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スキラギノエリの小さな事件

スキラギノエリの小さな事件

城山羊の会

小劇場 楽園(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

大人の童話???
狭っ!
初「楽園」(下北沢)です!雑遊を一回り小さくしたような感じです。

さて、ソフトバンク「白戸家」のTVCMで有名な、山内ケンジさん主宰の城山羊の会です。
数年前「ウルトラマンティガ」「ガイア」などウルトラシリーズ準レギュラーで、
映画「女優霊」出演の 石橋けい さんをきっかけに観だしましたが、独特の不思議な展開が魅力、と思ってます。

今回は、なんと中世の頃らしいヨーロッパあたりの小さな王国、王家の話!

おまけに数曲歌もある音楽劇(変なタイミングで変な歌詞)になっていて微妙に笑える。
これまで日本・現実・現代劇だったので、驚きです。
山内さんは、「現代の日本から離れたかった。」とのことでした。

お人よしの王様をよそに、浮気性の妃は家来と新任の家庭教師と関係。
王子の悪質な悪戯はエスカレートし、修道女(こちらもふしだららしい)は
「悪魔払い」を進言するが…。
この修道女はブライアリー・ロングさんの出演を受けての配役だそうで、
そこから、中世のこのような話になったらしい。

ゆるい笑い、ブラックな雰囲気、到着地点が予想できない物語。
演劇ならでは、城山羊の会ならではの、この場の微妙な空気を味わう。
ところどころエッチなところもあって、
特にロングさんがいかにも意味深にゴシップネタを楽しそうに話し出すと、
西洋の女性のカタコトの日本語が、何とも可笑しくて、かわいらしくて。

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

北海道
遠征。

公園の隣で雰囲気のいい劇場だった。
そんな気分で見たからか、そんなに恐怖を感じず、

どちらかというと起きやすいことのように思えた。



生じてくる歪が、なんとなくいろんなことの比喩になっているようで
とても参考になった。
恐怖ではあるが、自分への警告のように伝わってきた。

動きがとても自然。

ネタバレBOX

監禁(換金?)の話。

最初の保護するところをもっと観たかった気がする。

あと星野が”振られた”ときの姿はとても印象的だった。

最後の輪廻が非常にパワフルなメッセージ。
星がるキミは雲の下

星がるキミは雲の下

ppoi-っぽい-

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

悲しさの予感なのだろうか
1時間強で、ここで終わりなのは意外。吉川さんってかわいい

すがれる

すがれる

鳥公園

BankART Studio NYK(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★

広い会場を活かしたダイナミックな演出
元々残響の多い空間で距離をとった男女の口論という冒頭からニヤリ。
以降、台詞や言葉とその見せ方の見本市的な内容に随所でニヤニヤ。
また、広い会場を活かしたダイナミックな装置を使った演出も◎。
しかしこれのどこが「小鳥公園」やねん!(笑)

R・P・G!!

R・P・G!!

UNITレンカノ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

昨今のゲームへの警鐘
ハード、ソフトとも高度になることで「創り手の世界観」を押し付けられ、想像力・創造力を育む余地がなくなってきた最近のゲームへの批判やゲーム内の「奥義」を視覚化した照明、多めのアクションなどが特にヨイ!

カナヅチ女、夜泳ぐ

カナヅチ女、夜泳ぐ

悪い芝居

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

カナヅチ女、夜泳ぐ
初日終幕後、鳴り止まない拍手。でも、正直のところ、もっと良くなるはず。こんなものではない。だから千秋楽、もう一度観にいきます。京都の劇団が、大阪で一週間のロングラン公演。この事実をあなたはどう思いますか。劇場で確かめてください。

NOVEL lie’s

NOVEL lie’s

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

終盤までは
いろいろな謎がちりばめられて、面白かったのですが、
ラストに「?」が残るところがあったのと、おもったよりもあっさりな幕切れだったのが少し残念でした。

帰って来た蛍~慟哭の詩~

帰って来た蛍~慟哭の詩~

カートエンターテイメント

前進座劇場(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/16 (土)公演終了

満足度★★★★

鳥濱トメさん
彼女の人となりやその行動を知ることができて良かったと思いました。

ネタバレBOX

機体の不調や視界不良で戻ることがしづらい風潮、良し悪しは別として真の目的から逸脱してしまうこと、そしてそれを修正できなくなってしまうこと、今も昔も何も変わらないと思いました。

特攻隊の実態を伝えるためにこれからも再演されると思いますが、蛍として還ってきた、そういう偶然があったということですが、あまり神秘的に扱わないように願います。

冒頭の映像シーンは必要でしょうか。生のさとう珠緒さんを見ようとする気勢がそがれてしまいました。それに、観音堂の前で神様の思し召しはないでしょうとか、銃後の生活を守るために亡くなって天国に行ったもないでしょう、そこは極楽などの言い回しじゃないですかなどとも思いましたし…。

さとう珠緒さんの抑えた演技は良かったです。ただ、昭和20年6月10日当時41歳だということをどこかで台詞として話してほしいと思いました。一般論として、若い人が史実に忠実におばちゃんなどの老け役を演じる場合には必要なことだと思いました。
カナヅチ女、夜泳ぐ

カナヅチ女、夜泳ぐ

悪い芝居

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★

刺激的で愉しい!観れば見るほど味がでそうな話!
始まり方や展開などかなり刺激的なお芝居をしますね♪
Twitterでも呟きましたが山崎彬さんの思考回路を覗いて見たい♪

所々に遊び心が詰め込まれています!
前公演同様、分からない部分もあるのですが終始楽しく観劇しました(^^)

役者さんの弾け具合も半端じゃないですね~
中でも大塚宣幸さん(バンガー帝国)はアドリブなのか?分からないぐらい自由に好き放題してる様な演技!

そして東京からの客演の村上誠基さんと
渡邊圭介さん(アマヤドリ)のお二人もキャラ全開で面白い♪

主役の吉川莉早さん&呉城さんの熱演!そして可愛い♪
大川原さんの弾けっぷりも見逃せません!
その他の役者さんみなさんイキイキと楽しそうに
終始、ハイテンションで演じているので観ている方が自然と笑顔になれます(^^)

ジョイフル店内での掛け合いも面白かった(^^)
終わりまで暗転もなく展開されるので所々でヤンチャしてます♪

前回ほどの衝撃はありませんが、
多分、2回3回と観ればまた違った発見がありそうな深~~い作品!

私も重力に負けないで飛んでみたいなぁ♪

NOVEL lie’s

NOVEL lie’s

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

少し盛り込みすぎ
かなとも思いましたが、作家さんに力があり、良く練られたストーリーだと思いました。

ネタバレBOX

伝説の大悪党と小悪党、大悪党一味を真似た劇団員たちや大悪党を調査している人たち、それに探偵等々…、登場人物が多く複雑です。

作家さんの原稿用紙に夜な夜な小説が書かれていきますが、これは中国マフィアの手先として小銭を稼ぎ、今は作家と称して日本に潜伏しながら伝説の大悪党を探して上前をはねようとでも企んでいる男への警告のような意図で、大悪党の娘が書いていたものでした。

主人公は要するにセコいチンピラ野郎なのです。大悪党の方も、本来の大泥棒が盗んだお金をその養子が美術品に変えて公共機関に寄付し、さらにその子供がそれが面白く無いとして今度は盗み返しているということです。そしてお芝居に出てくるのはその娘ですから、現在の大悪党本人が登場する訳ではありません。

潜入記者だっていましたし、雑誌の編集者も走り回っていましたが、ホームズ的推理力のある探偵が一応事件を解決します。そういう王道の構図ではありますが、探偵が主人公とも言い切れません。

結局、チンピラ野郎と大悪党の娘の、チンピラ野郎の恋心が少し混じったようなつばぜり合いの心理戦がメインだとすれば、何かを盗むシーンも無ければ、大悪党が見得を切るシーンも無いのは当然ですが、『黒蜥蜴』のような探偵と大悪党の対決といったすっきりした華はあり得ません。色々盛り込み過ぎて複雑にしすぎたのかなとも思います。

ところで、女性編集者が追っかけて行って戻って来たときには服装も異なる大悪党の娘に変わっていましたが、あれは別に女性編集者に変装したという設定でも無いと思いますが、警官など誰も不思議に感じず、作家さんだけが大悪党の娘の名を呼んでいたのには違和感を覚えました。

上演時間は2時間20分近くになっていたでしょうか、急ぎ気味のせいか、半音高いような喋り方は気になりました。
南部高速道路

南部高速道路

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2012/06/04 (月) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

日常から非日常へのシームレスな移行
車を運転していたらよく遭遇する渋滞の風景からシームレスに非日常へと移行していく様子に感心した。「非日常」も受け入れれば日常になる、ってことを言われているようで、それは「震災後」の日本の姿のようにも思えたりした。
達者な役者さんが多く出演し安心して観ていられる中、真木よう子さんの演技だけがどうもぎこちなく、彼女のシーンになると全体の流れがノッキングを起こしたように感じられた。一部声も聞き取り辛いところがあった。
今年上半期に観た中でも素晴らしい出来の芝居だっただけに、そこが残念でした。

『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

コメディ
同世代には受けるのでしょう。

リトルショップ・オブ・ホラーズ

リトルショップ・オブ・ホラーズ

アトリエ・ダンカン

本多劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★

久々、幸せな劇後感
真田さんと桜田さんの初演は、子育て真っ最中で、見逃しましたが、それ以後の「リトルショップ・オブ・ホラーズ」、ずっと制覇していたんです。

でも、一昨年のDAIGOさんのシーモアを見逃して、後悔したので、今回、主役のお二人以外は、一昨年と同じ座組なので、行って来ました。

幕開き直後は、ミュージカル畑ではない、松村さんのオーバーアクションの演出にちょっと違和感を感じ、これは、好みでないかもと感じていましたが、新納さんのオリン登場からは、舞台の空気が一変。
それからは、加速度的に、面白くなりました。

何と言っても、今回のキャストがなかなかのメンバー。

相葉さんのシーモアも、個人的イメージにピッタリで、私の好きなシーモアの第2位になりました。(1位は、岸田聡史さんです)
山本耕史さんは、昔、ずっとシーモアを演じて頂きたかった役者さんでしたが、念願叶った時は、ちょっと大人になりすぎていたので…。

最後に、思いもかけない、DAIGOさんをゲストに迎えたアフタートークがあり、これが、新納さんの名司会で、実に楽しい会話となり、周囲の若いお嬢さん達と一緒にニコニコしまくり、還暦間近のオバサンも、気持ちが若返って、幸せ気分となりました。

本編の満足度は☆3ぐらいでしたが、アフタートークが、最高に楽しかったので、一気に、4になった感じ!!

ネタバレBOX

山本耕史さんの出演した、鈴カツさんの演出舞台では、かなりグロテスクで、怖さを強調した演出でしたが、松村さんの演出は、娯楽作品に徹していた気がしました。

ただ、やはり、新納さんの登場までは、それぞれの身振りがわざとらしく、大仰な演出が多く、ミュージカルの雰囲気は阻害した部分も感じました。

訳詞も、ちょっと字余り傾向で、聴いててあまり心地良く感じない箇所がありました。特に、今作品の最大の佳曲である「サドンリー・シーモア」は、従来の訳詞の方がしっくりしました。

新納オリンが、とにかく最高に楽しい!

危険な植物、オードリー2も、見た目も、愛嬌があり、声の深沢さんの名演技もあって、登場人物の一員としての存在感が、かつて観たどの舞台より、秀でていました。

現実社会の風刺が効いた、熟考すると、身震いがするような内容の芝居ですが、今の世の中、世知辛すぎて、こういうミュージカルでは、あまり、オードリー2の不気味さは、強調しない、今回のような演出の方が断然好みでした。
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

個性豊かな。
チケットプレゼントにて、観劇。

多種多様の劇団が集まったショーケースで、
全ての団体の本公演に興味が出てしまう内容。

タダで見てるのが申し訳なかった笑

梅棒のインパクトが凄かった。

ひかりのまち

ひかりのまち

たこ足配線企画

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

土曜ソワレを観劇。
けっこう難しい役が多い芝居だったと思うけど、役者陣はみなそれぞれ好演していたと思う。特に小学生役の3人は非常に”らしかった”♪

ただ作者が見せたい”テーマと画のイメージ”は伝わって来るものの、全体的に平板というか説明不足な感じがした。

登場人物たちがお互いにもっと絡んでくれば、全体的に繋がりが生まれて、物語としての奥行も広がったんじゃないかと思う。

あと演じる役者によって”役の人物像”が創られて行く部分もあると思うので、稽古の中で、ある程度セリフや設定を変えて行く柔軟さがあっても良いと思う。

テーマは良いと思うので、”人・間”をもっといろんな側面から描いて欲しいなと思います。次回に期待。

スキラギノエリの小さな事件

スキラギノエリの小さな事件

城山羊の会

小劇場 楽園(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

昔々の小国での出来事
問題児に頭を悩ますというスタンダードなお話しだけど、変態成分多い。微妙に寓話な音楽劇。大人が見て楽しむ劇。
エロシスターが幅広い意味で、お上手。おっとりした吐夢さん良い。けいさん、ドSぷりがまたハマる。

ネタバレBOX

問題児のスキラギ=悪魔の子ー!笛を吹いたり(当たり前か)、武器になったりしたけど、舞台の〆にも効果的でした。笑いました。
三谷版 『桜の園』

三谷版 『桜の園』

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/06/09 (土) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

微笑喜劇
話の内容は変わらないのに、ちゃんと三谷流の喜劇要素の部分がよくわかる。
開演10分前に演者による前説あり。その前説もしっかり見てねと強要されてるような雰囲気だったが、着席後は電源OFFしてチラシ見る派なので内容は聞いてない。
メイン重要なしんペーさん役柄上おふざけ禁止の中でいいアクセント。
青木さんは真面目さが全面に出てた。回数こなしていけばもっと変化しそうな役者さんなのかも。自業自得のような内容だけどチェーホフ好きのケラさんと作品比較して見てみたいかも。

ネタバレBOX

お金がない事は自覚しつつ、過去の遺産を使い果たすが大事にしている桜の園を手放したくない地主婦人とその兄。パリに移住する決意が勝手に悲壮感を漂わせるが、常に現実逃避がお得意のようでそれは最後まで変わんなかった。
夫とは既に離婚、婦人の実子は事故で死去、養女にした長女はそんな母を健気に支え、次女は素朴で陽気。姉の恋愛はままならず、妹は恋の運命も味方に付ける、そんな姉妹の関係が明快に映る対比。
会話がかみ合っているようでそうでない使用人達。
議論?口論はしているものの、過去の栄枯から盛衰に気づかない(気づきたくない?)という行為が、チェーホフが喜劇にしたかった事なのかな。

浅丘さんと藤木さんは完全に浮世離れした没落ロシア人、常に10cm程浮いて生きていそう。一瞬ルテ銀にいるみたいだった。
ローエングリン

ローエングリン

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2012/06/01 (金) ~ 2012/06/16 (土)公演終了

満足度★★★

意外とオーソドックスな演出
ビジュアル的にはモダンながらも、設定の置き換えや突飛な解釈を施さないオーソドックスな演出で、演劇的観点からは興味を掻き立てる要素はあまりありませんでしたが、音楽的にはとても充実していてワーグナーの壮大な世界観を堪能しました。

テカテカの黒い床に幕ごとに異なる巨大なオブジェが置かれた美術と、白と黒の衣装でモノトーンが支配的な中で敵役や重要なアイテムに赤を使うという色彩デザインがされていて分かり易かったです。第2幕のラストは色と歌手の動きが、幸せの中にその後に訪れる悲劇を予感させていて良かったです。

セリや吊物機構を用いた縦方向の人や物の出捌けが多用されていたのが印象的でした。何百枚ものパネルが格子状に並べられた奥の壁には絶えず映像が映されてされていましたが、ぼやけた感じで何が映っているのか分かりにくかったです。目出度いシーンで花火が映し出されるのはストレート過ぎて滑稽に見えました。

タイトルロールを演じたクラウス・フロリアン・フォークトさんは軽めの声なのに浮わついた感じがなく、ピアニッシモからフォルティッシモまで美しく響き渡っていて素晴らしかったです。終盤の「グラール語り」は圧巻でした。ヒロインのエルザを演じたリカルダ・メルベートさんは歌は良かったのですが演技が硬かったのがもったいなく思いました。
合唱は変に小芝居をせずに棒立ちだったのは潔くて良かったのですが、やたらとフォーメーションを変えるのが目に煩く感じられ、そうする意図が分かりませんでした。

休憩込みで5時間以上あるので、2回ある40分間の休憩のどちらかは半分の時間でも良いと思いました。

サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ダークなファンタジー
出演人数が多いけど上演時間は2時間もない。
虫も殺さないような顔して考える事は残酷、10代?のナチュラルな少女から女になる手前の際どさに多部さんの純粋な狂喜ぷりがハマってた。
仄暗い地下の預言者ヨカナーン、朽ち果てた身体つきながら、その成熟な存在と発する声が世の終幕を際立せるような佇まいの聖職者ぷり。
成り上がりぽい風格の王様、あの姫にしてこの王妃ありな風格。

ネタバレBOX

もともとヘロディアス王妃はヨナカーンを好きだったから?
ヘロデ王は兄の嫁ヘロディアスを妻にし、サロメに娘以上の好意を持ち、それを批判されてヨナカーンを地下幽閉、図星だったのか。
そんな義理パパに生理的嫌悪感のサロメ、そこから魔性ぷりを発揮。自分に好意を抱いてた親衛隊長を自殺させるわ、王様から踊る事を強要されると見返りにヨナカーンの首を頂戴という始末。最初は渋っていた王様も最終的に首切り奴隷役人?に実行させる。ここら辺やり取り緊迫してたんで、ただ見入ってたけど、振り返ってみればなんであそこまで「ヨナカーンの首」に拘るのかよく理解してない自分。ヨナカーンの首を持つ事で一つになれると思っていたのかなー?

前方席で見たので、最後は血で血を洗うような地獄絵図みたいだったけど、あの場面は後ろから観た方がもっと尊厳感が増して見えたかもしれない。
また、第一の〜人とか〜人等、配役が多い割には活躍が最小限の人も居たような、話の展開から変えられないんだろうけど、なんか勿体なかった。
カナヅチ女、夜泳ぐ

カナヅチ女、夜泳ぐ

悪い芝居

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

スキ‥
初めて観劇させて頂きました。
すごい… 良かったです。
おもしろかったです!!
なんか、いっぱい響きました!!

いっぱいパワーもらえた舞台でした。

脚本スキです。

また、観たい☆ 次回も行きたい。と思いました。

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