
靴の中の小石
Toshizoプロデュース
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題417(12-160)
14:00の回(晴/夏です)。受付時間がわからなかったので早めに到着、3階へあがると待っているようにということで...で、受付が始まってから開演まで少々行き違いあり。舞台は...四角い椅子が4つ(2つずつつながっている)だけですね。客席最後列の後ろにカメラが3台、左右のキャットウォークにマイク。初めて見たのですが、「活動紹介」を読みますと「小道具を排除」「影絵」「シルエット」という語がありました。劇中、藤城清治さんの作品(一度、原画展に行ったことがあります)を思いだすわけです。現場に集まってきた「それぞれを背負っている」者たちが「監督」の磁力に魅かれ、グラデーションを繰り返し、美しく輝くようになるまでが、型と色と動きで演じられ、オーロラのような背景に浮かぶ黒い像として結ばれる。それはただの影ではないことを観客のわたしは知っている。

ミラかな姉妹夏のツアー
Limited_Spice
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
昨日
初めて観た『ミラかな』さん。二人芝居は映画のエキストラ出演の二人による葛藤、、、でいいのでしょうか?観ていて笑ところが多く←個人的にです、あくまで。楽しく観させてもらいました。ジャムコントは、、、贅沢をいうともう少し瞬発力が欲しいかなと。はい。個人的意見ですみません(^_^;)

Nobody is Perfect
劇団ガバメンツ
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
完全犯罪
証拠さえ残さなければ、行動さえ間違わなければ。いろんな伏線が前半にあり、現実と空想の世界が行き来し、完全犯罪に至る。頭をフル回転させある言葉が完成した時『あー!』となりました。最前で観たせいもあり、迫力がありすぎて焦りました。が、とでも楽しかった。Nyanならではの舞台でしたいってよかったです。

靴の中の小石
Toshizoプロデュース
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

ガリレイの生涯
演劇集団円
シアタートラム(東京都)
2012/07/06 (金) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
演者が光る
演者も美術も、とっても素敵です。
ちょこちょこ色んな役に変わる、ちょっとの役を、ベテランがやるからこそ、良い。
ひとつひとつの役も引き立って見える。
難しい話で3時間強、と大ボリュームですが、
あまり疲れもせず、集中して観られました。
素敵だったなぁ。

ふすまとぐち
劇団野の上
プロト・シアター(東京都)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
日常芝居なのに(笑)
山田百次さんの世界観、素敵です!!!
しょっぱなからスピーディに飛び交う津軽弁が、耳になれなくて最初はタイヘンですが、すぐに慣れてきました。
なによりナチュラルなお芝居。
押しまくりの演技が多いのに、日常芝居でハマれてしまう、不思議。

スペーストラベラーズ
ネルケプランニング
本多劇場(東京都)
2012/07/05 (木) ~ 2012/07/15 (日)公演終了
満足度★★★★
いい味出してます
やはりオールドティストの感が否めませんが,役者さんがみな見事にうざくズレた役柄を演じており,作品としてとても面白く観劇しました。映画版は多分これとは異なっているのでしょうが,面白い作品ですのでTUTA**にでもいって探してみたくなります。また,本多劇場には初めて行きましたが,昔はみなここを目指して芝居をしていたとの話もうなずける劇場と思いました。

不協和音
teamキチキチ
萬劇場(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
無題416(12-159)
19:00の回(曇)。18:15会場着、18:30受付(全席指定)、開場。こちらの劇団は初めて、萬はほぼ1年ぶり。lovepunkのお二人が客演していらっしゃるのでみにいきました。指定席でほぼ中央の位置、舞台正面、左:大きな窓、右:手前が開いている小部屋、上に行くためなのか階段がかけてあり、そこには小さな、人が屈んだら通ることができるような扉。いただいたチラシをみてみると(予習していないので)、ここは古い5階建てマンション...ということはこれはロフトか、でも、ここで寝たら確実に落ちる。客席側にあいているのはオープンキッチンだからかな。18:54前説、19:00ナレーションが入ります、カミナリ、雨の音、開演~20:27終演。なんとここは「人生を変える部屋」。終わってみると、おっとそういうことでしたか...というしめくくり、なるほどー。
終演後、小宮さん、安城さんにご挨拶(10月、11月と少し先ですが次回作も)

高木珠里の演劇100人組手
演劇100人組手実行委員会
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/14 (土)公演終了
おなかいっぱい
都合で前半60人ぐらいしか観れなかったが、相当濃いもので、
観ている方も体力を使う。
10人組手はエンターテイメントの要素もあって楽しい"イベント"だった。
1分間なので相当インパクトがあるものか、観たことがある役者さん以外がなかなか記憶に残らないのが残念。
あとお題がでた後の司会者のコメントはかえって邪魔に感じた。
とはいえいい企画だった。

柚と柚彦の神隠し
シアターOM
シアターOM(大阪府)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

高き彼物
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

三谷版 『桜の園』
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2012/06/09 (土) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

ふすまとぐち
劇団野の上
プロト・シアター(東京都)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
何気ないシンプルな話なんだけど・・
こんなにも音色豊かで、
悲劇なのだけどそれをさほど感じさせず、
救いようもないようでいて少しほっとする舞台に仕上げるのは
やっぱり素晴らしいと思う。
自分は、舞台の上にそれほど複雑さを求めていない。
盛り上げるためにムリに絶望的な悲劇を用意する必要性も考えていない。
ブレヒトのような奇妙な雰囲気は、
そこへの方向性を持って彼が生まれたもので、
わざわざ性に合わないのに、
技術を示すために無理に再現することも正直、空虚だと思う。
(先人たちのように奇想天外な才人がこの世に生きていたら、
過去の自分の後追いなどせず、
その時もっとも勢いのある表現形態で(音楽なり映画なりゲームなり・・
全く別の表現に(瞬時に)辿り着くのは必然のように自分には思われるのだけれど。
そういった作品をトレースするのは、
過去の先人の息吹を感じ、
新たに奇想天外な舞台を生み出す練習のために行うものだと思う。
いつまで待っても何の奇想も生み出されないなら、
何のための上演かと思ったりするのだけれど・・
人生を描くときにはシンプルで良いと思う。
日常のそこここに潜んでいる
何気ない絶望、どこにでもある悲劇を積み重ねていけば
(その積み重ね方に手腕が表れてくるのだけれど・・
そしてそれらが物語の中で明確に解決されなくとも、
ほんのちょっとした光が、
描かれていれば十分だと思う。
何のためにその構成があるのか?
人生の描写のために、そんなに多数の登場人物が必要なのか?
会話の錯綜はどこを目指して配置されたのか?
舞台の上に不要なものが配置されることがあまりに多い。
本来であれば、
稽古のすべてを舞台の上にのせるのではなくて、
稽古した会話の中からごく一部を抜粋して舞台の上にのせるのが
適切であるように思う。
役者が理解できないものは省き、
理解できたところだけを演じて欲しいように思う。
この舞台はシンプルだけど、
地方の劇団によくあることだけど、
薄くないし
(東京の劇団は複雑で技巧的だが、どちらかといえば逆に薄いと思う・・
現実の悲劇をきっちり描きながら、
リアルなだけではなく、
とてもユーモラスに描かれている・・
(リアルリアルともてはやされているけれども、
歴史的にみると、リアルより抽象、ユーモア、エスプリのほうが
文化としては先にあるように思われるのだけれど・・
そして何より、
表に出すことが不器用なだけで、
愛に溢れた一家が描かれているように思う。
そこがとても素晴らしいと思う。
地方の劇団は、
東京に比べて批評する人が極端に少ないだけで、
空気の色なども含めて
非常に豊饒な気品を持ち合わせていることが多いように自分は思います。

はだしのこどもはにわとりだ
甘もの会
ゆうど(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
新巻鮭をもって町に出よう
新巻鮭と茹でた饂飩の化学反応で
どんな音が奏でられるのか・・?
とりあえず初日の円盤夏祭りには
新巻鮭をもったバンドは登場してこなかったな・・。
7/15追記
ちなみに円盤夏祭り(以前は円盤ジャンボリーといっていたので、舞台に出てくるフェス“ジャンボリー”の元ネタではないかと勘繰っているのだが・・?
の2日目には犬小屋をたたいているバンド(紙コップスという)をみました。
イイ音出してました(これはホント(笑
・・・このバンドが売れて、
頭に紙コップのせて歌うのが流行ったら良いなぁ・・・(気付くとなんかまた下らないこと考えてる・・(苦笑

泡
劇団 東京フェスティバル
OFF OFFシアター(東京都)
2012/07/11 (水) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
一般庶民への愛情とエール
まさかソープランドがこういうふうに震災にからんでるとは知りませんでした。風俗だからこその悲喜こもごも。笑いながらも社会勉強になる傑作です。名もなき一般庶民への愛情とエールをたくさん感じる心あたたまる作品でした。出演者全員、表情豊かな大熱演。笑いを取っても、それで決して問題をチャカして軽んじてないところに、作家・演出家・役者の力量を感じました。

「広島に原爆を落とす日」
★☆北区AKT STAGE
北とぴあ つつじホール(東京都)
2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

関かおり『ヘヴェルルッド』
STスポット
STスポット(神奈川県)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/17 (火)公演終了
満足度★★★★
視覚的で心理的
上演時間70分。人間以外の生物を連想させる動きが今回も健在。心の底にしまわれていたものが、ふとよみがえるような感覚を得る。

渦中人魚~mermaid marble~
何色何番
人間座スタジオ(京都府)
2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
渦中人魚
面白かったとつまらなかったが同居している複雑な状態。女の子のたわいもないはなしをたまたま居合わせただけで聞かされると退屈じゃないですか。本作には確実にその退屈さがある。しかし観て終わるとあれは計算の上ではないかと。だからもう一度観て確かめたい。観たいということは、お勧めです。

毛皮のマリー
劇団☆A・P・B-Tokyo
ザムザ阿佐谷(東京都)
2012/07/12 (木) ~ 2012/07/17 (火)公演終了
満足度★★
残念ながら
上演時間2時間20分。終盤は目がしみるのと、寒いのと、時間が長いのとで、集中できなかった。開演前から始まる人形の動きは見事。

葬式クラス2012
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
44期ver.→28期ver.
変形同窓会もの系クロニクル?
いやはや、まるで同じ魚を最初はお造りで、次いで西京焼きで食べたように味わいが違う…。
聞けば44期の方が初演(未見)に近いそうで、基礎編と応用編的な関係、この順で観て正解か。
なお、28期・44期というのは劇中における卒業年次。なので両ver.の登場人物には16年の隔たりがあるというシカケ。
ちなみに実測上演時間は44期が75分、28期が80分。