
さよならシンデレラ/σ^2=1
劇団PaPrika
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
無題132
旗揚げ公演初日@LE DECOです。実は他の公演でみたいものがあってどちらにしようか迷っていました。で、「旗揚げ」という点に惹かれての観劇です。結構早めに着いたので階段で待っているとスタッフの方が出てきて椅子を勧められます。パンフをいただき、サイト上の開演時間が違っていたので、という説明をしてくれました。こちらが認識していたのと間違いはありませんでしたが、ぜひこれからもこういった姿勢を続けていただきたいと思いました。開場するとすでに女優さんが3人...柱にもたれて寝ています(もちろん演技です)。入って左側(トイレのあるほうですね)が正面席なのでこちら側がいいです。お客さんはみな若い方々で完全に浮いてしまいました。2本立て、間に10分間の休憩、その間で舞台が変わります。1話目、なかよし女性3人の成長記。2話目...これは表現が難しいです...見ず知らずの女性に「お母さん」だといわれた若い女性の困惑記、ハチャメチャです。おもしろいのか、おもしろくなかったのか、よくわからない90分でした(21:00終了)。細かいところは後程。

30&40
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★
すばらしい!
30代で思うこと、40代で思うこと、それぞれ誰もが悩みながら生きています。とにかくイイ本です。役者さんたちもしっかりした演技で、笑えるだけの最近のお芝居とは違います。自分は40代ですが、若い方々は、どう感じたのでしょうか。是非、ご覧いただきたいです。

ロベルトの操縦
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
満足度★★★★
自己主張
操縦室を勝手に想像していたが、ちょっと違うものだった。
出てくる人が、とにかく相手の身にはならず、自分の「希望」を主張し合い、グダグダになっていく展開。
その中で、妥協させられ、翻弄される人も出てくるのだが・・・。
ヨーロッパ企画の笑いが好きな人は楽しめる笑いになっている。独自のスタイルを貫き通し、多くのファンをつかんでいるのがすごい。

金糸雀喫茶館
黒色綺譚カナリア派
秋葉原 カフェトリオンプ(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/16 (金)公演終了
満足度★★★★★
楽しいひととき
おどろおどろしい話が多い黒色綺譚カナリア派だが、私は本公演でなく、夏の朗読劇が初見でその雰囲気がとても好きだった。
どちらかというと、番外企画の赤澤さんの演出が好きだ。
今回は、活動休止前のイベントと言うことで、リラックスして楽しめそうな企画なので、お邪魔した。
一人で行ったのだが、居心地がよく、とても楽しいひとときだった。

フレーム!
早稲田大学劇団木霊
劇団木霊アトリエ(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★
計算されたシナリオが気持ちいい
新人ということで、演技は小学生の学芸会程度の人もいたが主役級のメンバーはもう十分一人前だという気がした。
イントロの部分のビデオとダンスを使った演出は楽しく拝見。
シナリオがよく計算されていて、展開が楽しみな脚本になっている。時折見せるマルチシーンの場面演出が多用されているが、これはあまり効果的ではない。
とにかく、真夏でもないのに暑すぎる。劇団の伝統か何か知らないが空調設備を考えてほしい。せめて扇風機くらいはおこうよ。いつか役者が死ぬよ。演技に熱が入ってるんじゃなくって、劇場が厚いだけの汗だくの役者を見るのは不快です。そんな状況で得演じてがんばってるとは思うけど、もっと違う力の入れ方をしてほしい。

山
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
民バージョンを観た
まず、セットの作りこみが素敵だ。片田舎の家庭のある風景。
舞台は全体的に楽しかったのだが、物語自体はシリアスなはずなのに、やたらと笑いを取ろうとする為に、舞台がコミカル化してしまった感は否めない。この本なら、特にコミカルに仕上げなくても良かったような気もするのだが・・。
以下はネタばれBOXにて。。

空の月、胸の石 2011
劇団こふく劇場
北九州市立旧百三十銀行ギャラリー(福岡県)
2011/08/20 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了
満足度★★★
動線が極まってる。
雰囲気のいい会場で、ノスタルジアを味わうかと思ったけど
意外とイノセントなのは失踪(?)した教師のみで。
他の役者はしっかりと芝居をしていたように感じた。
3人の話が、舞台のお約束で時差を生んでいたけど、実際は同時進行だったのかな~とか。
上質の私小説を読み終えた気分になった。

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』
世田谷パブリックシアター
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2011/09/10 (土) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
能より狂言寄り?
かな?
体をわずかに動かす、振り向く、それだけで違う話が始まるという手法は好き。
笑わせてもらいました。
だからこそ
浮き出る人々の動きが、ラストでリンクした瞬間の怖さといったら。
鳥肌がたちました・・・。

劇団衛星のコックピットE16-17
劇団衛星
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2011/09/10 (土) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
迫力は迫る力。
きっと、背中とお尻が痛い。
分かっていたのに最前列の桟敷を選ぶ。
元はとった。とり尽くした。
30センチ前に迫るおちょぼ口。
狭苦しいコックピットに座りっぱなしで闘ってたらこんな感じに身体が軋むんだろうなぁ~
ってシミジミ体感した。
内容は四の五の言う必要は無い。
期待とおりでした。

驚々
多少婦人
池袋GEKIBA(東京都)
2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★
シチュコメ作家としての今後に期待
酒井雅史さんの作品は、明治大学時代から観てきたが、必ずしもコメディではなく、人間の心理に注目した作品が多い。
だが、今回のような長編シチュエーションコメディは初めてで、シチュコメファンとしては新しい一面を見たようで嬉しかった。
多少婦人は作家が2人体制で短編が中心だが、また機会があれば、酒井氏にシチュコメを書いてほしいと思う。
彼は俳優としても、とぼけた味わいがあって好きだ。
「騙す」といっても、最近、小劇場ではやりの詐欺や毒殺ではないのが、一番の救いだった。
「驚々」にちなみ、登場人物の名前の一部に全員「きょう」と読む漢字が入っているのがご愛嬌。

センターマイク【当日券有ります】
ぱるエンタープライズ
ブディストホール(東京都)
2011/09/17 (土) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
5本観た
Aキャスト3本、Bキャスト2本観ました。面白かったです。本が良かったですね。初日・中日・千秋楽と、飽きずに見る事が出来ました。

ホットパーティクル
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/27 (火)公演終了
嵐の日に観た見えない嵐
ぶっちゃけ
不謹慎で 思いつきで わからなくて カッコ付けたいけど
なさけなくて 忘れたくて でも忘れちゃいけないんだ
その苦しみ様はリアルだと思う
不謹慎の反対ってナンですか?黙殺ですか?
事実は小説より奇なり
そして事実は演劇以上に摩訶不思議な人間が居た。

ロベルトの操縦
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるい空気
相変わらずのゆるい空気のSF。
見事に疾走感がでていましたし
舞台の後ろの方でも
疾走する風を感じることができました。
最後がまさにぶっ飛びすぎてますが
それもまたよしですかね?

美しの水
AND ENDLESS
THEATRE1010(東京都)
2011/08/20 (土) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
すべての始まり「White」
何度も再演されている舞台ということですが、全くの初見で観劇いたしました。
THEATRE1010での観劇は何度か体験しておりますが、今回の舞台は俳優さん方がインカムを付けていないため、自分の座席の場所では音割れがあり台詞が聞き取れない箇所が多々あったのが非常に残念です。
前半はギャグが非常に多く、前列の方々は大うけだったようですがこちらでは何を言ってるのかわからず、ノることができませんでした。また全体として3時間という長丁場(休憩あり)でしたが、あまりにギャグが多すぎた感を感じました。もう少し短くして公演時間自体を短縮してほしかったです。
二幕中盤から後半のクライマックスまでのスピード感、物語の展開など涙が溢れて切なすぎる運命に目が離せず、また舞の演出なども見応えがあり見事でした。
全てをシリアスにしてしまうと重い内容になってすまうため、前半の平和だった頃の象徴としてのバランスが大事だとは思いますが、正直ちょっと残念です。

アイ・ハヴ・ア・ドリーム
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/22 (木)公演終了
満足度★★★★
そんなに昔じゃない話!
台風15号で電車が止まっている中、振替輸送で地下鉄を乗り継ぎ高輪台まで辿りつき、そこを出た瞬間に傘は壊れびしょびしょになりながら、やっとの思いで到着。
観客は40名弱だったでしょうか、少なかったけど熱気溢れるミュージカルに感動。
公演後はすっかり雨も風も止んでいました。

愛が殺せとささやいた
ドリームプラス株式会社
草月ホール(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

愛・王子博
INUTOKUSHI
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/07/27 (水) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★
痛烈な皮肉に頬が緩む
序盤から時々挿し挟まれる「不道徳ネタ」がラストで結実するのは一種の快感、それによってそこまでのアレコレに得心が行き、「それなら全部容認」みたいな。が、含まれる「毒」も良いが、欲を言えばもっと大きな(「ヤバい」とも言う)モノに矛先を向けて欲しかった気も。
なお、一番のツボは序盤、あるフレーズに対してヒロインが「私の心には全然響かなかった」と語るところ。痛烈な皮肉に頬が緩む。

アンネの日記
劇団民藝
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2011/07/21 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★
「新劇っぽさ」的なもの
アンネが事態にはしゃいだりもする第1幕と1年以上経って大人っぽい部分も見せる第2幕という構成が手堅い。
また、全体の雰囲気や照明に観慣れた小劇場系の芝居とは異なる「新劇っぽさ」的なものを感じ、ちょっと懐かしいような気にもなる。

ちょぼくれ花咲男
文月堂
サンモールスタジオ(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
台風に負けずに観劇
時代物をやる時はより遠くの世界に観客を連れて行かなくてはいけないので、よりミスに留意しなくては行けないと思う。ベテラン陣が良く台詞を噛み、また小さなミスをするのでいまいち世界観に入っていけなかった。佐藤滋と霧島ロックの存在感は素晴らしかった。

ララバイ、バイバイ
レゴプラ
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
満足度★★★
模倣から始まる
主宰の好みが色濃く出た手触りのいい作品。個人的には楽しめたけれど、少しオマージュが強く出過ぎかもしれない。模倣は悪いことだとは全く思わないので、そこから一歩進んだものを次回に期待したい。