれた芸術的な脚本。登場人物になりきって観客を舞台にのめり込ませる確かな役者陣。同時多発的に風景が演じられそれが一つの画として魅せる、緻密で壮大な世界を浮かびあがらせる演出。圧倒された。自分の感性に響く、凄まじい公演だった。刺激的。美しい。でもわかりやすい。見れて良かった。良い芝居を見るとシビレル。

ネタバレBOX

チェルノブイリ原発事故現場から30キロほど離れた村の事故前から2005年までの風景。一人の日本人カメラマンは、その暗くて重い灰色な村で明るく過ごす村人達の風景を切り取り、話を聞いていく。年を経て村を度々訪れる内に他人事とは思えなくなってのめり込んでいく。村人達はある者は死に、ある者は去り、ある者は残り続ける。

驚くことに物語の終盤まで、放射能やチェルノブイリという言葉は出てこない。今でこそ当たり前に知ってるセシウムは、初演時はほとんど浸透していなかった。でも非言語的に、または言葉の端から伝わってくるただならぬ空気。これを5年前の初演時に作ったのがすごいし、今やるのもすごい。

「3・11」を知った我々の目の前に繰り広げられるのは、明日の我が身かもしれない登場人物たちだ。同じ状況におかれたその時、私達はあの楽観的に最後まで自分達の故郷で生きようとし続けた村人のように笑えるのだろうか。ノンキにこの芝居を見ることは今の自分にはとてもできない。

チェルノブイリ事故当時ですら、風に乗ってセシウムは日本にまで運ばれてきている。いわんや、「3・11」以降、日本は現在進行形の非常時だ。でも、テレビで「人体にただちに影響はありません」と繰り返され安心してしまう周囲の人たち。あんなに毎日四六時中流されていた福島の原発の現状は、もうテレビではほとんど報道されないのに。東京で被爆することを恐怖する自分は、考えすぎだと笑われる。でも、怖いのだ。だから、作品に登場する人達の、無理矢理にでも明るく振舞う様子を見て、その生々しさに、どうかみんな逃げて、生き延びてくれと、切に願ってしまう。そんな事を思わせるほどリアルだった。

「朽ちていった命」という本で、被爆するとどんなに苦しいか読んだ。作品中にも、終盤、事故当時に苦しみながら亡くなった消防士が描かれるが、苦しみを想像すると息苦しい。願わくば「3・11」前にこの作品を見たかった。今、見ると、衝撃が大きすぎる。

カラーパンフレットを買った。どうしても、自分は「原発」と「自分の現実」と重ねてしか作品を見ることは出来なかったが、世界を限定せずに、感性で捉える事で広がる演劇を信じる作家の魅力から、芸術の力を感じた。活動再開したDULL-COLORED POPからは今後も目が離せない。
アンチゴネー

アンチゴネー

テラ・アーツ・ファクトリー

イワト劇場3F(東京都)

2011/08/26 (金) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

最後の10分
最後の10分がテラの本領発揮でしたね。ギリシャ悲劇のアンチゴネー,もちろん読んではいましたが,記憶に明確に残っていなかった。でも,このリーディング+でしっかり刻まれました。わかり易くて面白かったです。そして,最後の10分,混沌は単に崩壊を表しただけなのでしょうか?現代への警鐘に繋がるのでしょうか?深読みしすぎなのかもしれませんが,興味深い+でした。

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

重い
昭和を感じさせる雰囲気。
役者さんたちのお芝居も素敵で、息苦しいほどに引き込まれました。
でも、期待していた「吐き気がするほど濃密な空気」とまではいかなかったかも。。。

舞台が・・・忠実に作ってあるのだろうけど、場所によって観にくい。
あの劇場を活かしきれてないように感じました。

ネタバレBOX

当日は午後から雷を伴う大雨。
48年前の物語らしいが、数時間前に起きたんじゃないかと錯覚する。

刑事役でも前田さんだけ、時代劇みたいな話し方だったのと、スーツ姿の方達の白い靴下が気になった・・・あの時代では普通なのかしら?
大人たち夫々の都合が、面白くもありイライラもする。
社長が最後に見せた悪人っぷりからしたら、愛人との事、もうちょと上手くやれたんじゃないかと・・・。
里美ちゃん役の子、8歳(の設定)にしては大きすぎない!?
ハマカワさんが小柄なせいもあるかもしれないけど、バランスが・・・。
「くすり・ゆび・きり

「くすり・ゆび・きり

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/08/21 (日) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

場外で編み上げる物語
いろんな態がしっかりと作られていて、
離婚式そのものではなく、
その周辺にドラマをしたたかに作って・・・。

作劇のセンスに溢れる作品でした。

かごめ町ストライク

かごめ町ストライク

新劇団松葉ステッキ

アミュゼ柏(千葉県)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い
狭い会場が臨場感を盛り上げていた。
メンバーがホームインしてくる喜びのシーンなんかは、こちらも自然と笑顔になってしまうようなテンションの上がりよう。

PRIDE2011

PRIDE2011

48BLUES

d-倉庫(東京都)

2011/08/26 (金) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度

いいところもあったからこそ
初めてこの団体の芝居を観ましたが、正直きつかったです。

しかし、いいところもあったので、あえて書かせていただきます。


まずは演出家が芝居をもっと勉強した方がいいですね。
せっかく劇団員(?)の方々のモチベーションやエネルギーが
溢れているのに、芝居を教えられないからか、勢いだけの
芝居になってしまい、大事な部分を観ている人に伝えられて
いませんでした。

芝居は演出も大事ですが、芝居ができていてこそです。

まぁアクション系の団体はこのような傾向がよくありますが・・・
純粋に芝居を愛していそうな方々の集まりだっただけに、
今後は芝居力・表現力をレベルアップさせてほしいです。

若僧が生意気な意見ではありますが、参考にしていただければ
幸いです。





サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

登場人物ひとりひとりが魅力的。
上野ストアハウスにてMrs.fictionsの「サヨナラサイキックオーケストラ」を観た。作・演出の中嶋康太の作劇術が冴え渡り名作が出来上がった。最近の中嶋康太は凄い。登場人物ひとりひとりの設定が見事で、何気ない会話がおかしくておかしくてしょうがない。

また役者では岡野康弘、今村圭佑がメキメキと腕をあげている。特に今村圭佑の存在感ある演技はまねができない。また石井舞、萱怜子が新境地を開いて魅力的。

バック・トゥ・ザ 三億円事件!

バック・トゥ・ザ 三億円事件!

THE東京ピチピチBOYS

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2011/08/27 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

俳優の皆様が素敵でした!
私の劇団、WHATCOLORの笑門福が出演させていただいたので、拝見しました。

すごく素敵な作品でした。シンプルでわかりやすいストーリーの中に、物語の細かい伏線が丁寧に張られ、とても魅力的な作品に仕上がっていたと思いました。

私は特に出演の皆様の演技に、強く魅きつけられました。

WHATCCOLORと縁がある、大高雄一郎さんと、仲沢景さんの演技はとても素敵でした。私たちの劇団に参加していただいたときは、いわば弟分的な役で出演していた彼らが、「バック・トゥ・ザ 三億円事件!」では、兄貴分の役で出演していました。時の流れを感じるとともに、彼らの成長を感じ、なんだかすごくうれしくなりました。

そして、主演をつとめた久永輝明さんの熱い演技には、すっかりやれてしまいました。芝居に対する情熱がまっすぐ現れた演技に心を引かれ、是非一度一緒に芝居を作らせていただきたいと思いました。

また、笑門 福と絡みが多かった、平川舞弥さんのかわいらしい演技もとても印象に残りました。もし興味があるなら、WHATCOLORの舞台でも、笑門 福と共演してほしいと思いました。

新宿コントレックス Vol.0

新宿コントレックス Vol.0

新宿コントレックス実行委員

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/14 (木)公演終了

満足度★★★★

遅くなりましたが
タイトル別に感想書こうと思ってたら、パンフをなくしてしまい、探したけどみつかりませんでした。

1日だけなので、あの空調がよくない狭小空間はツラいです。

まぁ、コントだからまだ我慢できるけど。

企画自体は好きなので、次回も通いたい。

感想はネタばれで

ネタバレBOX

<アガリスク・エンターテイメント>

以前、秋葉原ライブで観たネタが中心で新鮮味はなかった。

冠婚葬祭はシチュコメの基本を抽出したネタで面白い。息が合わないところもあって気になったけど。

「火星木星土星」と「タケノコニョッキ」は、お遊び要素が強く、コントと言えるのかどうか。

<トリコロールケーキ>

人質とってメロメロに口説くのは、前にも観たネタだけど面白い。

今回のツボは「やめてください!会社を」かな。気にいってしまった。

<黒薔薇少女地獄>

太田守信さんのキャラが何と言っても可笑しい。

アングラ風コントっていうのがいいですよね。嵌りました。

アングラファンや海賊ハイジャックファンにもオススメです。
【千秋楽売り止め】かいじんぐるーのはなし【台本絶賛公開中】

【千秋楽売り止め】かいじんぐるーのはなし【台本絶賛公開中】

アメウズメ

STスポット(神奈川県)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な魅力あり。
アメウズメの「かいじんぐるーのはなし」を観た。慶應大学創像工房in front of出身の奇才青木直也の劇団。少年時代の想い出の事件をドキュメンタリータッチで描く意欲作。床に描かれた地図が実に効果的。

魅力的な役者が揃っている。特に男優では寺本一樹、女優では権八亜希子が魅力的だった。

世界の果てからこんにちは

世界の果てからこんにちは

SCOT

利賀芸術公園 野外劇場(富山県)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/20 (土)公演終了

満足度★★★★★

感動
スケールがでかすぎる!!

美しの水

美しの水

AND ENDLESS

THEATRE1010(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

後半から号泣(REDを観た)
頼朝のために平家を討ちながらも、実の兄に追われ義経は、愛する静御前を連れて仲間と共に北方へ向かい、運命の平泉・衣川でクライマックスを迎える「Red」。今回で全てのバージョンを観ることが出来たのだが、なんといっても「White」と「Red」があまりにも秀逸な舞台だった。この2作では観客のすすり泣きが会場に木魂し、まさに舞台と観客が一体化した場面だった。
義経の宿命を描くこの3部作に対して、次回は渋谷金王丸、平教経、木曽義仲、藤原泰衡を主役に据えてそれぞれの宿命を描く短編オムニバス「Purple(黄金・御伽)&Puple2(息吹・願い)」を公演するがスケジュールの関係でどうしても、観られない。その代り、合計15時間にも及ぶ壮大な物語を締めくくるエピローグ「Purple(大地)」は観たいと今から考えているのだ。【ブログやツイッターをやられてる方は2000円で観られる制度があります。】

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

今回の「Red」は「White」よりも号泣してしまった。もう体中の水分がなくなってカラカラに渇いちゃうんじゃないかと心配したくらいだ。
実の兄を慕って、兄・頼朝のために平家を討ちながらも、実の兄に追われることになった義経。義経のめざましい戦歴に恐れおののいたのと同時に、平氏残党の娘を妻に迎えるなどの大胆不敵なふるまいに激し、更に義経を陥れる九条兼実の陰謀も加わった。そして、後白河法皇の義経に対する過度の優遇さも頼朝と兼実の嫉妬を買う羽目になったのだった。

このまま京にいることに危険を感じた義経は、西国支配の宣旨が下されるのを待って、西方を目指すことにしたが、頼朝の追跡の手が更に厳しくなることが予想されたため、義経は家来の行く末を案じ多くをゆかりの地へ帰還させ、自身は、静や弁慶・佐藤忠信らわずかな手勢とともに吉野山を目指すこととなった。静を伴って吉野に着いてはみたものの、義経の子をはらむ身であったので、義経は静を京に返す決心をし、家来をつけて山を下らせた。しかし、頼朝に実の母親の命を奪うと脅されていた家来は静を、吉野から鎌倉に連れて行ったのだった。やがて、静は男子を出産したが、生まれたばかりの赤ん坊は、頼朝の命により殺されてしまう。

悲しみに沈む十九歳の静は、あまりの絶望に気が振れて自身を失ってしまうのだった。

一方、吉野を下った義経主従は、その後、頼朝方の目から逃れるため奈良や京都で散り散りに身を隠したが、このまま隠れ居を続けても事態を好転できる望みがなく、義経は奥州平泉へ逃げることを決意した。頼朝が敷いた広く強固な包囲網のため、義経の逃避行に用意された地は藤原秀衡が統治する平泉を措いて他になかった。秀衡は義経主従の平泉入りをおおいに歓迎し、義経を大将にいただき頼朝と一戦を交える覚悟があることを諷した。頼朝は、脅し文句を綴った書簡を送り付け平泉を牽制したが、秀衡は動じることなく義経をかくまい続けた。しかし、その秀衡も死を迎えるのであった。

今回の舞台は後白河法皇が義朝に瓜二つの義経を見つめる慈愛に満ちた眼差し。その背後で嫉妬の炎を燃やす九条兼実。義経と頼朝の間で静を奪い合う愛憎を主軸に「愛」を強く押し出した作品だった。

「お前に命を預ける奴が現れるまで一人で生き抜け」と後白河法皇の初恋の相手・義朝が後白河法皇に放った言葉。その義朝が欲しかった「判官の位」を後白河は頼朝を差し置いて義経に与えようとする。相変わらず、後白河法皇役の塚本千代の演技が見事だ。セリフを発する間が実に絶妙なのだ。後白河というポジションを熟知した堂々とした演技力だったが時折垣間見せる義経への想いの表現も見事だった。

今回はキャストらの吐く言葉に泣かされ、悲恋の場面で泣かされ、静の絶望で泣かされ、義経の正義や静を一途に想う心で泣かされた。そして静の「私はあなたの為に生まれてきたの。」のセリフはクサイ。クサイけれど真っ直ぐに耳に届く言葉だ。
今回、北条政子役の窪田あつこが壊れた!笑
しかし、あの弾けっぷりはやはりサービス精神の一環だ。お嫁に行けない弾けっぷりだったが、その勇気を称えたい。笑



「エダニク」「サブウェイ」

「エダニク」「サブウェイ」

真夏の極東フェスティバル

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

サブウェイを観た!
関西の注目ユニット、真夏の會と極東退屈道場が合同で東京に進出し、王子小劇場で素敵な公演を行った。私が観たのは極東退屈道場の方。


うまい役者が揃っていて、一人芝居をつなげたような構成の作品だが、それぞれが一人で場を持たせる力を持っていることに感心した。全員素敵だったが、特に後藤七重とののあざみに魅力を感じた。

真夏の會も私の周囲では大変評判がいい。見られなかったことが残念でならない。

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 福岡

INDEPENDENT:2ndSeasonSelection / JAPAN TOUR in 福岡

インディペンデントシアタープロデュース

ぽんプラザホール(福岡県)

2011/08/27 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめた
地方によって、芝居のウケ方が違うんだなって体感できました。
ヤマサキエリカさんの『赤猫ロック』は大阪や東京よりも笑いが大きかったです。
それにしても、『スクラップ・ベイビィ!』が好き過ぎです(笑)
どんどん泣くポイントが早くなってきてます。
色々な一人芝居を楽しめました。

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