最新の観てきた!クチコミ一覧

130221-130240件 / 191566件中
ドロン荒野郷鉄線

ドロン荒野郷鉄線

白昼夢

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさに、死闘。
擬人化した電車達(役者さんは白塗りのアングラ)が全力で闘ってました。シュールだったりナンセンスだったりをこれでもかというほど全力で。クライマックスは神々しいほどの全力のバカで。この全力さがこの劇団のいい所なんだなと実感。受付で配られたマスクとレインコートで武装して、観ているこちらも全力で楽しみました。面白かったー!次回公演も楽しみにしています♪ ※追記あり

ネタバレBOX

ダンスの振付も担当している遮断機役の四戸くんがとてつもなく良かったです。開演前から遮断機として立っている四戸くんの姿を目の前で観ていて、既にチケット代の元が取れたと思いました。彼が人間を殺す最初の場面では、最早ヒトには見えずに。ゲシュタルト崩壊。
ソロのダンスパフォーマンスもラストも圧巻。ポージングと共に射るような目にヤラれて、目の前の席で得したなーと(笑)

クライマックスは、なんとかバレエ団のようでなぜか白ブリーフで(笑) コネクトジハードと★(悪の方、名前忘れましたw)の対比が腹痛いwwwwwwwwwww

ちなみに床には大量のウッドチップが撒かれています。配られたマスクは必ず着用しましょう(>_<)

(追記)

帰宅して当日パンフを見て、副都心線が笹木くんだと気付きましたwwwwwwww 北京蝶々の「オーシャンズ・カジノ」のDVDを観るたびに(大好きなので毎日観てますマジで。)白ブリーフのコネクトジハードがフラッシュバックするようになってしまいました。どーしてくれるんですかwwwwwwwwww 恐るべし白昼夢・・・!!
Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★

素敵な時間を過ごせました☆
初、劇団競泳水着でした~なんだか可笑しくて、愛おしいというのは観て体感しました。タイトルはストーリーによく合ってると思う!役者さんが魅力的な方ばかりで、あっという間の一夜でした(^^)舞台セットも好きな感じで、台詞のやり取りや展開の感じもスンナリ入ってきて、また観に行きたい劇団です。

コクーン歌舞伎第十三弾 『天日坊』

コクーン歌舞伎第十三弾 『天日坊』

松竹/Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/07/07 (土)公演終了

満足度★★★★★

見事、平成新歌舞伎の誕生
いえ、これは、黙阿弥の原作があるそうですから、厳密に言えば、新歌舞伎とは言えないかもしれません。

江戸時代以降、上演されていないそうで、さすがに、大正14年生まれの、最後の歌舞伎劇評家だった父も、これは観ていません。

家に、先日まであった黙阿弥全集も処分してしまって…。

だから、どこからどこまでが、クドカンさんの創作なのか、全く不明ですが、
野田歌舞伎や、三谷歌舞伎に比べて、この演目は、しっかりと、歌舞伎の基本を押えた、真っ当な純歌舞伎だったと思います。

36年前に他界した父にも、見せてあげたかった名舞台でした。

白井さん、真那胡さん、近藤公園さん等、畑の違う役者さん達も好演され、すっかり、歌舞伎役者さんの中に溶け込んでいて、感心しました。

黙阿弥の原作の良さを活かしながら、脚本も、演出も、現代仕様にしている、手際の良さが、鮮やかな印象でした。

大詰めの切なさと美しさは、コクーン歌舞伎の初演の「三人吉三」に次ぐ名場面でした。

歌舞伎ののんべんだらりとした殺陣も、現代調に、スピードがあり、昔からのご贔屓筋には眉をしかめられるかもしれませんが、私は、歌舞伎は、昔も今も庶民の娯楽であってほしいと念じているので、今風に、自然な変換があるのは、肯定したいと思います。

ネタバレBOX

誰が、何役かとかを、幕や、看板に書いてあって、観客への配慮があると感心しました。

以前、平成中村座で、笹野さんがまだ出ていないと、隣の席で、喧々諤々論議が上演中に繰り返され、無名の部屋子さんが笹野さんだと断定したりする観客に遭遇して、歌舞伎以外の役者さん等は、特に、なじみのない老齢の観客には見分けがつかないと感じていたので、これは、名案だと思いました。

江戸時代の天一坊事件に材を得た、演目。

天日坊役の勘九郎さんは、誰が親かもわからない孤児で、自分のアイデンティティに悩む内、ひょんなことから、悪事に手を染めてしまう若者の弱さを好演し、現代にも通じる、若者の疎外感や、存在意識の不確かさ等を、クドカンさんの好脚本を生かすように、丁寧に演じて見応えたっぷりでした。

七之助さんは、伝法な悪女役が、益々板に付き、今後が楽しみな女形振り。

獅童さん、亀蔵さん、巳之助さん、新悟さんも、普段の歌舞伎演目ではなかなかできない役柄を、楽しんで演じられてる様子で、こちらまで、嬉しくなりました。特に、巳之助さんは、高窓太夫への恋慕の情を、ユーモラスに言う科白がお上手で、ビックリ。これは、お母様の血も影響していそうに思いました。

三谷さんの書かれた歌舞伎は、私には、なんちゃって歌舞伎のような印象で、期待ハズレでしたが、クドカンさんは、以前、不評だったゾンビ芝居の時も、人物の心情を細やかに活写した脚本が秀逸だと感じました。

今回は、黙阿弥の下敷きがあるので、尚更、歌舞伎の態を骨組みとしてしっかりと歌舞伎の演目として、一級品に仕上げられたと感服しました。

天日坊が、何度も、「マジかよ」と、現代若者言葉を連発しても、しっかり歌舞伎の科白に聞えたのは、Wかんくろうさんの功績故と強く思います。
サプライズにもほどがある

サプライズにもほどがある

トツゲキ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

トツゲキ倶楽部「サプライズにも ほどがある」観た
素敵な話で、 観ていて、気持ちが暖かくなる。 楽しい芝居だった。
前田綾香さんを観に行ったのですが、眼鏡っ娘になっていて、サプライズ! 出演者の皆さん、それぞれ魅力的でした。次回公演も、観に行きたい。

ネジ工場

ネジ工場

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

余分三兄弟
演出家・高羽彩の腕力を見た気がする。

ネタバレBOX

社会風刺をまぶしつつ、味わいは人情喜劇。
といってもそれほどウェットではない。
こういう芝居観ると美術は具象の方が好きだなと気付く。
毎回必ず一定レベルを越えてくる安定感には感心するが、
こんなもんじゃないだろうという思いも残った。
10年目のペンギン

10年目のペンギン

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

クオリティ高いです
セットはかなり作り込まれていて、楽しんで見れました。スクリーンの映像化やオープニングの箇所は印象的で好きです。舞台の芝居だけれど、TVで学校ドラマを見ているような感じもしました。
お客さんの空気も暖かく感じ、他の方も書かれているようにグダグダ感が笑いを誘う。アドリブ的なツッコミやガヤがくどくなり過ぎているところの好き嫌いもわかります。キャラの濃さと演者がフィットしてますね。音響は少し大きいかな 。尺はもう少し短いと嬉しいです。客席はもっと入ってよい内容だと思います。周りにも勧めたいです。

ネタバレBOX

ポイズン先生もペンギンもキャラが空気のように感じる濃い流れは良いと思います。カエルの王女さまや原監督など、GTOも再びやるし時事ネタへの応用性高いです。しかしポイズンや蜷川先生のネタはちょっとやり過ぎでは。SEも抜けてる箇所があった気がします。充分面白いしメッセージ性も盛り込めるから、下ネタはそんなに入れないで欲しい気もします。ゲイネタも隣席のおばちゃんが沈黙してたのが無言の重圧だったので、ビバリとルイくらいでまとめて欲しかった。ペンギンの中身が気になる。時間なくてアンケートそんなに書けなかったけど面白かったです。
血みどろ君

血みどろ君

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

持ってくエネルギーが凄い
血みどろ君を見ました。半券は飴、しかもペコちゃんじゃない。演出なのかわからない寒過ぎる空調。そしてシュールな展開のわからない話。謎に包まれる空間で、別役実さんのような面白さが醸されています。
照明が少し動きと合っていない感じも見受けられましたが、よくわからない設定を無理やり持っていくエネルギッシュなテンポや台詞回しは個人的にかなり良かった。アンケートはないにしても、役柄や写真とか少し欲しいです。名前わかりませんが、多分藤吉さんと合羽の女性は、早台詞と動きが特に良かったと思います。そして歌が思いの外みなさん上手くてびっくり。面白かったですが、思ったほど客席からの笑いがなくて残念です。あの空間だから良いのかもしれませんが、セットをしっかり作って、大きい小屋で見てみたいとも思いました。面白いので一つを短くして3本を一度に見れたらとも思いました。

ネタバレBOX

リアルに最寄りがセブンなら素敵です。血糊が多過ぎてわかりにくいかも。個人的にはヤンキーの設定が重過ぎないようにツンデレ系にしたり、レイプよりもヤリチン、50万より37万くらいの半端な感じが好きです。
リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

大音響は迫力あり
再演でしたが、2012年の話でした。

ネタバレBOX

ボーカルが引き抜かれたロックバンドの再興を巡る話に、片思いの連鎖のような男女関係と、原発事故による立ち入り禁止地区にある牧場に集められた牛を助けるために牧場の扉を爆破しようとする話が一緒になったストーリー。

ところどころでラブレターのメロディが流れ、少し切なくさせられ、ラブレターは男性が歌った方がしっくりくるとは思いましたが、ラスト近くに高橋由美子さんが朗々と歌い上げました。この曲が聴きたかったので、まっいいか。

別れた妻との間に高校生の子供のいて、三ヶ月前まで過激派だった男が爆弾を作る手助けをしていました。昔風の過激派とは発想が古臭いです。昔の話と原発事故を一緒にしたことに無理があったように思えます。

「牛を殺すな、鹿殺せ」の鹿殺しの丸尾丸一郎さん演じる警察官が爆破未遂事件に加担していたということで警察がもみ消したという解決法も、革命好きの正義派としては如何なものでしょう。

高橋さんにだけ裸エプロンなどと喋らせたのは失礼千万でした。

最後の最後には客席から手拍子や曲の後の拍手が起きましたが、きっかけを失ったとはいえ途中まで拍手や手拍子ができなかったことに申し訳なさを感じています。
水無月の云々

水無月の云々

中津留章仁Lovers

タイニイアリス(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日満員御礼
中津留さんの ガチな芝居がpapasanも大好きなんですが、 新作であるこの作品も とっても熱いお芝居でした !!

とある商店街にある 店主一家の ごくありふれた茶の間を舞台にしたワンシチュエーションのドラマ・・

店主の長男が 自分の弟を殺害してしまったという過去をもち、誰もが それに負い目っを持って生きている。

そのことが 家族や周りの人間にも常に意識の中にあり 一見ごく普通の家庭にみえるけれど 心の奥底にあるものを、誰も口にしようとはしない。

前半はテンポもあり、笑える部分もあったりと 立ち上がりからストーリーに入り込めました。

5分の休憩をはさんで 本家 TRASH MASTERSのような 大転換はなかったけれどね・・

後半は その一家にずーーっと のしかかっていた 「叔父-甥」 の殺人事件には 実はとんでもない・・

真実があったのです!!!

休憩5分はあったものの 上演時間3時間10分 あの狭いタイニイアリスのベンチ椅子、お尻は悲鳴をあげてたけど  濃~い中身のお芝居でした。

キャストのレベルもなかなかのものだったと思うし なにげない日常のなに 刻々と変化していく お互いの心理が巧く表現されていたと思います

そして・・・  あの予想だにしなかった結末・・・(これは言えません!!!)

胸締め付けられるような感じのラストシーンは 凄かったです!!

それにしても タイニイアリスは立ち見もでるほどの満員状態、 そして 調子が悪かったのか??

エアコンが効かない状態で めっちゃ暑かったんですよ。

基本暑がりのpapasanだけかと思ったら 休憩時に 老若男女 みんな「暑かったーー!!」って言ってたので やっぱりかなり暑かったのですね。。


しかし・・・ ラストでのセリフに

「どうして こんなことが起きてしまったのか??」

「それは・・・この・・暑さのせいよ・・・」  

もしかして・・ あの暑さも 演出???

藪原検校

藪原検校

こまつ座

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/06/12 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

野村萬斎さん
こまつ座で藪原検校で野村萬斎主演ときたら行かない訳にはいきません。醜悪な主人公をとても魅力的に演じた野村さんに魅了されましたが、もっと灰汁の強い舞台でも良かったかなと思います。

つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~(東京)

つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~(東京)

劇団扉座

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

高揚感
私はつか演劇をしらないから、この公演でノスタルジーにひたることはできないけれど、そのぶん、全く新しいものとして見る事が出来たと思います。わけのわからない高揚感につつまれて帰宅しました。演劇ってやっぱり肉体を駆使、酷使してこそという気がしてきます。

リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

おぢさんおばさんの感性に
古い脚本を、3.11に即して直したのだろう。演出が鴻上さんなので、おじさん的小ネタ!が多く、楽しめるかは、観客の世代に依るものが大かも。サザンシアターの中バコを、ライブハウスにした美術が面白い。

10年目のペンギン

10年目のペンギン

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しませてもらいました
祝10周年。これは劇団誕生秘話かな?とにかく一生懸命で、バカバカしくて、大いに楽しませてもらいました。主宰とザンさんのアフターショーも素敵です。

リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★

ロックと反抗
ブルーハーツの沢山の名曲を劇中歌として用いた、大人になっても夢を捨てきれず、反抗する人達を描いた作品で、笑い、恋愛、裏切り、アクション等が盛り込まれ、エンターテインメント系の王道を行く作りでした。
8年振りの再演とのことで初演は観ていないのですが、今の社会状況を反映した設定になっていたので、初演版そのままではなくて改訂したのだと思います。

メジャーデビューを目指しながらも上手く行かないバンドが崩壊の危機に陥り、社会的に間違った方向へヒートアップしていく話に、2つの三角関係が絡み、苦々しい終焉を迎える物語でした。
舞台の異なる場所で別のシーンを次々に繋いで行くスピード感のある演出で飽きさせませんでした。物語とブルーハーツの曲の歌詞が巧みにリンクさせてあって興味深かったです。子供っぽいベタな感じの笑いが多用され、古臭さを感じました。話の展開上、仕方がないのですが、頻繁に携帯電話の呼び出し音が鳴るのは不快でした。

原発問題、在日朝鮮人、過激派、警察の隠蔽体質といった社会的なトピックが多く盛り込まれていましたが、表面的に描かれるだけで、物語の展開においてあまり関わりのない要素もあり、ただのエンターテインメント作品ではなく社会のことも考えているとのポーズを取っているだけに見えて興ざめしました。

出演者はオリジナルの甲本ヒロトさんのヴォーカルとは異なる洗練された歌い方で、それはそれで楽しめましたがしたが、原曲の荒々しい魅力が損なわれているように感じました。
丸尾丸一郎さんは他の出演者達に比べて一般的な意味での歌唱力が圧倒的に低かったのですが、それが役柄にも合っていて、演技も含めて一番魅力的に感じました。

マグダライブ!!

マグダライブ!!

ネルケプランニング

SHIBUYA-AX(東京都)

2012/06/18 (月) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった。
2日目と3日目を見に行ってきました。

第一弾~第四弾までの出演者がレギュラーや日替わりゲストで出演して、懐かしい歌を聴くことができました。
オールスタンディングでなかったら、1日目も見に行って岡田さんの歌を聞きたかった。

ライブなのでペンライトOK。
出演者もお客も騒いでお祭りのようでとても楽しかったです。


このライブのDVD発売や第五弾の新作舞台も発表になり、11月末が楽しみになりました。

『ザ・ベストハウス123 on Stage!!』~おかしなおかしな探偵物語!…は、コレだ!!~

『ザ・ベストハウス123 on Stage!!』~おかしなおかしな探偵物語!…は、コレだ!!~

フジテレビジョン

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/06/23 (土)公演終了

満足度

大きい声では言えないんですが
ビックリするほど面白くなかったです。
本当に、言葉がないほど……

帰りのエレベーターで一緒になった女性二人がものすごく怒っていました。
見ず知らずの私に「面白かったですか?!」と詰め寄ってきたほど。

ある意味、貴重な経験をさせていただきました。

登場する芸能人(芸人)の誰かの熱烈なファンとかでない限り、楽しめないと思います。

ネタバレBOX

お芝居や舞台というよりは、「ファンクラブの集い」みたいな感じです。
クイズあり、歌合戦(←マイクハウリングひどかった)あり、似てないモノマネあり、あまり面白くない内輪ネタあり。

そういう意味では、さすが戦国鍋舞台の穴吹さん(脚本)ですね。
人斬り海峡

人斬り海峡

タイガー

OFF・OFFシアター(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストそー来るか!
作者が愛する『仁義なき戦い』の
“一度やってみたいシーン”をみんなでやってみた感じのヤクザもの。
これが笑ってるうちにびっくりの結末で、客席が一瞬シーンとなった。
やっぱり『仁義なき戦い』だ・・・。

ネタバレBOX

裏切りだの内通だのといったお決まりの出来事に加えて
まー、おかしなキャラがいっぱい並んだこと。
組長(亀岡孝洋)が貫禄あって(頭も)本物みたい。
血気にはやる組員山崎(野仲真司)、下ネタ込みの活躍に勢いがあって
指を詰める所なんかとても面白かった。(血が出なかったけど)
インドから来た刺客・ラジャライオン(宮本正也)、
なぜか鳥取から呼ばれたらしいがクールな天然で、いでたちからして可笑しい。

それにしても「例のブツ」って何よ?
チャイナ・マフィアだからひょっとしてパンダかと思ったが
あのアタッシェケースには入らないな。
中から光り輝いてたし。
あの盛り上がり方、私も後ろへ回ってのぞき込みたくなった。

最後まで「例のブツ」を引っ張ったのが良かった。
そして何と言ってもラスト。
そーかそーか、そー来るか。
客席マジで一瞬シーンとなった。

下ネタ結構だが、田舎へ帰ってカタギになるのに“天狗”はまずいと思う。
シリアスなヤクザもいけそうなキャラだからこそ、あの外さない笑いが起こるのだろう。
とっても面白かった。
水無月の云々

水無月の云々

中津留章仁Lovers

タイニイアリス(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしいという以外になし
 初見の舞台であった。劇場はタイニイアリス。良い劇場だが、ホントに小さい。そして、最近、改善されたものの、長時間の公演はお尻が痛くなる、という小劇場特有の事情もある。2時間半の上演とアナウンスで聞いて、珍しいな、と思う。この劇場は随分通っているが、休憩を5分挟むとは言え、2時間半の公演に出会うのは、自分がこの劇場に通って初だ。但し、舞台上のセットを見ると、これも、凄い。世界的な演出家である、李 潤澤氏が引き連れて来た“コリペ”の“屋根裏の床を掻き毟る男達”の舞台セットの素晴らしさに拮抗する物を感じたのは自分だけではあるまい。
 この感覚は裏切られなかった。舞台は、実に他愛ない引っ越しシーンから始まる。と言っても、普通の引っ越しとは若干違う所が味噌だ。段々、この家族が、とても良い雰囲気なのによそと違うことが明らかにされてゆく。

空の記憶

空の記憶

演劇集団阿吽

スタジオAR(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

泣かないアンネ・フランク
「アンネの日記」を書いたアンネンフランクは
隠れ家から強制収容所に連れて行かれ、7ヵ月後にその生涯を閉じた。
そして父オットー・フランクは91歳まで生きている。
物語は、91歳になったオットーが
アンネ終焉の地ベルゲン・ベルゼンを訪れるところから始まる。
相変わらずのど元過ぎればきれいに忘れるダメダメな日本人を
痛烈に批判する鋭い視線をもった舞台だった。

ネタバレBOX

冒頭ひとりの男(蓮池龍三)が登場して語り始める。
「ここはベルゲン・ベルゼン、無数の命が奪われた場所・・・」
ベルゲン・ベルゼンというあまりなじみのなかった地名が
抑制の効いたトーンだがリフレインの度に痛切な響きを増していく。
声と言葉に人類の忘れかけた“失敗”を呼び起こす力があって一気にひき込まれる。

91歳のオットー・フランクはようやくこの地へ足を踏み入れた。
アンネとマルゴー、二人の娘が最期を迎えた場所。
一人生き残って「アンネの日記」を出版し、これを広く世界に訴えるため
精力的に講演活動などして来たが、やっとここへ足を向ける気持ちになったのだ。

そこへ白い衣装のアンネが現われる。
15歳で亡くなったアンネは、50歳になっている。
化粧っ気を排して少女がそのまま中年になったようなアンネ(熊谷ニーナ)。

隠れ家でのこと、「アンネの日記」が世界中で読まれていることなど
二人の思い出話は尽きないが、アンネの言葉は次第に核心に迫って行く。

「私たちを乗せた長い長い列車は砂漠の中を走ったのではない。
 ベルゲン・ベルゼンへ行くまで町中を通って大勢の人がそれを見ている。
 だからきっと誰かが助ける準備をしているはずだと信じていた──」

「収容所でお母さんは私の為にパンを盗んだのよ。
 私の為に、あのお母さんが!
 そして痩せこけた顔で笑ったのよ」

「100人以上の子どもたちが外で待たされている。
 ガス室がいっぱいで入りきらないから、順番を待っているの。
 これは一体何?
 ちゃんと見なさい!見るのよ、この事実を!」

そしてアンネの素朴な一言が胸を突く。
「せっかく生まれて来たのに・・・。
 大人になれないうちに死ぬなんて」

“泣かせどころ”などという陳腐な山場などないのに、観客は終始誰かしら泣いている。
しかしアンネ役の熊谷ニーナさん、この人はこの舞台で泣かない。
この設定でこの台詞なら誰が考えても泣くのは簡単なのに
「世界よ、私の声を聴け!」とばかりに決然として立っている。
こんなのおかしい、泣いている場合か!と収容所で己を叱咤し続けた
15歳のアンネ・フランクが今も疑問と怒りにまみれてそこにいる。

作者の浜祥子さんの台詞には、取材を重ねた事実ならではの説得力がある。
アンネがその怒りと無念さをぶつける相手として
生き永らえて戦後再婚もした91歳の父親という設定が良い。
父に対する尊敬と甘えを帯びて全てをぶつける娘、
家族を一人も救えなかったのに新たな家族を得たという、痛恨の思いを抱く父。

オットー(側見民雄)が若々しくどう見ても60代くらいで91歳に見えないのが残念。
父親の“生きているうちにこの地へ”という思いが伝わりにくい気がする。

前半、アンネの台詞が少し抑え気味で単調に感じた。
もっと少女らしい振れの大きさがあればメリハリがついたかと思う。
後半話がシリアスになり台詞も大きくなるが、そこへ行くまでが長く感じられる。

タイトル「空の記憶」が若干弱くて勿体ない。
舞台を見れば、この“見ていたのは空だけだった”歴史の哀しみが理解できるが
“もうひとつのアンネの日記”や“ベルゲン・ベルゼンのアンネ・フランク”を
史実と結びつけて訴えかけるようなタイトルがあったら
もっと多くの人を惹きつけるような気がするがどうだろうか。

あの悲劇は、一人の独裁者の狂気によって引き起こされたのではない。
世界中があれを放置したのだという鋭い批判。
目を見開いたまま死んでいく者たち。
その目にベルゲン・ベルゼンの空が映る。
泣かない少女が、射るような目でこちらを見ながら裸足で立っている。
ハンドダウンキッチン

ハンドダウンキッチン

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

蓬莱さんのセリフ、問いかけるものは、いちいち凄い。そして、終始、静かで少し重いものが残った。
郊外の人気有名レストランに、また一人、新たなコックが加わることになった。
しかし、そこで見たものは、外から見たイメージとは異なるものだった。
地味でも本当に「おいしいものをお客様に提供する」という、これまで当たり前と考えていたことに、疑問符が投げかけられる。
料理の値段は適当に決められ、毎日の特別メニューは、味ではなく、見た目のインパクトや派手さが重視される。
本当においしいものは何なのか。
客は、何を求めてここに来るのか。
矛盾や問題を突き付ける蓬莱さんのセリフは、重く、いちいち納得、考えさせられてしまいます。

やさぐれた感じの仲村トオルさんの静かな迫力、
こちらも静かで独特の雰囲気のYOUさん、
江守徹さんは、終始穏やかに語る。死別した妻のスープを再現しようと色々試すのですが…。
いつもはおっとりした感じの柄本佑さんは、ひとり、一番普通の常識人を演じる。

ベテランぞろいの面子も面白く、見た後、何か、ずしりとしたものが残された気がしました。

このページのQRコードです。

拡大