
準決勝
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了
満足度★★★★
負けてもいい戦い
ふわふわした空気がここちよい舞台だった。
主演の黒岩三佳のしゃべりと間と表情が特徴的でうまいなと思った。奇天烈な思考もあいまって、愛すべき良キャラに仕上がっていた。金沢涼恵も面白いキャラを魅力たっぷりに演じていて良い感じ。
女優陣が舞台の空気を作り上げたってくらいに感じた良作品。
キャッチコピー?「別に負けてもいい戦いが、ここにある」が、ダサかっこよく、舞台をゆるめに表現していると思った。

桃の花を飾る
コトリ会議
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
コトリが、大きく見えた。
どちらが現実かわからない状態に持っていかれます。
小説の中、生きることの生々しさが、夫のおめでとうの優しさが、とてもよかった。
面白い芝居を、有難うございました。

I'm ボカン
クリタマキ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/09/06 (火) ~ 2011/09/07 (水)公演終了
満足度★★★
対照的な2本
梶井基次郎の短編小説『愛撫』と『檸檬』をモチーフにしたソロ作品2本立てで、両作に共通する「妄想」というキーワードを対照的な表現で描いていました。
『愛撫』
猫を可愛がるが故に傷付ける妄想をしてしまう話の冒頭の部分だけを抜き出して拡大した小品に仕立て上げられていました。
最初は踊らずに喋るところから始まり、ポータブルレコードプレーヤーでカントリー系の音楽を流しながら踊る、チャーミングな動きが多い楽しい雰囲気の作品でした。
『檸檬』
欝屈した気分だった主人公が八百屋で買ったレモンの香りを匂いで気分が晴れ、本屋で悪戯をする物語が抽象化しつつも筋に沿ってダンス化されていました。 こちらは台詞はなく、純粋に身体の動きを見せるスタイルで、前半の静かで官脳的な雰囲気と後半の暴力的な雰囲気の対比が印象に残りました。『I'm ボカン』のタイトル通り、レモンが爆弾に見立てられるのではなく、自身が爆弾の様な勢いがありました。
レモンを大量投入した演出が美しくインパクトがありましたが、香りがあまり漂って来なくてもったいなかったです。事前に切り込みを入れておいて果汁や香りが散りやすくした方が良いと思いました。クライマックスの音楽はもっと音量を上げて、扇っても良いと思いました。
日本近代文学を踊る試みが新鮮で、2作を対照的に仕上げた構成も良かったのですが、動きに関しては既視感のあるものが多く、あまりオリジナリティを感じられなかったのが残念に思いました。

「ベルナルダ・アルバの家」
ウンプテンプ・カンパニー
シアターX(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞ重厚
会場に入って、パンフレットを見た第一印象は、格調高く高尚な感じがして、これは主人公の言い様じゃありませんが下賤の身の私にはかなり場違いな場所に来たな、楽しめるのかなと不安になりましたが、不安は稀有に終わりました。重厚深遠な脚本と、超絶演技に圧倒されました。観て来た皆さんが一様に言われている通り、自分も観て良かったと思う作品でした。

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】
劇団四季
四季劇場[夏](東京都)
2010/07/11 (日) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

薔薇とサムライ
劇団☆新感線
赤坂ACTシアター(東京都)
2010/03/16 (火) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
断然!!
天海さんがカッコイイ♪
映画で芝居を見ると言う不思議。
少し、みたいところとは違うところがアップになるのは・・・残念だが、
天海さんのアップ素敵だ

レジデント
Gooday Co.
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

謎の球体X
水素74%
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
こわい
純粋に恐怖を感じた芝居だった。
特に大きな出来事が起こる物語ではないのだが、人々は少しづつどこかずれている。
そのずれは、きっと日常にも存在するものなのだろうが、どこかに狂気をはらんでいるようでならない。

準決勝
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了
満足度★★★
アンケートに感動。
駅前劇場って後ろの席は見づらいですね…作品的にももうちょっと舞台に近い所で見たかったなあっていう印象。サッカー場の控室のシーンが1番好みでした。あと、あのアンケート用紙は凄いですね!感動。

PRISON
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

レジデント
Gooday Co.
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2011/08/31 (水) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
感情移入
なぜかどっぷりと感情移入してしまいました。主人公じゃないですよ。あんな男は嫌いです。見ていて腹立たしい。って,完全に入れ込み過ぎでしたね。原因はわかりません。でも,この芝居は嫌いじゃなかったってことです。

キネマの天地
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2011/09/05 (月) ~ 2011/10/01 (土)公演終了
堪能しました
俳優というのは不思議な生き物であるなあ、なんてことを思いながら見ました。最後、泣けました。笑えるのですが、あれは泣けます。出演者の魅力に溢れた時間でした。

準決勝
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
いろいろと円熟
センスの塊のようなお芝居で、
いちいち嵌ってしまいました。
作り手も、
演じても、
とても熟している印象をもちました。

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
センス抜群
おとぎの国のような描写。前半コミカルに仕上げ、後半はジャンヌに徹した舞台だった。ヨーロッパ風に物語に人形劇、影絵、蝙蝠ダンスを組み入れ観客を存分に魅了した舞台だった。

automata
演劇企画体ツツガムシ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/08/10 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
変化へんげ
本多新也さんが肉体改造しててびびりました
うっかり誰だかわからないくらいでした
役者ってすごいよね〜とか言ってくれる人が少なくない中、
正直、誰でも出来るよ?
と思ってたけど
そんなことないわ、と思う作品でした
役者ってすごいね〜
関係ないけど松下恵さんがあの松下恵であることに、芝居の途中で気づいて
うお〜、イマルオカ〜〜!!てなってしまいました
金八、大好きだから許して下さい

ブループリントの岬
ナマイキコゾウ
「劇」小劇場(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了
宋さんという人
私が演劇を勉強しに毎日新宿の稽古場に通っていた頃
私が目指す背中があって
それが一期上の先輩達でした
で、そのとき彼らが必死に稽古をしていたのが宋さんの芝居で
出来上がった作品は
私に相当なインパクトを残しました
宋さんという人を私はよく知らないのだけど
宋さんをなんとなく大好きな理由はあって
それは、決して小器用ではなくて誰かを思う気持ちがやたら強い、というところで
そういうのが私は観たくて
宋さんの芝居をきっとこれからも観に行くんだと思いました

愛しきボクラの夏休み
ザレ×ゴト
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

チャイムが鳴り終わるとき
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
初観劇
前作コリッチでの口コミがすごかった、と耳にして観に行きました
感想としては、演出がおもしろい
ドタバタしている場面も、ちゃんと整理されてて観づらくなくて
単純にああいうの観ると
すごいな〜って思います
当たり前だけど
役者さんもそつなく芝居をしていて
話が話だけに嫌悪感はわくものの、それも芝居がうまいからなのか、と思いました
ただ、個人的な趣味で
椅子をガンッて音を鳴らせてシーンの区切りをつくるのは嫌でした
インパクトあったけど
もっと若いときに観てたら違った印象を受けたに違いない芝居、といった感じ
ほかの作品もああいうテイストなのかなあ
なんにしても、感心はしました

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
サービス精神旺盛の素晴らしい舞台
ジャンヌの話自身は有名なものであるし、
すでに多くのレビューが投稿されているので、
詳しい紹介は避け、私なりに特に気が付いた点のみ記したい。

HELLO!
表参道ベースメントシアター
表参道GROUND(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
少々喰い足りない感?
競泳水着やトープレよりもポップでキャッチーなのは趣旨を鑑み大いに納得。そんな中に「上野スタイル」とでも言うべきものが見え隠れしていることにニヤリ。
が、幕切れが肩透かし気味で少々喰い足りない感があるのは惜しい。