公演情報
劇団桟敷童子「一九一四大非常」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/12/04 (木) 14:00
価格4,500円
12月4日14時鑑賞
「社会派」とでも言うのでしょうか。
過去の出来事(歴史)をテーマにした劇は、
テーマにとらわれすぎて、ストーリー自体が
つまらないことが多いですが、
桟敷童子さんの劇はそんなことなかったです。
炭鉱で働く鉱夫たちの、さまざまな思いが表現されていました。
不甲斐なさ、諦め、希望、団結力、誇り…
そんな思いを持つ1000人もの人間が、炭鉱事故によって、
一瞬にして、地下300㍍の地底に呑み込まれたのです。
軽視されてきた安全。
“お国のため”として正当化される秩序。
虫けらのように死んでいく炭鉱夫たち。
脚本、演出、演技、いずれも観客を圧倒するような内容でした。
役者さんたちの「伝えたい」という気持ちが漲っていました。
あっという間の2時間でした。
いろんな事を考えさせる劇でした。
とてもよかったです。
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ひとつだけ。
会場内の椅子と椅子の間隔が狭くて窮屈でした。