最新の観てきた!クチコミ一覧

126541-126560件 / 189862件中
THE TUNNEL

THE TUNNEL

ユニークポイント

座・高円寺1(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

これが答えだ
奇しくもオリンピックのサッカーで日韓の関係性が浮き彫りになった昨今
カラフルなスコップのフライヤーも印象的なこの公演は
異文化と歴史の対立を超えた未来の可能性を考えさせる。
トンネル反対派に対する説得力に欠けるのが残念だが、
この作品の制作意図、制作体制こそがその答えではないか。

ネタバレBOX

舞台にはトンネル工事現場と思しき小高い山が2つ。
2つのあいだには通路が架っており、1つはなぜかてっぺんから滑り台で降りられる。
冒頭、上手と下手に役者が別れて並び、そこから順番に小高い山に駆け登って
話したり踊ったり肩を組んだりして滑り台から下りて来ては、それを繰り返す。
それがあんまり嬉しそうで楽しげなので
障害が多いに決まってるこの話が、明るい結末を用意しているのだと判る。
役者陣の豊かな表情と身体表現から、どうやってここに至ったのか知りたくなる。

福岡―釜山130キロをトンネルで結ぶという国家プロジェクトが始動し
賛成反対、賛否両論渦巻く中で、様々な立場の人々を描く物語。

トンネル工事現場の作業員が面白い。
日本側の作業員と班長(栗原茂)の、仕事や家族に対する考え方が変化していく様がリアル。
韓国側の作業員を演じる韓国の役者さん二人が、とても達者な方たちだった。
韓国語にはバックに字幕が映し出されるが、なくても想像できるほど豊かな表現力。

公園の女(石本径代)、おおらかで野性的なキャラクターがとても良かった。
達観した眼差しで、リヤカーで旅をする一家や学校へ行かない少年を見守る。
ギターをかき鳴らしながら唄う姿が強く印象に残る。

高校の演劇部はまるで社会の縮図のようだ。
トンネル開通式典での出し物を依頼された高校演劇部は喜びに沸き立っている。
父親がトンネル工事の仕事をしている生徒もいる。
ところがトンネル反対運動のメンバーの話を聞いて
自分たちの活動に疑問を持ち始めた一人の生徒が、式典参加を取りやめようと言い出す。
演劇部が分断される事態に、顧問の先生は無理に説得をせず
みんなの総意なら取りやめても構わないと話す。

結局、式典当日の反対運動メンバーによる妨害にもかかわらず
最後はみんなで歌ってハッピーエンドになるのだが
この持って行き方に説得力がないのが残念。
妨害されて思わず壇上に上がり、自分の心情を訴える高校生の言葉に
「それでも自分はトンネルの向こうにある未来を見たいのだ」という説得力がない。
未来を担う者が、たとえ拙い言葉でもその先にある未来を切り拓く決意を語らずして
一体他の誰がここで演説するべきだろうか。
一番の見せ場で「私の高校生活」を語っても、
反対派の心を変化させる理由にはなりにくいと思う。
ここが弱いので、ハッピーエンドになだれ込むのが安易に見えてしまう。

「それがみんなの意見なら、式典参加を取りやめてもよい」と理解を示す
顧問の先生(渋谷はるか)はとても良い先生ぶりではまっている。
ただこれも、反対運動に傾く生徒に語りかける言葉に力がない。
真摯に教師に向かって疑問をぶつける生徒の方がよほど力強い。

「自国の文化が損なわれる」と危惧する反対派に
両国の市民レベルの交流とか、互いを理解するための具体的な行動など
抽象的な不安を払拭し、それを凌駕するだけの流れが示されないので
せっかくの大団円が虚ろなものに見えてしまってとても残念だった。

白い衣装で人々を見守る明花さんが奏でる韓国の楽器は
個性とメリハリのある音で良かったと思う。

個人的にはトンネルの完成後、淡々と次の現場へ行くという班長と
それを支える妻(齋藤緑)、姉と弟の一家が現実的で温かく
自国の文化とはこういう市民が家庭において守っていくのだなあと感じた。

演劇人がこういうテーマに取り組む姿勢、制作体制は素晴らしいと思う。
こういう動きこそが今後の両国を変えていくのだと
私はトンネル反対派に訴えかけたい気がするが、
山田さん、どうだろうか?
ウイルス

ウイルス

大駱駝艦

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

「悲しみ」や「苦しみ」から逃れることができない「人」、実はそれを操っているのではないかという「ウイルス」、そしてそれらの先にある「絶対的な存在」を見つめていく
創立40周年!
見始めて15年ぐらいなのだが(天賦典式のほうを中心に)、いつ観ても大駱駝艦は面白い!

ネタバレBOX

大駱駝艦の醍醐味は、混沌と猥雑さにあるのではないかと思う。
毎回あるテーマを掘り下げたり、イメージを膨らませたりしながら、テーマの内と外を「舞踏」で塗り固めていくという印象だ。

今回のテーマは「ウイルス」。

震災以降の日本の状況から、人とは? 人の営みとは? そして運命とは? という問い掛けが、麿さんの中で生まれたのではないか。
「人」をミクロに見ていく中で、「ウイルス」というキーワードが浮かび上がり、30億年生き抜いてきた「ウイルス」にはウイルスの「戦略」があり、「人」は、「ウイルス」によって生かされているのではという命題にたどり着き、この作品の端緒となったのだろう。

さらにその考えを進めていくと、そもそも「ウイルス」に「思考はあるのか?」「感情はあるのか?」に突き当たり、さらにウイルスの行動から、「運命」とか「偶然」というキーワードが見え、「神」とか「仏」とかという「絶対的な存在」をも視野に入ってきたのだろう。

例えば、麿さんがフライヤー等で「全宇宙生命の創造と破壊を設計したあなたのゆったりとした微笑に私は哄笑で答えよう ヒトは大悲のウイルスとなったのだから」と述べている中の「大悲」という仏教用語からもそれがうかがえる。

「悲しみ」や「苦しみ」から逃れることができない「人」と、実はそれを操っているのではないかという「ウイルス」と、その先にある「絶対的な存在」を見つめていく。

そういう、ミクロからマクロへの、壮大なパースペクティブを描いた作品ではなかったのか。

その基本テーマに「ウイルス」が置かれた。

DNAやRNAなどといった、大昔に生物の授業で習ったような語句がシーンタイトルに並ぶ。中でもキツネのP2(FOX-P2)なんていうものは、キツネという訳が面白く、舞踏手によって再現されていたが、彼女が触ると「言葉」を発することから、言語に関する遺伝子だということがわかる(一応、後でネットで確認した・笑)、ユーモアたっぷりのシーンになっていた。

また、「門」や「羅」は、その語句の通り、生物の分類用語であり(これもうろ覚えだっので、後でネットで確認)、ウイルスたちの反乱だったり、活動だったりが活き活きと描かれていた。
活き活きしていたのは、このシーンを主に担当した女性の舞踏手たちだった。
今回の特徴として、抑制された動きに感情を込めているように感じていたいつもの印象とは違い、女性の舞踏手たちの強いパワーを感じたことがある。
特にメインに感じた高桑晶子さんともうひと方(鉾久奈緒美さん?)の弾けるような勢いとパワーの放出、そして躍動感、つまり生を感じた。
また、1人赤い花を付けたFOX-P2設定の女性(我妻恵美子さん?)の愛らしさは、他の女性たちが踊る姿とは別の姿を見せてくれた。

蜘蛛の巣のように張り巡らされたヒモ、ワニなどの小道具のあっさり感も含め、猥雑さ、混沌は、少し影をひそめていたようだ。例えば、麿さんの(赤い)ハイヒールは登場しなかったなど、いろんなモノをそぎ落とした印象だ。

それは、オープニングの麿さんの姿からもわかる。立っているだけなのに、パワーがある。前に出てきて肉体で誇示するのではない。これだけで「凄いな!」と思った。
そして麿さんのソロも実にシンプルであったと思う。細かいことはしないで、存在しているだけ、に近い感覚かもしれない。
その姿は、公演の内容というよりも、麿さんが立っているのは、大駱駝艦であり、大駱駝艦のそのもの姿を観たような気もした。
今回は、全体的に見ても、舞踏手たちのバランスが非常によく、そのはまり具合は気持ち良かったのだ。

今回初めて登場した、ジェフ・ミルズの音楽は、いつもの大駱駝艦と同じ印象に感じるほどマッチして、これも気持ちが良かった。もともと親和性がよかったから選ばれたということかもしれないのだが。

そして、カーテンコールは、いつも通りのカッコ良さ。鳥肌立つ。

なんとなく少し変わったかも、という印象だった今回の公演。
ここから新たな変化が訪れるのかもしれない。目が離せないぞ。
キル

キル

オフィス・サエ

スタジオVARIO(東京都)

2012/08/08 (水) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

「キル」追加
 更にタイトルになった「キル」の宣言のような独白。この言葉に、真正面から応えられる日本人が、どれだけいるだろうか。この点でも観客に大きな問題を提起した作品である。

キル

キル

オフィス・サエ

スタジオVARIO(東京都)

2012/08/08 (水) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

進化と深化
 キルを見てきた。オフィス・サエの劇は、見る度に進化と深化の跡が見て取れる。今回も前回の公演より原作者の言葉をより深く捉えて、叙事的表現になっていたし、そのことが、新演出の原爆投下場面の演出、投下直後の演出に端的に表れていた。

ネタバレBOX

 より具体的には、投下直後のかなり長い暗転の最中に用いられる不協和音と原爆に焼かれる人々の苦悶を影絵という手法で演技した点である。このシーンに自分は思わず背筋がぞくりとした。と同時に丸木夫妻が描いた原爆の図がありありと目に浮かぶ心地がした。原作のテクストをより深く読み込み、その成果をこのような形で結実させた演出と俳優たちの生き方を賭けた舞台に拍手を送りたい。
進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

演劇的進化
ここ数年見たクロムの中で一番突き抜けていたように感じました。
演出の飛ばし方がすごくて、物語を追っていても、否応なく感覚でとらえないといけない瞬間がやってくる。
その瞬間は混乱するのですが、それは「分からなくなった」という不快なものではなくて、想像力をかきたてられる心地良いものでした。
ラストの演出にはもう脱帽。混沌の果てに希望を感じました。

不思議の国の内蔵助

不思議の国の内蔵助

LOVE&FAT FACTORY

シアターブラッツ(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

いろんな意見があって当然!!
好き嫌いの激しい作品ほど評価に値するかと(笑)。 太。ちょい 今回で3回目の観劇になるのかな?、こちらが慣れてきたのか、劇団側が上手くなったのか面白くなっていた。あの劇場をうまく使いこなしていたと感じます。
まさに観客が一番の役者!みたいな、、、。最前列カメラ席!ってのも私は良いと思うけど、演劇ってのは…っていう方々もいて当然ですよね。シャッター音さえ作品の一つとみえましたから私はok!でしたよ。時うさぎ役の馬渡さんの存在感は抜群でした。今後も貫いて公演を続けて行って欲しいです。次回はアンダーは黒で白シャツ来て観に行きたいです。きっと中毒性のある舞台なのかもしれません。

ともだちのそうしき

ともだちのそうしき

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

中谷×百花バージョン観劇
今回も中谷×百花バージョンを観劇。
全体通しては前回を越えていた。ただ、前回と同じ相手で少し気負いすぎたのか、油断があったのか、前半ちょっと世界観が降りてこなかったとも感じた部分はあった。

保母、処女

保母、処女

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

B→A、そして空けてNと観劇
チームB→チームAで観劇し、チームNがあるとの事で空けて観劇。
チームにより印象がホント違ってた。特にチームN一番コメディタッチになっており、一番大笑いした。いやー面白かった。

ネタバレBOX

浅利ねこおよび前園あかりが演じるキャラ、前半は浅利ねこが合ってて、後半は前園あかり合ってるなとは感じた(まあ、役者の見た目もあるのだが)。
Nouvell Vague

Nouvell Vague

TUFF STUFF

シアターサンモール(東京都)

2012/08/08 (水) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

歴史の転換期
海賊や島原の乱、転生(?)、再会(?)とスケールの大きいストーリー。歴史に翻弄され、自分の居所をどんどん奪われながらも健気に生きるポジティヴさに感動。

くじけまみれ

くじけまみれ

月影番外地

ザ・スズナリ(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

ファンタジーというよりは、夢落ち
40過ぎの女性、働いていて、淋しい感じ。このスタートラインからどう展開していくのか。結論としては、あまり盛り上がりもせず、感心もせず。一定の質はあったけれど、後に何か残ったかと問われると苦しい感じ。

ネタバレBOX

結局のところ、主人公たる麻子は、その積み重ねてきた(くだらない)人生を否定しない。「騙されるのはなれているから」と、一度は断った救い(?)の手を、今度はあっさりと受け取る。あげくのはてに、「愛の旋律にのせて~」とかなんとか(←正確に覚えてない)嘯いてみたりする。でも50%も信じてないのではないかな。

赤羽が燃えている様も、青年の海賊放送も、どちらも麻子の妄想であるかのようで、いずれ夢落ち的に霧散してしまう負の香りがする。リアリティが感じられるのは社長のねちっこさだけである。愛の逃避行的な結末を迎えたわけではないだろう。愛も夢もなければ、それはファンタジーではない。

これはひょっとすると、脚本はファンタジーを想定したが、演出がそれを否定したのかもしれない。女性の心の闇は女性にしか描けない。男性の蛮勇が男性にしか描けないように。もやもやする感じは、この辺にあるような気がする。


結果として、後半になるにつれて「?」感が増していくお芝居であった。女性のスタートラインを描くまでのところと、青年が海賊放送をしているシーン(転換点!)まではわくわくしていた。あそこであっさり二人が出会ってしまうという展開は、その後の流れを淀ませてしまったのではないかなーと思う。
リ・メンバー

リ・メンバー

ジェットラグ

シアターサンモール(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/17 (火)公演終了

満足度★★★

もうひと展開
前半、ある夫婦間を巡る話から、後半、それに関係してた人物が実は詐欺師集団であり、その内部的な話の展開は悪くなく、役者陣の演技もよかったです。ただ、なんかもうひと展開欲しかったかな。

夏の終わりを告げた手紙 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

夏の終わりを告げた手紙 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

(’o’)
よかった。
「口紅を初めてさした夏」を先に観てないともったいないかな。

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/08/05 (日) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

最後はよかった
15MMで見たときはかなりつまらなかったので心配していましたが、最後はよかったです。

遺骨

遺骨

劇団銅鑼

銅鑼アトリエ(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

やはり重鎮
鈴木瑞穂さんと他の方々の差が非常に大きい印象です。

ネタバレBOX

戦争中の731部隊の陰を引きずりながら医学界の頂点を目指す老医師の話。

浅見光彦シリーズは結論が先にあるのではなく、浅見光彦の出会いに任せて話が進んでいくので、登場人物がやたら多く、頭を整理するのが大変です。

2時間に良くまとめ切りました。
東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

是非また再演を。
再再演のこの作品、個人的には今回が一番好き。重厚さ、濃密さはそのままに笑いの軽快さや役個人の想いなどが更に加えられて東京裁判という難しい題材の中、感情移入しやすい解りやすさがあった。

これが小劇場の芝居としてひとくくりにまとめられてしまうのはもったいない傑作。DVDを出して欲しいと思っていたが、これはやはり劇場で生で観てこそ!
是非劇団の代表作として毎年公演していただきたい。
が、しかしこれを更に越える作品で「またパラドックス定数にやられた!!」と是非とも言わせて欲しい!
これからも期待してます!

ネタバレBOX

今公演は二回観させてもらったが、二回目のほうが引き込まれた。
ストーリーや台詞などわかっているのになお、深く引き込まれるというのはどう云う訳だろう。複数回観劇に堪えうる程の深いストーリーと演出、役づくりだからとしか思えない。
観劇で二回目のほうがおもしろかったのは少なくとも私は初体験。
見終わった後、集中し過ぎ、まるで目の前で裁判が行われたかの様に世界に入り込みすぎた為、手が震えて携帯の電源を入れるのに苦労した。

二回目の楽しみとして、一回目にはわからなかった視点で楽しめた。

末永が水を飲まなかった時の柳瀬の表情、そして末永が自ら水を注いで飲んだときの視線。頑なに発言を拒否している柳瀬の理由を理解したうえで考える戦争の「責任」と「罪」。
「死んでたまるかという顔」
柳瀬が当時の状況を話している時の他四人の表情…!

どの役もとても素晴らしかったのだが星之宮(通訳)の役としてのキャラクターの良さといったら!
彼のお蔭で途中観客にも解りやすくこの裁判を説明してもらえる。さしたる体験もないと後半告白する彼が、私達に近い気がして親近感を持つのだろうか。皮肉屋でプライドが高く、故に素直なところが見えると可愛らしくもある。唯一名前で呼ぶ?鵜沢に誉められた後のコミカルな鼻高々の解り易さもいい。
重いテーマの中、初演からお気に入りの役だった為、今回更に魅力的に描かれていたのがとても嬉しかった。
夕暮れ社 登場

夕暮れ社 登場

夕暮れ社 弱男ユニット

元・立誠小学校(京都府)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

バカバカしい~!!!(褒め言葉)
いゃ~全編あまりのバカバカしさが突き抜けていて笑ってしまった(^ ^)

も~~初っ端の作品『島物語』で心奪われましたね~f^_^;)

変な島に辿り着いたカップルが現地人の妙な習慣に戸惑いながら馴染んでいく話
理屈なく独特な世界観に笑わせられました♪
大きな笑いに包まれてました(^ ^)
他の作品も全て違う表現なのですが
この劇団のテイストを生かしたお芝居で愉しませて頂きました♪

計8作品の中でも好きなのは『サプライズ』と『時間を返せ』
『サプライズ』はカップルのじゃれ合いがエアなピストルから
どんどん武器がエスカレートしてくる…♪
そしてラストのタイミング(^ ^)

そして『時間を返せ』はパチンコのパロディ~は
私もパチンコをするので納得の笑い♪
その手があったか‼
どうせなら分かりやすい魚群リーチのパロディも見たかった(^ ^)

お芝居の中でも私はお客さんを笑わせるコメディが
一番難しいのではないかと思っています♪
笑いを誘う間や言葉のチョイスなど演劇ファンはハードルが高く
クスクス笑わせる事はあっても大爆笑はなかなか難しい…


私もコメディでこれだけ笑ったのも久しぶりの様が気がします(^ ^)
観る方もバカになって観る事が大事かも知れません♪

皆さん若い役者さんばかりで粗削りですが
突き抜けた熱い演技で笑いを誘います♪
演じている役者さんも個性的な人が多いですね(^ ^)
近々ある子供鉅人やヨーロッパ企画などの公演にも
客演されるのも愉しみです‼

これだけ笑いを誘える劇団って大阪にもなかなか居ません!
今回が初見でしたが次回公演も大阪から京都へ足を運び観たくなる劇団♪

八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/08/04 (土) ~ 2012/08/23 (木)公演終了

満足度★★★★

めまぐるしく変身
夜の部、伊達の十役。
海老蔵さんが1人で十役を演じる、あっという間に違った役に早代わり。ぼーと見ているといつ変わったのか分からなくらいの早業。

立ち役も女形も見事に演じていた。この話しは先代萩でも見ているのであらすじは大体分かっていたので、すんなりと入ることが出来た。4時間半にもわたる長丁場、海老蔵さんお疲れ様でした。

席が上手の一番はじだったので首が常時左にねじっていたので、それだけが参った

第13回世界バレエフェスティバル Bプロ

第13回世界バレエフェスティバル Bプロ

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

さすが。でも物足りない。
世界バレエフェスとしてはAプロ同様物足りなさを感じた。古典の大技に太刀打ちできる現代の表現系パフォーマンスが少なかったことが一因と思う。コンビもあまり変えない方がよい。ロホ/マックレー「ライモンダ」:回転系で会場を盛り上げる。コジョカル/コボー「ロミジュリ」:やはりマクミラン版はよい。ルテステュ/ビュリョン「椿姫」:もっと心を動かしてほしい。ピアノがいまいち。オブラスツォーワ/ガニオ「ラ・シル」:東バを出演させるための演目。ブシェ/ボァディン「アダージェット」:ノイマイヤー版は初見。作品もダンスもなかなかよい。セミオノワ/ゼレンスキー「シェエラザード」:ポリーナの衣装が海賊のアリに見えて、最後までアリと金の奴隷のPdDに見えてしまった。ゼレは美しい踊り。往年のマハ/ルジと比較してはいけない。オシポワ/ワシーリエフ「海賊」:大技の連発で大いに盛り上がる。ヴィシニョーワ/マラーホフ「ル・パルク」:とてもよい。これぞ表現。アイシュヴァルト/ルグリ「オネーギン」:もっとよい。素晴らしい表現。サレンコ/シムキン「ドン・キ」:期待通りに盛り上がる。

フットルース

フットルース

宝塚歌劇団

博多座(福岡県)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/25 (土)公演終了

満足度★★★

観客参加型ということで。
観客参加型、ペンライトを購入すると楽しめます。

映画で使用された曲が懐かしく、
ストーリーを忘れていましたが徐々に思い出し
楽しめました。
フィナーレBの「HERO」verよかったです。

ネタバレBOX

また、終盤ではキャストのみなさんが1階通路に降りてきてダンスです。
何年か前の公演でもこういうサービスありましたが盛り上がります。
チャック役の歌が聴き取りにくいのが難点、ダンスに気合いを入れすぎてでしょうか。
タニンノカオ~人命救助法2012

タニンノカオ~人命救助法2012

シンクロナイズ・プロデュース

東京アポロシアター(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

不条理劇
どっちも面白かったが、原作ともに好みはタニンノカオ。演出も絶妙でかつ役者の演技力にも大絶賛でした。

このページのQRコードです。

拡大