最新の観てきた!クチコミ一覧

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最後の炎

最後の炎

テラ・アーツ・ファクトリー

d-倉庫(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

力作でした。
みなさん熱演で、力のある役者さんが多いなぁと思いました。
ただ、ちょっと長くて疲れました。自分の集中力が持ちませんでした。

こうして二人は幸せになりました、とさ

こうして二人は幸せになりました、とさ

MacGuffins

上野ストアハウス(東京都)

2012/02/17 (金) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★

若いなー
まっすぐな感じが可愛い。
正直、お話は少女漫画的でこっ恥ずかしいし、演技は力み過ぎでやっぱりこっ恥ずかしい。
でも、不快な感じがなくて、「がんばっとるねぇ」ってなんか親戚のおばちゃん目線でした。

スターダンサーズ・バレエ団 3月公演

スターダンサーズ・バレエ団 3月公演

スターダンサーズ・バレエ団

ゆうぽうとホール(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

抽象バレエ3作品
特に決まった物語を持たない、純粋にダンスを見せるタイプのバレエ作品3つの公演で、エンターテインメント性の高いものから、アーティスティックで実験的なものまで、色々なテイストの抽象バレエが楽しめるプログラムでした。

『ウェスタン・シンフォニー』(ジョージ・バランシン振付)
アメリカ西部を舞台にして、オーケストラによるトラッドチューンのメドレーに乗せて踊られる作品で、物語がないとはいってもダンサー達のやりとりやシチュエーションから物語的なものが読み取れる、賑やかな作品でした。
第2楽章のプリンシパルを踊った方(キャスト表を会場に忘れてしまって名前が分かりません)がキビキビとした動きで、男性ダンサーに飛び込んで抱えられる動きを連発するところも決まっていて良かったです。フィナーレでの全員による群舞は細かいステップの刻みも揃っていて華やかで楽しかったです。

『ステップテクスト』(ウィリアム・フォーサイス振付)
舞台上の閉じた世界で完結しているのではなく、観客との関係や劇場の決まり事について考えさせられる挑発的な作品でした。
休憩時間からそのまま合図なしに始まり、バッハの無伴奏ヴァイオリンの『シャコンヌ』が突如鳴り響いたり中断したりする中を黙々と男性3人と女性1人が踊り、時には素の状態で歩いたり、数分間1人で動かずに立っていたりと実験的な表現が刺激的でした。照明も唐突な暗転や、極端な暗さや照射角度が多用され、上演中に客電が明るくなったりと、見ている側の心を絶えず刺激し、凄い緊張感がありました。

『ワルプルギスの夜』(ジョージ・バランシン振付)
グノーのオペラ『ファウスト』のバレエ音楽を用いた作品で、ソリストの男性1人を除いて全て女性、振付もクラシカルなヴォキャブラリーで構成されていて、いかにもバレエといった華やかな雰囲気の作品でした。終曲ではそれまで結んでいた髪をほどき、下ろした髪を振り乱しながら踊りワイルドさも感じられました。
プリンシパルを踊った吉田都さんは回転のときも跳躍のときもキレと安定感が際立っていて軽さと滑らかさもあり、流石の貫禄を感じさせました。腕の情感溢れる表現が素晴らしく、どちらかというと小柄な身体なのにそれを感じさせないスケール感がありました。唯一の男性ダンサーであるロバート・テューズリーさんは出番が少ないのが残念でしたが躍動感のあるダンスでした。

おかえりなさいⅡ【インフルエンザ発生に伴う公演中止】

おかえりなさいⅡ【インフルエンザ発生に伴う公演中止】

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/05 (月)公演終了

公演中止
会場に着くと入り口が封鎖されていて係員が1人立っていたので、どうしたのかと尋ねたところ、出演者がインフルエンザにかかった為、公演中止との説明を受けました。
急なことなのでバタバタしているのは理解出来ますが、せめてメールで連絡を頂けたらと思いました。早く良くなって、近い内に公演を行って欲しいです。

桃の花を飾る

桃の花を飾る

若伊達プロジェクト

せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

丁寧な演出
勢いと熱のある戯曲を、勢い任せにせず丁寧に演技演出をつけた結果の好演と感じた。生活や愛情というもののハードな面を、決してネガティヴならず、良い距離感で気持ちよく見せていて、すばらしかった。若手の躍進に目を見張った。

ネタバレBOX

一人も悪人が出てこない(だから余計に切ない)、ともすればリアリティが無く没入できなくなりそうな設定も、そもそもナビゲータとして犬猫が喋り、小説と現実を行き来するという設定の中にうまく飲み込まれ、あれ?どこが小説?と思っているうちにクライマックスまで連れて行かれている戯曲は実に見事。それぞれに苦しむ登場人物たちがいながら、肯定的にいつくしむ確たる視点があることで、舞台上がほぼ終始やさしい空気に包まれているのもまた切なく、すばらしかった。
『THE BEE』English Version ワールドツアー

『THE BEE』English Version ワールドツアー

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/02/24 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高傑作
過去の演劇歴史上に名を残す作品であり、野田秀樹の最高傑作であ​り、僕自身の約30年間の観劇ベストワンに近い作品である。今回​は何年か振りの再演である。

内容は、脱獄犯に妻と子供を人質にされてしまったサラリーマンが​、同じ様に脱獄犯の妻と子供を人質に取り、お互いの人質の釈放を​求めて、終わりのない暴力連鎖が始まってしまうのである。

まさしくこれこそが舞台の極めつけとも言うべきの最高傑作の演劇​である。テーマもさることながら、舞台での表現方法、俳優の演技​、音楽の使い方など誰にも真似出来そうで出来ない野田秀樹の究極​の表現方法である。戯曲、俳優、演出の全てが完璧だと、観客はも​う圧倒されるしかないのである。そしてただ圧倒されるではなく、​観劇後にかなり深い余韻を残し、野田秀樹のメッセージを感じるの​である。これこそが本当に体感出来る演劇です。

日本バージョン(過去に観劇)もありますが、是非、イングリッシ​ュバージョンをお勧めします。

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/02/21 (火) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

ブスサーカス観てきました
「処女をこじらせて」というセリフが耳に残りました。
以上

スケベの話

スケベの話

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

バットとボール編
いやー面白い。140分ほぼ全編ニヤニヤ。
いつもの黒さは皆無で爽やかな青春エロ。

ネタバレBOX

きっちょむのパジャマ姿に萌えた。
そして役得の寺井さんに嫉妬す。
「Bouquet」

「Bouquet」

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/02/10 (金) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったwww
本当に笑える。面白いもの大好きな私としては本当に爆笑。
特にシェフさんが本当に面白かった!
何ていうか本当に人の笑えるツボを熟知していると言いますか、
毎回笑わせていただいています。
また何か舞台あれば観に行きたいと思います。

ネタバレBOX

もうあの適切なツッコミやら何やら本当素敵すぎます。
アドリブで入れたところがきっと幾つかあると思うのですが
あまりそんな所を感じさせません。
真実味と言いますか、本当に楽しんでいらっしゃるんだと思います。
特にあのゲストさんのオカマキャラは演じていると言うよりは
現実に新宿二丁目とかにいるでしょうな、とさえ錯覚させます。
あれは台本があったのかなかったのか今でもわかりません。
自分の空間、風を吹かせるあの役は美味しい(笑)
塚本さんが笑ったのはマジ笑いだったのかwww
あーーーーっおもしろかった!!!!笑
さらば演劇界

さらば演劇界

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★

演劇人の自虐ネタ
この劇団、初見であった。
演劇人の自虐ネタとでも言うのだろうか。随所に笑いのツボはあるのだが、自虐の中に、さらばできない演劇界への愛情は感じるが、それ以外何を訴えたいのか今ひとつ分からなかった。もう一捻り欲しがったのは私だけだろうか。

Turning Point 【分岐点】

Turning Point 【分岐点】

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

二人の人生
ある場所を基準に交錯しあう波乱万丈の人生、見ごたえありました。
三人の脚本家、演出家での作品でしたがまったく違和感なく出来上がっていて、それぞれの違いもそれとなく感じられました。ただ、もう少しカラーの違いも出てもよかったのかな?! とも、思いました。
時代経過での転換の演出も好感がもてました。

ネタバレBOX

ただひとつ、スライドの写真が見たかったです。
-SORA-

-SORA-

PEACE

d-倉庫(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/05 (月)公演終了

満足度★★★

総論賛成各論反対、的な?
多少の既視感はあれ全体のストーリーや50年前と(劇中の)現在との似たところ・違うところを対比して見せる構成は良いのだが、エネルギーや食料に関する細部がアバウトなので説得力に欠けるのが残念。
あと、微妙なギャグの多用もなぁ…

新・七夕伝説「煌星★天女」

新・七夕伝説「煌星★天女」

WHATCOLOR

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

芝居の力
芝居は分かり易く、演出に工夫があり、テンションが自然と上がる(笑)。
またメッセージも伝わる。
当公演は「演劇で復興支援」するということであるが、仙台公演では、きっと喜んでもらえる作品だと思う。


ネタバレBOX

「生きる」ということをテーマにした作品であった。
また、「とても大切なものを失うかわりに、大事なものを手に入れるということ」も伝わってきた。
物語はとても分かり易い代わりに、都合よくできているので(笑)、
「おいおい」と思うところもあるがご愛嬌。

観劇後、劇団のHPで芝居稽古の様子を観たが、味わい深かった。

私はよく芝居を観劇した後、「心が元気になったり、共感ができたり、悲しくなったり」と感情が豊かになったような気がしている。
劇団もきっと観劇した人にそんな気持ちになって欲しいと思って、
みんなで作り上げた作品のように思えた。
また、いつも芝居を観て、あれこれ感想を言えるのはとても幸せな状況
なんだと思った。

仮設住宅で暮らす方々を無料招待しての仙台公演。
皆さんに喜んでもらえることを祈念したい。
LOST & FOUND (ロストアンドファウンド)

LOST & FOUND (ロストアンドファウンド)

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★

後味の良い物語
前作で初めてこの劇団を拝見したが、おどろおどろしい話の印象がややあった。今回は家族愛について考えさせられる話であり、全てはラストシーンのためにあると言っても過言ではないだろう。話の展開が途中から少しばかり冗長な感もあったが、終盤の展開は心地良く、とても後味の良いストーリーを楽しませて頂いた。

さらば演劇界

さらば演劇界

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/01 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

アハハハ!
もっと深刻な話かと思っていましたが何とも楽しいお話でした。

ネタバレBOX

現実の中で恋愛するのは稀なことで、みんな妄想しているんだとか、モテたくて演劇の世界に入ったのにモテないので辞めたいとか、演劇人が非合法なドラッグのような存在で一般人からは毛嫌いされているという位置付けに笑ってしまいました。

ヘタウマとはこういうものかと思わせる出来栄えでした。役者さんたちはぼーっと立っているだけでさほど動きがなく、口だけ動いてツッコミが入る、それが何とも面白く、癖になりそうでした。

踏み絵を避けるため劇団員が体を張って重なり合うのも、本当は何メートルもの高さになっているかのように観客側が想像しないといけない、ざけんなですが許せます。

カニ缶工場にも笑ってしまいますが、その妹が実は演劇人にだけ見える妄想だったとは…。それまでつじつまが合っていたのか確かめようもないまさかの展開でした。

ラストシーンの、少し神経が参ってしまった役者の夢でしたチャンチャンは、ちょっと拍子抜けでした。私には、役者たちが精神病院の廊下にいて、そばを看護師さんが歩いている絵が浮かびました。妄想してしまいました。
テトラポット

テトラポット

北九州芸術劇場

あうるすぽっと(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★

生者と死者の対話
海とラヴェルの『ボレロ』をモチーフにして、生と死の境界を漂う人の姿を描いた物語で、複雑に前後する場面展開が印象的な作品でした。

柴さんの作品には珍しい、大掛りで具象的なセットの中で、序盤は短い暗転を挟んだ断片的なシーンが目まぐるしく続き、次第に登場人物の関係が明らかになるにつれて、生命の進化や水の循環といったトピックが登場人物達のエピソードに絡み合い、生きることの掛け替えのなさを感じさせる物語でした。

台詞や役名に言葉遊びをふんだんに用い、それがただ遊んでいるだけでなく内容に密接に関係しているのが良かったです。特に最後のクライマックスの場面では同音異義の2つの言葉がその動作のレベルでも同じ動きで2つの意味を表していて見事でした。
暗転とセットを上手く使った唐突な出捌けの仕方がユニークで楽しかったです。

話や美術や音響が具体的であるがために、逆にシンプルな表現から立ち上がる演劇ならではのマジカルな質感が弱まってしまったように思いました。
音楽に影響を受けた強い形式的方法論からユニークかつ普遍的な情感を生み出していた『わが星』や『あゆみ』に比べて、この作品ではそのような形式性が弱く、物語性を原動力に展開する一般的な演劇に近付いていて音楽性やダンス性が薄まっていたのが残念でした。

台詞の発声の仕方を含めた聴覚的デザインの精度が柴さんにしては低いと思いました。ラストの場面はとても盛り上がる流れなのは分かるのですが、その意図に対して表現が甘く感じられ、気持が乗らず興醒めしてしまいました。

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

【公演終了!】グッドモーニング・マイ・ヴィーナス

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★

通俗的、でも面白かった!
通俗的、でも面白かった!

ストーリーは、やくざと、それに敵対する勢力と、
それに警察が登場するサスペンスもの。
しかし、彼らは実は主役ではなく、
主役と言えるのは、殺し屋に連れられている「女の子」と、
それに「情報屋」の青年卓馬。
いわば、典型的なサスペンスもので、さらにそこに人情話も加わる構成。

したがって、凝った内容を好む方には、
物足りなく感じられるかもしれないが、
あまりものを考えたくない時には、こういう芝居でハラハラしたり
ウルウルしたりするのも、また良いもの、と思う。

ネタバレBOX

この「女の子」が狙われているわけで、それを「情報屋」が助けるのだが、かばい方が甘かったり、懇願されたとはいえ、安易に外へ連れ出したり、
という辺り、筋の作りが、少々粗い気がした。
もちろんここから、スリルを帯びた展開になるわけだが、
逆に、スリルを呼ぶために安易な動きをする運びなのだな、
などと思うと、ちょっと興が覚める気も……。

ラストのどんでん返しは、ちょっと想像できないもので、
これは良かったと思う(ネタバレとしても書かない方が良いと思うので内緒)。
でも、その前の「姐さん」の逃走シーンはややイマイチだし、
「青い鳥」の台詞も、もっと効果的に使えなかったのかな?

その辺が若干不満だったので、☆4つにしました。
まあまあだったね。

まあまあだったね。

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★

いつもよりくっきりと
男優だけのお芝居だからかどうかはわかりませんが、
独特の突き抜けた訳のわからなさ(褒め言葉)が若干薄れ、
その分くっきりとした質感が生まれていたように感じました。

とはいえ、やっぱりあひるワールド、面白かったです。

ネタバレBOX

社長にしても、宇宙飛行士にしても、
社員たちひとりずつのキャラクターにしても
作りこみや何かの抜き方のようなものが
実にしたたかで・・・。

で、いつもなら、そのベクトルの違いが
舞台を丸ごと染めて
観る側を巻き込むようにがっつりと取り込んでしまうのですが、
今回は、その可笑しさに一種の距離感がおかれて
くっきりとやってくる印象がありました。

社長の置かれ方や
宇宙飛行士の雰囲気の作りこみなどが
とてもしたたかで、
物語全体のベーストーンを創り出し、
キャラクターそれぞれの個性に課せられたバイアスが
ある種の貫きを忘れずにそこに交わっていく。

男女の色でのバリエーションのようなものがない分
いつもの劇団の作品に比べても
目が覚めるような混沌はないのですが、
役者たちが醸し出すロールが具象する雰囲気は
よりくっきりと観る側に収まる感じもあって。

で、気が付けば、
その工場というか喫煙所に流れる時間に
身を置いているような気分になっている。

なんだろ、思い返してみれば
最近の進化したあひるなんちゃらが
最初にこの劇団を観た時の印象に
回帰した感じもして。

初日ということでしょうか、
焦点や咬み合わせが気持ちだけずれたような
間があったりもしましたが
そこは公演期間の作品の育ちどころなのでしょうね。

例のフライヤーやアンケートも含めて
とても良い意味であひるはあひるということで
この劇団の味わいを再認識し
また、広がりを感じたことでした。







コルトガバメンツ -revisited-

コルトガバメンツ -revisited-

東京ハートブレイカーズ

南青山MANDALA (東京都)

2012/02/29 (水) ~ 2012/03/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

チーム男子
タイトル同じだけど、毎回加筆して話を変えてくる舞台作。
今回はライブ演奏と芝居がミックスされているけど、心躍る演奏に歌って騒いで楽しんでるうちにあっという間に終っちゃったといった感じ。
お祭りは終った後が切ないけど、この舞台もそんな感じでした。
客席の傍らで見ていた右近さんの表情が、穏やかで楽しそうで印象的でした。

ネタバレBOX

小学生時代の仲良し4人組がバンド演奏と、30代の成人した3人と1人の対比の構成。ドラえもんのタイムマシンのように、ピアノ下から順番に登場。
フジイは中学入学を機に3人とは別の中学へ、何も知らない3人。
同窓会がキッカケで全員会う事になるが、いろいろ事情があって。
そんな中、仲間の男がモデルガンを持ってきていた。

会えば会ったで、子供時代の遊びを懐かしがり「戦争(自己流?に作ったゲーム)」やら、コブラツイストかけたり、長嶋の無茶ブリ物真似させたりと、男の子特有の騒々しさに思わず微笑んでしまう。

小説書いていると思われたゾメは引きこもり同然の在宅ワーク。
アキは家族で自営業だがあまり景気は良くない。
銀行員だと思われてたフジイは銀行の警備員だった。
寿司屋のシンちゃんの子供は来年中学に上がる。
自分も持っていないパソコンを強請られたりして、ふいにフジイに「なんで別の中学に行ったのか」と詰め寄ったり、コブラツイストかけられて腰を痛めたゾメに湿布探して、フジイの母親の部屋に入った時に何か見つけ、たわいない話から無意識にフジイを追いつめていく。
それぞれの胸の内と今の生活の葛藤が交差した瞬間、フジイの心に今までのジレンマの様なものが一気に吹き出し、隠してたモデルガンを手にして銃口をかつての友達に向けて引き金を弾いてしまう。
が、もちろん玉は入ってない。
そこのフジイの切なくって複雑な表情が良い!
仲間内で集まり、寄り添って救っていく場面が見ていてホッとしました。
かつての状況からの「卒業」に至るまでを、ちょっと懐かしめの心躍るバンド演奏で騒ぎ、舞台脇で小さく振付けて楽しんでいる4人組を見てるこちらも楽しめました。
お酒飲みながら見ていたので一部解釈に語弊があるかと思いますが、楽しい舞台でした!

「昔の事は美化したがる」という台詞に共感。
「仮病ガール」

「仮病ガール」

楽園王

上野ストアハウス(東京都)

2011/12/15 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議な世界
仮病ガールという題名からは想像もつかない様な物語が繰り広げられ
なんとも言えない不思議な世界観がとても心地よかったです
台詞回しが独特で、最初のうちは気になってしまったのですが
段々とその独特な台詞回しが気持ち良くなりました
しばらく公演が無いと言う事でとても残念ですが
また拝見できるのを楽しみに待っています

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