靴の中の小石 公演情報 Toshizoプロデュース「靴の中の小石」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    緊張感
    撮影現場の変化の様子を面白く拝見しました。

    ネタバレBOX

    役でそうなっているのですが、足が壊死して靴の中の小石に気が付かなくなっていたかのようなベテラン俳優は、今回の撮影を通して恩人のこと、恩人の葬式にも行かなかったことを思い出し、この後悔が彼にとっての靴の中の小石だったのですが、監督が恩人の娘であることを知ってから、力の抜けたいい演技に変わりました。

    他の俳優やスタッフたちにも空気が伝わり、引き締まった撮影現場になりました。

    このことは即ち、嫌な感じのベテラン俳優と少々太り気味の女優さん、まとまらないチームワークなど、前半の散慢なお芝居が後半の引き締まったお芝居に変化したことを表していて、観客としてもどんどん引き込まれて行きました。

    劇中劇の演技は、正直それほどやり過ぎた演技だとは思いませんでしたが、ラスト近くのシーンを見るとやはり違っていて、微妙な変化や劇的な変化を楽しむことができました。

    戦争中の南方で船が沈没する回想シーンなど目に浮かぶようでした。ジーンと来ました。

    あえて言えば、プロデューサーがクールで無表情過ぎて、お芝居全体としてもキリッとし過ぎ、カッコつけ過ぎ感がありました。

    舞台挨拶は一人ずつ登場する必要は無いと思いました。時間が掛かり過ぎました。また、主宰の方が最後に去るのは理解できますが、感動を与えてくれた主役級の役者さんが最後に去ってほしいと思いました。

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    2012/07/15 09:45

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  • 雨模様さま
    ご観劇、そしてコメントありがとうございました。
    撮影シーンが、前半、中盤、後半と、数回登場しますが、
    その「変化」については、演出から細かい指示があり、
    自然でありながら、その差がはっきりわかるように、キャストそれぞれががんばりました。
    それが意図したとおりに、このように伝わっていたとは!
    本当にうれしいです!楽しんで頂けてよかった!
    戦時中のことを蜂谷が語るシーンでは、私たちにも本物のモニターの向こうに
    情景が見えるような思いでした。
    ラスト間際の撮影シーンでは、客席でも、固唾をのんでみまもって下さる様子が私たちに伝わり、
    私たちの方が助けらました。
    どうもありがとうございました。
    夕子役 森下知香

    2012/07/23 10:16

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