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大きな虹のあとで ~不動四兄弟~

大きな虹のあとで ~不動四兄弟~

九州DD

太宰府館(福岡県)

2012/02/19 (日) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

泣きまくりました!
最初はコミカルで面白く、笑ってばかりでしたが、ラストに近づいてくると、涙が止まらない!周りの方も前の席のおじいさんも涙をぬぐってました。。。
当時のことをよく知らない私でも、わかりやすいお話で、しかも共感し、どの役の方々にも愛着がわき、最後は声がでそうになるほど号泣・・・
すばらしい劇でした。
Aチームの月役の方の知り合いに同伴してきました。
演劇は大好きでよく鑑賞しますが、こんなに泣いたことはありませんでした。
もう一度観たいと思いました。

ネタバレBOX

私の好きだったシーンは草太さんとまきちゃんの勘違い告白?シーンです。あのすれ違い具合がとても面白くて笑いました。兄2人の実況も大好きです。
それと月兄とおばちゃんが最後に本音で話すところ。。あの辺から涙が止まりませんでした。それから3人が特攻するところ。。。カッコイイし切ないし悲しいし重みがあるし、現実にもあることなのでなんとも言い表せない心境でしたが、忘れないと思いました。
今また、考えて泣けてきました。
素敵な劇でした。応援したいと思います。
昆虫美学

昆虫美学

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★

冷たいカマキリ
かなり毒々しい内容。自己防衛があらぬ方向に向かうと、狂人的感情に支配され破滅へと突き進む姿は何処か滑稽ですらある。決して楽しい後味では無いけど面白かった。園子温「冷たい熱帯魚」をまた見たくなった。

君を好きにできない

君を好きにできない

コーヒーカップオーケストラ

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者がすごい。
 生まれて初めてのコメディというか、お笑い系の舞台。
最初、あまりの役者さんのテンションの高さについていけなかったが、
それでもじわりじわりと重ねあわせて来られて、ずっと笑い続けてしまった。
ずっと笑い続けているという感じであろうか。5秒に一回、細かいギャグが入り、
とても面白かった。

 

ネタバレBOX

 本当に役者さんがすごい。女性たちは、きっちりした演技で引っ張ってくれたと思う。それにテンションが高い。お笑い志望の女性の演技が、真にせまっているというか、テンションの上げ下げの幅がすごい。また大家さんの安定した演技。また、真面目な子の隙のなさ。真面目なんだけれど、きっちり相手の演技を受け止めてから、さらに上乗せして返していく、という感じである。また、りんこさんの演技も可愛らしくて良かった。なんというか、ストレートでよい。

 男どものキャラの作り方は、半端じゃない。いや、もうすごすぎる。
シナリオとしては、正直そんなにすごいものじゃない。
しかし、役者の能力を完全に引き出したというところでは、
演出家としても良かったのではなかろうか。

 シナリオでは、起承転結の、転から結のカタルシス的な部分が、
時間というのも、非常に投げやりだが微妙に説得力がある。
それまでが不条理なところがいっぱいあったから、
最後は道理に持っていったのだろうか。


 とにかく、役者さんの演技がすごかった。
シナリオは若干残念なところはあるが、それでも役者がすごいと思う。
僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】

僕らの心象風景における、いくつかの考察【公演終了いたしました。ご感想お待ちしております。】

Minami Produce

新宿眼科画廊(東京都)

2012/02/11 (土) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

運命なんて
今日はBと、名のつく公演でした。
昨日はAと、名のつく公演でした。
やさしい 気持ちが伝わってきました。

出演している役者の方々も すてきでした。

ネタバレBOX

昨日 出会う話を 観て、ひきこまれていく ので びっくりして。
帰って寝込みました。

今日は 出会わないために の 話を観て 切なく感じ たり
しました。

どんな道を行けば いいのか は、わからない私 が 生きていくことも普通のお話かもしれなくて 、でも 運命の人 は いるのかいないのか。

少しはみ出て殴られた

少しはみ出て殴られた

MONO

吉祥寺シアター(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★

うまくやっていたんだ俺達は
和気あいあいとした囚人と刑務官。
そこに新人囚人が仲間入り。

刑務所内の揉め事だけかと思いきや…

面白かった〜。
ヨーロッパ企画の二人に泣かされました。
こういうのに弱いです。

セルフポートレート

セルフポートレート

colorchild

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★

荒波の中の大後悔時代
去年から制作伏見実千代が卒業、演出蛯原味茶煎が病気、主催渡辺浩一が看護のため停止といういくつもの荒波に飲まれてきたカラーチャイルド。その荒波を乗り越えての公演でしたが、正直、彼らの偉大さを感じずにはいられないしばいでした。

ネタバレBOX

カラーチャイルドといえば!の体を使った表現も随所に見られたのですが、いつもと比べたら少ないかなあ?というのと、ダイナミックさにかけるなあといった感想。
ファンタジー色あふれる、夢と希望を届けてくれる楽しい芝居だったんだけどね。演出、主催がいればもっと面白い芝居になっていたんだろうなーと思いました。
前のカラーチャイルドを見て、ファンになっているだけに、ちっと残念。
来年には両者とも復活するらしい。次回の公演でさらに進化したカラーチャイルドを期待します!
トリツカレ男

トリツカレ男

演劇集団キャラメルボックス

赤坂ACTシアター(東京都)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

満足度★★★

トリツカレ男再び
初演を観ていたので、
お話というかオチは分かっていての鑑賞になります。

ヒロインのペチカ役を星野真里さん、
ジュゼッペの相方のネズミのトト役を金子貴俊さんが演じます。
芸能人というかTVを主舞台とする二人をゲストに迎えています。

ペチカ役の星野真里さんは本当に可憐でした。
これは純朴で一途なペチカ役が本当に様になっていました。
これだけでも初演を超えていましたね(笑)

トト役の金子貴俊もキュートなネズミを演じていて、
ジュゼッペの対等の相棒という感じをよく出していました。

ネタバレBOX

初演と比べて、ビアンカがパワーダウンしたかなと思いましたが、
それだけ退団した井上麻美子さんが良かったということでしょう。

仮面祭ですが、初演と比べてキレイになりすぎたかなと。
だからインパクトは薄かったのですが、
凄いパフォーマンスを見せて貰いました。

ロミオファミリーはもう言わずもがな。
何でもありな3人組でしたね。
もう声を上げて笑いました。

ジュゼッペの幼なじみのイザベラを演じた原田樹里さんの凛とした演技に魅せられました。
早々にヒロインな姿をみたいですね。

タタン先生とジュゼッペの最後のはしごのシーンは、
分かっていたのに涙が滲みます。
このシーンは何度も見ても飽きない気がします。

自分の年齢的にはタタン先生の視点に立ってしまうので、
なおさら、後を託すジュゼッペに送る気持ちを思うと、
悲しくなるのです。

現実的には愛は地球を救えないかもしれません。
でも、一人の人間は愛で救える。
そんなことを思いました。
ワンダース・インベーダー

ワンダース・インベーダー

ジャイアント・キリング

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/21 (火)公演終了

満足度★★★★

三婆が秀逸
頭脳勝負のスリルコメディとは思えないけど,なかなか面白く観ることができました。2時間弱もそんなには気にならなかったなぁ。とにかく気楽に観れたしね。物語には説明不足のところもあったけど,楽しめたからいいや。とにかく三婆が面白い,最後のあいさつで素顔で登場したけど,あらこんなに若かったのね。

不機嫌な子猫ちゃん

不機嫌な子猫ちゃん

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★

誰がために
とんでもないものを見てしまった。理屈でギッチギチで、不条理なのに現実につきつけて考えさせられるし、笑えるし、でも気持ち悪い。これは、また一つ気になる劇団を見つけたなぁ。良い意味で、すっごい居心地の悪い空間だった。

ネタバレBOX

私があなたといたいのは、あなたの気持ちとは関係ないから、勝手にあなたと一緒にいようとする。依存したり味方である事だけが家族ならとても息苦しい。でも血なんかつながってなくても家族でいられるってのは新鮮。登場人物達がみんな、一生懸命味方を探して、依存しようとするのはとても異常に見えるけど、とても人間らしいなぁと思いました。

ある母娘の住む家。門限を過ぎても帰ってこない娘(市子)を母(愛子)は外へ探しに出掛けている。家には、叔父(隆史)が一人留守番している。帰ってきた市子に、隆史は「俺が父親(代わり)になってもいいい。君がまっすぐ育つために」と言い出す。暴力に訴えながら執拗に迫る隆史へ「母が心配だから迎えに行きたい」と市子が訴えると、隆史は代わりに迎えに行くと家を出て行く。

入れ替わりに家にやってくるのは、市子が出会い系喫茶で知り合った男(中島)。中島は、市子の制止も無視して執拗に「お母さんに挨拶して一緒に住む事を認めてもらおう」と言う。「君だけは僕に嘘をつかずに味方でいてくれるよね」と迫る。しかし実際は市子はニートであることも年齢も中島に偽っている。帰ってきた愛子は、市子の帰宅を喜び、中島を追い返そうとする。「あなたのやることに反対しない。でも、あなたがいなくなったら……(カッターを取り出し手首に当てる)」と脅す愛子。お母さんのやってる事は冗談なんだから早く僕の家に行こうよと迫る中島。隆史が帰ってきて、中島に立ち向かうもあっさり押しやられてしまう。市子は中島に外へ連れ去られる。

残された隆史は愛子に、「僕は姉さんの夫になってもいいと思ってる」と迫るも、「私には市子が必要だ」と言われ、隆史は家の奥へと逃げる。新たに家に来訪したのは、市子の友人(道子)。道子は「市子が家に帰ってこない」と愛子に呼び出されたのだ。愛子はとっさに「市子は帰ってきて寝てるから帰ってくれ」と言うも「市子さんにこういう事はもう止めてほしい」と直接言いたいと居直る道子。あなたは関係ないんだから帰れと言い続ける愛子に理不尽さを感じた道子は「この世界はあなた達2人のものなんですか」と言い返す。平行線の2人の前に、女装した隆史が現れ「不完全な私だけれど、もっとキレイになるから私を娘として受け入れる努力をして」と迫り、愛子もそれを受け入れようとする。それならば私を娘にして、と道子も迫り、愛子は道子を娘にする。

そこへ、中島をカッターで刺して殺したと市子が帰ってくる。しかし、愛子は私の娘はこの子(道子)だと言って、市子に帰れと迫る。腹にカッターを刺したままの中島も家に戻ってくる。隆史は「もっとキレイになるから私を守って」と中島にも迫るも一蹴される。結局、市子は中島を背負って家を追われて外へ出る。家の中では、愛子と道子が「お母さんの子に生まれて良かった」「私があなたを産みたいから産んだのよ」と抱き合う姿が演じられ、暗転。

不条理だけど、わかりやすいのが良い。このバランス感覚、すごいなぁ。
A-K change Ga jammer

A-K change Ga jammer

カカフカカ企画

劇場MOMO(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

コント祭り
正直、今回は本編が面白いんだなあと改めて感じさせられた。
カカフカカは本編より前説コントが面白いことが多かったんだけど、今回は微妙かなあと思うコントがが多かった。
それでも、アドベンチャーは好き。どっちかと言うと長編で王道ではあったが心から面白いなあと思った。
本編にしても、アドベンチャーにしても今までのカカフカカが得意としてた一発ギャグどかーんというより、じわじわと攻めていくコントにカカフカカの面白さは移ってきているのかなあと思います。
これからカカフカカはどっちの方向にいくのか楽しみな感じです。
でも、やっぱり、ジャンプネタ、ゲームネタ、訴えられそうなバカネタも見たい!

ネタバレBOX

それにしてもあの赤ちゃん。名役者だなあ。
A-K change Ga jammer

A-K change Ga jammer

カカフカカ企画

劇場MOMO(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★

コント祭り!面白かった!
個人的には、なかなか楽しめた!
演目にはバラツキはあったが、いや~笑わせてもらった!
こういう公演も悪くない(笑)。
上演時間約70分。

ネタバレBOX

全部で13演目から成り立つ公演であった。
本公演と合わせて行ったA、B、Cの演目に加え、
この公演でしかみれないといった演目まで(笑)。

私が気に入ったのは、「アドベンチャー」。これは王道のコント!
カカフカカ企画の皆さんに伝えたい。
「アドベンチャー」は、また演って欲しい(笑)。

あと、公演後の舞台挨拶で役者陣が全員深々と頭を下げていた。
楽しい公演であった上に、丁寧な挨拶は好印象であった。
ベルが鳴る前に

ベルが鳴る前に

ペンギンプルペイルパイルズ

本多劇場(東京都)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/22 (水)公演終了

満足度★★★★

PPPの近作の中では1番好きかも
不思議な話だったが
妙に難解な印象のPPPの近作の中では
話がつながってて、個人的には良かったと思った

あと、他の方も書いていたが
派手ではないが 美術(アイディア)が素晴らしかった!

空飛ぶ本屋さん

空飛ぶ本屋さん

激団しろっとそん

MOVE FACTORY(大阪府)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

勇気を持つ事
争いごとは悲しい。アメリもビックもブルーもそしてスカイもその被害者なのかもしれない。二つの国の争いをあんなやり方でやめさせします彼はすごい。本当は無駄な争いだと二つの国は思っていたのではないか。でも引っ込みがつかなくなってそのままズルズル戦っていただけではないかと、感じなくもなかった。スカイとブルー。いつまでも仲良くいて欲しいな。お互いにとても大切に思っている相手なのだから。

千和、立ったまま眠っている

千和、立ったまま眠っている

喀血劇場

ギア専用劇場(京都府)

2012/02/16 (木) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★

見ました
初めての喀血劇場。大人へ成長しなけりゃならんという幻想。成長強要、ではなく現状維持、いや現状死守。もっとみれんがましくても個人的には好きです。

「風の市」&「チャンソ」

「風の市」&「チャンソ」

May

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

二つの祖国
『風の市』記憶にはない自分の身体の中に流れる『血』だけが知っている祖国と物心ついた時からそこにいた祖国。どちらも彼らにとっては祖国。受け入れられているようでそうでない彼ら。語り継がなければならない事実がありそれを聞かなければならないと思うと苦しくなる。
『チャンソ』朝鮮学校の先生たちは何故彼らに対してあんなにも厳しいのか不思議でならなかったけど、日本社会という荒波に揉まれてもへこたれない精神を養っていたのかなと。それでもへこたれた時の為に『ここ』がある。自分の将来よりも『ここ』を守る為に先生になった。一番厳しい人ほど一番彼らの事を思い愛情をもっている。素敵な事だと思う。

アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Aプロ

アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Aプロ

公益財団法人日本舞台芸術振興会

ゆうぽうとホール(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

大満足
クラシック系が多いプログラムで飽きるのではないかと危惧していたが、ダンサーの実力が素晴らしく、大いに盛り上がった。ガラでは珍しくローズ・アダージオをコジョカルが踊り、録音でセット・コールドなしの条件ながら客席が一気にわいた。次のチャイコ・パドドゥは若手が躍る場合が多いがプリンシパルだとこんなにも魅せるとは、さすが。レ・リュタンはダンサーとヴァイオリンの超絶技巧を堪能、ポルーニンがシムキンばりに跳躍、もう1回みたい。エチュードもさすがで、熱いカーテンコールとなった。

不機嫌な子猫ちゃん

不機嫌な子猫ちゃん

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

満足度★★★★

女子なら思い当たるのか?!
やや長いかな、最後のあたり無くてもと思わないでもない。まぁ、母親ってそういうもんだし、って思う人多数では。異常者を普通に描くのがうまいと思う。

半神

半神

BLACK★TIGHTS

世界館(大阪府)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/17 (金)公演終了

満足度★★★★★

なかなか
小劇場では味わえない中での舞台。ダンスあり笑いあり、そして考えさせられる部分あり、、、あの2人にとって『お互い』の存在はなんだったのか。『孤独』に憧れる。本当は知らない方がいいのに何故求めるのか。そして1/2+1/2=2/4の意味。萩尾望都先生の世界観はやはり計り知れないものがあると痛感。一度原作を読んでみたいと思いました。

ハムレット

ハムレット

東宝

シアタークリエ(東京都)

2012/02/01 (水) ~ 2012/02/22 (水)公演終了

満足度★★★★★

バンド
今回の目的はミュージカルバックの演奏。

開演後、重厚なコントラバスの低音で始まり、エレクトーン、エレギキター、ドラム、そしてハープ、オーボエ、様々な音。

そして自分がイメージしていた物とは違い、ロックな曲の数々。

とても楽しむことが出来ました。

昆虫美学

昆虫美学

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

一匹のカマキリ
”とある家族を滅ぼしたのはたった一匹のカマキリでした”

このたった一文の文章で、即見にいくことを決めました。

この時私は、一匹の昆虫がバタフライ効果のような現象を引き起こしたんだと勝手に想像していました。


確かにカマキリは登場しましたが、自分が想像していたような展開にはならず、舞台が進んで行く中、ひたすら頭の中は疑問だらけ。

勝手に自分の想像で作り上げていたストーリは最後の最後に崩れました。

ストーリーは確かに「一匹のカマキリにより一つの家族が滅ぼされている」事は事実で、膨大なディープな内容をこれほど的確に変換する言葉は無いと思います。

私はこのストーリーが実在していた事も知らず、見終わった後にすぐその存在を調べなくてはいけないという衝動にかられました。

あまりのショックな内容にも関わらず、消耗した体力の中、帰宅する電車の中で、携帯でその内容を確認していました。

帰宅後おもわず兄にその話をすると、兄はその存在を知っていました。

それでも私は必死に兄にその存在を伝えていました。

次の日、兄はその存在が小説化された物を購入してきました。

読むことを勧められ、思わず私は断りましたが、それでも兄は勧めました。

そして

「例え舞台で忠実に再現された内容を見ていたとしても、この内容は知っておく必要がある。偏った見方にならない為にも、様々な媒体でその存在を確認する必要がある」

と言いました。


その存在をリアルに再現された役者さん達の演技もとても素晴らしかったです。

素晴らしいが故に、感情移入してはいけない。
そう思いました。

その存在を客観的に見る必要があると思いながら見ていました。

そして須藤奈々子さん役の塚田まい子さん。
葛藤に挟まれながらの複雑であろうその役を見事に演じられていました。


最後にこの作品というよりはこの”存在”を知る事が出来た事に感謝します。

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