最新の観てきた!クチコミ一覧

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ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★

廻る世界
美術にしろ、演出にしろ、「美しい」というのが感想。そこに好き嫌いが分かれるかも知れない。言葉で語りすぎないところに好感が持てた。

ネタバレBOX

「輪廻」と「解脱」の話(だと思った)

説教くさいというと聞こえが悪いが、(自分含め)多くの観客が残ってアンケートを書いていたあたり、この作品は大きな力を持っているのだと感じた。
祈り

祈り

劇団だるま座

座・高円寺2(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

祈りに込めた想いが、素晴らしかったです
言葉にならない想いから、溢れだす温もりと愛に包まれる素敵な作品でした。だるま座さんを見るのは、三作目ですが、一番好きな作品です。

ネタバレBOX

総勢50人で醸し出す村の風景は、貧村ながら穏やかな日々。ユダヤ人のテヴィエ一家の悲喜こもごもは、人生そのもののようでした。
罪はなくても時代の大きな波に、呑み込まれる悲劇にも、なんとか立ち上がり、歩み出す勇気と愛が素晴らしかったです。

やはり、テヴィエ(剣持直明さん)が、秀逸でした。父としての哀愁や、頑固ながらも深い愛に満ちた笑顔が、とても素晴らしかったです。

洋裁店を営む青年モーテルに、思わず頑張れ!と言いたくなる程、気が弱そうに見えたが、丸山まことさんで、ビックリ!(笑)ホントに青年らしく見事でした。

閣下の立場ならでの苦悩と、本来の優しさ強さ、塚本一郎さん、良かったです。

テヴィエが、肉屋(名前を忘れてしまいましたが、この方も素晴らしかったです)と、抱き合う姿は、言葉なんかいらない男同士の想いに、心打たれました。

照明もシンプルだが、とても活きていたと思いました。
業に向かって唾を吐く

業に向かって唾を吐く

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★


好みが別れると思いました。
人々の心の弱さ脆さや何を欲しているのかを、怖いくらい炙り出してくる物語でしたが、描写が過激過ぎて・・・役者さんは、皆様、力量のある方は゛かりでした。

ネタバレBOX

生徒の成績上がって品行方正になった理由は、どうやら宗教らしい。
その宗教は、在家やら修行やら怪しい。浄化の儀式が異様過ぎて、ドン引きしちゃいました。教団の教祖的女性が、俵型のおにぎりのようなのを、噛んで吐き出したものを、教団側の人間や信者も食べる姿は、、、役者さんも、ご苦労の多い仕事と、覚めて見てしまいました。
作品上意味が違うとはいえ、そんなシーンが3回もあると・・・最初に3人が食べた姿を見てるので、噛んではき出したものを、手渡すだけでも、想像つくと思います。
当たり前のように無表情だったり、ありがたそうだったりと、役者さんって、本当に凄い!

そんな教団も、最初から詐欺目的とはいえ、トップの男女も心の闇を抱えていた。
信者らも、自分を変えたいとか、どうにもならないから、何かに、すがりたいと思ってしまう心理の一例だと思いました。人が人を求める姿って、真実であるだけに、怖さも感じました。

一番まともだと思っていた教師も、新薬認可の為とはいえ、犯罪に手を貸す事に。ある意味どんでん返し的な、面白さは、あった。

作品上は宗教団体を一例としていたが、学校や会社等の枠組みに、はめられたくないと思い飛び出ても、枠組みに囲まれる安心感を求めてしまう人間心裏を感じました。

嫌悪感もあったが、後味は、あまり悪くなく、むしろ、人の心裏を見抜いてる感の方が、強く感じた、ちょっと不思議感でした。

特に惹き付けられたのは、伊藤毅さん、永山智啓さん、中村真沙海さん
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ムシラセ

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★

劇団名のムシラセって
虫の知らせの略なんですね。最近鈍感になったな、なんて本題ではないところで反省。 劇としては3部連続の話でしたが、1話目の演出で場面切り替えの都度話が途切れ、気持ちが入リこめず集中できなかった。 散漫な気持ちのまま2話3話と進み、何となく終わっちゃった・・・。

ネタバレBOX

来世を見てドキドキするようなシーンは残念ながら無く、現世の苦悩だけでした。
チルディズム

チルディズム

げんこつ団

駅前劇場(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヅラとバク転
前回公演が観られなかったので久々の観劇になりましたが、
やはり何度見ても新鮮で素晴らしかったです!(笑

有楽町な宝塚のナイスミドルな男装とは違って、
こちらは隣の新橋駅のSL広場近辺の金券ショップから出てくる
薄毛(幸)のリーマンチックな男装美?の数々・・。

・・これを見ていると、山手線の高架下あたりに
バーコードヅラを装着した老若男女の集う立ち呑み屋の
1軒や2軒はあっても可笑しくないような錯覚に陥るような気も・・(・・言い過ぎました。スミマセン(汗

リーマン以外にも、シェフ(以下ネタバレへ・・)

ネタバレBOX

(活火山の)シェフ、出っ歯の大学一年生男子、
日本昔話的桜田門、
猫耳と地底人の区別がつかないマッドなサイエンティストなどなどが、
白鳥の湖を踊るバーコードハゲリーマンや、
場つなぎに駆り出された両親?などなどの合間に目まぐるしく繰り出され、
凍り、解凍し、噴火し、神託を受け、
また、地球人類70億人を2分していた賛成反対運動は1人の決断によって決着したかと思えばチルド解凍により元の35億人ずつの均衡に戻り、
鏡の前でついポーズをとって逃げ遅れて焼死し、
サ・ラリー教はリーマン達に急速な広がりを見せ始め・・

            ~そして、とってつけた様な大団円~
                               メデタシメデタシ

常日頃からヅラ(ハイカラな呼び名ではウィッグとゆうらしいが・・)
を装着して楽しむ女子らを羨ましく思っていたものの、
今回の公演を観ていると、
「自分もハゲヅラをかぶってバク転のひとつも決めたい!」
などという途方もない希求が沸々と沸き上がってきたり・・(苦笑

・・やはりげんこつ(新橋とヅラ含む)は永久に不滅です!
ケントの伝言 ~横濱湊屋始末~

ケントの伝言 ~横濱湊屋始末~

Project ONE&ONLY

「劇」小劇場(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

いい舞台でした!
舞台美術や衣装がすばらしく、役者さんも達者。ストーリーも良く練られていて安心して見ていられる、とてもいい舞台でした。特に美術、衣装の完成度が高く、おまけに遊び心にあふれている。瓦版屋の衣装にまず、「おおっ!」美術に「美しい!そうか、屋内からだと逆文字になるんだ~。ユニーク!」役者さんの着物の所作の美しさにも感服。小劇場でこんなに完璧な着物の所作を見たのは初めてです。ストーリーもいいが、こうした細かいところにまで神経が行き届いていて、
とても楽しめました。劇「小劇場」の狭いはずの空間がすごく広く感じた。素晴らしかったです!だからお願い、肝心なところで台詞噛まないで~。もう、私的には間違いなく☆5つなんですが、初日のせいか噛みが気になりました。台詞回しが素晴らしいだけにわずかの噛みが目立ちました・・・・。残念。
あと、私の希望ですが、最後のシーンで娘の千代の衣装が替わっていたら、視覚的にも完璧だったと思います。若い女性の着物姿はそれだけでも美しいもの。何倍も印象深いラストシーンになったことと思います。

ネタバレBOX

衣装さん、素晴らしいアイディアでしたね。ケントの胸の箱ポケット(手間のかかることを・・・・)にガラスの首飾り、湊屋の主人のネクタイを縫いつけた襟元と絞りを入れこんだ裾、瓦版屋のベルト通しまできっちりとつけた着物に派手なとげとげのベルト・・・・。どれも西洋化を迎えた日本を象徴していて、お芝居に楽しさと分かり易さを添えていました。こういうの、いい仕事と云うんでしょうね。大満足です。
あなたに会ったことがある

あなたに会ったことがある

MODE

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/11/15 (火) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

もっと形がないのかと思っていたけれど
カフカの短編を数本なんだそうです。それぞれはストーリーはわかりやすいし会話がどっかに飛んでいってワケわからなくなることもそうないようだし、なのでとっつきやすいです。
声にこそださないけどけっこう可笑しかった。←観た方は え?と思われるかもしれないけれど狩人のも相当可笑しかった。
どこまで戯曲に書いてあるものなのか、どのあたりからが俳優の引き出しによるものなのか気になります。

ビリジアン

ビリジアン

アカネジレンマ

劇場HOPE(東京都)

2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほど。
そういうことでしたか。おもしろかったです。役者さんも良かったですね。是非、他の作品も観たくなりました。

だまし魂2011

だまし魂2011

MousePiece-ree

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/14 (月)公演終了

満足度★★★★

今の時代に あったかい
この劇団の公演を観るのは4作目です、面白かった。
今回 派手な所のない、お芝居ですが、ちょっと暖かかった。 悪く言えば、どってことない、けど だけど 今の世の中、こんな感じのお芝居も必要です、温まりました。
物語にもう一つ山がとも思いますが、お芝居の狙いが違ってくるのでしょう、
ダンスがあったのは驚きました、上手いですよ。
暖かいお芝居有り難うございました。

彼のことを知る旅に出る

彼のことを知る旅に出る

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★

みた
初演は見ていない。ペテカンは好きで何度か見ているが、今作は合わなかった。笑わせよう泣かせようがあざとくて萎える。方言の濫用は、世界の広さを表現しているのでなく、エピソードの乏しさをごまかしているだけ。
そもそもこの作品に「彼」は必要と思えなかった。見る側に想像させるという究極の観客いじりを放棄している。

業に向かって唾を吐く

業に向かって唾を吐く

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

摩訶不思議な面白味
一種異様な人たちが織り成す面妖な雰囲気に引き込まれました。観劇後は陰陰滅滅になりましたが、矛盾した言い方ですが清清しく気が滅入った感じで後味は悪く無かったです。
浄化する?吐き出す?ショクモツの大きさと色が絶妙で人に嫌悪感を覚えさせるのにピッタリでした。

また、舞台の音と照明が素晴らしかったです。何度かビクッとなってしまいました。

太陽

太陽

イキウメ

青山円形劇場(東京都)

2011/11/10 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

SFの設定のうまさ、それを生かし、「人」を見せる
130分があっという間。
本当に面白い。
脚本のうまさ、役者のうまさ、演出の的確さが光る。

作品世界にすぐに入り込みたいのであれば、当パンの説明を読むといいだろう。

ネタバレBOX

致死率が高いウイルスの蔓延の後、それに対抗できる身体を身につけた者たちが現れた。彼らは「ノクス」と呼ばれ、太陽を浴びると死んでしまう。しかし、記憶力などの能力はアップしており、病気にもかからず、老化の速度も遅い。
また、血縁に対しての感情は薄れ、ノクス全体を「家族」と思う思想が支配していた。
ただし、生殖機能は衰えており、出生率は上がってこなかった。
対する人間は「キュリオ」(骨董品)と呼ばれ、その数を減らしつつあった。
人間がノクスになる方法もあり、20歳頃までであれば、抽選でノクスになることもできる。
そこで、ノクスたちは、人間の子どもを養子に迎え入れ、ノクスにして育てていた。

世界の経済の中心はノクスたちが司り、一部の自治区を除き、人間たちはそれに養われているような形になっていた。
そういう形で、ノクスと人間は共存している世界での物語である。

以上は、舞台を観た上での、この舞台の設定である。この設定は、当パンを読むと、その経緯について、もう少しだけ詳しく書いてある。
すぐにこの世界に入りたい人は、当パンを読むといいだろう。

確かに、SFなのだが、その「SF」という設定に物語の軸を置き、そこにこだわるのではなく、あくまで、主題を語りやすくするために用意した「設定」である、というところがイキウメらしくていい。

もちろん、SFというものは本来そうした機能を持っているのたが、ともすると、その設定に溺れてしまう作品を多く見かけるのも事実だ。
かつてロッド・サーリングが『トワイライトゾーン』を書いたときに言ったと言われる「火星人ならば社会問題を語らせることができる」を思い出すまでもないかもしれない。

この舞台では、そういったSFという設定に埋もれてしまわないだけの物語があったと言っていいだろう。
つまり、SFである、ということの違和感のなさが素晴らしいのだ。

ストーリーや設定から見ると、ノクスと人間とのぶつかり合いや、人種差別的な意味合いが浮かぶのだが、実のところ、「人」の気持ちの変化や「感情」、「弱さ」と「強さ」を、ノクスという、優秀に見える人間の新たな種族の姿を通して見せていくことのうまさがある。
太陽に弱く、暗闇でしか生きられないノクスは、普通の人間たちの姿を、まさに影のように縁取っていく。

例えば、十代の少年・鉄彦は、自分の抱えている問題は、ノクスになることで解決するのではないかと思っている。それは自分を取り巻く環境が悪いからだ、という責任転嫁な考え方であり、若いときにありがちである。
それを見張り番であるノクスの若者に鋭く指摘される。

それは、人種や持てる者、持たざる者という差別や格差の問題に見えるのだが、しかし、本質はそこだけではない、ということに観客も、鉄彦とともに気づかされるのだ。

人間である、他の人々も、それぞれが抱えている問題は、確かにウイルスやノクス、そして事件に端を発しているものの、やはり自分自身の問題であり、さらに、血縁や親子、友人という関係も姿を現してくるのだ。

そんな、表層に見えるだけではない、人の内面に触れるような、台詞や演技が現れてくる瞬間が素晴らしい。

それは、円形である劇場の使い方とも共鳴してくる。
自然に立ち位置を変化させながら、気持ちを表現するうまさ、微妙な高低差のある舞台での位置や、観客からの見え方、それは、「どこからでも見やすく」というよりは、感情の変化を表しているようだった。
例えば、問題を起こして逃走した叔父が現れ、叔父に対しての怒りが立ち上がるときの、舞台の配置の美しさは、鳥肌モノだった。
そういう瞬間がいくつもきらめく。

時間と場所の混ざり合い方も、左右・前後と自在であり、円形劇場であることの意味が出ている。
装置はシンプルだが、観客のイメージをうまくかき立て、語りさせすぎず無駄がない。

そして、役者がうまい。引き込まれる。
鉄彦を演じた大窪人衛さんの若い青臭さ、見張り番を演じた浜田信也さんの人の良さとちょっとした兄貴感、結の母親・伊勢佳世さんのクールさ、その夫・盛隆二さんの心の中にある、ちくりとした差別という影、医師を演じた安井順平さんのノクスと人間への葛藤、そんな役者たちの姿が印象に残る。そして、短い登場ながら、イヤな感じの爪痕を確実に残した森下創さんの印象は特に強い。

面白かった。
いつも誰かのせいにする

いつも誰かのせいにする

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

またも新しく...
@chihitsudoさんが『新章突入』とツイートされてたように,新しく,時代の最先端を観ているような印象持ちました。あくまで自分的感想ですが...チャリT→箱庭→Hello!(上野友之プロデュース)とごく普通の主婦役だったザンさんが『コシノジュンコ』風になってたり,また,箱庭,ホチキス,コマツ企画などで主として『突っ込み』役だった小林さんが,流されるままの役だったりと,従来の印象を覆す使い方をされてたところが『変わった!』と感じた原因なのでは?なんて思いました。音楽活動もされてるらしい(一度,どんなものか聞きに行きたい!)作・演出 古川さんの音楽センスも新しい印象を強めているのかも?などと思いました。次回も目が離せないって思いました。

吉例顔見世大歌舞伎

吉例顔見世大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/25 (金)公演終了

満足度★★★★★

菊五郎の当たり役
十八番と言っていい「魚屋宗五郎」と「髪結新三」、片方だけでもいいので見ておいて損はないと思う。菊五郎が最年長役者になりつつあり(今回は左団次が唯一年上か?)、この二役もあと何回見られるか・・・夜は菊之助の娘道成寺もよい(彼ばっかりほめてる?)。目が時々蛇のようになる。凄みがあった。三津五郎の大家さんも定番になりつつあるほど、はまり役。昼の「ども又」もよかった。

アラカン!

アラカン!

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

悲劇と喜劇
救いのない悲劇が喜劇になる、まさに表裏一体を魅せてもらった。素人役者を演じる役者の自然な演技も旨かったし、演出家と主役女優の会話も含蓄があっていい味を醸し出していた。演出助手の役者もスパイスが効いた存在感を放っていて、全体を通じていいアクセントになっていた。

シャッフル

シャッフル

劇団スパイスガーデン

東京タワー 1F 特設ホール(東京都)

2011/10/28 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

選抜チーム良かったです!
5人の息がとてもあっていて畳み掛けるように展開していく様も、スタイリッシュに決めながらも笑えたりするところ、笑えるのにキマッていて、でも滑稽で、その滑稽さがバカな男感をよく出していて、それが魅力に映るような、そんなとても素敵な5人の舞台でした。
エドがBチームで観たときよりも何倍も素晴らしく感じられて、5人のバランスがとても良かったので観ていて安心感もありました。
チームごとにまったく色がちがっていて、同じ脚本と思えないぐらいに芝居が違ってみえたことも面白かったです。

アラカン!

アラカン!

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

全力で拍手。
素晴らしい舞台を観せられるとその感動をなんとかして役者達に伝えたくなるもので、けれど声をあげるほど大胆でも、表情で伝えられるほど柔軟な顔の筋肉を持っているわけでも、そもそもそんなに顔が巨大でもないので、とにかく拍手で伝えようと常々思っている。

そんなわけで本作、すこぶる面白かったので、すこぶる全力で、すこぶる手のひらが痛くなるほどに拍手を送らせてもらった。

それにしても題材となったオセロー・・・存在はなんとなく知っていたがその内容はまったくもって知らず、本当は存在しないのでは?とUFOやUMAなんかと同等に捉えていたのだが、周囲の皆様は当然のように知っている様子をちょいちょい見せていたので、もしかしたら自分が寝ている間に、中学校辺りの授業で習っていたのかもしれない。

まぁそりゃどうでもいい話だ。

ネタバレBOX

どうでも良くないのは皆さんの演技力の高さ、そして歌唱力(?)とダンス力(??)。

終盤、羊の皮を脱ぎ捨てた役者達に完全に食われる形になった。

ホントまさか歌うとは・・・。
魔

コテン(川島潤哉)

APOCシアター(東京都)

2011/11/10 (木) ~ 2011/11/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

川島潤哉ワールドを堪能。
個性派俳優として評価の高い川島潤哉だが、作家としても、いつも魅力ある世界を見せてくれる。

ちょっと屈折した不思議な世界、そして、語られるものすべてがいびつなのだが、そのいびつさの中に独特の世界観があって、それにはまると抜け出せない。

川島フアンにはたまらない作品だ。

俺は大器晩成、

俺は大器晩成、

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

これぞエンクラという作品を観た!
高木健・東迎昂史郎らすでにプロとして活躍する俳優までそろえて、奥村徹也の集大成を観た。
学生劇団でここまでできるのかという完成度の高さ。
質の高さもあるが、芝居の熱さが半端ない。

学生演劇の頂点に立つエンクラの底力を久々に見せ付けた公演だった。お見事と言いたい。

ハズバンズ&ワイブズ

ハズバンズ&ワイブズ

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白く、深く、考えさせられる。
今回のラッパ屋は面白いだけでない。
われわれにとって今まさに直面し考えさせられるテーマに真正面から取り組んだ。
今こそやらなければいけない芝居。見終わった後の感動も大きかった。

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