最新の観てきた!クチコミ一覧

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霧ぬけて

霧ぬけて

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

群像劇風に少々変わった人たちやメンタル病んでいる人たちが出てきていろいろ発生し、その展開自体は面白い。ただ最初、人間関係がわかりにくいままストーリーが進んでいくので、事前に配布されるプログラムの登場人物に目を通しておいたほうが良い。

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。
将棋を軸とする愛溢れるストーリーに、最初から最後まで目が釘付けでした。
そして、AIと人間について、改めて考えさせられました。
役者さん達は魅力的な登場人物達を好演していて、全ての役者さんが良かったです。
とても素敵な舞台で、心が温かくなりました!観劇出来て良かったです。

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

さすがラビット番長!ラビット番長の舞台は久しぶりですが、ほんとすばらしかったです。私は将棋を指しませんが、でも、最後は泣きました。Superflyの曲が流れた瞬間に涙ボロボロでした。あと、開幕前のMUSEの曲も最高でした。ラビット番長の選曲にセンスを感じました^^ さて、舞台の内容ですが、非常にわかりやすく最高でした。演出も舞台のセットも申し分ありません。私はニコ生にどっぷり使っていたこともあり、当時のことをかなりリアルに思い出しました。あと、そうそう、iMacの空き箱よく探してきたな‥です。ほんと最高の時間をありがとうございます。知人に舞台がんがん勧めますね^^

成り果て

成り果て

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昼公演、観劇してきました。
あらゆる愛情(親子、師弟、兄弟、友達)があふれる物語。
師匠の弟子を振り返る語りにもろに撃ち抜かれ、おいおいと涙してしまいました。
涙しているのに、笑いを取ってくるの、ずるいです。
千穐楽まで多くの方に見ていただきたい作品です。

an-mon

an-mon

team UZU.UZU

シアター711(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これはある地底アイドル(=地下アイドルの下)のLIVE。この妙な面白さは昨年観たPeachboys最終公演、『ピーチボーイズ〜新性器エヴァンと下痢男〜』に近い。人に熱心に薦めるような作品ではないが、「じゃあつまらないか?」と問われたらそんなことはない、かなり面白かった。要するに伝え辛い楽しさ。本多劇場グループの創設者、レジェンド本多一夫氏91歳!率いる小劇場アングラ・オールスターズ。本多一夫氏は俳優としても舞台に降臨する。

箱馬の上に置かれた一本の水の入ったペットボトル。それを見つめる日南莉緒菜さん。一人また一人と舞台袖から現れる役者達。皆ゼッケンに自分の誕生日を付けている。

測量船ビーグル号に乗った若きチャールズ・ダーウィン(小林桂太氏)、世界中を航海し生物の分布を観察、自然選択説に行き着く。

4人組の地底アイドルグループ、アンモナイツ。「私達、古生代アイドル、an-mon-nights!」
どこかのイベントスペースでサイン会を開いているが無論誰も来ない。
日南莉緒菜さんはもろアイドル顔でどっかの元メンバーだろうと思って観てたが全く違ったらしい。
大図愛さんは流石。多分一番人気が出るタイプ。
凜果さんは衣装振付も担当、多才。この衣装はイケる。
飛田大輔氏も色物かと思わせてキッチリハマる。
普通に活動していても成立するクオリティー、4人のバランスが良い。
全く売れないアイドルグループが自分達が生き残る術をダーウィンから学ぼうとする物語。“もしも地底アイドルグループがダーウィンの『種の起源』を読んだら。”根底にあるテーマはmétroの『REAL』と同じ。世界の激動と先行きの不安に揺れる日本人の集合的無意識は同じ音色で響き合う。月船さららさんと森ようこそさんの共振。

謎の婆さん、佐藤梟さんが現れて「羊の絵を描いて」と頼む。『星の王子さま』じゃないんだからとあしらうもしつこい。仕方なく描いてやると御礼に望みを叶えてくれると言う。半信半疑でペットボトルの水を飲む4人。異世界に吹っ飛ばされる。アングラ地獄巡りの始まりだ!

ネタバレBOX

ダンサー、三浦ゆかりさんはグラスと瓶と踊る。多治見智高ジーザス氏のヴァイオリン伴奏。
中村天誅氏の応援団。好井子ユミさん(=チンドン好井さん)は闘魂マフラーとチンドン太鼓で加勢。
田中真之氏は人魚が見たくて少女の眼球を抉る男。
バレエの福島梓さんはテープをレーザートラップのようにステージ中に張り巡らす。台湾女優スー・チーっぽかった。ウクレレ。
のぐち和美さんはガラパゴスゾウガメ?
森ようこさんと長谷部洋子さんは黒白デュオのように対称的に踊る。

本多一夫氏は伝説のアイドル、「BEAGLE GO」としてアンモナイツに啓示を与える。2年前に虹企画/ぐるうぷシュラ98回公演を観に行ったが、主宰で構成演出出演の三條三輪さんは99歳だった。(戸籍と実年齢が2歳違うそうだ)。しかも当時はまだ耳鼻咽喉科医としても現役。(現在は女医は辞めたが女優としては活動中、来月102歳)。本多一夫氏はまだまだ行ける。

ダーウィンの提唱した進化とは進歩ではない。生物の進化、方向性選択とは環境に適応するだけのものであり、一つの方角(目的地)を目指して向かっている訳ではない。環境に適応する為に時には自らを劣化させることさえある。「自然淘汰」のメカニズムの中で偶然環境に適応した「突然変異」を持って生まれたものが偶然生き残る。結果として生き残っただけで全ては偶然に過ぎない。重要なのは与えられた環境で前向きに肯定的に生きていくポジティヴ・シンキングの姿勢。生き残れないかもしれないけど、それはただの結果。プロセスを楽しむのが人生だろう。
ポオの眷属たち

ポオの眷属たち

かはづ書屋

新宿眼科画廊(東京都)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/13 (土) 12:00

木々高太郎と小栗虫太郎を「探偵役」に据えた中編2編。片やギリシア悲劇の引用もあるシリアス系、片や古典落語の引用があるコミカルタッチと対照的だがどちらも「推理もの」として成立させているばかりでなく引用元を知っているとより楽しめるシカケが巧み。
また、配役が的確と言うか衣装も含めて文字通り「役柄を体現」していて会場サイズもありまるで時空を超えてその場に居合わせている感覚。これぞかはず書屋だぁね♪

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

人形が生きているようで、見応えがありました!
ただ残念だったのは、前方の席の方で、人形があまり見えなかったことです。
操っている演者さんはよく見えたのですが…

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

虹色ぱんだ

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1時間半は短い!
妖さんたちのキャッキャした感じと物語の根底にある燃え滾る怨念のギャップが印象的でした。
童たちの無邪気さもまた良い。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日観劇。舞台は消防署の日常で、大きな事件は起こらないけれど、そこで働く人たちや周囲の方の思いや揺れる気持ちが丁寧に描かれていました。派手さはなくても、何も起こらない一日の大切さを感じられて、心に残る台詞も多かったです。役者さんたちの演技も自然で魅力的で、観終わったあとに温かい気持ちになれる作品でした。静かな一日こそ守りたい、そんな想いが伝わる舞台でした。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

クスット笑えるお話で消防署の事がよく分かり見応えが有りました

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とある日常の消防署の中に笑いあり涙ありで、すごく楽しめた。実力のある役者さんたちでこそ成り立つ舞台だと思いました。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

結論を出す事が期限付きで要請された密室の会議、という設定でどれだけの作品が書かれたか知れないが、「12人の怒れる男」なる名作の影響の大きさと作品自体のクオリティの落差が無い、のかどうなのかさえ検証不能な程スタンダードなあり方を呈している。
日本人ならまず「12人の優しい日本人」がこの作品のパロディ界隈では嚆矢でであり孤高に君臨しているが、コメディとして抜きん出ていてもやはり原作の持つ精巧さとメッセージの強靭さには叶わぬな、と今回改めて思った次第。と言っても今回初めて議論の進行の仕方、問題点が浮上する順序に僅かな不自然を見出し、やはり矛盾がなくしかも面白い完璧な脚本は中々存在し得ないものだな、とも。
長い前置きは閉じて。
公演ごとにテキレジが大胆になる印象のハツビロコウであったが、今作は手堅く原作に忠実な(とせざるを得ない脚本でもあるか)芝居の作りであった。ただし本作の正しい審判のあり方を巡る議論とは別にもたげて来る世情を映したやり取り、例えば人種の違い、貧富の差(容疑者もスラムの出身)、高齢者差別(軽視)等の要素が(時代はそれ程特定しないが)噴き出す部分で、ハツビロコウは現代日本いやあの突如躍り出た政党という徒花を見ている今現在誰かの口から吐かれて不思議でない台詞(翻案に近い大胆な翻訳か)を言わせていた。
民主主義の崇高さ、その可能性を説く教科書のような作品だが、場所、時代は戦後アメリカ。日本で作品を味わう時はどこか人種差別はアメリカにあるもの(黒人を奴隷としていたし)、スラムの住人が居る国情も移民大国アメリカのもの(日本は平等主義が強いので格差はあまりないが某国は実力社会)という感覚であった。今の日本はこの物語を「遠いの国の話」と安全なフィルターを通して受け取る必要がなくなった。自分の国で起きている事として見ている瞬間が幾度かあった。面目躍如。役者の揃え方にも大いに興味あり(大半を知らなかった)。キャラが粒立ってこその「12人」であり、この座組のユニークさ、魅があった。自分的にヒットは桟敷童子の稲葉氏の3番。最も観客の心を掴むあの役は、ああ彼に振られたのかと、そこも注視していたが、流石であった。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

消防署内の日常生活を描いたドラマ作品でした。ほっこりしました。

紙を共に刷りぬ

紙を共に刷りぬ

コメディアス

小劇場 楽園(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

(笑えた度)4(今感)5(完成度)5

初見だったのですが、うまく言葉が見つかりません。
世の中には恋愛リアリティーショーなるものがありますが、
それのコメディ版、
コメディーリアリティーショーとでもいうのかな。 

コメディ部分は殆どがアドリブか、と見紛うばかりのリアル感。演技してる感がゼロ。

いやー、笑いましたし、感心してました。

ネタバレBOX

その昔、深夜番組で、素人のお爺さんを連れてきて、
燃えないゴミと燃えるゴミを分別させる、というのがあって、
真剣に燃えるか燃えないか考えているお爺さんが○ぬほど可笑しくて腹を抱えて笑った記憶がありますが、
その時の感覚に近いですね。

もちろんこれは芝居なので本があるのですが、
限りなくリアルに作り込んであって、
どこかのオフィスを覗きこんでいるよう。

コピー機の使い方というシンプルなワンイシュー、
あれやこれやの試行錯誤で100分のうちの大半の時間を費やすのも感心しました。

本来、私はコメディがここまで完成していれば枝葉のストーリーは不要と思う派なのですが、
シンギュラリティ後の世界は今年後半、
まさに急速に意識下に現れた外せないテーマだと思うので、
それをさりげなく持ってきているところには慧眼を感じます。
ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すごく楽しめました。消防団の日常を垣間見れたのはもちろんことですが、ノイジーマイノリティについてもいろいろ考えさせられました。あと、YouTube脳のお母さん、あのキャラいいですね^^ 楽しい時間をありがとうございました。

ひのないところに

ひのないところに

青春事情

駅前劇場(東京都)

2025/09/24 (水) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

25周年記念公演初日。説明文の通り、事件らしいことは何も起きない、とある消防署の日常。何も起きなくても業務はあるし、職員の葛藤はあるし、勿論彼らにも日々の暮らしがある。青春事情の舞台ではお馴染みの内海詩野さん、今回もいい味を出してました。

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

キ上の空論

上野ストアハウス(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

好みの部分あると思うけれど
海辺より指指の方が好きな感じの内容ではあった
演技としては海辺の松原さんが1番良かったかな?

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

「彷徨の指指R-18」「海辺の私たちはR-18」

キ上の空論

上野ストアハウス(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

見に来る客の目的は1つ
質より数多めのサービス定食

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 彗星を拝見、途中10分の休憩を挟み2時間45分の長尺。然し長さは全く感じない。

ネタバレBOX


 物語はテレビジョン黎明期、日本の対外戦争、そして歌舞伎と各々ジャンルが割れるものの、深堀りしたり当時を生きた人々の人生を通せば、大きなうねりに何とか立ち向かおうと懸命に生きたヒトという生き物の視座から俯瞰し得るような物語として収斂し得る。この事情を梃に入れ子細工宜しく舞台は組み立てられてゆく。
 ところでテレビジョン黎明期は技術の問題として戦争とは繋がり易い。これに対して歌舞伎は? と感じる人々も多かろう。これにはあやめ十八番・代表の堀越涼氏が歌舞伎に15年も関わっていたことが大いに関係している。無論、歌舞伎が日本文化を代表する芸能の一つであることを否定する者はあるまい。そして芸事というものは、伝統的であればあるほど新たな基軸を見出し芸として表出することが困難になる領域の文化である。序盤、坂東天鼓の父、天五郎が栄国稲荷の狐と契約を交わすシーンがある。洋の東西を問わず優れた芸術家が狂気の域に足を踏み入れることすら辞さなかったことは、それほど迄の覚悟をする必要があるということの裏返しでもある。
 今作を貫いているのは、このような向き合い方、大抵の人々が流されてしまう宿命というものに抗う個々人の姿である。天五郎が自らの芸を新聞で痛罵されたことを気に病み遂には栄国稲荷の狐と契約を交わすシーンが描かれているが、上述の如く芸事を極めるということは、狂気にすら怯まず精神を開拓する程の覚悟が要求されるものであることは、古今東西の優れた芸術家が幾度も描いてきた本質の一つである。
 その先駆・中興例の一つとしてテレビジョン映像を世界で最初に実現した金原 賢三(役名、モデル:高柳健次郎氏)の偉業が為されたことが今作の柱の一本として選ばれている。1926年12月25日の事であった。この年大日本帝国は昭和元年を迎え歴史的惨敗戦への年号を刻み始めた。これが今作第二の柱、太平洋戦争勃発(1941年12月8日)以降の戦争譚に繋がり第三の柱(歌舞伎、今作ではスマトラでの兵士たちによる“白浪五人男”上演)に繋がるのである。実に意味深長ではないか!
 これ以外にキネマの女性脚本家として名を為していた天鼓の親友伊勢友之助(駿河屋)の母、尾長光子に脚本家を目指し弟子入りしていた久連子益次郎(女性だが故あって男の名を名乗っている、訳は今作を観るべし)に纏わるサブストーリーが絡む。彼女の脚本家に成るという執念と彼女が友之助の筆おろしをしたことを根に持って暴行、悪罵を加え追い出した友之助の姉、尾長さなえの恋う人(天鼓)を喪い希望を失くしたどろどろの感情を描き、稲荷と契約を交わすに至り、その契約後名跡を復活、旧劇の大立者となった天五郎(駿河屋)との因縁話が組み込まれているのも、日本の体質を見事に炙り出して今作の基底を下支えしているのは見事という他あるまい。柳田國男の指摘を待つまでもなく日本社会の特質を示した深みと観ることができよう。優れた芸術・美の足下に蜷局を巻くのは常にこのように不気味なカオスなのである。

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