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【21ステ無事終了!】とーく・おぶ・ざ・でっど 弐【次回は夏か秋!】

【21ステ無事終了!】とーく・おぶ・ざ・でっど 弐【次回は夏か秋!】

JOHNNY TIME

エビス駅前バー(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★

いつもとは違い・・
開始早々休憩には、さすがジョニータイムと笑わせてもらったが、それ以降はジョニータイムらしからぬ展開だが、非常に面白かった。
映像で女医キャラがゾンビ化してたが、それに至る展開があってもよかったかな。

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

元東京バンビ

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★

しっかりと想いを描きだす
物語を観る側にすっと受け取らせる力があって、
なおかつ、描かれる想いが
お芝居のテイストをも変えるほどに
しっかりと作りこまれていて・・・。

単なる喜劇ではない、
ふくらみを持った舞台だったように思います。

ネタバレBOX

冒頭からしばらくは、
芝居が
深くかみ合わないような部分も感じたのですが、
舞台の状況や関係性のカードが晒されてから、
ぐいっと面白くなりました

キャラクターの描き方も全編緻密というわけではないのですが、
ここ一番での想いのようなものは
しっかりと作りこまれていて。
しかも平板にワンシーンでそれらが現わされるのではなく、
時間や事象の流れにしたがって、
絶妙に浮かび上がってくる。
シーンたちの重なりに、ただ流されるのではない、
したたかな積み上げがあるのです。
設定のバランス感覚も良くて、
それぞれが背負うシチュエーションの特異さも
浮いたり突出したりすることなく、
物語のメリハリとなっていく。

たとえば父親を同性愛者だと知った男性が終盤に至る
中途半端な想いというか葛藤には
理と実存感が裏打ちされていて
その表現の正直さと確かさに捉えられる。
他のキャラクターたちにしても
ディテールにおぼれるのではなく、
観る側にとって物語をうけとるのに必要なベクトルが
しっかりと一本通されていて
揺らぐ心や、不安、怒り、
さらには生きることのスタンスなど、
シーンごとにここ一番の部分が
とても実直に作りこまれていて・・・。、
それが物語の骨格に組みあがっていく。

物語の現れ方や広がりが
しっかりとデザインされているから
笑いも構造を背負ったりしっかりと尺をとって組み上げた
良質なものをメインに、
表層的な低い組み上げでの
軽量で切っ先を持った笑いを差し込むといった
いくつものテイストのバリエーションを組み合わせることができる。
物語の構造に根差したり、
仕込みをかけた笑いが多いので、
観る側も、同じタイプの一本やりや
窮屈なタイミングでかもし出された笑いのように、
飽きたり疲れたりしないし
いろんなバリエーションでの驚きやおもしろさを
受け取ることができるのです。

しかも、この舞台には、もっと育つ要素があるように思う。
よしんば拝見した回の客席の反応が薄かったところでも
ちょっとタイミングを変えるだけで
大きな笑いにつながる可能性を感じたり
また、公演を重ねるうちに、
作品の奥行きの広がりが新しい笑いを導き、
それらが次に花開く笑いのさらなるトリガーとなって
広がっていくような匂いもあって。
いろんな部分の舞台としてのふくらみの萌芽が
より研がれ、刹那の精度があがるであろう公演の後半には
もうひと化けしそうな予感がありました。

この作品、どのように成長していくのか、
多分見届けられないのが残念な限り・・・。

*** ***

余談ですが、終演まぢかのころ、
外の雷鳴やはげしく屋根をうつ雨音がきこえてびっくり。
でも、これが、奇跡のように
舞台のラストシーンにつながって・・・。
お芝居の神様も粋なことをなさると
ちょっと感心したことでした。




二人の長い影

二人の長い影

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2003/10/01 (水) ~ 2003/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

二度童子と云うけれど・・・・
年取るほど昔のことが鮮明に思い出されるものなんですねぇ、
と思いました。

実際に旧満州からの引き上げ体験を持つ、
南風洋子さんの演技は凄かった・・・。

ネタバレBOX

えーまたしても、
引越しの荷物整理からの発見でしたー(^^)。

コノ公演が初めての舞台化だったようで、
脚本が書き下ろしと資料にありました。

うーむ、今は年重ねていても。
誰しも17歳の時はあるものです、
忌まわしくとも、楽しくとも・・・。と考えさせられました話でした。
川を越えて、森を抜けて

川を越えて、森を抜けて

加藤健一事務所

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/05/01 (火) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

「なんでもない毎日」の幸福感。
3年ぶりの再演だそうですが、日本では3.11前と後では、意味が違ってきてしまった。

特別なことも何もない、毎日の繰り返し、家族との生活。

昔なら、そんな日常を打破することに価値を見出していたのに、
今ではそんな日常が何と幸福だったことか、失って初めて気付かされる。

両方の祖父母4人と孫1人の組み合わせも珍しいかもしれませんが、
みんなでワイワイと、日常のやり取りをしているのを観ているだけでも面白い。
特に景子おばぁちゃんは、ずっとみんながおなかすいていないか気にして、
料理をつくっているだけ(+少しダンス)なのに、なんとかわいらしいことか。

客観的に見れば、実際に毎日一緒にいたら、劇中の孫のように、
邪険に扱ってしまうかもしれませんが。

物語も、結局、都合良くうまくまとまったりせず、かといって悲観的にもならない、
リアルな結末も良かったと思います。

「テンゴ、ファミーリア」家族を養う、という加藤さん演じる祖父のセリフに、少し後ろめたい自分でした。

NMSグレイテストヒッツ

NMSグレイテストヒッツ

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

神様…のみ
なかなか都合がつかず、大阪の複数の友人が絶賛していた「神様それではひどいなり」の1作品だけしか観られませんでした。しかしこれは噂通り秀作。さすが石原さん。

自慢の息子

自慢の息子

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

いびつだが生きてる世界
違和感がありつつも、どこかに日常性を感じる世界観の中で
アブノーマルすれすれのベクトルを示していたように感じました。

へちま -糸瓜-【全公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

へちま -糸瓜-【全公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

文月堂

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/04/24 (火) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

美しく優しい
登場人物の三姉妹が良いアンサンブルになっており、特に三谷さんの凛とした可愛らしさが秀逸でした。三姉妹以外もそれぞれ味があったのですが、長女と良い対比になる騒ぎキャラが被ってしまった感も否めず、舞台的では無い完全に普通の女性がいても良かったのかなあと思いました。

ストーリーも、日常にある葛藤をしみじみとそれでいてなかなかドラスティックに描いていて楽しめました。姉妹のそれぞれ見せ場エピソードで有りながら、その相手側の方が逆に映えると言うのも面白かったです。
ラストのワンカットは、非常に詩的な味わいがあり美しかったですし、説明過多にならない余韻を残す演出は好感が持てました。

時代の未明から来たるべきものへ

時代の未明から来たるべきものへ

CORVUS

せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/05 (土)公演終了

満足度★★★

んん。
ダンサーの動きはむちゃくちゃかっこいい。それから肉体美。オイリュトミーという様式?は知らなかったし、そういうことへの興味はかなり湧きました。
勉強しようと思います。


ネタバレBOX

しかし、10‐BOXをあのように使うのはいかがなものかと、おもった。
せめて袖幕くらいはつってほしかった。

照明、音響、舞台。それから舞台の転換の間、埋められる間をもっと埋めてほしかった。
そういう「作品そのもの」ではない〈まあそれも含めて作品か〉部分でストレスを感じたくなかったなあ、と思います。
宇宙船<スペースシップ>

宇宙船<スペースシップ>

U-1グランプリ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

作りこまれたコントの面白さ。
福田雄一/マギー二人の共同脚本・共同演出によるコント集「U-1グランプリ」第4弾です。
これまでCASE01取調室・02厨房・03職員室というように、特定の場所がテーマ。
CASE02から観てますが、前回は、野波麻帆さんの「妄想先生」が圧倒的で、DVDで何度も観てしまいました。
そして、今回は「宇宙船」。
ヤマトやロストインスペース、宇宙中継、方言、宇宙旅行などなどをネタに、
十数分のコントが次々に繰り広げられました。

今回のメンバーはお二人以外に、まず、絶対安心・ベテランの池谷のぶえさんと坂田聡さん。
さすがの安定感です。
そして、若手女性枠?では高橋真唯さんは、宇宙もののヒロインと萌えキャラを、
フレッシュに演じてました。
ジューシーズの方々は、少し弱かったかなぁとも…(アドリブとか)。

前回のDVDのコメンタリーを聞いて今回は、福田さん遂に役者デビューか!?と思い、
またチラシでは逆に福田さんはロボットのイラストになっていて顔写真が無くなってたので、
どうなるのだろうと思ったら、敵の大佐役(等)で顔出し出演し、なんと”長ゼリ”に挑戦。
そして恒例マギーさんとの着ぐるみ二人コントコーナー?では某有名キャラ役で出演。
またまた大いに笑わせてもらいました。
(XXXプロさんは懐が大きいからきっとモザイクなしで許可されるでしょう(笑))

今回も十分楽しませてもらいましたが、
どうしても前回と比べてしまうんですが、前述の野波さんほど圧倒的なネタはなく、
出演メンバーもあわせて、全体的に少し弱かったかなとも思います。
(と言いつつも、好きなので、3回も観てしまいました。)

今から次回が楽しみです。

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

何とも言い難いです
煌びやかな演出と派手なアクションでお祭り感満載の雰囲気に序盤から惹きつけられました。大人数の群像劇で有りながら、一人一人のキャラ設定もしっかりしており、特に大ボス的なキャラが登場してからのコンパニオンたちの卑近な下衆さは最高でした。
物語もボンクラカップルの活劇とギャンブル産業の利権争奪、そしてそのギャンブル産業に頼らざるを得ない地方の社会問題が絡みあいながら、謎の人物は謎で残しつつ、悪党が大悪党に凌駕されると言う悪の量が増加していくと言う風呂敷を広げていきながら推進力も加速していく展開は見事でした。
と、言うわけで、この物語展開に期待しながら観ていたのですが、残念ながら私は上手く畳めていないのではないかなあと思いました

ネタバレBOX

ここからは、独りよがり単なる揚げ足取りのだけかも知れませんので、あしからず。

やっぱりあれだけ風呂敷を広げたのなら、少なくとも地方の問題だけには決着というか、何らかの希望を見せて欲しかったかなあと、「星が綺麗だなあ」じゃ納得出来ないです。
ボンクラカップルの良かった感だけではいくらなんでも矮小化しすぎでしょう。そもそもあのカップルの借金地獄だって結局解決してないように思えるのですがどうでしょう。
風呂敷を畳み切れていないのであるならば、もう単純にボンクラカップルのどん底からの這い上がりだけを上手く描いていれば良いと思うのですが、これ自体もしっかり描いていないと思います。
人生を掛けた大勝負が二回って言うのもどうかと思いますが、もしそうするなら二回目は彼女の勝負でしょう。
一回目に彼氏が人生を掛けた勝負に負けた所で、彼女登場って方が上がるでしょう(それまで会わせないのが前提ですが)。そうすることにより、彼氏が二回目の勝負に行く際の取って付けたというか完全にご都合主義に周りの人が殆ど理由なく彼氏に大金を掛けていくのには正直辟易な展開を回避し出来ます。この展開では、彼氏はただただ甘やかされているだけで。成長しているようには到底見えない、そもそも彼氏自身二回目の勝負に対し、また人に頼ろうとしているのですから。
彼女が船内を逃走している時にゼネコンのサラリーマンや地主の金持ちや議員と会わせて、そこで彼女に賭けるだけの会話なりエピソードを入れることで、なぜ彼女に賭けるのかの説得力が出てくるのでは無いのでしょうか。
そして、彼らが観客の前に次々と現れることでカタルシスがあるのではないでしょうか。何故か、それまでも舞台にいて気付いたように二回目の賭けには参加するではカタルシスは無いですよ。何故か舞台にいると言えばコンパニオン達。あれだけ前半は素晴らしかったのに、完全に背景と化していましたね。あれならあの場面はいなくて良いでしょう。いるなら、どちらかに付くか立ち位置をつけて欲しかったです。それから、もっと後半になって意味がなくなったのは、もう一組のカップル。あの展開なら、こちらは全くいらないでしょう。結局主人公のボンクラカップルと同じような境遇で何の対照にもなっていないですし、ラストで抱き合うって全く意味が分からないです。だって、こっちのカップルにはラストの勝負がどうなろうが何のドラマも起こってないのですから。ボンクラカップルに自分達を重ね合わせ生命保険金を掛けるか、私はこちらの方がしっくりくるのかと思うのですが、ボンクラカップルが彼氏の成長で上手くいくなら、こちらの彼氏は何の成長しないでこのカップルは別れると言う決着が、納まり良いと思うのですが、主人公のボンクラカップル自体がでそんな状態なのでこれもなんだかなあと言う感じです。
でも、一番の問題はこんなにラストの勝負の場面でいらない人が出ているのに対し、ピストルが出てきた場面で一番いなくちゃいけない人、私がずっと何で出てこないんだと思っていた人、女性警察官です。実は勝負の裏側で仕掛けをしていたと、それならそれで良いですが、その仕掛けが醜悪で心の中で「ふざけんな」と思ってしまったのですが、裏で北の刺客?と繋がっていましたよと言うオチ。いくらなんでも酷いでしょう。警察は大犯罪者を逮捕するために一般人のボンクラは見殺しにするってことかい、明らかに殺意のあった殺人未遂者と手を組むってことかいと怒りを覚えましたよ。北がパチンコ業界を牛耳っていて警察中枢部とも繋がっているって言う件を入れたことで、余計グチャグチャです、地方の問題も結局パチンコ頼りで希望が見えないってことじゃんと思ってしまいました。これも提案なのですが、謎の清掃婦はインターポールで、こちらはマカオのカジノ王の犯罪を追い、日本の警察は、日本の詐欺犯罪者を追っている話にして、お互い利害が一致したから協力したとして拳銃の件も入れなくて良いし、そもそもギャンブルの利権争奪もいらなくて良いでしょう。

長々と不満を書いてしまいましたが、前半が素晴らしく良かっただけに正直5点満点でそれ以上あげてもいいと思っていただけに失望が深かったのかもしれません。
脳細胞がフレキシブル/流れ星でパレード

脳細胞がフレキシブル/流れ星でパレード

劇団エリザベス

東中野レンタルスペース(東京都)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

少しむつかしい話だったけど、よかったと思います。
短編1作目…うまく言えないけど、作品の世界観が好きかな。

短編2作目…“ブラック”という一言では説明できない。自分の中でも、いまだ消化できないところがある。でもわるかったという意味ではないです。

役者陣は、どちらの作品も皆平均的に演技力良かったと思います。伸びしろを感じるので、今後まだまだ演技力をつけていってほしいと思いました。

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

カンパニーデラシネラ

東京都現代美術館  パブリック・プラザ(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

アクシデントを乗り越えて
昨年、世田谷ものづくり学校で上演した作品の再演で、天候や機材のアクシデントによるバタバタ感がありましたが、それが逆にパフォーマーと観客の距離感を縮め、一体感のある良い雰囲気になっていました。

屋外で上演の予定だったのですが、開場直前に雲行きが怪しくなり、開場した途端に雨が降り出し、急遽館内での上演に変更となり、道具の移動や音響のセッティングで開演が遅れる中、小野寺さんがユーモラスなトークで場を繋ぎ、音響の一部が出ないながらも無事開演しました。

初演時と出演者が2人代わりましたが、基本的には同じ演出でした(初演時の感想→http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=119121)。アクシデントの影響でいつものような精度の高さが感じられない部分もありましたが、とても楽しめました。

ジュリエットが眠り薬を飲んだところで、外に移動してくださいとのアナウンスがあり、残りのシーンは屋外のサンクンガーデンで演じられました。おそらく上演しながら出番のない間に外の様子を確認していて、外で出来ると判断して急遽変更したのだと思いますが、その手際の良さが素晴らしかったです。
広い空間と湿度を含んだ冷たい風がちょうど墓場のシーンに合っていて、素敵でした。

上演中にトラブルで動かなかった機械仕掛けの美術も終演したときには復旧して最初の部屋に動いている状態で展示されていて、メインディッシュの後のデザートのようで粋でした。

No.346 勅使川原三郎 ヴォックス・クラマンティス ヤーン=エイク・トゥルヴェ

No.346 勅使川原三郎 ヴォックス・クラマンティス ヤーン=エイク・トゥルヴェ

KARAS

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2012/05/05 (土) ~ 2012/05/05 (土)公演終了

満足度★★★★

懺悔の歌とダンス
ラ・フォル・ジュルネ恒例の、生演奏と勅使川原三郎さんのダンスのコラボレーション公演で、今回は無伴奏合唱による宗教曲でした。1回だけの公演でしたが、しっかり構成された照明の演出もあり、充実した内容でした。

民謡的な軽やかさのある『晩祷、首誦聖詠』から始まり、男声のみによる中世風の厳かな『沈黙の光』を経て、『カノン・ポヤカネン』からの抜粋が続けて演奏され、前半は勅使川原さんと佐東利穂子さんのデュオおよびソロが続き、途中で5人のダンサーが静かに現れ、終盤は4人のダンサーがセンターで痙攣するような動きを繰り返す中、勅使川原さんと佐東さんが激しく踊る構成でした。
具体的なストーリーはありませんが、ストイックに踊る姿が自らの罪を嘆き、神に懺悔し祈るかのように見え、深く胸を打ちました。

足を床から離さず滑るように移動する動きが、静かな曲調に合っていました。滑らかな腕の軌跡が美しかったです。

ヤーン=エイク・トゥルヴェさんが指揮するヴォックス・クラマンティスの澄んだ響きが美しく、特に声部によっては1分間以上同じ音を伸ばしているだけのこともあるような単純な構造で劇的な展開がない『カノン・ポヤカネン』を高い集中力で演奏していて素晴らしかったです。

ダンサーだけでなく合唱団にも影の効果を考えた照明が当てられていて神々しい雰囲気が醸し出されていました。

神戸 はばたきの坂

神戸 はばたきの坂

兵庫県立芸術文化センター

新宿文化センター(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★

やや綺麗ごとに過ぎるきらいが
ミュージカル俳優として、実力ある出演者ばかりだし、謝さんの演出、振り付けにも興味があり、行って来ました。

お隣の方は、またしても500円でご覧になったようですが、私は、5000円で、拝見。

神戸のオーディションで、選抜されたというアンサンブルメンバーは、ダンスも歌も全員が揃っていて、お見事でした。

ただ、アンサンブルの解説台詞は、全員で声を揃えると、音としては聞えるものの、言葉として、耳に届かず、これは全部歌で解説してほしかったと思いました。

キャストは、皆さん、大変好演されていましたが、中でも、彩乃さん、照井さんの真摯な演技が印象に残りました。

土居さんの透き通る歌声はいつ聴いても絶品。戸井さんが、いつの間にか、所作や殺陣風舞踊等、上達されていて、目を見張りました。

ストーリーが、やや綺麗ごと過ぎて、当時をリアルに伝えていない点が残念でした。

ネタバレBOX

ブラジルへ移民するために、準備段階として、神戸の移民収容所で、日本最後の7日間を過ごす人々の物語。

構成としては、シンプルで、よくまとまった物語なのですが、どうも登場人物全員が善人ばかりで、日本での貧困を苦にして、新天地を求めてこの収容所にやってきたような緊迫感もなければ、生活感も感じられません。

たとえば、借金をして、夜逃げ同然に国外に移住しようとしていた男(宮川さん扮する)がブラジルへ行ける様に、つい数日前に知り合ったばかりの、やはり貧困から脱したい男(戸井さん扮する)が、妹(彩乃さん扮する)に頼まれて、いとも簡単に、保証人になったりします。

でも、保証人がいなければ、ブラジル行きは認めないと言っている、債権者が、同じような立場の無一文の男を保証人として認め、無事、移民できるようになったりするものでしょうか?

また、この保証人を引き受けた男の家庭では、以前、親が保証人を引き受けたばかりに債務を肩代わりして大変な辛苦を経験したと言うのに、こんな数日前に知り合っただけの男の保証人をまたしても引き受けたりするものでしょうか?

剣さん扮する女性は、ブラジルで、夫を失い、現地の男と再婚し、子供を亡き前夫の両親に預けるために一時帰国し、この移民希望者達と一緒に、収容所で7日間を共にします。

それは納得するとして、もう7年もブラジルに住んでいるこの女性が、他のメンバーと共に、ブラジル事情を講習する場に同席し、同じように説明を聞いているのも不可解です。

自由時間に門限を破って、ウロウロしていた土居さん扮する女性が、出会ったばかりの親切な華僑にノコノコ付いて行って、相手の家に一晩泊まるとか、とにかく、描かれている出来事に、どうも眉唾っぽく感じる点が随所に見受けられました。

そのため、どうも、へそ曲がりな私は、他の観客の皆さんのようには、あまり感動できずにおりました。

ただ、最後の方のシーンで、剣さんが、一人アカペラで、「故郷」を歌いだした時には、日本人の血に作用したのか、不意に涙腺が緩む瞬間もありました。

やはり、あの歌は胸に沁みます。
東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

元東京バンビ

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★★


何だか分からないまま引き込まれ、何だか分からないまま笑いと涙が出ていました。

ネタバレBOX

人それぞれ捉え方が異なるから劇がおもしろいのですが、ひとつだけ、終演時のかたりと今日実際降ったものとかんけいありますか?
バートルビー

バートルビー

ttu【2017年5月末解散】

インストールの途中だビル(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題374(12-117)
19:00の回(晴,涼しくなりました)。初めて降りる駅なので早目に到着、地上に出て探すがわからず、ウロウロしながらネットで確認、後ろのビルでした。ほっとしたので商店街まで行ってみます。美味しそうなパン屋さん、古本屋、惣菜屋、お菓子屋さん。飲食系も多いです。戻って入口前で待っていると、少し開演が遅れるということでした。と、ビルの中から男性が一人、女性も続いています。とてもゆっくり歩くので役者さんだと推察。なんと男性は横断歩道を渡って通りの向こうへ、女性は出たところでモアイ像のごとくあごをあげ気味に遠くを見ています。何か聞いてみようかと思いましたが勇気がなかったので断念。18:40、1階が受付(白い羽とシールがチケット)、会場は2階、靴を脱ぎスリッパに履き替えます(床がべとついているので)。階段、トイレ、柱の関係でかなり変形したレイアウト、壁沿いに木製ベンチ(少し固めのクッション)があるものの、位置によっては見辛くなります。入って奥、左の窓側がいいかも。私は奥でしたが、所長は背中のシーンが多く(入口の方を向いて座るので)、けど、(入口からみて)右奥のシーンはよく見える、けど、左手前のシーンは、柱に隠れて見えない…。床、壁とも、入居者が撤退した直後のよう。舞台装置、中央には机や椅子が逆さ、横倒し、床に紙が散乱。帽子に、箒に、マフラー、古びた新聞、羽ペン、インク壺。大きな窓側から外がよく見えます。
外で待っているとき開演時間お知らせの際にお聞きしてみました。①Q:役者さんの衣装が白系(前作も)なのは意図したものでしょうか?A:いいえ(でも、そうかなぁと今でも思います)。②ここで演ることは早くから決めていたのですか?A:答えは当パン裏面をご覧ください。
かかっているのは「ボレロ」…同一のリズムと2つのメロディー(バートルビーとそれ以外の人物?)。

ネタバレBOX

もしかすると(よくみる)芝居としての「面白い」とは別の感覚だったということに終演後、しばらくして気が付きました。十代だったころ、外国文学(それも古典的なものを)を読むときに感じたもの、理解するのは難しいけど、少しながらも伝わってくるもの。決して日常的ではないセリフや会話、時代と文化。なぜそのような態度をとるのかわからない人物たちや慣習。

聞こえてくるのは、セリフ、空調、役者の動きによって生じる音、外の音(車、バイク)、ここは「事務所」なのだから。
国書刊行会は1冊だけ持っていて「カシオペアのプサイ」、SFですが歯がたたず。※訂正:S.レム「ソラリス(新訳)」を持ってました(未読です)。

同じようなものを「d.uomo.ex.machina」のお芝居にも感じます。

ラスト、階段のシーン、深みのある声だけが聴こえるシーン、なかなかよかった。少しずつ遠くへ、遠くへ。

余談:バートルビーに似ているのは「ずうとるび」。読売新聞だと思いますがなぜヤケているのだろう。「ボレロ」にノイズがあったのは、「ラジオ」だからか「スクラッチノイズ」だったからなのか。カーテンを引かなかったのは、外の風景を取り込むからか、構造上の制約か。リンゴは原作にもあるのか。

アンケート①「時間を忘れて」→よい(面白い、刺激になる)本に出会ったときの読書②「ttu」→2作目③知ったのは→「こりっち」
自慢の息子

自慢の息子

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

息子の国へ
ユーモアがこれでもかとつまってた。舞台美術が素敵。

ネタバレBOX

母(羽場睦子)の偏愛をうけたような息子・正(古館寛治)は、息子・陽を育てる女(兵藤公美)の隣りに、自分の王国を作る。そこに、ガイド(古屋隆太)が母と、近親愛の兄妹(奥田洋平・野津あおい)を連れてくる…。

終盤、母に囚われたように、布の中に取り込まれる正に、結婚を迫る妹。いやおうなく結婚を受けれる正に、女にとり絡められる男の悲哀をみた。自分の国を作っても満足できないもどかしさとかね。

ぬいぐるみへの執着をもつ正が、ぬいぐるみの祭壇みたいなとこでみせる愛情が好き。舞台美術的にもポップな印象。妃にしようとする妹とのやりとりとか、そこだけみれば暖かなんだけど、自然と笑えてくる不思議がある。
妹役の野津が、正からのクレーム電話に応対する際にみせる軟体スキルがいい表現。
ウルフマン

ウルフマン

ウルフマン制作委員会

タイニイアリス(東京都)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/07 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました
面白かったです。後半時間が気になってしまったのは、
きっとちっちゃなイスのせいでしょう。

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

カンパニーデラシネラ

東京都現代美術館  パブリック・プラザ(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

とてもいい雰囲気
雨天による突然の会場変更や、機材トラブルなど、ゆるい空気の中での上演ながら、身体の説得力で、一気に客を惹きこむ出演者陣の芝居はお見事。
小野寺さんのアドリブなどもあり、和やかな空気の中、なかなか幸せな観劇体験ができました。
雨も上がって、屋外で行われた最後のほうのシーンは、ロミオの叫び声が柔らかな夕焼けに溶けていくような感覚が印象的。

作品的には、デラシネラの他の古典読み換えのような「新しい視点」の要素がもう少しほしかったかも。

【ご来場ありがとうございました】のんべぇい!

【ご来場ありがとうございました】のんべぇい!

SUMMER SONIC THEATER (サマーソニックシアター)

上野ストアハウス(東京都)

2012/05/03 (木) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

下町
チケットプレゼントにて鑑賞。なかなか楽しめた。

ネタバレBOX

下町に生まれ育った慶一(斉藤コータ)は、子供の頃より通った思い出の駄菓子屋が地上げの危機に瀕していることに憤り、署名活動など反対運動の中心になる。駄菓子屋の息子・トシユキ(矢嶋友也)が折れることになり、友人からも賛成派に回るものが出てきて混乱するも、家族を守るため、慶一は地上げのボス・ぼったん(小林涼太)の事務所へ殴り込み、酒飲み対決で賛成派の友人・アキラ(中山貴裕)と死闘を演じる…。

中盤の家族愛とかの部分で結構面白くなった。妻のさなえ(真寿美)との回想シーンもベタだけど好き。終盤の酒飲み対決は、動きとか照明とか、パワフルな舞台になってて良かった。特に、斉藤と中山は他の演技も良かったし。
駄菓子屋のおばちゃんを演じた平山せいも安定した演技。中年女性も老女も。

笑える箇所もあって、ライトなコメディ作品。ラスト、駄菓子屋を守っているアキラのもとへ、成長したねねが来て…ってのもシンプルながら好印象。

ちなみに、ちょっと登場人物が多い気。あと、慶一の酒に強いってのは印象が弱いかな。子役の子はけっこうしっかりしてた。慶一とさなえが抱き合うシーンの笑顔とか。

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