最新の観てきた!クチコミ一覧

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Ribbon

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ELTEN

劇場HOPE(東京都)

2012/04/28 (土) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

無題356(12-099)
14:00の回(晴 暖い)。13:32受付、開場、椅子席。14:02前説、の最中に一人、客席側から登場、舞台手前に目覚し時計を置き、奥で横になる……しばらくして、14:07目覚しが鳴る「ピピピピッ」。女性8人のダンス&パフォーマンス。15:12終演。

ネタバレBOX

よくわかりませんでした、ゴメンなさい。ダンサーの方がどうということではなく、振付ややって(扱って)いること…長めの繰り返し(これは個人的に苦手なので)、粉のポカリ、食べているものを無造作に(舞台上に)吹きこぼす、イジメ・DV(?)やエロチックなシーン、「イジメに敗けるなー」なんていう締め方。これはぬいぐるみを使う部分でも同じ。でも、客席からは笑いが聞こえてくるので、受け取り方が違うのかなとも思うのです。照明に塵が舞うのが見える…これもどうか。衣装は同じで上だけアレンジしているのですね、丈や袖、破いたり。
煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

孤独の先はどんちゃんさわぎ、人生の見せ場をとらえた快作
シチュエーションコメディでした。私たちは身過ぎ、世過ぎで頑張ってもあと数十年のいのちです。永遠には生きられない。熱力学第二の法則では形あるものは必ず滅びにむかってるそうです。自分が消えてなくなるその先を考えるドラマでした。孤独のさらに上位にある賑やかし。孤独の先を考えるこの人間たち。ああニンゲン、たかかがニンゲン、されどニンゲンといえるでしょう。人間の行いとして、堕落から聖人まで幅がありますが、どう生きてもたいしたことない数十年プラスアルファのさりげないものです。そのなかで、父親が娘にのこしてあげる父の印象は強烈でした。高校野球部の監督さんはもう少し悪事が足らない。亡き父親の不倫の子でお前は実は私の子ではない、などのひとひねりが必要ともいえる。深く考えるジンとくるポイントがたくさんあった秀作で火葬場ドラマ。

サージェント

サージェント

劇団 浪漫狂

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

パンフレット
パンフレットからはまったく予想できない内容でした。

こんな奥さんがいたら素敵ですね。

表現工房アルコーブがお贈りする恐らくたったの70分弱位の上演時間内でアナタのCMに対する考え方を多少なりとも変えてしまうという影響力に満ち溢れていて欲しいミューj(略)

表現工房アルコーブがお贈りする恐らくたったの70分弱位の上演時間内でアナタのCMに対する考え方を多少なりとも変えてしまうという影響力に満ち溢れていて欲しいミューj(略)

アトリエ凹アルコーブ

Studio Do Deux Do(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

歌詞が
歌中心ですが、コントも楽しかったです。

いまだにCM曲が耳に残ってます!

ちゃきん【終演いたしました!連日満員御礼!】

ちゃきん【終演いたしました!連日満員御礼!】

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

オールスター
時代とともに変わるものと変わらないものがあなと、改めて感じました。

のれ!ストレッチャー【無事終了いたしました!ご来場誠にありがとうございました!!】

のれ!ストレッチャー【無事終了いたしました!ご来場誠にありがとうございました!!】

KUUM17

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

お年寄り
お年寄りの芝居がすごかったです。

特に主人公のおじいちゃんが印象に残っています。」

I was Light【終演いたしました。】

I was Light【終演いたしました。】

エムキチビート

シアターサンモール(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

アイ ワズ ライト
生演奏・光の演出すごかったです!

芝居も笑えるとこからシリアスまで飽きることなく楽しめました。

FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

+1オールスターズ!
+1オールスターズかという顔ぶれで、12カ月連続公演の完結にふさわしい豪華さ! 

物語は少しずつ小出しにされる伏線に興味をそそられ、、
しかし最後には意外な人物が、、、と驚かせられる! 

FIRELIGHTに溺れていく人々の様が、アンサンブルの方々の
身体表現によりとても神秘的!


ただ、刑事役の鳥谷部譲&黒沢佳奈コンビは安定した演技でよかったし、
朝日望さんはお母さん役がまたもやはまってたし、
アンサンブルの椎谷万里江さんは神がかっていたにもかかわらず、

なぜだか新宿シアターミラクルで観た作品の方が、
舞台を観た満足感は高かったように思う。

あゆみ TOUR

あゆみ TOUR

ままごと

りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)

2012/02/25 (土) ~ 2012/02/25 (土)公演終了

満足度★★★★★

至福
ままごとの「あゆみ」が一区切りとの事なので最終公演を観に行った。昨年冬のあゆみに抱いた触れたら壊れそうなガラスの靴のイメージが一変。春の暖かな運動靴に変わっていた。会場ごとの照明、音響、観客の反応全てが合わさっての芝居。正解のないものを追い求める真摯な姿勢に只々恋い焦がれる。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

嘘かよ!
っと最後に突っ込まずにはいられない。谷節健在。
以前から大原さんのコミカルな演技を観たいと思っていたので存分に楽しませて貰った。ネコちゃん二人(匹?)も大変キュートで可愛いかった。

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました☆
北京蝶々はシアタートラムでの 前作「パラリンピックレコード」も観ましたが、

今回は関西のぬいぐるみハンターの池亀三太くんの演出。

ぬいぐるみハンターさんも一度観ているので、期待感ありありの舞台だったんだけど・・

船をチャーターしカジノ船にして200海里の外で合法的にカジノにしてしまうというお話。

そのベースにあるのはカステラとちゃんぽんしかない長崎に対する善・悪の両面から描いています。

中国のカジノ王、県議会議員、警察官、お金はあるけど刺激がない地主の息子、はたまたパチンコ業界からのスナイパーやギャンブルに魅入られてしまった彼氏とそれを救いたい彼女…

それぞれの思いが交錯し、それぞれのキャラも程よいバランスでした!!

ラスト近くの賭けるものがなくなり、自分の命を懸け地元長崎を守るべくポーカーのカードをめくるシーンは迫力ありました~。

どんでん返し的なエンディングも良かったし、カジノ船という非日常的な空間から、全く普通なシーンで終わるラストも映像的な演出も憎いねー!!

キャストさんでは帯金ゆかりちゃん、存在感あったなあ~。
堀越涼くんも方言も上手く、いい演技してました!
それに鬼頭真也くん、初めて観たかも・・しれないのかなあ?でもとっても印象に残る良い演技だったと思います。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★★

超楽しかったーー!!
前回の「悩殺ハムレット」を見逃してしまったので 超楽しみにしてましたー!!

言わずとしれた シェイクスピアの「マクベス」だけど、初めて見る人でも十分たのしめるんじゃないかな~

舞台装置や小道具を使わず まさに女体で勝負する感じでした。

歌ありダンスあり、そして もちろん あの柿喰う客ならではの "動き" も堪能できました。

平日のソワレだったけど 吉祥寺シアターは満席。バルコニーまでぎっしりでした!!

上演時間も 90分はちょうどいい感じ、

キャストさんも しっかりと個性が出ていたし、乗ってますねー 柿さん

個人的には、深谷由梨香、内田亜希子、岡田あがさ、葛木英あたりが とっても印象的でした。。 

次回も楽しみになってきたーー!!ですね☆


オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

オーシャンといえば・・
オーシャンズ11(映画も宝塚も・・)がつい思浮かべるような
気もするけれど、
今回はそれにラクダ色のアカギやへタレバンドマンなどが加わって、
役者たちも元気よく飛び回っていて、なかなか楽しめました。

ラストの帯金一人芝居も含めてなかなかの完成度だったな、と。

・・あとでもう少し書き足します(汗

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

BUS DRIVER【終了致しました。ご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★

しっとりと
ジーンと、運転手の心が伝わってきました。

ネタバレBOX

登場させる人物を選択したり、順番を変えたり、自由に妄想が見られる才能が羨ましいです。懐かしい人に会いたくなりました。

ただ、運転手の心象風景を語るためにナレーションを流すのは仕方ないのかもしれませんが、ナレーションの下で腕を組んで、うーんと唸られても芸がなく、何とかならないものかと思いました。
溺 愛~何かが足りない日曜日~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

溺 愛~何かが足りない日曜日~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

東京カンカンブラザーズ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

あっ!と言う間の濃い110分でした♪
110分ノンストップ!本当にあっと言う間に魅せてくれた舞台でした。

4つの区切られた小さな舞台でそれぞれの世界が、それぞれの「愛」で動き動かされ進んでいくさまを、時には共感し、時には別世界を怖いものみたさで、といろいろな視点・気持ちで見ることができて面白かったです。
自分のいろんな感情を沢山揺り動かされて、沢山運動(感情の)をした気分。
「溺愛」って「愛に溺れる・・・って書きますものね。と妙に納得w

あれだけ盛りだくさんの登場人物・設定で、最後はどうまとまるのかと
最初は不思議でしたが。。。
愛に溺れた彼ら彼女らが 泳ぎきったのかがとても気になります!

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

楽しかったです☆
ザ・エンターテイメントという感じで楽しめました。俳優陣も演出もとても良かったと思います。ただお話の内容が薄いというかご都合主義な感じで(苦笑)。もう少し欲望ギラギラで、場面やキャラに癖があっても良かったかなと思います。でも充分楽しめます。

ネタバレBOX

利権の構図がおもろい。青年がギャンブルで【負け続ける】という内容良かったと思います。
鄭明子(韓国舞踊)

鄭明子(韓国舞踊)

駐日韓国文化院

駐日韓国文化院ハンマダンホール(東京都)

2012/04/13 (金) ~ 2012/04/13 (金)公演終了

満足度★★★★

優美な韓国舞踊
韓国大使館の施設である韓国文化院での公演。
私は、そもそも「韓流ブーム」みたいなものには興味はなく、
むしろ、伝統芸術に興味と経緯を抱いている者ながら、
韓国伝統舞踊に対する知識は全くなく、
本当はレビューを書く資格なども無いのだが、
珍しい体験だったので、感じたままを書いていきたい。

韓国の伝統芸術には、恨(ハン)の国と言われるように、
日本人には大げさと感じるほど、悲しみを泣き叫ぶようなものもあったり、
勇壮な打楽器の音楽なども数回聴いたことがある。

しかし今回は、基本的には優美なものがほとんどで、
宮廷内で踊られたものなのかな、と感じた次第。
ほとんどが女性の踊り手によるもので、
男性陣は出番も少ないし、人数も少ない。
ただ、男性役者の舞踊は勇壮なものであった。

素人目に見た感想だが、前半の群舞では、やや不揃いな箇所が
あったように思えたが、後半は素晴らしくなったと思う。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★

後半がより面白かった!
前回は結婚式の物語だったことに、なにやら合わせたのかもしれないが、
今回は、お葬式、というよりも、火葬場での話である。

もちろん、この台本はだるま座さんの書下ろしではなくて、
私もかなり前、多分他劇団で、もっと広いホールで見た記憶もあるもの。
今回は小劇場なので、より濃密な舞台だったが、
前回は、うろ覚えながらもっとゆったりした雰囲気もあった気がする。
(これは好みの問題でしょう)

正直、前回の話が面白すぎて、前半から、見所満載だったのに比較すると、
今回は、前半はちょっと大人し過ぎる気がした。
鋼板の中せるシーンはさすがだし、また、今回はお婆ちゃん役の
剣持さんも相変わらず芸達者で、笑わせたり、イタコ役でほろりとさせたり。
ただ、私の祖母が、「自分の子供に先立たれることほど、辛いことはない」
と時々言っていたことを思い出し、
お婆ちゃん役は「面白役」だけで良いのかな? とも思った。

なお、私は中央の通路に面した中ほどの席に座ったが、
ここは、天井にあるクーラーの吹き出し口の真下。
開演前は、何度か、劇団の方が「寒い方は?暑い方は」と聞いてくれたし、
強い冷風が出ていたわけでもなかったので、
さほど気にならなかったのだが、開演後、クーラーが強くなって、
かなり寒い思いをした。事前に配られた毛布も肩に掛けたのだが…。
しかも、お芝居が始まっているので、「寒い」と告げる係員もいない。
私自身、今日は油断して薄着で来てしまったせいもあるのだが。
終演後、外へ出ても少々寒いくらいの陽気で、
本当にクーラーを入れる日和なのか?
たしかに、開演直前に「暑い」に手を挙げた方も、
数名後方にいらしたのだが、劇所まで歩いてきたらそれなりに体が温まることも考慮して頂きたい。

溺 愛~何かが足りない日曜日~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

溺 愛~何かが足りない日曜日~(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

東京カンカンブラザーズ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/04/26 (木) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

凄いことになっている!
昼メロ的な盛り上がりに加え、色々な箇所に心地良いボケとツッコミが散らばっていて楽しかったです。

ネタバレBOX

左上がチンピラ風男のアパート、右上が夫婦のマンション、左下が小説家の書斎、右下がキャバ嬢のマンションに区分けされていました。

私はこの劇団の作品で、以前「偶然の妙は良いのですが、法律や経済活動の常識を無視し都合良く解釈し過ぎていました」と書いたことがあります。

今回は、不倫、DV、いじめ、誘拐、妊娠、性同一性障害、癌、風俗…、項目を挙げれば凄いことになっていますが、偶然の妙を最大限駆使して四ヶ所の話を上手く一つにまとめ上げていました。法律的なことでツッコむシーンが無かったと言えばそれまでですが、よくもまあこんな話を作り上げたものだと感心しました。
春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

春を忘るな ご来場ありがとうございました!!!

ウンプテンプ・カンパニー

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/04/09 (月) ~ 2012/04/16 (月)公演終了

満足度★★★★

【竹組】象徴主義的、あるいは夢幻能的
前回の「ベルナルダ・アルバの家」が良かったので、今回は小さいバー兼劇場であるが、どのようなお芝居を演じてくれるのか、楽しみであった。

舞台(と言っても客席と同じ高さだが)には、枯葉が敷き詰められていて、もうそれだけで独特の雰囲気。

で、前衛ではなく、台詞の一言一言は意味があるものだが、
その台詞自体はイマイチ噛み合わない。
もちろん演技の巧拙の問題ではなく、そのように作られているのではある。
つまり、具体的な出来事として筋が進んでいくわけではない。
いわば「象徴主義」的ともいえる作風で、
ちょっと言葉にし難いような超現実的な雰囲気を醸し出している。

ただ、こういうような、雰囲気という柔らかいもののみで
長く続いていくと、さすがに、硬い骨が欲しくなってくる。

そこも計算に入れているように、雰囲気は変わる。
(以下ネタバレです)

ネタバレBOX

裸になったりはしないのだが、かなりリアルな「濡れ場」が登場する。
ちょっとびっくり。
しかし、この交わった二人は、異母兄弟であったことが、
女から告げられる。

女にはだらしのなかった男であるが、しかし、兄妹相姦には深く罪の意識を感じる。
結末は、ネタバレ扱いでも書かない方が良い気がするので触れないものの、
これまでの超現実的というか、象徴主義的雰囲気も、
得心がいくように出来ている。

というわけで、劇の作りとしては、やや前半部が長過ぎるのかも
しれないが、面白い趣向であったと私は思う。

ところで、もしかしたら源氏物語の影響もうけているのかな?
そんな気もした。
というのは、光源氏も若い頃は、いわばガールハンターで、
華やかな女性遍歴が長い物語の前半では繰り広げられるが、
「若菜」刊で物語は暗転…そこからは逆に、
自分の過去の罪~義母藤壺への思慕~を、認識させられることとなる…。
そういう、華やかな女性遍歴の前半~近親相姦の罪…という構成に、
共通項を感じた次第(そういう意図はなかったかもしれないが)。

あるいは「夢幻能」的かもしれない。
つまり、結局語っていたのはこの世のものでは無かった、
と解釈可能なので。

さて、残念なのは生演奏(凝っているが)の音楽である。
もっとも、前半部初めメインはピアノソロであり、これは良かった。
ところが、この公演は「竹組」と「梅組」という2組による
ダブルキャストで、しかも、俳優として出演しない組が、
生演奏に回るという。
これも趣向としては面白いものなのだが、
しかしながら、はっきり申せば、こちらは下手であった。
元々が役者なので、打楽器等、高い演奏技術を要する楽器は
担当しないのだが、それでも、「音に魂が籠っていない」のではなかったか。
唯一、三味線の担当がいて、プログラムに挟み込んであった告知によると、
交替制をやめて、いわば「三味線専任」となったそうで、それなりに期待もしたのだが、難しい楽器だけに、音を出すのが精いっぱいというところ。
やはり、音楽は専門の演奏家に任せた方が良かったのではないだろうか?

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