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ブルーストッキングの女たち

ブルーストッキングの女たち

近畿大学文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻32期

八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

千秋楽を観劇。
重厚で見ごたえのある素晴らしい舞台でした。
「小ホール」といえど、330席ある大きなキレイなホール。
そこで上演されるにふさわしいクオリティーの高いお芝居。
あったいう間の3時間。
千秋楽でなかったら、オカワリしてたかもです。
素晴らしすぎた!

「HATTORI半蔵‐零‐」

「HATTORI半蔵‐零‐」

SPIRAL CHARIOTS

シアターサンモール(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
㊗20周年記念公演、物語は勿論面白いが、何といっても 見どころは殺陣・アクションのスピードと迫力。そして その緊張感を支える音響と照明、特にプロジェクションマッピングの効果的な使い方は見事。少しネタバレするが、物語に登場する忍者は〈赤目の里〉という集落で育った仲間。その仲間がアズチモモヤマ時代に群雄割拠した将ー織田・徳川・伊達・毛利・上杉・武田に夫々仕え、相見えるという。後景に里の風景を映すが、昼間は長閑な茅葺屋根の家々、夜は家の灯が美しい、そんな安らぎが感じられる。それが戦場ともなれば、一転 忍術を駆使する戦いが…。戦争と平和ならぬ蹂躙と情愛が交差する戦国絵巻といった壮大な物語。

説明にある「赤目の里で育った【忌み子】『伴左衛門(サエモン)』と、零代『ハットリ半蔵葛(カズラ)』 2人も其々大名に召し仕えられる。 「天下泰平」徳川イエヤスに仕えるカズラ。 そして「非道鬼人」織田ノブナガに仕えるサエモン」、その表裏の奥に隠された〈思い〉と〈思惑〉が肝。

公演は、途中休憩(10分)を挟み2時間45分を怒濤のように駆け抜ける といった展開である。緊張したシーンだけではなく、時々 笑いや遊び心あるシーンを挿入し、息抜きをさせるよう。そんな心遣いもあり飽きることなく観ることが出来る。また衣裳や得物といった観(魅)せ方にも工夫があり楽しませる。見た目の面白さだけではなく、登場人物のキャラクターを立ち上げ、人間いや忍者の<業>のようなものを描く。ちなみに 人間であるまえに忍者だ、という台詞に<業>の深さと哀しさが隠されており、ここも見どころの1つ。
(上演時間2時間45分 途中休憩10分) 【Bチーム】 10.9追記

ネタバレBOX

舞台美術は高さがある疑似対象、上手 下手に階段を設えているが、その向きが 真横か斜めといった違いがある。中央にも階段があり、上部は左右の引き戸(襖)になっている。正面壁は舎の字型のようで、そこにプロジェクションマッピングすることで、色々な情景を映し出す。

史実に擬えた架空の戦国時代ー倭の国 ジパングのアズチモモヤマー、群雄割拠した織田・徳川・伊達・毛利・上杉・武田に「赤目の里」で育った忍者が袂を分かって仕え、敵対することになる。しかし、副題に「己が不要になる世を夢見た零」とあることから、深読みすれば反戦ドラマのような。

見所は、史実とは異なり、織田と毛利(女将)が同盟したり、上杉(女将)と武田そして伊達が手を組むなど奇想天外な展開。そして最後は非道鬼人と恐れられた織田と天下泰平を掲げる徳川による戦(いくさ)。また赤目の里で育った【忌み子】伴左衛門(サエモン)が織田に仕え、零代 ハットリ半蔵葛(カズラ)が徳川へ、そして夫々の秘術の限りを尽くす。といっても伴左衛門(サエモン)は <恋>させることしか出来ない。

織田と徳川、サエモンとカズラは表裏の関係にある。織田は敢えて悪役を買い、自分を葬ることで徳川の天下泰平を叶える。また忌の子はカズラで サエモンは身代わりとなって、虐められないよう守っていた。人の表面(言葉や行動)だけでは、本心は解らず誤った判断をする。
また忍者の業(ごう)のような所業ー赤目の里に代々伝わる秘伝(巻物)を奪う。同じ里の忍者でありながら、仲間より強くありたいという欲望。戦国の世と忍者という、いずれも己が一番でありたいと…。特に赤目の里人は ”人間である前に忍者” という哀れ。

公演の魅力は 先にも記したが、演技ー殺陣・アクションのスピードと圧倒的な迫力。衣裳や得物でビジュアル的に観(魅)せ楽しませる。勿論 照明(プロジェクションマッピング)や音響(羽音)など臨場感溢れる舞台技術も効果的だ。そして所々に挿入する笑いの数々によって飽きさせることなく舞台に集中させる上手さ。
次回公演も楽しみにしております。
「HATTORI半蔵‐零‐」

「HATTORI半蔵‐零‐」

SPIRAL CHARIOTS

シアターサンモール(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

雨の終わりかけに怒鳴りたて

雨の終わりかけに怒鳴りたて

劇団東京座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/09/28 (木) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

燕のいる駅

燕のいる駅

ニッポン放送

紀伊國屋ホール(東京都)

2023/09/23 (土) ~ 2023/10/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2023/09/29 (金) 14:00

15年くらい前に嵐・相葉雅紀がグローブ座でやった時は、良さが全然わからず、今回はそのリベンジのつもりで行ったのですが、相葉バージョン以上に抽象的で理解できず。ステージ上で起こってる目に見えることは、その背後で起こってるもっとたくさんの深刻なことのほのめかしてるようなんですが、私は自分の推測に自分で納得したり感動したりするたちじゃないので、頭の中は?がたくさんある状態でした。星の数は自分への点数です。

6周年記念公演

6周年記念公演

即興・インプロライブ『FIVE CRANEGAME』

イカロスの森(兵庫県)

2023/09/30 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

前回も拝見したが、更にパワーアップ 普通〰️の役者では…
機転と頭の回転が良くないと…
楽しい時間をありがとう❤️

ばいなら

ばいなら

オリゴ党

天満天六・音太小屋(大阪府)

2023/09/30 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

人生一度きりで、戻れない  
しかし… よく考えさせられる内容でした 
前回観れなかったので、前回のシンドバッドを観て…(SFファンタジー?)難しかったので躊躇したが、今回はすーっと入ってきた
次回も期待できる

Letter2023

Letter2023

FREE(S)

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2023/09/28 (木) ~ 2023/09/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人と思う気持ちや優しさが感じられる舞台でした。
実際の戦争は、舞台で描かれたような優しい状況では無かった筈ですが、戦争ついて、幸せについて考えさせられました。
「それは違うのでは?」という部分もありましたが、今の時代が、どんなに恵まれているのか改めて感じました。良い舞台でした。

A.R.P festival ~2023~

A.R.P festival ~2023~

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

チームAを観劇。
ショートなのにきちんと着替えて演じてくれて、内容も面白く笑わせてもらった。
特に「アキバの中心で愛を叫ぶ」ビジュアルがもう・・・

最悪の場合は

最悪の場合は

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めての小劇場での観劇でした。お話も面白くて、わかる〜って共感したり、クスッと笑えたり、それぞれの役の情熱を感じたり、楽しめました。

雨の終わりかけに怒鳴りたて

雨の終わりかけに怒鳴りたて

劇団東京座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2023/09/28 (木) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

壮大な詐欺のお話だったのかな?セットの作りや役者の皆さんの熱演はとても伝わりました。内容的には少しもう少しコンパクトに時間を短くしてもよかったかもです。結局詐欺師たちが承知していない現象は?とか、少しスッキリしないところが残りましたが、皆さんの熱意はとても伝わりましたよ。

A.R.P festival ~2023~

A.R.P festival ~2023~

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何度かお芝居を拝見させていただいてる団体さん。それらの作品もコメディ要素もありながらホロッとする場面もありいつもとても楽しみにしていました。今回はこのテイストのまま、いろいろなお話をたくさんみられて、とてもよかった。楽しい時間でした。心がキュンとする場面もありほんとにたのしかったです。次も楽しみにしています

「HATTORI半蔵‐零‐」

「HATTORI半蔵‐零‐」

SPIRAL CHARIOTS

シアターサンモール(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

休憩を含め三時間弱のお芝居、映像も上手に使い、殺陣も素晴らしく、そんなに気になることなく見られました。架空の歴史上の人物、みんな華やかな衣装や粋なセリフ、エンターテイメントとして、十二分に楽しめました。団体さんとしても20周年とのこと、長く続くのも納得です。この先も頑張ってください。期待しています。

「HATTORI半蔵‐零‐」

「HATTORI半蔵‐零‐」

SPIRAL CHARIOTS

シアターサンモール(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

上演時間は確かに長かった、が、全然飽きることなく最後の最後までしっかり楽しませて頂きました。期待の殺陣も思う以上の迫力で、殺陣好きオバサンは超満足!!何より出演者全員が"出し切った演技"をしているのが素晴らしい!多分、何度観ても飽きない舞台ではないかと思います。

Letter2023

Letter2023

FREE(S)

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2023/09/28 (木) ~ 2023/09/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

随分穏やかな作品だったような。お酒があり、食べるものも惜しまない、軍隊の厳しさや上官の苛めもない、会いたい人はすぐ会えるところにいて・・・戦時下にこんな好待遇の方たちって有り?と違和感。主人公のラストの選択もどうにも納得がいかない。また、男性陣の演技に比べ、女性陣の演技が幼い気がした。

うずうず / ぐるぐる

うずうず / ぐるぐる

team UZU.UZU

シアター711(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「ぐるぐる」
そうか、アントニオ猪木の一周忌か。別に猪木ファンのつもりではなかったが、IGFまで観に行っていた位なので好きだったんだろう。自分は猪木のことを散々に言ったが、よく知らない奴等が馬鹿にしているのを聞くとイラッとした。プロレスは格闘演劇として秀逸。パンツ一丁の大男二人の取っ組み合いで文学まで感じさせた。井上義啓氏の名言、「プロレスは底が丸見えの底なし沼」。全部分かったつもりで高を括っていたら実は全く分かっていなかったことに気付いて愕然とするジャンル。

こんな気持ちになったのもガチのチンドン屋であるチンドン好井(好井子ユミ)さんが首に闘魂タオルを垂らし、ひたすら猪木RESPECTトークを繰り広げたから。

寺山修司のメルヘン短編集『赤糸で縫いとじられた物語』を底本に舞台化。
田中りかさん演じる少女、急に手足が言うことを聞かなくなり、勝手に動き出す。全く思ったように行かず、その行動に脳が付き合わされていく。
病院でロバおじさん(のぐち和美さん)に相談する。
彼が病院のメンバーと寸劇で語るお話しは『数字のレミ』。
これがメチャクチャ面白い。判断の分岐点に立つごとに分裂していくレミの物語は秀逸。今更ながら、寺山修司は才能あるなあ。

長谷部洋子さんは国生さゆり系の顔立ち。
ヴァイオリンの多治見智高ジーザス氏とフルートの鈴木和美さんは大活躍。

『詩人とは職業でも肩書でもなく、思想なのである。』とは岩倉文也氏の名言。
男女漫才コンビ『ゆにばーす』、川瀬名人の高校時代の仇名が『「思想犯」だった』、というネタを思い出した。「思想犯」とはなんて素晴らしい響きなのだろうか。

小学校低学年と幼稚園の姉妹を連れて観に来たお母さん。凄まじい情操教育。MVP。

A.R.P festival ~2023~

A.R.P festival ~2023~

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/02 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Team Aを拝見。演目は以下の6本。「アキバの中心で愛を叫ぶ」「上京物語」「心の声、激しめ」「父親の苦悩」「46」「タロットカードが決めた恋」

ネタバレBOX


 この小屋としては極めて珍しく入口右手の客席は取っ払ってあった。従って客席は板の対面のみである。ホリゾントと下手側壁に板から天井まで斜めにテープが張られ板上には、バーカウンタ状の箱、丸テーブル2つ、その各々に椅子が2脚ずつ。尺は約100分。テイストも尺も異なる作品がオムニバス形式で演じられる。各作品タイトルは細い帯状のものに記されたタイトルを役者が持って示してくれるが、席によってちょっと見えずらいケースもあった。基本短めの喜劇をオムニバス形式で上演するので、ネタバレは野暮というものだろう。



沼の中の淑女たち

沼の中の淑女たち

トム・プロジェクト

赤坂RED/THEATER(東京都)

2023/09/27 (水) ~ 2023/10/03 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

よくある話をきめ細かく筋立てしていく作家もさることながら、5人の女優の個性がうまく生かされている。ラストまで笑いを交えながらの展開は退屈しない。
この5人の女優によるその後を観たくなった。こんな時代、なんだかほっこりした気持ちで劇場を後にするのも久しぶりだ。

時に想像しあった人たち

時に想像しあった人たち

排気口

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

ネタバレ

ネタバレBOX

排気口の『時に想像しあった人たち』を観劇。

三鷹市芸術文化センターの期待の若手劇団シリーズ。

かつて人気のあった街並みも今ではシャッター商店街だらけだ。
大学生らがボランティアで「以前のように活気を!」近所の人たちと盛り上げようと試みるのだが…。


想像した物語と乖離してしまう展開にはうんざりしてしまった。
物語が向かう方向は悪くないのだが、それに伴わない笑いとギャグが占めてしまっている。
俳優の熱量もあり、それほどつまらなくないのだが二時間は持たないようだ。
物語の過程で、笑いやギャグを使って一線を外すことはあるが、肝心の物語がおざなりになってしまったようだ。
厳しい時間を過ごしたようだ。
日本対俺

日本対俺

株式会社コムレイド

ザ・スズナリ(東京都)

2023/09/25 (月) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

世紀が替わる頃、シャンプーハットを率いて活躍していた赤堀雅秋は、ちょっとユニークな存在だったが、劇団で商業演劇の劇場を開けるまでには至らず最近は松尾スズキの舞台によく出ていたと思う。テレビの大根仁がそのキャラクターに目をつけて、一人芝居を勧めてこの舞台となった。最期の小劇場劇団時代の出身だが、劇団は始めはショーパブの余興を生業にしていたということで、小劇場にも通じるそう言う空間の藝に、大根は眼をつけたのだろう。あまり無理をしないで、面白い小劇場エンタティメントになっている。
五つのショートコントとその幕間にスクリーンを下ろして映写される赤堀と水澤、松浦の52才のダメ男たちの赤堀の幼友達に会いに行く、というショートフィルムで構成されている。タイトルは「日本対俺」と仰々しいが、うまくかみ砕いて、世間から疎外されている中年男たちの愚かで馬鹿馬鹿しいが、捨ててもおけない鬱憤をお笑いにしている。その案配が、丁度良いところに収まっていて、赤堀も5コマの一人芝居、手慣れた役柄が多いが、神妙に努めて、補助席まで満席の中年主体の客も大満足であった。
そのあり方がいかにも赤堀らしい。しかし、この大成功に乗ってあまりシリーズ化などは考えない方が良いのではないかな。
コントは、サウナで、友達になりたがる男、トイレに行きたい交通整理人、惚けた老父の年金で生きていながら恩あを呼んでしまう男、公園のベンチで昼酒を飲みながら中学生に説教をする男、ゲスト(私が見た回は大久保佳代子)との即席コント

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