
49
ムシラセ
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
廻る世界
美術にしろ、演出にしろ、「美しい」というのが感想。そこに好き嫌いが分かれるかも知れない。言葉で語りすぎないところに好感が持てた。

祈り
劇団だるま座
座・高円寺2(東京都)
2011/11/15 (火) ~ 2011/11/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
祈りに込めた想いが、素晴らしかったです
言葉にならない想いから、溢れだす温もりと愛に包まれる素敵な作品でした。だるま座さんを見るのは、三作目ですが、一番好きな作品です。

業に向かって唾を吐く
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★
業
好みが別れると思いました。
人々の心の弱さ脆さや何を欲しているのかを、怖いくらい炙り出してくる物語でしたが、描写が過激過ぎて・・・役者さんは、皆様、力量のある方は゛かりでした。

49
ムシラセ
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/16 (水) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★
劇団名のムシラセって
虫の知らせの略なんですね。最近鈍感になったな、なんて本題ではないところで反省。 劇としては3部連続の話でしたが、1話目の演出で場面切り替えの都度話が途切れ、気持ちが入リこめず集中できなかった。 散漫な気持ちのまま2話3話と進み、何となく終わっちゃった・・・。

チルディズム
げんこつ団
駅前劇場(東京都)
2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヅラとバク転
前回公演が観られなかったので久々の観劇になりましたが、
やはり何度見ても新鮮で素晴らしかったです!(笑
有楽町な宝塚のナイスミドルな男装とは違って、
こちらは隣の新橋駅のSL広場近辺の金券ショップから出てくる
薄毛(幸)のリーマンチックな男装美?の数々・・。
・・これを見ていると、山手線の高架下あたりに
バーコードヅラを装着した老若男女の集う立ち呑み屋の
1軒や2軒はあっても可笑しくないような錯覚に陥るような気も・・(・・言い過ぎました。スミマセン(汗
リーマン以外にも、シェフ(以下ネタバレへ・・)

ケントの伝言 ~横濱湊屋始末~
Project ONE&ONLY
「劇」小劇場(東京都)
2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
いい舞台でした!
舞台美術や衣装がすばらしく、役者さんも達者。ストーリーも良く練られていて安心して見ていられる、とてもいい舞台でした。特に美術、衣装の完成度が高く、おまけに遊び心にあふれている。瓦版屋の衣装にまず、「おおっ!」美術に「美しい!そうか、屋内からだと逆文字になるんだ~。ユニーク!」役者さんの着物の所作の美しさにも感服。小劇場でこんなに完璧な着物の所作を見たのは初めてです。ストーリーもいいが、こうした細かいところにまで神経が行き届いていて、
とても楽しめました。劇「小劇場」の狭いはずの空間がすごく広く感じた。素晴らしかったです!だからお願い、肝心なところで台詞噛まないで~。もう、私的には間違いなく☆5つなんですが、初日のせいか噛みが気になりました。台詞回しが素晴らしいだけにわずかの噛みが目立ちました・・・・。残念。
あと、私の希望ですが、最後のシーンで娘の千代の衣装が替わっていたら、視覚的にも完璧だったと思います。若い女性の着物姿はそれだけでも美しいもの。何倍も印象深いラストシーンになったことと思います。

あなたに会ったことがある
MODE
笹塚ファクトリー(東京都)
2011/11/15 (火) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
もっと形がないのかと思っていたけれど
カフカの短編を数本なんだそうです。それぞれはストーリーはわかりやすいし会話がどっかに飛んでいってワケわからなくなることもそうないようだし、なのでとっつきやすいです。
声にこそださないけどけっこう可笑しかった。←観た方は え?と思われるかもしれないけれど狩人のも相当可笑しかった。
どこまで戯曲に書いてあるものなのか、どのあたりからが俳優の引き出しによるものなのか気になります。

ビリジアン
アカネジレンマ
劇場HOPE(東京都)
2011/11/16 (水) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

だまし魂2011
MousePiece-ree
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/14 (月)公演終了
満足度★★★★
今の時代に あったかい
この劇団の公演を観るのは4作目です、面白かった。
今回 派手な所のない、お芝居ですが、ちょっと暖かかった。 悪く言えば、どってことない、けど だけど 今の世の中、こんな感じのお芝居も必要です、温まりました。
物語にもう一つ山がとも思いますが、お芝居の狙いが違ってくるのでしょう、
ダンスがあったのは驚きました、上手いですよ。
暖かいお芝居有り難うございました。

彼のことを知る旅に出る
ペテカン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/11/12 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★
みた
初演は見ていない。ペテカンは好きで何度か見ているが、今作は合わなかった。笑わせよう泣かせようがあざとくて萎える。方言の濫用は、世界の広さを表現しているのでなく、エピソードの乏しさをごまかしているだけ。
そもそもこの作品に「彼」は必要と思えなかった。見る側に想像させるという究極の観客いじりを放棄している。

業に向かって唾を吐く
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
摩訶不思議な面白味
一種異様な人たちが織り成す面妖な雰囲気に引き込まれました。観劇後は陰陰滅滅になりましたが、矛盾した言い方ですが清清しく気が滅入った感じで後味は悪く無かったです。
浄化する?吐き出す?ショクモツの大きさと色が絶妙で人に嫌悪感を覚えさせるのにピッタリでした。
また、舞台の音と照明が素晴らしかったです。何度かビクッとなってしまいました。

太陽
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2011/11/10 (木) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
SFの設定のうまさ、それを生かし、「人」を見せる
130分があっという間。
本当に面白い。
脚本のうまさ、役者のうまさ、演出の的確さが光る。
作品世界にすぐに入り込みたいのであれば、当パンの説明を読むといいだろう。

いつも誰かのせいにする
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
またも新しく...
@chihitsudoさんが『新章突入』とツイートされてたように,新しく,時代の最先端を観ているような印象持ちました。あくまで自分的感想ですが...チャリT→箱庭→Hello!(上野友之プロデュース)とごく普通の主婦役だったザンさんが『コシノジュンコ』風になってたり,また,箱庭,ホチキス,コマツ企画などで主として『突っ込み』役だった小林さんが,流されるままの役だったりと,従来の印象を覆す使い方をされてたところが『変わった!』と感じた原因なのでは?なんて思いました。音楽活動もされてるらしい(一度,どんなものか聞きに行きたい!)作・演出 古川さんの音楽センスも新しい印象を強めているのかも?などと思いました。次回も目が離せないって思いました。

吉例顔見世大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2011/11/01 (火) ~ 2011/11/25 (金)公演終了
満足度★★★★★
菊五郎の当たり役
十八番と言っていい「魚屋宗五郎」と「髪結新三」、片方だけでもいいので見ておいて損はないと思う。菊五郎が最年長役者になりつつあり(今回は左団次が唯一年上か?)、この二役もあと何回見られるか・・・夜は菊之助の娘道成寺もよい(彼ばっかりほめてる?)。目が時々蛇のようになる。凄みがあった。三津五郎の大家さんも定番になりつつあるほど、はまり役。昼の「ども又」もよかった。

アラカン!
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
悲劇と喜劇
救いのない悲劇が喜劇になる、まさに表裏一体を魅せてもらった。素人役者を演じる役者の自然な演技も旨かったし、演出家と主役女優の会話も含蓄があっていい味を醸し出していた。演出助手の役者もスパイスが効いた存在感を放っていて、全体を通じていいアクセントになっていた。

シャッフル
劇団スパイスガーデン
東京タワー 1F 特設ホール(東京都)
2011/10/28 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
選抜チーム良かったです!
5人の息がとてもあっていて畳み掛けるように展開していく様も、スタイリッシュに決めながらも笑えたりするところ、笑えるのにキマッていて、でも滑稽で、その滑稽さがバカな男感をよく出していて、それが魅力に映るような、そんなとても素敵な5人の舞台でした。
エドがBチームで観たときよりも何倍も素晴らしく感じられて、5人のバランスがとても良かったので観ていて安心感もありました。
チームごとにまったく色がちがっていて、同じ脚本と思えないぐらいに芝居が違ってみえたことも面白かったです。

アラカン!
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
全力で拍手。
素晴らしい舞台を観せられるとその感動をなんとかして役者達に伝えたくなるもので、けれど声をあげるほど大胆でも、表情で伝えられるほど柔軟な顔の筋肉を持っているわけでも、そもそもそんなに顔が巨大でもないので、とにかく拍手で伝えようと常々思っている。
そんなわけで本作、すこぶる面白かったので、すこぶる全力で、すこぶる手のひらが痛くなるほどに拍手を送らせてもらった。
それにしても題材となったオセロー・・・存在はなんとなく知っていたがその内容はまったくもって知らず、本当は存在しないのでは?とUFOやUMAなんかと同等に捉えていたのだが、周囲の皆様は当然のように知っている様子をちょいちょい見せていたので、もしかしたら自分が寝ている間に、中学校辺りの授業で習っていたのかもしれない。
まぁそりゃどうでもいい話だ。

魔
コテン(川島潤哉)
APOCシアター(東京都)
2011/11/10 (木) ~ 2011/11/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
川島潤哉ワールドを堪能。
個性派俳優として評価の高い川島潤哉だが、作家としても、いつも魅力ある世界を見せてくれる。
ちょっと屈折した不思議な世界、そして、語られるものすべてがいびつなのだが、そのいびつさの中に独特の世界観があって、それにはまると抜け出せない。
川島フアンにはたまらない作品だ。

俺は大器晩成、
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞエンクラという作品を観た!
高木健・東迎昂史郎らすでにプロとして活躍する俳優までそろえて、奥村徹也の集大成を観た。
学生劇団でここまでできるのかという完成度の高さ。
質の高さもあるが、芝居の熱さが半端ない。
学生演劇の頂点に立つエンクラの底力を久々に見せ付けた公演だった。お見事と言いたい。

ハズバンズ&ワイブズ
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白く、深く、考えさせられる。
今回のラッパ屋は面白いだけでない。
われわれにとって今まさに直面し考えさせられるテーマに真正面から取り組んだ。
今こそやらなければいけない芝居。見終わった後の感動も大きかった。